JPS605858Y2 - 化粧用樹脂ペンシル - Google Patents
化粧用樹脂ペンシルInfo
- Publication number
- JPS605858Y2 JPS605858Y2 JP12058882U JP12058882U JPS605858Y2 JP S605858 Y2 JPS605858 Y2 JP S605858Y2 JP 12058882 U JP12058882 U JP 12058882U JP 12058882 U JP12058882 U JP 12058882U JP S605858 Y2 JPS605858 Y2 JP S605858Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pencil
- cosmetic
- polyethylene
- resin
- crystalline cellulose
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はアイブロー、アイシャドー、口紅等に用いられ
る化粧用ペンシルの改良に関するもろである。
る化粧用ペンシルの改良に関するもろである。
従来の化粧用ペンシルとしては木製のものが一般的であ
る。
る。
この木製のペンシルは断面半円形状の細長い2枚の木片
の中央に芯材を保持して接着形成するものであるため、
製造工程として数工程の作業を必要とする。
の中央に芯材を保持して接着形成するものであるため、
製造工程として数工程の作業を必要とする。
また、最近の木材の高騰により安価な材料の入手が困難
となりこの種のペンシルの価格を上昇させざるを得なく
なってきている。
となりこの種のペンシルの価格を上昇させざるを得なく
なってきている。
更にまた、コストアップをおさえるために比較的安価で
低質な材料を原材料として使用すると、この種の木材は
比較的堅く均質でないため、ペンシルの芯を出すために
削りにくいという問題が生じていた。
低質な材料を原材料として使用すると、この種の木材は
比較的堅く均質でないため、ペンシルの芯を出すために
削りにくいという問題が生じていた。
筆記用ペンシルにおいては既に木製のものに代って樹脂
製のものが提供されているが、筆記用の樹脂ペンシルで
は芯材が硬質なものであるため、外側の樹脂も堅くする
必要があり、従って筆記用樹脂ペンシルは堅く削りにく
いと言った欠点があり、また筆記用ペンシルと化粧用ペ
ンシルとは内部の芯材を全く異にするものであるから、
筆記用樹脂ペンシルの素材を化粧用に直ちに適用するこ
とは行なわれていない。
製のものが提供されているが、筆記用の樹脂ペンシルで
は芯材が硬質なものであるため、外側の樹脂も堅くする
必要があり、従って筆記用樹脂ペンシルは堅く削りにく
いと言った欠点があり、また筆記用ペンシルと化粧用ペ
ンシルとは内部の芯材を全く異にするものであるから、
筆記用樹脂ペンシルの素材を化粧用に直ちに適用するこ
とは行なわれていない。
本願考案は上記の問題点に着目してなされたもので、こ
の目的は切削が極めて容易にして内部の比較的軟質化粧
用芯材に適応した硬度を有し、製造簡単にして低コスト
の化粧用樹脂ペンシルを提供するにある。
の目的は切削が極めて容易にして内部の比較的軟質化粧
用芯材に適応した硬度を有し、製造簡単にして低コスト
の化粧用樹脂ペンシルを提供するにある。
本考案の化粧用樹脂ペンシルはポリエチレンと結晶セル
ロースとの混合物を溶融した後、図示するように細長い
中空体1として押出成形あるいは射出成形し、この中空
体内に化粧用芯材2を圧入充填固化してなるのである。
ロースとの混合物を溶融した後、図示するように細長い
中空体1として押出成形あるいは射出成形し、この中空
体内に化粧用芯材2を圧入充填固化してなるのである。
このポリエチレンは比較的安価に入手できるため本考案
の樹脂ペンシルの基材として採用したが、単独では比較
的堅くて削りにくく、また例えば鉛筆削りで削った場合
に切削カスがボロボロになってしまう。
の樹脂ペンシルの基材として採用したが、単独では比較
的堅くて削りにくく、また例えば鉛筆削りで削った場合
に切削カスがボロボロになってしまう。
そこで、本考案者はポリエチレンに種々の添加物を混合
して実験したところ、所定量の結晶セルロースの微粉末
を混合することによって所望の切削性を得るとともに樹
脂ペンシルとして適切な寸法安定性及び成形性を得たの
である。
して実験したところ、所定量の結晶セルロースの微粉末
を混合することによって所望の切削性を得るとともに樹
脂ペンシルとして適切な寸法安定性及び成形性を得たの
である。
ここで、結晶セルロースとは、結晶領域と非結晶領域か
らなる一般のセルロースから非結晶領域を除去したもの
である。
らなる一般のセルロースから非結晶領域を除去したもの
である。
そして、除去した後精製、乾燥することにより微粉末状
にするのである。
にするのである。
切削性が向上するため、この成形品を鉛筆削りで削った
場合には切削カスは連続したものとなり、ボロボロとな
って落下して附近を汚すことがなくなる。
場合には切削カスは連続したものとなり、ボロボロとな
って落下して附近を汚すことがなくなる。
尚、上記の成分以外に通常はペンシルに色彩を付与する
ために、所望の顔料或いはパール材を添加することが行
なわれる。
ために、所望の顔料或いはパール材を添加することが行
なわれる。
上記2戊分からなる化粧用樹脂ペンシルにおいて、好ま
しくはポリエチレンを65〜95重量%、結晶セルロー
ス微粉末を5〜35重量%の割合で混合することである
。
しくはポリエチレンを65〜95重量%、結晶セルロー
ス微粉末を5〜35重量%の割合で混合することである
。
ポリエチレンの量が上記範囲よりも少なくなると堅くな
って削りにくくなるし、逆にポリエチレンの量が上記範
囲よりも多くなると所望の堅さを得ることが困難になる
。
って削りにくくなるし、逆にポリエチレンの量が上記範
囲よりも多くなると所望の堅さを得ることが困難になる
。
また、結晶セルロース微粉末が上記範囲内にあるときに
は、切削性、寸法安定性及び成形性が良好であるが、上
記範囲から外れると特に削りカスが小細片となって落下
し連続しないものとなってしまう。
は、切削性、寸法安定性及び成形性が良好であるが、上
記範囲から外れると特に削りカスが小細片となって落下
し連続しないものとなってしまう。
以上のように、本願考案に係る化粧用樹脂ペンシルは従
来の木製のものに代ってポリエチレンと結晶セルロース
微粉末との混合物を細長い中空体に形成し、この中空体
に内化粧用芯材を圧入充填固化してなるものであるから
、従来の木製のものに比較して極めて成型容易で品質が
安定しコストダウンを計ることができ、しかも芯出しの
ための切削が容易なものとなる。
来の木製のものに代ってポリエチレンと結晶セルロース
微粉末との混合物を細長い中空体に形成し、この中空体
に内化粧用芯材を圧入充填固化してなるものであるから
、従来の木製のものに比較して極めて成型容易で品質が
安定しコストダウンを計ることができ、しかも芯出しの
ための切削が容易なものとなる。
このためこの樹脂ペンシルを手動の小さな鉛筆削りで削
った場合に、その削りカスが連続したものと除去できる
ので、例えそれが鉛筆削りから落ちたとしても附近に飛
散することがなく簡単に排除できる等の優えた効果を奏
するものである。
った場合に、その削りカスが連続したものと除去できる
ので、例えそれが鉛筆削りから落ちたとしても附近に飛
散することがなく簡単に排除できる等の優えた効果を奏
するものである。
図は本考案にかかる化粧用ペンシルを示す斜視図である
。 1・・・・・・中空体、2・・・・・・化粧用芯材。
。 1・・・・・・中空体、2・・・・・・化粧用芯材。
Claims (2)
- (1) ポリエチレンと結晶セルロースの微粉末との
混合物を細長い中空体に形成腰該中空体に化粧用芯材を
圧入充填固化してなることを特徴とする化粧用樹脂ペン
シル。 - (2)前記混合物が前記ポリエチレンを65〜95重量
%、前記結晶セルロースの微粉末を5〜35重量%含有
してなることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(
1)項記載の化粧用樹脂ペンシル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12058882U JPS605858Y2 (ja) | 1982-08-10 | 1982-08-10 | 化粧用樹脂ペンシル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12058882U JPS605858Y2 (ja) | 1982-08-10 | 1982-08-10 | 化粧用樹脂ペンシル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5927014U JPS5927014U (ja) | 1984-02-20 |
JPS605858Y2 true JPS605858Y2 (ja) | 1985-02-23 |
Family
ID=30276319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12058882U Expired JPS605858Y2 (ja) | 1982-08-10 | 1982-08-10 | 化粧用樹脂ペンシル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS605858Y2 (ja) |
-
1982
- 1982-08-10 JP JP12058882U patent/JPS605858Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5927014U (ja) | 1984-02-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1103618A (en) | Cosmetic pencils | |
JPS605858Y2 (ja) | 化粧用樹脂ペンシル | |
ATE421985T1 (de) | Verfahren zur herstellung von thermoplastischen formmassen auf basis von polyphenylenether sowie daraus hergestellte gegenstände | |
US6478494B1 (en) | Method for producing a rod-shaped composite part and rod-shaped composite part | |
JPS6025944Y2 (ja) | 化粧用ペンシル | |
JPH0238667Y2 (ja) | ||
TW559599B (en) | Method for assembling molded article with stereoscopic differently colored embossment | |
JPH1129439A (ja) | 多色配合のペンシル形またはシャープペンシル形化粧料およびその製造方法 | |
CN207821199U (zh) | 一种有长效香味的仿真花 | |
US20050129450A1 (en) | Process for obtaining a cosmetic pencil | |
JPH0534594Y2 (ja) | ||
JPS58204069A (ja) | クレヨン | |
CN209359899U (zh) | 一种生产刷毛式刷头用的墩杯 | |
CN2345256Y (zh) | 机制陀螺玩具 | |
JPH0346672Y2 (ja) | ||
JP2002137957A (ja) | 木質粘土の製造方法及びその木質粘土を用いた成形鉛筆 | |
CN2333555Y (zh) | 一种多用途组合墨盒 | |
KR19990008508A (ko) | 크레파스의 제조방법 | |
JPS5916010Y2 (ja) | 二重鉛筆型化粧品 | |
JPS6058201B2 (ja) | 蚊取線香 | |
CN206812353U (zh) | 一种可避免胶框外侧形成毛刺的成型模具 | |
JPS6140557Y2 (ja) | ||
JP3109219U (ja) | セラミックス鉛筆 | |
JPS6334944Y2 (ja) | ||
CN105270024A (zh) | 一种秸秆材料铅笔 |