JPS6058278B2 - 重質油のガス状接触分解生成物の移送装置 - Google Patents

重質油のガス状接触分解生成物の移送装置

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JPS6058278B2
JPS6058278B2 JP6912583A JP6912583A JPS6058278B2 JP S6058278 B2 JPS6058278 B2 JP S6058278B2 JP 6912583 A JP6912583 A JP 6912583A JP 6912583 A JP6912583 A JP 6912583A JP S6058278 B2 JPS6058278 B2 JP S6058278B2
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JP
Japan
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catalytic cracking
pipe
heavy oil
transfer pipe
cracking products
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JP6912583A
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JPS58198588A (ja
Inventor
恭一 八坂
規博 木内
誠一 内田
泰 石橋
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Hitachi Ltd
Eneos Corp
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Hitachi Ltd
Nippon Mining Co Ltd
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  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は重質油のガス状接触分解生成物をコーキン
グさせることなく移送する装置の構造に関する。
コールタール、ジュールオイル、ピッチ、重油、アス
ファルト等のような重質油を接触分解して得られるガス
状分解生成物は、反応活性成分や高沸点物質を含み極め
てコーキングしやすい。
特に分解反応器出口部または分解反応器内サイクロン出
口部から次工程入口部に至る移送管の内壁面におてコー
キングしやすく、その結果生成するコーク状物質が堆積
して移送管を閉塞した状態になるときは分解反応装置の
運転を停止しなければならない。従来は分解反応温度よ
り大幅に温度が低 下しないように移送管を保温したり
、あるいは軽油等により移送管に液膜を形成して管壁に
おけるコーキングを抑制する手段等がとられていた。し
カルながらこれらの従来の手段では、ガス状分解生成物
中の高沸点物質が移送管壁に凝縮付着することを防止で
きない。上記高沸点物質は、反応活性成分およびその二
次的反応生成物あるいは未分解重質油であり、蒸気ある
いはミストの状態で存在し、変成してコーク状物質とな
るものである。 この発明は移送管壁の温度を540℃
ないし630℃に保つことを特徴とする重質油のガス状
接触分解生成物の移送装置の構造に関するものである。
移送管壁温度が540℃以下の場合にはガス状接触分解
生成物中の高沸点物質が急速に移送管壁に凝縮付着して
コーキングしていく。一方移送管壁温度が630℃以上
の場合には、ガス状接触分解生成物中の反応活性成分の
二次的反応が進んでコーキングしやすくなる。従つて移
送管壁の温度を540℃ないし630℃に保つ必要があ
る。上記のようなコー −キングは後述するようにガス
流速にも影響されるため、移送管壁の温度を560℃な
いし580℃に保つことが好ましい。移送管壁の加熱は
たとえば反応器上部に高温固体粒子を浮遊飛散させガス
状接触分解生成物と熱交換させ、顕然の高まつたガス状
分解生成物を移送管内に通すことによつて内側から行な
うことができる。また移送管を二重管型として高温熱媒
体と熱交換させたり電気ヒータを移送管にまきつけたり
して外側から加熱することもできる。移送管壁の温度を
上記のように制御するとともに、ガス状接触分解生成物
の流速を20n1/秒以上好ましくは45m/秒以上に
保つことはコーキングの防止に有効である。ガス流速が
20n1/秒より遅い場合には、管壁とガス流体との境
膜が厚くなり、移送管内に前記の高沸点物質が凝縮、付
着しやすくなる。またガス流速を速くしすぎると、移送
管のエロージヨンが大きくなるとともに、管での圧力損
失が高くなり、その結果反応器の圧力を高くする必要が
生ずるため装置コストの増大につながつていく。従つて
ガス流速の上限は120n1/秒以下が好ましい。ガス
流速の調整は定常状態において反応器から次工程へ流れ
るガス流量に応じて移送管の形状、主として断面積を調
節して行なう。すなわち移送管の断面積を小さくすれは
ガス流速は速くなり、断面積を大きくすればガス流速は
遅くなる。
移送管の端部においてガス流速を所望の速度にすべく端
部をテーパー管とするものである。特に移送管の下流端
はたとえば蒸溜塔のような次工程装置の入口部を兼ねて
いるため、移送管の下流部をテーパ管状に絞り、その絞
り角度を20ないし7テの範囲内とし、かつテーパ管下
流端断面積に対するテーパ管上流端断面積の比を1.3
ないし6.0とすることができ好ましい。次工程の入口
において渦巻流の発生に伴なうガス状接触分解生成物の
逆流ないし停滞を防ぐことができる。なおテーパ管の下
流端を蒸溜塔等の次工程装置の内部に突出させることは
ガス状接触分解生成物の逆流ないし停滞を防止し、かつ
コーキング防止に有効である。以下実施例および比較例
において示すようにこの発明の実施によれば重質油のガ
ス状接触分解生成物をコーキングさせることなく移送す
ることができ、従つて分解反応装置を長時間連続的に運
転することができる。実施例1〜8および比較例 クウエート原油減圧残油を酸化ニッケル鉱触媒により反
応温度500℃で流動接触分解して得られるガス状分解
生成物を反応器から蒸留塔へ移送するに際して移送管壁
の温度、移送管内のガス流速、移送管断面積、移送管下
流部の形状等の条件を変えた場合の分解反応装置の連続
運転可能日数を第1表に示す。
なお移送管については第1図に示すテーパなしの管であ
つてもガス流速、温度等の条件の選定組合せにより20
〜25E1の連続運転ができたが、この発明の実施にか
)る第2図に示すようなテーパ管の場合には30日以上
の連続運転をすることができた。
この発明を実施することにより連続運転30日以上とい
う効果を収めることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は移送管の下流部分を直管とした場合の下流部断
面についてのガス流れ状態を示す図面、第2図は移送管
の下流部分をテーパ管とした場合の下流部断面について
のガス流れを示す図面である。 1・・・・・・移送管、2・・・・・・移送管下流部、
3・・・・・・次工程装置(たとえば蒸留塔)、α・・
・・・・絞り角度。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 重質油の分解により生成されたガス状接触分解生成
    物を移送する管の管壁温度を540℃ないし630℃に
    保ちかつ管内流速を毎秒45m以上に保つ移送管におい
    て、前記ガス状接触分解生成物を受け入れする装置と該
    移送管の接続する移送管の下流部をテーパ管状に絞り、
    当該輸送管の下流端を前記ガス状接触分解生成物を受け
    入れする装置内に突出して設けたことを特徴とする重質
    油のガス状接触分解生成物の移送装置。
JP6912583A 1983-04-21 1983-04-21 重質油のガス状接触分解生成物の移送装置 Expired JPS6058278B2 (ja)

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JPS58198588A JPS58198588A (ja) 1983-11-18
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