JPS605821Y2

JPS605821Y2 - 喫煙パイプ

Info

Publication number: JPS605821Y2
Application number: JP10759082U
Authority: JP
Inventors: 昇小森
Original assignee: 有限会社栄伸製作所
Priority date: 1982-07-14
Filing date: 1982-07-14
Publication date: 1985-02-22
Also published as: JPS5911694U

Description

【考案の詳細な説明】本考案はタバコを挿入する先金部分が自由に回動できる
優美な構成の喫煙パイプに関するものである。

従来、喫煙パイプについては種々な創作が提案されてい
る。

しかし、パイプの形状としては、一端部にタバコの挿入
口と他端部の吸口とを必須の構成とするが、意匠的には
所定寸法の縦断面円形のものが大部分であり、その意匠
形状には大差のないものである。

また、近時健康面から、タバコのニコチン、タール等の
有害物を取り除くために活性炭等をパイプ内に設けたパ
イプが普及しているが、このパイプ形状も従来品と大差
のない意匠形状である。

一方、従来品の縦断面形状は、前記の通り円形であるか
ら、パイプを用いて喫煙中パイプを灰皿の切欠部に置い
た場合、置きかたが悪かったり、タバコが残り少なくな
って、そのバランスがとれなくなると、パイプ側の重量
が大となって、灰皿の外側に落下することがある。

また、切欠部が浅いものや切欠部がない灰皿にあっては
、パイプを使用することにより、タバコは適当な重さと
なり灰皿から転げ落ちることがある。

本考案は上記に鑑み創作されたもので、先金部分が回転
自在となる斬新な構成であると共に灰皿からの落下ある
いは転げ落ちを防止できる喫煙パイプを提供せんとする
ものである。

以下本考案の一実施例を図面を参照しながら説明すると
、第１図は本考案の斜視図、第２図はその横断面図、第
３図は他の実施例の一部切欠側面図、第４図は使用状態
を示す参考斜視図である。

図に於いて、４はパイプ本体で、吸口２と口金３とに大
別され、吸口２は例えば脅威樹脂材で構成されているが
、金属材でもよく、その材質は問わないものである。

この吸口２の先端側開口部にはフィルター４を内設する
収納部５を設け、この収納部５に続く通孔６が吸口２の
基端部まで設けてあり、先端部内壁にはねじ部７が構成
しである。

一方、口金３は中空部８の設けた金属材あるいは合成樹
脂材で構成されており、その先端部はノズル形状に絞っ
た開口部９を有し、基端部１０にはねじ部１１を設け、
これを前記吸口２のねじ部７に螺着することにより、吸
口２と口金３とを一体に構成できるようにしである。

１２はタバコ挿入口１３を設けた先金で、前記口金３に
回動自在に取付けてあり、金属材で構成することが理想
であるが、合成樹脂材で構成してもよい。

この先金１２の先端部の形状は任意であリ、第３図示の
ように傾斜面１４に構成することも可能である。

１５は先金１２の基端部に螺着１６等を介して取付けた
継手で、止め部１７と押え鍔１８とで強固に取付けであ
る。

また、先金１２には通孔１９と基端部に球子２０を設け
である。

しかして、継手１２は口金３の先端部に球子２０を嵌入
させたうえ、軸心部に夫々孔２１，２２を有するばね受
け２３と止めねじ２４に介装したばね２８により、球子
２０は常時開口部９側に押圧され、先金１２を動かすと
、球子２０が口金３の先端中空部８内に於いて、スムー
ズに回動でき、第１図示のように先金１２は傾動できる
ようにしである。

そして、継手１２の挿入口１３に通じている通孔１９は
、第２図示のように口金３と先金１２が直線状態を保っ
ている場合には、前記ばね受け２３の孔２１と一致する
が、先金１２を傾動させても、通孔１９を孔２１とは略
々一致しているためにタバコの煙は、口金３の中空部８
内に入り、止めねじ２４の孔２２を通り、フィルター４
を通って吸口２の通孔６に至るものである。

また、第３図示のパイプは、前記構成のものと実質的に
同一であるが、前記の通り、その先金１３の先端部は傾
斜面１４とし、また、ばね受け２３の胴部２５を長尺と
して、胴部２５の基端部が止めねじ２４と当接するよう
にして、ばね２５側にタバコの煙が直接入らないように
構威しである。

なお、フィルター４は必らずしも必要なものではない。

つぎに、第４図は本考案のパイプの一使用例を示すもの
で、先金１２を回動して口金３に対し傾斜状にして、吸
口２をテーブル面等に置き、先金１２を灰皿２６の切欠
部２７に配すると、吸口２が支えとなり、パイプがこの
切欠部２７から動くことがなくなる。

しかも、タバコが少なくなり吸殻が多くなり、バランス
が悪くなっても、吸口２が支えとなるから、切欠部２７
からパイプが落下することを防ぐことができる。

また、図示しないが、先金１２を傾斜状にして、パイプ
本体１を切欠部２７に置き、タバコの先端部を灰皿２６
に接するように配しても、そのバランスを保つことがで
き、パイプが灰皿２６から落下するのを防止できる。

以上のように本考案のパイプは、その先金が種々な角度
に回動させて、傾動でき、従来品にない優美なものとな
り、同様先金が回動できるために灰皿に置いても、パイ
プの自由移動を防ぐことができ、その落下を防止できる
利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図はその斜視図、第
２図はその横断面図、第３図は他の実施例を示す一部切
欠側面図、第４図は一使用状態を示す参考斜視図である
。１・・・・・・パイプ本体、２・・・・・・吸口、３・
・・・・・口金、１２・・・・・・先金、１３・・・・
・・タバコ挿入口、１５・・・・・・継手、１９・・・
・・・通孔、２０・・・・・・球子。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

吸口２と口金３とで構成されるパイプ本体１に於いて、
口金３の中空部８の先端に球子２０を回動自在に嵌入し
た継手１５を設け、この継手１５の先端部にタバコ挿入
口１３を有する先金１２を取付け、このタバコ挿入口１
３と継手１５の通孔１９とを連接してなる喫煙パイプ。