JPS6057906B2 - 静電粉体塗料又は静電粉体塗装ガンの評価装置 - Google Patents
静電粉体塗料又は静電粉体塗装ガンの評価装置Info
- Publication number
- JPS6057906B2 JPS6057906B2 JP15430179A JP15430179A JPS6057906B2 JP S6057906 B2 JPS6057906 B2 JP S6057906B2 JP 15430179 A JP15430179 A JP 15430179A JP 15430179 A JP15430179 A JP 15430179A JP S6057906 B2 JPS6057906 B2 JP S6057906B2
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- Japan
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- powder
- powder coating
- coating
- gun
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、静電粉体塗料(以下、粉体塗料と呼ぶ)又は
静電粉体塗装ガン(以下、粉体塗装ガンと呼ぶ)を評価
するための装置に関する。
静電粉体塗装ガン(以下、粉体塗装ガンと呼ぶ)を評価
するための装置に関する。
従来、粉体塗料あるいは粉体塗装ガンの評価は、これら
を実際の塗装状態で使用した場合の被塗物塗装面の状態
、塗着重量又は塗着効率および塗装パタン等により、行
われ、その良否を判断している。
を実際の塗装状態で使用した場合の被塗物塗装面の状態
、塗着重量又は塗着効率および塗装パタン等により、行
われ、その良否を判断している。
この評価法は、実際の使用状態での情報に基づいて評価
されるので、実用的である反面、評価に大量の粉体塗料
を必要とすること、装着自体が大きく被塗物と粉体塗装
ガンの幾何学的配置を簡単に且つ正確に調整できないこ
と、塗着重量の測定以外は定量的情報が得られにくいこ
と、などの欠点も有している。
されるので、実用的である反面、評価に大量の粉体塗料
を必要とすること、装着自体が大きく被塗物と粉体塗装
ガンの幾何学的配置を簡単に且つ正確に調整できないこ
と、塗着重量の測定以外は定量的情報が得られにくいこ
と、などの欠点も有している。
即ち、少量て多種の粉体塗料を迅速にしかも正確に評価
したいとき、あるいは多種の粉体塗装ガンの広範な塗装
条件下での評価を迅速、正確に行ないたい場合等には従
来の評価法は適していない。本発明は、粉体塗料あるい
は粉体塗装ガンの評価を実際の塗装装置を用いて行なう
場合の上記のような問題点を解決した評価装置に関する
ものであり、特に少量の粉体塗料の静電塗装状態での帯
・電特性及び塗着性を正確に測定できるようにした装置
を提供することを目的とする。
したいとき、あるいは多種の粉体塗装ガンの広範な塗装
条件下での評価を迅速、正確に行ないたい場合等には従
来の評価法は適していない。本発明は、粉体塗料あるい
は粉体塗装ガンの評価を実際の塗装装置を用いて行なう
場合の上記のような問題点を解決した評価装置に関する
ものであり、特に少量の粉体塗料の静電塗装状態での帯
・電特性及び塗着性を正確に測定できるようにした装置
を提供することを目的とする。
即ち、本評価装置は粉体塗料の供給装置と高電圧電源と
粉体塗装ガンよりなる荷電粉体の発生系と、発生した粉
体を捕集し、その帯電量を測定す)るためのプローブ系
とを具備し、前記粉体塗装ガンに高電圧が印加され粉体
輸送用の空気が吹き出してから一定時間後に前記粉体塗
料の供給装置が作動して一定量の粉体塗料を前記プロー
ブに供給せしめ、粉体塗装ガンのイオン発生特性又は粉
体グ塗料の塗着特性、荷電特性を測定できるようにした
ものである。
粉体塗装ガンよりなる荷電粉体の発生系と、発生した粉
体を捕集し、その帯電量を測定す)るためのプローブ系
とを具備し、前記粉体塗装ガンに高電圧が印加され粉体
輸送用の空気が吹き出してから一定時間後に前記粉体塗
料の供給装置が作動して一定量の粉体塗料を前記プロー
ブに供給せしめ、粉体塗装ガンのイオン発生特性又は粉
体グ塗料の塗着特性、荷電特性を測定できるようにした
ものである。
この発明の一実施例をフローチヤートによつて示すと第
1図のようになる。即ち、評価装置は、点線で囲んだ荷
電粉体の発生系Aと、プローブ系Bとより成つている。
1図のようになる。即ち、評価装置は、点線で囲んだ荷
電粉体の発生系Aと、プローブ系Bとより成つている。
荷電粉体発生系Aでは、測定開始用スタートボタン10
を押すとタイマー及びリレーから成る制御系11が働い
て電源12から電磁弁13及び電圧電源18に電力が供
給される。これにより電磁弁13が開放し除湿器14に
より除湿された圧縮空気が送風管15側から16側に供
給され塗装ガン17からプローブ系Bに向つて空気が吹
き出される。又、これと同時に粉体塗装ガンに高電圧を
供給するための高圧電源が働いて粉体塗装ガン先端のコ
ロナピン19よりコロナイオンが発生し、この発生イオ
ンもプローブ系Bに向つて流れる。一方、スタートボタ
ン10を押してから一定時間を経過した後に制御系11
から粉体フィーダー20に電力が供給され、粉体フィー
ダー20からは工セクタ−21向つて塗料粉が落下する
。
を押すとタイマー及びリレーから成る制御系11が働い
て電源12から電磁弁13及び電圧電源18に電力が供
給される。これにより電磁弁13が開放し除湿器14に
より除湿された圧縮空気が送風管15側から16側に供
給され塗装ガン17からプローブ系Bに向つて空気が吹
き出される。又、これと同時に粉体塗装ガンに高電圧を
供給するための高圧電源が働いて粉体塗装ガン先端のコ
ロナピン19よりコロナイオンが発生し、この発生イオ
ンもプローブ系Bに向つて流れる。一方、スタートボタ
ン10を押してから一定時間を経過した後に制御系11
から粉体フィーダー20に電力が供給され、粉体フィー
ダー20からは工セクタ−21向つて塗料粉が落下する
。
落下した塗料粉は、工セクタ−21に吹引され送気管1
6中で圧縮空気と混合され、塗装ガン17より噴出し、
コロナピン19付近のコロナイオンにより荷電されて、
プローブ系Bに向2て移動する。塗装ガン17に供給さ
れる高圧電源は、その極性および印加電圧を−70kV
〜+70k■の範囲で変えることができる。また、送気
管16に供給される圧縮空気の圧力は0.05〜2k9
1cイの範囲で変えることができる。プローブ系Bは、
アースから絶縁状態にして固定された導電性の被塗板2
2と、金網23、及びこれらと接地面との間に測定され
た電荷量測定器24及び25と、から成つている。
6中で圧縮空気と混合され、塗装ガン17より噴出し、
コロナピン19付近のコロナイオンにより荷電されて、
プローブ系Bに向2て移動する。塗装ガン17に供給さ
れる高圧電源は、その極性および印加電圧を−70kV
〜+70k■の範囲で変えることができる。また、送気
管16に供給される圧縮空気の圧力は0.05〜2k9
1cイの範囲で変えることができる。プローブ系Bは、
アースから絶縁状態にして固定された導電性の被塗板2
2と、金網23、及びこれらと接地面との間に測定され
た電荷量測定器24及び25と、から成つている。
被塗板22及び金網23は一定の間隔を保つように絶縁
性支持物(図示せす)に固定され、所望の場合には容易
に取りはずしができるようになつている。本発明にかか
る評価装置が、通常の、所謂静電.粉体装機と大きく異
なる点は、少量のサンプルで塗料粉の塗着特性あるいは
帯電特性や塗装ガンの評価を行えるようにしたことであ
り、そのため塗料粉フィーダーは5〜30グラムの粉体
サンプルを30グラム/分〜200グラム/分の間の所
望のフイーード速度て精度良く送り得るように作られて
いるところにある。塗装ガン17とプローブ22との距
離は、30〜100cmの範囲で変えることができる。
性支持物(図示せす)に固定され、所望の場合には容易
に取りはずしができるようになつている。本発明にかか
る評価装置が、通常の、所謂静電.粉体装機と大きく異
なる点は、少量のサンプルで塗料粉の塗着特性あるいは
帯電特性や塗装ガンの評価を行えるようにしたことであ
り、そのため塗料粉フィーダーは5〜30グラムの粉体
サンプルを30グラム/分〜200グラム/分の間の所
望のフイーード速度て精度良く送り得るように作られて
いるところにある。塗装ガン17とプローブ22との距
離は、30〜100cmの範囲で変えることができる。
ところで、塗料粉が、粉体塗装ガン先端のイオン雰囲気
により、どのように荷電されるかを調べるためには、ス
タートボタン10を押してから粉体のフィードが開始さ
れ、粉体塗装ガンから吹き出す前に、粉体塗装ガンとプ
ローブ系の間には定常的なイオン雰囲気が形成されてい
なくてはならない。
により、どのように荷電されるかを調べるためには、ス
タートボタン10を押してから粉体のフィードが開始さ
れ、粉体塗装ガンから吹き出す前に、粉体塗装ガンとプ
ローブ系の間には定常的なイオン雰囲気が形成されてい
なくてはならない。
一般に、塗装ガン17に電圧を印加してから定常的なイ
オン雰囲気が形成される迄には0.5〜数秒の時間が必
要なので、もし電圧印加と同時易に塗料粉の吹きつけも
行われたとすると、プローブ系に最初に到着する塗料粉
の帯電量は後から到達するものの帯電量とは異つたもの
となつてしまい、測定誤差を生ずる。スタートボタン1
0を押し、塗装ガンに電圧を印加してから、一定時間後
に粉体フィーダー20が働くようにした本発明の評価装
置に於いては、この問題が解決される。第2図は第1図
の装置に於いて金網23を取りはずした状態で、粉体塗
装ガン17より被塗板22に塗料粉を吹きつけた時の被
塗板に流れ込む電・荷量を電荷量測定器24で測定した
時の結果を示している。この図の横軸は、時間軸であり
、時間0でスタートボタン10を押すと粉体塗装ガン先
端のコロナピン19からコロナイオンが発生し始めるの
で、電荷量測定器24には測定曲線0Eに示すような電
荷が流れる。さて、点0から一定時間を経た時間aに於
いて粉体フィーダー20が作動して、粉体塗装ガン17
より粉体が吐出し始めると、?は曲線EFに示すように
増加する。そしてフィーダ20に入れられた塗料粉の全
量が吹きつけ終つた時点bで?はFGに示すような増加
を見せる。即ち、図の測定曲線に於いて、塗料粉の吹き
つけ時に被塗板に流れ込んだ電荷量は曲線EFに相当す
る部分Q2−Q1てあり、この値は、スタートボタン1
0を押してから粉体吐出が開始する迄に時間0aをとる
ことにより、精度良く測定できるわけである。
オン雰囲気が形成される迄には0.5〜数秒の時間が必
要なので、もし電圧印加と同時易に塗料粉の吹きつけも
行われたとすると、プローブ系に最初に到着する塗料粉
の帯電量は後から到達するものの帯電量とは異つたもの
となつてしまい、測定誤差を生ずる。スタートボタン1
0を押し、塗装ガンに電圧を印加してから、一定時間後
に粉体フィーダー20が働くようにした本発明の評価装
置に於いては、この問題が解決される。第2図は第1図
の装置に於いて金網23を取りはずした状態で、粉体塗
装ガン17より被塗板22に塗料粉を吹きつけた時の被
塗板に流れ込む電・荷量を電荷量測定器24で測定した
時の結果を示している。この図の横軸は、時間軸であり
、時間0でスタートボタン10を押すと粉体塗装ガン先
端のコロナピン19からコロナイオンが発生し始めるの
で、電荷量測定器24には測定曲線0Eに示すような電
荷が流れる。さて、点0から一定時間を経た時間aに於
いて粉体フィーダー20が作動して、粉体塗装ガン17
より粉体が吐出し始めると、?は曲線EFに示すように
増加する。そしてフィーダ20に入れられた塗料粉の全
量が吹きつけ終つた時点bで?はFGに示すような増加
を見せる。即ち、図の測定曲線に於いて、塗料粉の吹き
つけ時に被塗板に流れ込んだ電荷量は曲線EFに相当す
る部分Q2−Q1てあり、この値は、スタートボタン1
0を押してから粉体吐出が開始する迄に時間0aをとる
ことにより、精度良く測定できるわけである。
このようにして測定された流れ込み電荷量Q2−Q1は
被塗板22に塗着した塗料粉の物性及び粉体塗装ガンの
コロナ発生特性に関係するもので、これらの評価を行な
う上で重要なものである。又、本装置ではタイマーの指
定する時間ρCを経過したのち、高圧電源18は0FF
となり、電磁弁13は閉状態となる。
被塗板22に塗着した塗料粉の物性及び粉体塗装ガンの
コロナ発生特性に関係するもので、これらの評価を行な
う上で重要なものである。又、本装置ではタイマーの指
定する時間ρCを経過したのち、高圧電源18は0FF
となり、電磁弁13は閉状態となる。
それ故、この時点で被塗板22を取りはすして重量測定
することにより塗料粉体の塗着重量を求めることができ
、この重量をフィーダー中に秤り込んだ粉体重量で除す
ことにより塗着効率を求めることができる。この塗着効
率とQ2−Q1との関係も塗料粉あるいは塗装機の評価
に有用なものである。第3図はプローブ系Bに金網23
を置いた第1図の状態に於いて第2図と全く同じプログ
ラムて、被塗板22への流れ込み電荷L9cの変化をみ
た結果である。
することにより塗料粉体の塗着重量を求めることができ
、この重量をフィーダー中に秤り込んだ粉体重量で除す
ことにより塗着効率を求めることができる。この塗着効
率とQ2−Q1との関係も塗料粉あるいは塗装機の評価
に有用なものである。第3図はプローブ系Bに金網23
を置いた第1図の状態に於いて第2図と全く同じプログ
ラムて、被塗板22への流れ込み電荷L9cの変化をみ
た結果である。
この場合には、被塗板22の前面には金網が置いてある
ので、塗装ガン17より発生するコロナイオンの殆んど
は金網23は流れ込んでしまう。
ので、塗装ガン17より発生するコロナイオンの殆んど
は金網23は流れ込んでしまう。
それ故、スタートホタン10を押してから粉体吐出迄の
時間?に電荷?測定器(Qc)24に流れ込む電荷1は
金網で捕獲できなかつた漏れイオンの流れ込み量を示し
ている。一方時間aに於いて塗料粉を塗装ガン17から
プローブ系Bに吹きつけると、塗料粉の質量はイオンに
比較して非常に大きく、それ故運動量も大きい結果その
殆んどは金網23の目開きを通過して被塗板22に到達
する。この塗料粉はコロナイオン雰囲気を通過して来る
結果コロナイオンと同極性に帯電しているので、被塗板
22に塗着するにつれ電荷量測定器24には曲線Wによ
つて示される電荷が流れ込む。
時間?に電荷?測定器(Qc)24に流れ込む電荷1は
金網で捕獲できなかつた漏れイオンの流れ込み量を示し
ている。一方時間aに於いて塗料粉を塗装ガン17から
プローブ系Bに吹きつけると、塗料粉の質量はイオンに
比較して非常に大きく、それ故運動量も大きい結果その
殆んどは金網23の目開きを通過して被塗板22に到達
する。この塗料粉はコロナイオン雰囲気を通過して来る
結果コロナイオンと同極性に帯電しているので、被塗板
22に塗着するにつれ電荷量測定器24には曲線Wによ
つて示される電荷が流れ込む。
次いで、フィーダー20に秤り込んだ塗料粉の全量が吹
きつけ終ると、電荷量測定器24では金網23の目開き
を通過した漏れイオンによる流れ込み電荷量は曲線VC
に示されるように測定できる。このようにして得られた
測定曲線に於いて、測定開始から粉体の全量が吹きつけ
終る迄の時間?の間に電荷量測定器24に流れ込んだ電
荷量1(=Q4)から、この時間内の全漏れイオン量m
l(=Q3)を差し引いた電荷量(Q4−Q3)は被塗
板22に塗着した塗料粉の正味の電荷量を示している。
即ち、図の測定曲線に於いて、塗料粉正味の電荷量(Q
4−Q3)を精度良く求めるには、スタートボタン10
を押してから粉体吐出が開始する迄に時間Cをとること
が必要である。
きつけ終ると、電荷量測定器24では金網23の目開き
を通過した漏れイオンによる流れ込み電荷量は曲線VC
に示されるように測定できる。このようにして得られた
測定曲線に於いて、測定開始から粉体の全量が吹きつけ
終る迄の時間?の間に電荷量測定器24に流れ込んだ電
荷量1(=Q4)から、この時間内の全漏れイオン量m
l(=Q3)を差し引いた電荷量(Q4−Q3)は被塗
板22に塗着した塗料粉の正味の電荷量を示している。
即ち、図の測定曲線に於いて、塗料粉正味の電荷量(Q
4−Q3)を精度良く求めるには、スタートボタン10
を押してから粉体吐出が開始する迄に時間Cをとること
が必要である。
以上により求められた塗料粉正味の電荷量は、第2図に
より求められた塗装時の被塗板への流れ込み電荷量と同
様に塗料粉および塗装機の特性を評価する上で重要な量
であり、一方、この電荷量の測定後に重量測定して求め
られる被塗板への塗着粉重量もまた、上記特性評価に有
用な情報を与えるものである。
より求められた塗装時の被塗板への流れ込み電荷量と同
様に塗料粉および塗装機の特性を評価する上で重要な量
であり、一方、この電荷量の測定後に重量測定して求め
られる被塗板への塗着粉重量もまた、上記特性評価に有
用な情報を与えるものである。
すなわち、流れ込み電荷量(Q2−Q1)や(Q4−Q
3)は粉体の帯電量に比例する量なので塗着量と直接関
係する。それゆえ、所定の塗装ガンを使用し、吹付け空
気圧、ガンへの”印加電圧、粉体供給量などの塗装条件
をパラメータとして、異なる粉体塗料を塗着せしめた時
の流れ込み電荷量および塗着量を測定することにより、
塗着粉の単位重量当たりの帯電量が求まり、粉体塗料の
帯電性が評価できる。帯電性と塗着性の関係が定量的に
評価できることはもちろんである。一方、所定の塗料を
用い、種々の塗装ガンについて上記塗装条件をパラメー
タとして流れ込み電荷量を測定すると、ガンのイオン発
生特性、単位重量当たりの粉体に対する帯電付与能力を
計算でき、塗装システムに合つた最適塗装ガンを選択し
たり、開発したりすることができる。一般に、所定の吹
付け条件下で、単位重量当たりの粉体塗料に付与される
帯電量が大きい程、吹付け量の少ない領域においては塗
着効率を高く強固な塗着膜を得ることがてきる。
3)は粉体の帯電量に比例する量なので塗着量と直接関
係する。それゆえ、所定の塗装ガンを使用し、吹付け空
気圧、ガンへの”印加電圧、粉体供給量などの塗装条件
をパラメータとして、異なる粉体塗料を塗着せしめた時
の流れ込み電荷量および塗着量を測定することにより、
塗着粉の単位重量当たりの帯電量が求まり、粉体塗料の
帯電性が評価できる。帯電性と塗着性の関係が定量的に
評価できることはもちろんである。一方、所定の塗料を
用い、種々の塗装ガンについて上記塗装条件をパラメー
タとして流れ込み電荷量を測定すると、ガンのイオン発
生特性、単位重量当たりの粉体に対する帯電付与能力を
計算でき、塗装システムに合つた最適塗装ガンを選択し
たり、開発したりすることができる。一般に、所定の吹
付け条件下で、単位重量当たりの粉体塗料に付与される
帯電量が大きい程、吹付け量の少ない領域においては塗
着効率を高く強固な塗着膜を得ることがてきる。
しかし塗着膜厚を大きくし、その際の塗膜面の均一性を
重要視する場合は、塗装ガンのイオン発生能力や帯電付
与能力が非常に狭い範囲で選択したり、粉体塗料の帯電
特性の調節が必要となり、本装置はこの目的に極めて有
用である。尚、本発明の装置は、静電粉体塗料の評価、
静電粉体塗装ガンの評価のいずれか一方又は両方に用い
ることができる。
重要視する場合は、塗装ガンのイオン発生能力や帯電付
与能力が非常に狭い範囲で選択したり、粉体塗料の帯電
特性の調節が必要となり、本装置はこの目的に極めて有
用である。尚、本発明の装置は、静電粉体塗料の評価、
静電粉体塗装ガンの評価のいずれか一方又は両方に用い
ることができる。
第1図は本発明にかかる一実施例の装置のフローチャー
トを示し、第2図は金網を有していないプローブ系に塗
料粉を吹きつけた時の被塗板へ流れ込み電荷量の変化を
示し、第3図は金網を有するプローブ系に塗料粉を吹き
つけた時の被塗板への流れ込み電荷量の変化を示す図て
ある。 10:測定開始ボタン、11:タイマー、20:粉体フ
ィーダー、17:粉体塗装ガン、22:被塗板、23:
金網、24:電荷量測定器、22〜25:プローブ系。
トを示し、第2図は金網を有していないプローブ系に塗
料粉を吹きつけた時の被塗板へ流れ込み電荷量の変化を
示し、第3図は金網を有するプローブ系に塗料粉を吹き
つけた時の被塗板への流れ込み電荷量の変化を示す図て
ある。 10:測定開始ボタン、11:タイマー、20:粉体フ
ィーダー、17:粉体塗装ガン、22:被塗板、23:
金網、24:電荷量測定器、22〜25:プローブ系。
Claims (1)
- 1 荷電粉体の発生装置と、この装置から発生した粉体
塗料を捕集しその帯電量を測定するためのプローブ系を
備えた評価装置において、前記荷電粉体発生装置が粉体
塗料を塗装ガンを介して前記プローブ系に輸送するため
の粉体輸送用空気吹出し装置、粉体塗料供給装置、静電
粉体塗装ガン、少なくとも静電塗装ガンに高電圧を印加
するための高圧電源およびこれらの装置を制御するため
の制御装置を備えており、この制御装置が測定開始信号
により、前記静電粉体塗装ガンに高電圧を印加し、粉体
輸送用の空気が吹出してから所定時間後に前記粉体塗料
の供給装置を作動させて所定量の粉体塗料を前記プロー
ブ系に供給するようにしたことを特徴とする静電粉体塗
料又は静電粉体塗装ガンの評価装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15430179A JPS6057906B2 (ja) | 1979-11-30 | 1979-11-30 | 静電粉体塗料又は静電粉体塗装ガンの評価装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15430179A JPS6057906B2 (ja) | 1979-11-30 | 1979-11-30 | 静電粉体塗料又は静電粉体塗装ガンの評価装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5678652A JPS5678652A (en) | 1981-06-27 |
JPS6057906B2 true JPS6057906B2 (ja) | 1985-12-17 |
Family
ID=15581129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15430179A Expired JPS6057906B2 (ja) | 1979-11-30 | 1979-11-30 | 静電粉体塗料又は静電粉体塗装ガンの評価装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6057906B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61119102A (ja) * | 1985-08-10 | 1986-06-06 | 皆川 功 | 整畦機における畦叩き装置 |
JPS621508U (ja) * | 1985-06-21 | 1987-01-07 | ||
JPS621507U (ja) * | 1985-06-21 | 1987-01-07 | ||
JPH0441776Y2 (ja) * | 1984-09-21 | 1992-10-01 | ||
CN105728218A (zh) * | 2016-04-21 | 2016-07-06 | 张峰 | 一种机车车载式轮轨摩擦控制材料静电涂覆装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5085185B2 (ja) * | 2007-05-09 | 2012-11-28 | 旭サナック株式会社 | 摩擦帯電式静電塗装装置 |
-
1979
- 1979-11-30 JP JP15430179A patent/JPS6057906B2/ja not_active Expired
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0441776Y2 (ja) * | 1984-09-21 | 1992-10-01 | ||
JPS621508U (ja) * | 1985-06-21 | 1987-01-07 | ||
JPS621507U (ja) * | 1985-06-21 | 1987-01-07 | ||
JPS61119102A (ja) * | 1985-08-10 | 1986-06-06 | 皆川 功 | 整畦機における畦叩き装置 |
CN105728218A (zh) * | 2016-04-21 | 2016-07-06 | 张峰 | 一种机车车载式轮轨摩擦控制材料静电涂覆装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5678652A (en) | 1981-06-27 |
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