JPS6056274B2 - レ−ザ式点火装置 - Google Patents

レ−ザ式点火装置

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JPS6056274B2
JPS6056274B2 JP6643180A JP6643180A JPS6056274B2 JP S6056274 B2 JPS6056274 B2 JP S6056274B2 JP 6643180 A JP6643180 A JP 6643180A JP 6643180 A JP6643180 A JP 6643180A JP S6056274 B2 JPS6056274 B2 JP S6056274B2
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pulse
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voltage
ignition
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寛 遠藤
雅純 曽禰
巌 今井
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P23/00Other ignition
    • F02P23/04Other physical ignition means, e.g. using laser rays

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、半導体レーザのシャーアシドパルスを用いて
エンジンの着火を行なうようにしたレーザ式点火装置に
関する。
従来の4気筒エンジン用の代表的な点火装置としては、
(n)山海堂発行「内燃機関」18音9号(197師9
月号)第45貢に示されているようによく知られている
第1図はこの点火装置を示しており、この点火装置にお
いては、エンジン回転に同期してオンオフするコンタク
トポイント1によつてバッテリー2からイグニッション
コイル3の1次側を流れる電流が断続され、2次側に尖
頭値−20KVないし−25KVを有する高圧パルスを
発生する。この高圧パルスはコンタクトポイント1と同
期して回転デイストリビユータ4によつて抵抗入りハイ
テンション・コード5a、5b、5c、5dに分配され
、ハイテンションコードを介して各気筒の点火プラグ6
a(1気筒)、6b(3気筒)、6c(4気筒)、6d
(2気筒)に順次供給される。各点火プラグに供給され
る高圧パルスVs(プラグ6a、6b、6c、6dには
それぞれ高圧パルスVsl、Vs2、Vs3、Vs4が
印加される)の波形は第2図のようになり、その尖頭値
vp(容量放電電圧)は−15〜−20KVにもなる。
各点火プラグに供給された高圧パルスVsが増大し、尖
頭値Vpに達したとき、点火プラグの放電・電極間の混
合気が絶縁破壊を起してハイテンションコードに蓄積さ
れた電荷によつて点火プラグとの間で容量放電を生じ、
次いでイグニッションコイル3の誘導エネルギーの供給
を受けて放電電圧V1約−O、5F(Vの誘導放電を2
TT1S程度継続する。こ・れらの放電に伴うスパーク
によつて混合気は確実に着火燃焼される。このような点
火装置においては、比較的簡単な構成で確実に点火が行
なわれるが、点火に必要なエネルギーを得るのに−20
KV前後の尖頭値を有する高圧パルスを周期的に発生し
、点火プラグの放電電極間およびデイストリビユータの
ロータと側方電極との間に放電を発生せしめているため
容量放電時すなわち放電開始時に該電極付近に蓄積され
た電荷が瞬時に放電されて尖頭値数10アンペアでパル
ス幅数ナノ秒の衝撃電流L1が電極付近を流れる。
このとき点火プラグには第2図に示すような尖頭値hが
−80〜−100Aでパルス幅が数ナノ秒の衝撃電流1
s(プラグ6a,6b,6c96dには衝撃電流1S1
91S291s391s4が流れる)が流れる。この衝
撃電流Lは数メガヘルツないし数100メガヘルツの広
帯域の周波数スペクトルを有するのでデイストリビユー
タや点火プラグに接続される点火回路から電磁波として
空中に放射され、広帯域に及ぶ電波雑音となつて各種通
信装置に影響を与えるという問題がある。そこでこのよ
うな雑音の問題を解決するために、特開昭54−109
532号公報ではレーザ光を用い。
レーザ光を光導波路で各シリンダの点火部に導き順次点
火する点火装置を提案している。ところでエンジンの点
火には少なくとも数KWの出力を必要とするが、従来、
この程度の出力のパルスレーザを発生する手段としては
、YAGレーザやCO2レーザ(いずれも縦、横、奥行
のサイズは数10cm)をQスイッチで駆動するジヤイ
アントパルス発生装置が用いられているが、小型の電j
子レンジ位の大きさになり車輪には適さない。本発明は
上記の点にかんがみなされたもので、車載に適した小型
の高出力レーザを有する点火装置を提供することを目的
とし、この目的を達成するために、半導体レーザ発生部
を、半導体レーザ!と、電源圧力を昇圧するX−Xイン
バータと、半導体レーザと並列に接続され■−Xインバ
ータの出力により充電されて高圧の高エネルギーを蓄え
るコンデンサと、半導体レーザと直列に接続されエンジ
ンの点火時期に同期してオンオフするな半導体スイッチ
ング素子とで構成したものである。以下第3図ないし第
13図を参照して本発明を説明する。
第3図は本発明によるレーザ式点火装置の一実施例の全
体構成を示す。
エンジンの点火時期を検出する点火時期制御回路10か
らの点火指示令信号をパルス駆動回路20に入力し、半
導体レーザ発生器30を高電圧源を用いてパルス変調し
、パルス幅が10マイクロ秒で尖頭値数10キロワット
のジヤイアントパルスのレーザビームを発生する。この
レーザビームをレンズ40で光ファイバFの開口端Pに
集光させて光ファイバFに注入する。)ジヤイアントパ
ルス●レーザは光ファイバFによつて光分配器50に伝
送され、点火時期制御回路10から出力された分配制御
信号の指示に従つて光ファイバFl,F2,F3,F,
に分配される。ジヤイアントパルス●レーザは光ファイ
バF1〜F,を・通つてエンジン60の1〜4気筒の集
光器70に順次(1→3→4→2気筒の順に)供給され
、燃焼室内の混合気を着火燃焼させる。なお光ファイバ
は尖頭値数10キロワットのジヤイアントパルス・レー
ザを絶縁破壊なしに低損失で伝送する必要があり、コア
2.0%の石英ファイバを使用する。次に各部の動作を
追つて詳細に説明する。
(1)点火時期制御回路と光分配器の動作第4図は点火
時期制御回路10および光分配器50の詳細な回路構成
を示しており、第5図は第3図および第4図の各部にお
ける信号波形を示している。
さて、第4図において、エンジンの回転に同期してオン
オフするコンタクトポイント11と直列に抵抗R。を接
続し、バッテリー12に接続する。コンタクトポイント
11の出力をツェナー電圧5Vの定電圧ダイオードZD
で安定化し、エンジンの回転に同期して変化するパルス
信号S1を得る。なお第5図はエンジン回転が1500
r″Pmの例を示す。このパルス信号S1を準安定時間
2ミリ秒を有する単安定マルチバイブレータ13aに入
力してその立下り時刻にパルス幅2ミリ秒のパルス信号
S2を発生させて2ビット2進カウンタ14に供給して
その112分周パルス信号S3および114分周パルス
信号S4を発生する。これら2つのパルス信号S3およ
びS4を分配制御信号と呼ぶ。一方、パルス信号S1を
準安定時間50マイクロ秒を有する単安定マルチバイブ
レータ13bに入力してその立下り時刻にパルス幅50
マイクロ秒のパルス信号■を発生させ、この信号S5を
準安定定時間10マイクロ秒を有する単安定マルチバイ
ブレータ13cに与え、その立下り時刻にパルス幅10
マイクロ秒の点火指令信号S6を得る。次に分配制御信
号S3,S4は光分配器50に導かれ、分配制御信号S
3をスイッチ駆動回路51および52に入力し、そのパ
ルスの前後縁で光スイッチ53および54をドライブす
る差動信号S7,S8(2つの信号の電圧■Dl,Vd
2の差Vdl−Vd2によつて光スイッチの動作を制御
する)を発生し、光スイッチ53および54の光伝送経
路を分配制御放電S3の前縁で出力端子n1からN2へ
切換え、また同信号S3の後縁で出力端をN2からn1
へ切換える。
また分配制御信号S4をスイッチ駆動回路55へ入力し
そのパルスの前後縁で光スイッチ56をドライブする差
動信号S9(Vdl−Vd2)を発生し、光スイッチ5
6の光伝送経路を分配制御信号S4の前縁で出力端子を
n1からN2へ切換え、また同信号の後縁で出力端子を
N2からn1へ切換える。点火指令信号S6はパルス駆
動回路20に入力され、半導体レーザ発生器30をパル
ス変調してジヤイアントパルス●レーザSlOを得る。
このジヤイアントパルス●レーザは光ファイバFで光ス
イッチ56の入力端子mへ伝送される。(イ)第5図に
おいて、時間T1の期間中はジヤイアントパルス●レー
ザSlOは光スイッチ56の入力端子mから出力端子n
1への経路で光ファイバF5に送られ、さらに光スイッ
チ53の入力端子mから出力端子n1への経路で光ファ
イバF1へ伝送されSllとして1気筒に供給される。
(ロ)時間T2の期間中は、ジヤイアントパルス●レー
ザSlOは光スイッチ56の入力端子mから出力端子n
1への経路で光ファイバF5へ伝送され、さらに光スイ
ッチ53の入力端子mから出力端子N2への経路で光フ
ァイバF2へ伝送されてSl2として3気筒に伝送され
る。
(ハ)時間T3の期間中は、ジヤイアントパルス・レー
ザSlOは光スイッチ56の入力端子mから出力端子N
2への経路で光ファイバF6へ送られ、さらに光スイッ
チ54の入力端子mから出力端子n1への経路で光ファ
イバF3へ伝送されてSl3として4気筒に供給される
(ニ)時間T4の期間中は、ジヤイアントパルス・レー
ザSlOは光スイッチ56の入力端子mから出力端子N
2への経路で光ファイバF6へ送られ、さらに光スイッ
チ54の入力端子mから出力端子N2への経路で光ファ
イバF4へ伝送されてSl4として2気筒に供給される
このように、ジヤイアントパルス・レーザSlOよエン
ジンの回転に同期して順次光ファイバ゛1,F2,F3
,F4へ伝送され、エンジンの各気筒\1気筒→3気筒
→4気筒→2気筒の順に供給さtる。
光ファイバF1〜F4上を伝送するジヤイアノトパルス
・レーザの波形は第5図にSll〜Sl4で氏すように
する。))スイッチ駆動回路と光スイッチの動作f)
第4図に示されたスイッチ駆動回路の詳細な回路構成と
各部の信号波形を第6図と第7図に示す。
スイッチ駆動回路51,52,55は同じ構成なのでス
イッチ駆動回路51について説明する。分配制御信号S
3が入力されると、その前縁で準安定時間7ミリ秒を有
する単安定マルチバイブレータ51aが駆動されるパル
ス幅7ミリ秒のパルス信号Sl5が発生される。
パルス信号Sl5はH(High)レベルの時トランジ
スタQ1は導通し、そのコレクタ電圧V1は電源電圧よ
り4V低下し、エミッタ電圧V2はアース電位より4V
増加する。このためトランジスタQ2およびQ3は導通
し、その出力■d1は+24ボルト、出力■D2は0ボ
ルトとなり、差動信号S7(■d1一■D2)は+24
ボルトとなる。このとき光スイッチ56のコア56aに
巻かれたコイルレとコア56bに巻かれたコイルL2に
は電流1=100ミリアンペアが流れてコア56a,5
6bは励磁され、平行四辺形プリズム56cを装着した
永久磁石56dはコア56aには吸引されコア56bに
は反発されてA方向に移動する。このとき光の伝送経路
は出力端子n1からN2に第7図のような応答性て切換
わる。同様に、分配制御信号S3の後縁て準安定時間7
ミリ秒を有する単安定マルチバイブレータ51bを駆動
してパルス幅7ミリ秒のパルス信号Sl6をつくる。
パルス信号Sl6がHレベルになるとトランジスタQ4
は非導通状態から導通状態になり、そのエミッタ電圧V
4はOボルトから4ボルトに上昇、コレクタ電圧V3は
電源電圧24ボルトから20ボルトに低下する。このた
めトランジスタQ5,Q6は導通し、出力Vdlは0ボ
ルト、出力■6。は+24ボルトとなり、差動信号11
(■d1−Vd9)は−24Vとなつて光スイッチ56
のコイルL1とL2には前述の場合と反対の向きに電流
1=ー100n1Aが流れてコア56a,56bは前述
の場合と反対の極性に励磁される。このため永久磁石5
6dはコア56aには反発しコア56bに吸引されてB
方向に移動し、光の伝送経路は出力端子fから出力端子
n1に第7図のような応答性で切換わる。(ロ)次に光
スイッチの動作を説明する。
第4図に示された光スイッチの詳細な回路の構成を第8
図に示す。
光スイッチ53,54,56は同じ構成なので光スイッ
チ56について説明する。光スイッチ56には低損失で
電磁制御方式の応答性の良いプリズム可動式、たとえば
NECOD875O(電子通信学会技術研究報告MW7
8−107参照)を使用する。光スイッチ56はケース
56eで密封され外部光の漏洩およびレーザ光の漏洩を
遮断し、入力光ファイバFと2本の光ファイバF5,F
6とはコネクタ56f,56g,56hを介して接続さ
れている。また光ファイバFから入力したレーザ光はコ
ネクタ56fを通つてセルフォックスレンズ56iで平
行に変換されて平行四辺形プリズム56cが実線で示す
位置Cにあればこのプリズム56cに入射され、第8図
に実線で示すような光路で進み、三角プリズム56jに
導かれる。従つてレーザ光はプリズム56jにより今ま
でと逆方向に戻されてセルフォックスレンズ56kに入
射しコネクタ56hを通つて光ファイバF6へ送られる
。一方、平行四辺形プリズム56cが破線で示す位置D
にあれば入射したレーザ光は破線で示すような光路を直
進して三角プリズム561に入射後このプリズム561
で逆方向に戻されてセルフォックレンズ56mに入射し
コネクタ56gを通して光ファイバF5へ送られる。(
3)パルス駆動回路および半導体レーザの動作(イ)
第3図に示されたパルス駆動回路の説明第9図はパルス
駆動回路の詳細な回路構成を示し、第10図は各部の信
号波形を示す。
なお第10図は第5図の時刻TA,TB間を拡大して示
すものである。点火指令信号S6をインバータ21に加
えてその極性を反転すると、トランジスタQ7のベース
電圧V.は点火指令信号S6がHレベルの時に−0.8
ボルトとなり、トランジスタQ7が非導通状態から導通
状態にする。このときトランジスタQ7のコレクタ電圧
すなわち高耐圧大電力用FETQ8のゲート・ソース間
電圧VO,は−VbからOボルトに変化する。一方、前
述のバッテリー22の12ボルトの電圧は■−■インバ
ータ23に加えられて昇圧され+800ボルトの直流電
圧を出力する。インバータ23の出力端には容量5マイ
クロファラッドのコンデンサCが接続されているためそ
の端子間電圧V。は負荷の状況によつて変化する。コン
デンサCの負荷にはレーザダイオードLDを直列にm個
接続しそれらを並列にn列接続して構成した半導体レー
ザ発生器30と半導体レーザ発生器30を流れる電流1
を制御する高耐圧大電力用FETQ8(サイリスタまた
は高耐圧大電力用トランジスタでもよい)が直列に接続
されている。いまFETQ8のピンチオフ電圧−Vpに
対し電圧−Vpを低くとればFETQ8は通常遮断状態
にあり、点火指令信号S6がHレベルの間だけVcsが
Oボルトとなり、FETQ8は導通状態となる。
FETQ8が導通するとFETQ8のドレイン●ソース
間をドレイン・ソース間の電圧とは無関係に飽和電流1
。ssが流れる。半導体レーザ発生器30を流れる電流
1は第10図に示すように点火指令信号S6がHレベル
の10マイクロ秒の時間だけ流れ、IOぉ=200Aに
なるようFETQ8を選べば、このときコンデンサCに
蓄積された電荷は定電流1=200Aで放電されてその
端子間電圧■。は+800ボルトから+400ボルトま
で低下する。それ故、半導体レーザ発生器30の端子間
電圧■は点火指令信号S6がHレベルの10マイクロ秒
の時間だけ0ボルトから400ボルトとなり、この間半
導体レーザ発生器30に印加される電力は約80KWと
なりMxn個のレーザダイオードLDからなる半導体レ
ーザ発生器30は総出力P。=数10KWのレーザ光を
放射する。なお■−■インバータ23はコンデンサCの
端子間電圧■。を+400ボルトから+800ボルトま
で数ミリ秒で上昇できるような充電能力を有するものと
する。(ロ)半導体レーザ発生器の動作 半導体レーザ発生器30の微細構造を第11図に示す。
その構造は、銅のヒートシンク31の上に、第12図に
示すような構造のレーザ・ダイオードチップ32をMx
n個(m個直列に電気的に接続したものをn列電気的に
並列に接続させる)スタック状に積み上げたものである
。銅のヒートシンク31の左上に熱伝導性のよいベリリ
ア磁石からなる絶縁体33を取り付け、その上に正電極
リード34を固定し、このリード34から各列のレーザ
・ダイオードチップ32のストライプ状陽電極32aに
金線35でボンディングし、電気的接続をしている。ま
た銅のヒートシンク31の右上には負電極リード36が
取り付けられている。正電極リード34と負電極リード
36との間に高圧パルス(約400ボルト)が印加され
て前述のパルス状電流1(約200アンペア)が流れる
と、各レーザダイオードチップ32のへき開面32bか
らはレーザビームLが放射される。レーザダイオードチ
ップ32は第12図に示されたように、サイズ100μ
×300μ程度のGaAsの結晶であり、その表面に幅
20μのストライプ状陽電極32a1裏面に陰電極32
cが形成されている。
またその構造はAeGa.Asダブルヘテロ構造となつ
ており、厚さ約0.3μのGa,Asの活性層32dが
屈折率の異なるAfGaAs結晶によつてサンドイッチ
状にはさまれているため発生した光が閉じ込められて高
い発光効率が得られる。なおレーザビームLはレーザダ
イオード・チップ32のへき開面32bにおいてGaA
s活性層32dのストライプ状陽電極32aの直下付近
から放射される。(4)シリンダ内に装着したレーザ集
光器の動作第13図にレーザ集光器70(第3図参照)
のシリンダヘッドへの装着状況を示す。
図示した気筒はよく知られた構造のもので、内部には半
球形燃焼室71を有し、燃焼室71の斜め上方に吸気弁
72と排気弁73とが設けられ、気筒内をピストン74
が上下動する。
レーザ集光装置70は、気筒ヘッド75内に形成された
ほぼ円維形状の空間76の頂部に装着された光ファイバ
F1〜F4などの石英ファイバと、空間76の下部近く
に固定された凸レンズ77と(たとえば焦点距離50T
SR)、空間76の下端にはめ込まれた石英ガラス窓(
たとえば厚さ10T!Rlnで直径が30wn)78と
により構成されている。レーザ集光器70の動作につい
て説明すると、シリンダヘッド75の中央部に装着され
た耐熱性の高い被覆を有する光ファイバF1〜F4の球
面状に加工された先端から尖頭値数10KW1パルス幅
10マイクロ秒のジヤイアントパルス・レーザSlOが
放射されてレーザビームLとなり、焦点距離40〜6−
のレンズ77で集光させて燃焼室71の上端に設けられ
た厚さ10悶、口径30〜4『φの石英ガラス窓78を
通し燃焼室71内のレンズ77の焦点Rにレーザビーム
Lのエネルギーを集中する。ジヤイアントパルス●レー
ザSlOの数100ミリジュールのエネルギーによつて
圧縮混合気の電離および絶縁破壊が生じてプラズマが瞬
時に発生し混合気を点火燃焼する。以上説明したように
、本発明においては半導体レーザ光源として用い、さら
にDC−DCインバータとコンデンサとを接続し、コン
デンサに蓄えた電気エネルギーを大電力半導体スイッチ
ング素子を用いて瞬間的に半導体レーザに注入するよう
に構成したので、半導体レーザ発生部が非常に小型化さ
れ車載に適したものになる。
本実施例によれば、ジヤイアントパルス・レーザを発生
するのに半導体レーザ発生器を使用すればコンデンサに
充電した高圧高エネルギーを利用してパルス変調するた
め、CO2レーザ、ルビーレーザ、YAGレーザなどの
気体レーザ、固体レーザを使用する場合に比べてジヤイ
アントパルス●レーザを発生させるための電源効率が極
めて良いと同時に電源装置の構成が簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の点火装置の概略回路構成図、第2図は従
来の点火装置の点火プラグの電圧、電流波形図、第3図
は本発明によるレーザ式点火装置の概略構成図を示すブ
ロック線図、第4図は第3図における点火時期制御回路
および光分光器の詳細な回路構成図、第5図は第4図に
示した回路の各部における信号波形図、第6図は第4図
に示したスイッチ駆動回路の詳細な回路構成図、第7図
は第6図に示したスイッチ駆動回路の各部における信号
波形図、第8図は本発明で用いる光スイツチの一実施例
の構造を示す概略図、第9図は第3図に示したパルス駆
動回路の詳細な回路構成図、第10図はパルス駆動回路
の各部における信号波形図、第11図は本発明で用いる
半導体レーザの二実施例の構造を示す斜視図、第12図
は第11図に示した半導体レーザの一構成部品としての
LDチップの構造を示す斜視図、第13図は本発明によ
る点火装置のレーザ集光器をシリンダとの関係で示す概
略断面図である。 1・・・コンタクトポイント、2・・・バッテリー、3
・・・イグニッションコイル、4・・・デイストリビユ
ータ、5a〜5d・・・ハイテンション●コード、6a
〜6d・・・点火プラグ、10・・・点火時期制御回路
、20・・・パルス駆動回路、30・・・半導体レーザ
発生器、40・・ルンズ、50・・・光分配器、60・
・・エンジン、70・・ルーザ集光器、L,Ll〜!・
・・光ファイバ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エンジンの点火時期に同期して半導体レーザ発生部
    によりジャイアントパルスのレーザを発生せしめ、該ジ
    ャイアントパルスのレーザを光伝送手段を介してエンジ
    ンの各気筒に所定の順序で分配し点火するレーザ式点火
    装置において、前記半導体レーザ発生部を、半導体レー
    ザと、電源電圧を昇圧するDC−DCインバータと、前
    記半導体レーザと並列に接続され且つ前記DC−DCイ
    ンバータの出力により充電されて高圧の高エネルギーを
    蓄えるコンデンサと、前記半導体レーザと直列に接続さ
    れエンジンの点火時期に同期してオンオフする半導体ス
    イッチング素子とで構成したことを特徴とするレーザ式
    点火装置。 2 前記半導体レーザは複数個のレーザダイオードから
    成り、該レーザダイオードはそのチップを直列および並
    列に複数個接続したスタック状構造をなしていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のレーザ式点火
    装置。
JP6643180A 1980-05-21 1980-05-21 レ−ザ式点火装置 Expired JPS6056274B2 (ja)

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JP6643180A JPS6056274B2 (ja) 1980-05-21 1980-05-21 レ−ザ式点火装置

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JP6643180A JPS6056274B2 (ja) 1980-05-21 1980-05-21 レ−ザ式点火装置

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