JPS6055957A - 光硬化性樹脂含浸ギブス材料 - Google Patents
光硬化性樹脂含浸ギブス材料Info
- Publication number
- JPS6055957A JPS6055957A JP58162014A JP16201483A JPS6055957A JP S6055957 A JPS6055957 A JP S6055957A JP 58162014 A JP58162014 A JP 58162014A JP 16201483 A JP16201483 A JP 16201483A JP S6055957 A JPS6055957 A JP S6055957A
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- JP
- Japan
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- nitrobenzyloxy
- light
- epoxy resin
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の技術分野)
本発明は新規な組成の光硬化性樹脂含浸ギプス材料に関
し、更に詳しくはエポキシ樹脂、アルミニウム化合物お
よび光照射によってシラノール基を生ずるケイ素化合物
とからなる光硬化性樹脂組成物を基材に含浸せしめてな
る光硬化性樹脂含浸ギプス材料に関する。
し、更に詳しくはエポキシ樹脂、アルミニウム化合物お
よび光照射によってシラノール基を生ずるケイ素化合物
とからなる光硬化性樹脂組成物を基材に含浸せしめてな
る光硬化性樹脂含浸ギプス材料に関する。
(発明の技術的背景とその問題点)
従来、脱臼、骨折、骨疾患の治療あるいは他身体の固定
固着の維持に用いるテープ、シート、包帯等のギブス材
料には焼石膏が広く使用されてきたが材料から成形され
たギブスは感水性から水に弱い、重くてかさばり、強度
が小さく容易に破砕する、透明性に欠ける、X−線透過
率が小さいなど多くの問題点を有していた。かかる焼石
膏の欠点を改良するものとしてプラスチックを用いたギ
ブス材料が開発されてきた。これらのうち光硬化性樹脂
を使用したものとしては特公昭48−6116号公報に
、不飽和ポリエステル系樹脂およびこれと相溶性の末端
エチレン性不飽和単量体であるスチレン、メタクリル酸
メチル等の単量体と併用した整形外科用包帯が開示され
た。しかしこの種の単量体は低沸点で、蒸気圧が大きく
容易に揮散するところから包帯を患部に巻くときは著し
い不快臭を放つのはさけられない。また、スチレンなど
の単量体は目1ロ、皮膚などの粘膜を刺激しかつ催涙性
を示し許容濃度が50ppmと低く、その使用は安全衛
生上好ましくなかった。−万年飽和ポリエステル系樹脂
は粘度が高く、織布、繊維等の基材との含浸性に劣る、
硬化時の収縮が大きいのでその歪みによって基材との密
着性が悪くなる欠点を有していた。また特公昭54−3
9675号公号にはヒドロキシアルキルアクリレート、
多価インシアネートおよび多価アルコールとの反応生成
物を用いた外科用包帯が提案されているがアクリロイル
基が光重合するだめには紫外線の250 nm以下の短
波長光が必要であるが通常のガラス板は3 Q Q11
m以下の紫外光を吸収するためこれら反応生成物にアゾ
ビスイソブチロニトリル、ベンゾインモノメチルエーテ
ルなど35Qnm近傍の紫外光でラジカルを発生する光
増感剤を併用している。通常アクリレート類は光照射に
よって生成したラジカルが酸素によって不活性過酸化物
になり、そのため厚膜の光硬化を行う場合、表面の樹脂
が硬化せず粘着性を呈するという不都合な事態を招く。
固着の維持に用いるテープ、シート、包帯等のギブス材
料には焼石膏が広く使用されてきたが材料から成形され
たギブスは感水性から水に弱い、重くてかさばり、強度
が小さく容易に破砕する、透明性に欠ける、X−線透過
率が小さいなど多くの問題点を有していた。かかる焼石
膏の欠点を改良するものとしてプラスチックを用いたギ
ブス材料が開発されてきた。これらのうち光硬化性樹脂
を使用したものとしては特公昭48−6116号公報に
、不飽和ポリエステル系樹脂およびこれと相溶性の末端
エチレン性不飽和単量体であるスチレン、メタクリル酸
メチル等の単量体と併用した整形外科用包帯が開示され
た。しかしこの種の単量体は低沸点で、蒸気圧が大きく
容易に揮散するところから包帯を患部に巻くときは著し
い不快臭を放つのはさけられない。また、スチレンなど
の単量体は目1ロ、皮膚などの粘膜を刺激しかつ催涙性
を示し許容濃度が50ppmと低く、その使用は安全衛
生上好ましくなかった。−万年飽和ポリエステル系樹脂
は粘度が高く、織布、繊維等の基材との含浸性に劣る、
硬化時の収縮が大きいのでその歪みによって基材との密
着性が悪くなる欠点を有していた。また特公昭54−3
9675号公号にはヒドロキシアルキルアクリレート、
多価インシアネートおよび多価アルコールとの反応生成
物を用いた外科用包帯が提案されているがアクリロイル
基が光重合するだめには紫外線の250 nm以下の短
波長光が必要であるが通常のガラス板は3 Q Q11
m以下の紫外光を吸収するためこれら反応生成物にアゾ
ビスイソブチロニトリル、ベンゾインモノメチルエーテ
ルなど35Qnm近傍の紫外光でラジカルを発生する光
増感剤を併用している。通常アクリレート類は光照射に
よって生成したラジカルが酸素によって不活性過酸化物
になり、そのため厚膜の光硬化を行う場合、表面の樹脂
が硬化せず粘着性を呈するという不都合な事態を招く。
またアクリレート系樹脂は前記不飽和ポリエステル系樹
脂と同様、悪臭を発し鼻、のど、皮膚、粘膜を刺激し安
全衛生上好ましくなく、硬化時の収縮が大きい等の欠点
を有していた。
脂と同様、悪臭を発し鼻、のど、皮膚、粘膜を刺激し安
全衛生上好ましくなく、硬化時の収縮が大きい等の欠点
を有していた。
(発明の目的)
本発明は従来の光硬化性樹脂を用いたギブス材料−にお
ける上記したような欠点を解消し、基材との密着性に優
れ、良好な表面硬さ、耐薬品性2機械的特性に優れた新
規な光硬化性樹脂含浸ギブス材料の提供を目的とする。
ける上記したような欠点を解消し、基材との密着性に優
れ、良好な表面硬さ、耐薬品性2機械的特性に優れた新
規な光硬化性樹脂含浸ギブス材料の提供を目的とする。
(発明の概要)
本発明の光硬化性樹脂含浸ギブス材料は(1)aエポキ
シ樹脂、bアルミニウム化合物およびC光照射によって
シラノール基を生ずるケイ素化合物とからなる光硬化性
樹脂組成物および(2)aエポキシ樹脂、bアルミニウ
ム化合物、C光照射によってシラノール基を生ずるケイ
素化合物および光増感剤とからなる光硬化性樹脂組成物
を基材に含浸せしめることを特徴とする。
シ樹脂、bアルミニウム化合物およびC光照射によって
シラノール基を生ずるケイ素化合物とからなる光硬化性
樹脂組成物および(2)aエポキシ樹脂、bアルミニウ
ム化合物、C光照射によってシラノール基を生ずるケイ
素化合物および光増感剤とからなる光硬化性樹脂組成物
を基材に含浸せしめることを特徴とする。
まず、本発明に用いるaエポキシ樹脂としては、−官能
性エポキシ化合物及び多官能性エポキシ化合物があげら
れる。−官能性エポキシ化合物としては、エチレンオキ
シド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、スチレ
ンオキシド、フェニルグリシジルエーテル、ブチルグリ
シジルエーテル等があげられる。また、多官能性エポキ
シ化合物としては、特に限定されないが、例えば、ビス
フェノールI型エポキシ樹脂;ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂;フェノールノボラック型エポキシ樹脂;脂環
式エポキシ樹脂ニトリグリシジルインシアネート、ヒダ
ントインエポキシ等の含複素環エポキシ樹脂;水添ビス
フェノールA型エポキシ樹脂;プロピレングリコール−
ジグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールーボリダ
リシシルエーテル等の脂肪族系エポキシ樹脂:芳香族、
脂肪族もしくは脂環式のカルボン酸とエピクロルヒドリ
ンとの反応によって得られるエポキシ樹脂;スピロ環含
有エポキシ樹脂;0−アリル−フェノールノボラック化
合物とエピクロルヒドリンとの反応生成物であるグリシ
ジルエーテル型エポキシ樹脂;ビスフェノール人のそれ
ぞれの水酸基の〇−位にアリル基を有するジアリルビス
フェノール化合物とエピクロルヒドリンとの反応生成物
であるグリシジルエーテル型エポキシ樹脂: P、P’
−N、N。
性エポキシ化合物及び多官能性エポキシ化合物があげら
れる。−官能性エポキシ化合物としては、エチレンオキ
シド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、スチレ
ンオキシド、フェニルグリシジルエーテル、ブチルグリ
シジルエーテル等があげられる。また、多官能性エポキ
シ化合物としては、特に限定されないが、例えば、ビス
フェノールI型エポキシ樹脂;ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂;フェノールノボラック型エポキシ樹脂;脂環
式エポキシ樹脂ニトリグリシジルインシアネート、ヒダ
ントインエポキシ等の含複素環エポキシ樹脂;水添ビス
フェノールA型エポキシ樹脂;プロピレングリコール−
ジグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールーボリダ
リシシルエーテル等の脂肪族系エポキシ樹脂:芳香族、
脂肪族もしくは脂環式のカルボン酸とエピクロルヒドリ
ンとの反応によって得られるエポキシ樹脂;スピロ環含
有エポキシ樹脂;0−アリル−フェノールノボラック化
合物とエピクロルヒドリンとの反応生成物であるグリシ
ジルエーテル型エポキシ樹脂;ビスフェノール人のそれ
ぞれの水酸基の〇−位にアリル基を有するジアリルビス
フェノール化合物とエピクロルヒドリンとの反応生成物
であるグリシジルエーテル型エポキシ樹脂: P、P’
−N、N。
N/ 、 N/−テトラグリシジルジアミノジフェニル
メタン、次式のトリグリシジル−p−アミンフェノール など脂肪族もしくは芳香族アミンとエピクロルヒドリン
との反応によって得られるエポキシ樹脂等があげられ、
これらから選ばれた1種もしくは2種以上のものを任意
に使用することが出来る。
メタン、次式のトリグリシジル−p−アミンフェノール など脂肪族もしくは芳香族アミンとエピクロルヒドリン
との反応によって得られるエポキシ樹脂等があげられ、
これらから選ばれた1種もしくは2種以上のものを任意
に使用することが出来る。
本発明に用いる第2の成分であるbアルミニウム化合物
としては、アルミニウム原子にアルコキシ基、フェノキ
シ基9レアシルオキシ基、β−ジケトナト基、0−カル
ボニルフェノラド基などが結合した有機アルミニウムの
錯体化合物であることが好ましい。
としては、アルミニウム原子にアルコキシ基、フェノキ
シ基9レアシルオキシ基、β−ジケトナト基、0−カル
ボニルフェノラド基などが結合した有機アルミニウムの
錯体化合物であることが好ましい。
ここで、アルコキシ基としては炭素数1〜10のものが
好ましく、メトキシ、エトキシ、インプロポキシ、ブト
キシ、ペントオキシなどがあげられ:フエノキシ基とし
ては、フェノキシ基、o−メチルフェノキシ基、0−メ
トキシフェノキシ基、p−ニトロンエノキシ基、2,6
−シメチルフエノキシ基などがあげられ;アシルオキシ
基としては、アセケト、プロピオナト、インプロピオナ
ト、ブチラド、ステアラド、エチルアセドアセクト、プ
ロビルアセトアセケト、プチルアセトアセタト、ジエチ
ルマラト、ジピバロイルメタナトなどの配位子があげら
れ;β−ジケトナト基としては、例えば、アセチルアセ
トナト、トリフルオロアセチルアセトナト、ヘキサフル
オロアセチルアセトナト、 れ;0−カルボニルフェノラド基としては、例えば、サ
リチルアルデヒダトがあげられる。
好ましく、メトキシ、エトキシ、インプロポキシ、ブト
キシ、ペントオキシなどがあげられ:フエノキシ基とし
ては、フェノキシ基、o−メチルフェノキシ基、0−メ
トキシフェノキシ基、p−ニトロンエノキシ基、2,6
−シメチルフエノキシ基などがあげられ;アシルオキシ
基としては、アセケト、プロピオナト、インプロピオナ
ト、ブチラド、ステアラド、エチルアセドアセクト、プ
ロビルアセトアセケト、プチルアセトアセタト、ジエチ
ルマラト、ジピバロイルメタナトなどの配位子があげら
れ;β−ジケトナト基としては、例えば、アセチルアセ
トナト、トリフルオロアセチルアセトナト、ヘキサフル
オロアセチルアセトナト、 れ;0−カルボニルフェノラド基としては、例えば、サ
リチルアルデヒダトがあげられる。
このようなアルミニウム化合物の具体例としては、トリ
スメトキシアルミニウム、トリスエトキシアルミニウム
、トリスインプロポキシアルミニウム、トリスフェノキ
シアルミニウム、トリスバラメチルフェノキシアルミニ
ウム、イソプロポキシジェトキシアルミニウム、トリス
ブトキシアルミニラ、ム、トリスアセトキシアルミニウ
ム、トリスステアラドアルミニウム、トリスブチ2ドア
ルミニウム、トリスプロピオナトアルミニウム、トリス
イソプロピオナトアルミニウム、トリスアセチルアセト
ナドアルミニウム、トリストリフルオロアセチルアセト
ナドアルミニウム、トリスヘキサフルオロアセチルアセ
トナドアルミニウム、トリスエチルアセトアセケトアル
ミニウム、トリスサリチルアルデヒダトアルミニウム、
トリスジエチルマロラ′ドアルミニウム、トリスプロピ
ルアセFアセタトアルミニウム、トリスブチルアセトア
セケトアルミニウム、トリスジピバロイルメタナトアル
ミニウム、ジアセチルアセトナトジピノ(ロイルメタナ
トアルミニウム これらのアルミニウム化合物は、1種もしくは2種以上
の混合系で用いてもよく、その添加配合量は、エポキシ
樹脂に対し重量比で、0.001〜10%、好ましくは
0.1〜5%の範囲である。配合量が04)01重量%
に満たない場合には、十分な硬化特性が得られず、また
、10重量%を超えると、コスト高や密着性の低下の原
因となる。
スメトキシアルミニウム、トリスエトキシアルミニウム
、トリスインプロポキシアルミニウム、トリスフェノキ
シアルミニウム、トリスバラメチルフェノキシアルミニ
ウム、イソプロポキシジェトキシアルミニウム、トリス
ブトキシアルミニラ、ム、トリスアセトキシアルミニウ
ム、トリスステアラドアルミニウム、トリスブチ2ドア
ルミニウム、トリスプロピオナトアルミニウム、トリス
イソプロピオナトアルミニウム、トリスアセチルアセト
ナドアルミニウム、トリストリフルオロアセチルアセト
ナドアルミニウム、トリスヘキサフルオロアセチルアセ
トナドアルミニウム、トリスエチルアセトアセケトアル
ミニウム、トリスサリチルアルデヒダトアルミニウム、
トリスジエチルマロラ′ドアルミニウム、トリスプロピ
ルアセFアセタトアルミニウム、トリスブチルアセトア
セケトアルミニウム、トリスジピバロイルメタナトアル
ミニウム、ジアセチルアセトナトジピノ(ロイルメタナ
トアルミニウム これらのアルミニウム化合物は、1種もしくは2種以上
の混合系で用いてもよく、その添加配合量は、エポキシ
樹脂に対し重量比で、0.001〜10%、好ましくは
0.1〜5%の範囲である。配合量が04)01重量%
に満たない場合には、十分な硬化特性が得られず、また
、10重量%を超えると、コスト高や密着性の低下の原
因となる。
本発明の光硬化性樹脂含浸ギブス材料は樹脂組成物にC
光照射によってシラノール基を生ずるケイ素化合物を第
3の成分として含むことを特徴とする。このようなケイ
素化合物としては、ペルオキシシラン基、0−ニトロベ
ンジルオキシ基、α−ケトシリル基のいずれかを有する
ケイ素化合物であることが好ましい。
光照射によってシラノール基を生ずるケイ素化合物を第
3の成分として含むことを特徴とする。このようなケイ
素化合物としては、ペルオキシシラン基、0−ニトロベ
ンジルオキシ基、α−ケトシリル基のいずれかを有する
ケイ素化合物であることが好ましい。
これらケイ素化合物のうち、ペルオキシシラン基を有す
るものは次式:(几りn−8i(0−ORF)4−n(
式中、R1,几2は同一であって異なっていてもよく、
それぞれ、水臭原子、ハロゲン原子、炭素数1〜5のア
ルキル基若しくはアリール基を表わし;nはO〜3の整
数を表わす。)で示される化合物である。 。
るものは次式:(几りn−8i(0−ORF)4−n(
式中、R1,几2は同一であって異なっていてもよく、
それぞれ、水臭原子、ハロゲン原子、炭素数1〜5のア
ルキル基若しくはアリール基を表わし;nはO〜3の整
数を表わす。)で示される化合物である。 。
上記式中、炭素数1〜5のアルキル基としては、例えば
、メチル基、エチル基、イソプロピル基、n−プロピル
基、n−ブチル基、t−ブチル基、5ec−ブチル基、
n−ペンチル基、メトキシ基、エトキシ基、クロルメチ
ル基が挙げられ;アリール基としては、例えば、フェニ
ル基、ナフチル基、アントラニル基、ベンジル基が挙げ
られ;炭素数1〜5のアルキル基及びアリール基は、ハ
ロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、メトキシ基等の置換
基を有していてもよい。
、メチル基、エチル基、イソプロピル基、n−プロピル
基、n−ブチル基、t−ブチル基、5ec−ブチル基、
n−ペンチル基、メトキシ基、エトキシ基、クロルメチ
ル基が挙げられ;アリール基としては、例えば、フェニ
ル基、ナフチル基、アントラニル基、ベンジル基が挙げ
られ;炭素数1〜5のアルキル基及びアリール基は、ハ
ロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、メトキシ基等の置換
基を有していてもよい。
このようなケイ素化合物の具体例としては、次式:
で示される化合物等があげられる。
また、0−ニトロベンジルオキシ基を有するものは、次
式: (式中、R′、几2.R3は同一であっても異なってい
てもよく、それぞれ、水素原子;ハロゲン原子;ビニル
基;アリル基:炭素数1〜10の非置換若しくは置換ア
ルキル基;炭素数1〜10のアルコキシ基:非置換若し
くは置換アリール基;アリールオキシ基;シロキシ基を
表わし、■Vは水素原子;炭素数1〜lOの非置換若し
くは置換アルキル基;フェニル基:i換フェニル基を表
わし、R’ 、几6. R7、Bllは同一であっても
異なっていてもよく、それぞれ、水素原子;ニトロ基;
シアノ基;ヒドロキシ基;メルカプト基;ハロゲン原子
;アセチル基;アリル基;炭素数1〜5のアルキル基;
炭素数1〜5のアルコキシ基;非置換若しくは置換アリ
ール基;アリールオキシ基を表わし、p、qlrは0≦
p。
式: (式中、R′、几2.R3は同一であっても異なってい
てもよく、それぞれ、水素原子;ハロゲン原子;ビニル
基;アリル基:炭素数1〜10の非置換若しくは置換ア
ルキル基;炭素数1〜10のアルコキシ基:非置換若し
くは置換アリール基;アリールオキシ基;シロキシ基を
表わし、■Vは水素原子;炭素数1〜lOの非置換若し
くは置換アルキル基;フェニル基:i換フェニル基を表
わし、R’ 、几6. R7、Bllは同一であっても
異なっていてもよく、それぞれ、水素原子;ニトロ基;
シアノ基;ヒドロキシ基;メルカプト基;ハロゲン原子
;アセチル基;アリル基;炭素数1〜5のアルキル基;
炭素数1〜5のアルコキシ基;非置換若しくは置換アリ
ール基;アリールオキシ基を表わし、p、qlrは0≦
p。
q、r≦3.1≦p十q+r≦3の条件を満たす整数を
表わす。) で示される化合物である。
表わす。) で示される化合物である。
炭素数1〜10の非置換若しくは置換アルキル基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、t−
ブチル基、ペンチル基、クロロメチル基、クロロエチル
基、フルオロメチル基、シアノメチル基などがあげられ
、炭素数1〜10のアルコキシ基としてはメトキシ基、
エトキシ基、n−プロポキシ基、n−ブトキン基などが
あげられる。非置換若しくは置換アリール基としては、
7 x =ル基、p−メトキシフェニル基、p−クロロ
フェニル基、p−トリフルオロメチルフェニル基などが
あげられ、アリールオキシ基としてはフェノキシ基など
があげられる。
は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、t−
ブチル基、ペンチル基、クロロメチル基、クロロエチル
基、フルオロメチル基、シアノメチル基などがあげられ
、炭素数1〜10のアルコキシ基としてはメトキシ基、
エトキシ基、n−プロポキシ基、n−ブトキン基などが
あげられる。非置換若しくは置換アリール基としては、
7 x =ル基、p−メトキシフェニル基、p−クロロ
フェニル基、p−トリフルオロメチルフェニル基などが
あげられ、アリールオキシ基としてはフェノキシ基など
があげられる。
また、ケイ素化合物としては、0−ニトロベンジルオキ
シシリル基を末端基とし、主鎖が次式:(式中、nはO
又は1以上の整数を表わし、 R1及び几2は前記と同
様の意味を有し;x、yは、同−でも異なっていてもよ
く、各々、酸素原子、アルキレン基、アリール基等を表
わす。)で示される基から成る化合物であってもよい。
シシリル基を末端基とし、主鎖が次式:(式中、nはO
又は1以上の整数を表わし、 R1及び几2は前記と同
様の意味を有し;x、yは、同−でも異なっていてもよ
く、各々、酸素原子、アルキレン基、アリール基等を表
わす。)で示される基から成る化合物であってもよい。
本発明に用いる、ケイ素原子に望楼結合した非置換もし
くは置換0−ニトロベンジルオキシ基を有するケイ素化
合物の具体例としては、トリメチル(0−ニトロベンジ
ルオキシ)シランジメチルフェニル(o−ニトロベンジ
ルオキシ)シランジフェニルメチル(o−ニトロベンジ
ルオキシ)シラントリフェニル(0−ニトロベンジルオ
キシ)シランビニルメチルフェニル(o−ニトロベンジ
ルオキシ)シランt−ブチルメチルフェニル(0−ニト
ロベンジルオキシ)シラントリエチル(0−ニトロベン
ジルオキシ)シラントリ(2−クロロエチル)−〇−二
トロペンジルオキシシラントリ(p−トリフルオロメチ
ルフェニル)−〇−ニトロペンジルオキシシラン トIJ メ’l−ル[α−(0−ニトロフェニル)−〇
−二トロベンジルオキシ〕シラン ジメチルフェニル〔α−(0−ニトロフェニル)−〇−
二トロベンジルオキシ〕シラン メチルフェニルジ〔α−(0ニトロフエニル)−〇−二
トロベンジルオキシ〕シラン トリフェニル(α−エチル−〇−ニトロベンジルオキシ
)シラントリメチル(3−メチル−2−ニトロベンジル
オキシ)シランジメチルフェニル(3,4,5−トリメ
トキシ−2−ニトロベンジルオキシ)シラン ゛ トリフェニル(4,5,6−ドリメトキシー2−ニトロ
ベンジルオキシ)シラン ジフェニルメチル(5−メチル−4−メ)−Vシー2−
ニトロベンジルオキシ)シラン トリフェニル(4,5−ジメチル−2−二トロベンジル
オキシ)シラン ビニルメチルフェニル(4,5−ジクロロ−2−二トロ
ベンジルオキシ)シラン トリフェニル(2,6−ジニトロベンジルオキシ)シラ
ンジフェニルメチル(2+4−ジニトロベンジルオキシ
)シラントリフェニル(3−メトキシ−2−ニトロベン
ジルオキシ)シランビニルメチルフェニル(3+4−ジ
メトキシ−2−二トロベンジルオキシ)シラン ジメチルジ(0−ニトロベンジルオキシ)シランメチル
フェニルジ(o−ニトロベンジルオキシ)シランビニル
フェニルジ(0−ニトロベンジルオキシ)シランt−ブ
チルフェニルジ(0−ニトロベンジルオキシ)シラント
エチルジ(O−ニトロベンジルオキシ)シラン2−クロ
ロエチルフェニルジ(o−ニトロベンジルオキシ)シラ
ンジフェニルジ(0−ニトロベンジルオキシ)シランジ
フェニルジ(3−メトキシ−2−ニトロベンジルオキシ
)シランジフェニルジ(3,4−ジメトキシ−2−ニト
ロベンジルオキシ)シラン ジフェニルジ(2,6−ジニトロベンジルオキシ)シラ
ンジフェニルジ(2,4−ジニトロベンジルオキシ)シ
ランメチル) IJ (0−ニトロベンジルオキシ)シ
ランフェニルトリ(o−ニトロベンジルオキシ)シラン
ルービス(0−ニトロベンジルオキシジメチルシリル)
ベンゼン1.1.3.3−テトラフェニル−1,3−ジ
(o−ニトロベンジルオキシ)シロキサン 1.1.3.3.5.5−へキサフェニル−1,5−ジ
(0−ニトロベンジルオキシ)シロキサン 及びS ice含有シリコーン樹脂と0−ニトロベンジ
ルアルコールとの反応により生成するケイ素化合物等が
あげられる。
くは置換0−ニトロベンジルオキシ基を有するケイ素化
合物の具体例としては、トリメチル(0−ニトロベンジ
ルオキシ)シランジメチルフェニル(o−ニトロベンジ
ルオキシ)シランジフェニルメチル(o−ニトロベンジ
ルオキシ)シラントリフェニル(0−ニトロベンジルオ
キシ)シランビニルメチルフェニル(o−ニトロベンジ
ルオキシ)シランt−ブチルメチルフェニル(0−ニト
ロベンジルオキシ)シラントリエチル(0−ニトロベン
ジルオキシ)シラントリ(2−クロロエチル)−〇−二
トロペンジルオキシシラントリ(p−トリフルオロメチ
ルフェニル)−〇−ニトロペンジルオキシシラン トIJ メ’l−ル[α−(0−ニトロフェニル)−〇
−二トロベンジルオキシ〕シラン ジメチルフェニル〔α−(0−ニトロフェニル)−〇−
二トロベンジルオキシ〕シラン メチルフェニルジ〔α−(0ニトロフエニル)−〇−二
トロベンジルオキシ〕シラン トリフェニル(α−エチル−〇−ニトロベンジルオキシ
)シラントリメチル(3−メチル−2−ニトロベンジル
オキシ)シランジメチルフェニル(3,4,5−トリメ
トキシ−2−ニトロベンジルオキシ)シラン ゛ トリフェニル(4,5,6−ドリメトキシー2−ニトロ
ベンジルオキシ)シラン ジフェニルメチル(5−メチル−4−メ)−Vシー2−
ニトロベンジルオキシ)シラン トリフェニル(4,5−ジメチル−2−二トロベンジル
オキシ)シラン ビニルメチルフェニル(4,5−ジクロロ−2−二トロ
ベンジルオキシ)シラン トリフェニル(2,6−ジニトロベンジルオキシ)シラ
ンジフェニルメチル(2+4−ジニトロベンジルオキシ
)シラントリフェニル(3−メトキシ−2−ニトロベン
ジルオキシ)シランビニルメチルフェニル(3+4−ジ
メトキシ−2−二トロベンジルオキシ)シラン ジメチルジ(0−ニトロベンジルオキシ)シランメチル
フェニルジ(o−ニトロベンジルオキシ)シランビニル
フェニルジ(0−ニトロベンジルオキシ)シランt−ブ
チルフェニルジ(0−ニトロベンジルオキシ)シラント
エチルジ(O−ニトロベンジルオキシ)シラン2−クロ
ロエチルフェニルジ(o−ニトロベンジルオキシ)シラ
ンジフェニルジ(0−ニトロベンジルオキシ)シランジ
フェニルジ(3−メトキシ−2−ニトロベンジルオキシ
)シランジフェニルジ(3,4−ジメトキシ−2−ニト
ロベンジルオキシ)シラン ジフェニルジ(2,6−ジニトロベンジルオキシ)シラ
ンジフェニルジ(2,4−ジニトロベンジルオキシ)シ
ランメチル) IJ (0−ニトロベンジルオキシ)シ
ランフェニルトリ(o−ニトロベンジルオキシ)シラン
ルービス(0−ニトロベンジルオキシジメチルシリル)
ベンゼン1.1.3.3−テトラフェニル−1,3−ジ
(o−ニトロベンジルオキシ)シロキサン 1.1.3.3.5.5−へキサフェニル−1,5−ジ
(0−ニトロベンジルオキシ)シロキサン 及びS ice含有シリコーン樹脂と0−ニトロベンジ
ルアルコールとの反応により生成するケイ素化合物等が
あげられる。
最後に、α−ケトシリル基を有するものは、次式:
%式%)
(式中、nは0,1,2.3 の数を表わし;Rは炭素
数1〜10のアルキル基、ビニル基、アリル基、アリー
ル基などの炭化水素基、アリ、・−ルオキシ基、炭素数
1〜10のアルコキシ基を表わし、これらはハロゲン原
子、No、 、 CN、 −0CH3などの置換基を分
子内に有していてもよい。)で示される化合物である。
数1〜10のアルキル基、ビニル基、アリル基、アリー
ル基などの炭化水素基、アリ、・−ルオキシ基、炭素数
1〜10のアルコキシ基を表わし、これらはハロゲン原
子、No、 、 CN、 −0CH3などの置換基を分
子内に有していてもよい。)で示される化合物である。
具体的には、
などの化合物をあげることができる。
これらのケイ素化合物の添加配合量は、エポキシ樹脂に
対し、0.1〜20重量%、好ましくは1〜10重ff
i%の範囲である。配合量が0,1重量%に満たない場
合には、充分な硬化特性が得られず、また、20mfi
1%を超えて用いることは可能であるが、コスト高や触
媒成分の分解生成物が問題になる場合があるので好まし
くない。
対し、0.1〜20重量%、好ましくは1〜10重ff
i%の範囲である。配合量が0,1重量%に満たない場
合には、充分な硬化特性が得られず、また、20mfi
1%を超えて用いることは可能であるが、コスト高や触
媒成分の分解生成物が問題になる場合があるので好まし
くない。
本発明にかかる光硬化性樹脂組成物は上記三成分を必須
とするが、更に必要に応じて光硬化を促進するためにd
光増感剤を配合してもよい。かかる光増感剤は次式で示
される。
とするが、更に必要に応じて光硬化を促進するためにd
光増感剤を配合してもよい。かかる光増感剤は次式で示
される。
[式中、几1〜BIOは同一であっても異なっていても
よく、それぞれ、水素原子;イオウ原子;ニトロ基;シ
アノ基;ハロゲン原子;炭素数1〜5のアルキル基、ア
ルコキシ基、エステル基の芳香族基(ただし、それらは
エステル、ケトン。
よく、それぞれ、水素原子;イオウ原子;ニトロ基;シ
アノ基;ハロゲン原子;炭素数1〜5のアルキル基、ア
ルコキシ基、エステル基の芳香族基(ただし、それらは
エステル、ケトン。
エーテル、チオエーテルなどの基を含んでいてもよい)
を表わす。〕 そのような増感剤としては、具体的にはなどがあけられ
る。
を表わす。〕 そのような増感剤としては、具体的にはなどがあけられ
る。
これらの光増感剤の添加配合量はエポキシ樹脂に対し0
.001〜10重量%、好ましくは0.002〜5重世
チの範囲である。配合量が0.1重量%に満たない場合
には充分な硬化特性が得られず、また10重量%を超え
て用いることは可能であるがコスト高や触媒成分の分解
を生起する傾向にあり何ら利点をもたらさない。
.001〜10重量%、好ましくは0.002〜5重世
チの範囲である。配合量が0.1重量%に満たない場合
には充分な硬化特性が得られず、また10重量%を超え
て用いることは可能であるがコスト高や触媒成分の分解
を生起する傾向にあり何ら利点をもたらさない。
本発明は脱臼、骨折等の治療すべき身体部分を光硬化性
樹脂で含浸した基材、例えば織布あるいは不織布で包み
、ついで光照射に暴路することにより硬化し固く、軽く
、生理的に不活性な一体成形物となすことからなるギブ
ス材料あるいは予め治療すべき身体部分と同一の型(指
9足指、腕などの型)を用いて上記と同様の方法にて予
備成形体に予備成形して使用するギプス材料を提供する
。
樹脂で含浸した基材、例えば織布あるいは不織布で包み
、ついで光照射に暴路することにより硬化し固く、軽く
、生理的に不活性な一体成形物となすことからなるギブ
ス材料あるいは予め治療すべき身体部分と同一の型(指
9足指、腕などの型)を用いて上記と同様の方法にて予
備成形体に予備成形して使用するギプス材料を提供する
。
樹脂の硬化方法には常温光硬化、加熱光硬化、光硬化後
のアフターキュアなどを採用することができる。このと
き、照射する光の波長は樹脂組成物の組成によって異な
るが、通常18’0−700 JEilである。
のアフターキュアなどを採用することができる。このと
き、照射する光の波長は樹脂組成物の組成によって異な
るが、通常18’0−700 JEilである。
とりわけ、紫外線の照射は効果的である。光照射時間は
、エポキシ樹脂の組成、触媒の種類、光源などによって
異なるが、通常1〜180分、好ましくは1〜60分で
ある。加熱光硬化する場合の加熱温度は、エポキシ樹脂
の組成および触媒の複類によって異なるが、通常20〜
200’Gs好ましくは60〜100℃である。光源と
しては、通常、光硬化用に使用されているものであれば
いかなるものでもよく、例えば、低圧水銀ランプ、高圧
水銀ランプ、カーボンアークランプ、メタルハロゲンラ
ンプ、キセノン−水銀ランプ、キセノンランプ、水素放
電管、タングステンランプ、ハロゲンランプ、ナトリウ
ム放電管、ネオン放電管、アルゴン放電管、He−Ne
レーザー、Ar イオンレーザ−1N、v−ザー、cd
イオンレーザ−1He−Cd レーザー、色素レーザ
ー等があげられ、これらから成る群より選ばれた1種も
しくは2種以上のものが適宜使用される。光硬化後アフ
ターキュアーは、エポキシ樹脂の組成および触媒の種類
によって異なるが、通常50〜200℃、好ましくは1
00〜180℃にて、通常1〜10時間、好ましくは2
〜5時間行なう。
、エポキシ樹脂の組成、触媒の種類、光源などによって
異なるが、通常1〜180分、好ましくは1〜60分で
ある。加熱光硬化する場合の加熱温度は、エポキシ樹脂
の組成および触媒の複類によって異なるが、通常20〜
200’Gs好ましくは60〜100℃である。光源と
しては、通常、光硬化用に使用されているものであれば
いかなるものでもよく、例えば、低圧水銀ランプ、高圧
水銀ランプ、カーボンアークランプ、メタルハロゲンラ
ンプ、キセノン−水銀ランプ、キセノンランプ、水素放
電管、タングステンランプ、ハロゲンランプ、ナトリウ
ム放電管、ネオン放電管、アルゴン放電管、He−Ne
レーザー、Ar イオンレーザ−1N、v−ザー、cd
イオンレーザ−1He−Cd レーザー、色素レーザ
ー等があげられ、これらから成る群より選ばれた1種も
しくは2種以上のものが適宜使用される。光硬化後アフ
ターキュアーは、エポキシ樹脂の組成および触媒の種類
によって異なるが、通常50〜200℃、好ましくは1
00〜180℃にて、通常1〜10時間、好ましくは2
〜5時間行なう。
本発明において光硬化性樹脂組成物を含浸させる基材と
しては綿、麻、羊毛その他の動植物性繊維、ナイロン、
ポリエチレンテレフタレートその他各種の合成繊維、ガ
ラス繊維その他の鉱物性繊維などからなる織布および不
織布、更には紙、シート、フィルム、フオームプラスチ
ックその他の各種可撓性基材を用いることができる。樹
脂組成物はこれら基材に各種の方法で含浸せしめ適用す
ることができる。適用例としては基材を無浴剤型の光硬
化性樹脂組成物に浸漬し、その後身体患部あるいは予め
ガーゼ、パラフィンなどで包被した身体患部に適用する
方法また溶剤型の光硬化性樹脂組成物の場合は基材を樹
脂溶液に浸漬し、ついで充分に乾燥した後身体患部に適
用する方法を挙げることができる。また光硬化性樹脂組
成物を含浸した暴利は半硬化(B−ステージ化)して貯
蔵し適時、使用することも可能である。
しては綿、麻、羊毛その他の動植物性繊維、ナイロン、
ポリエチレンテレフタレートその他各種の合成繊維、ガ
ラス繊維その他の鉱物性繊維などからなる織布および不
織布、更には紙、シート、フィルム、フオームプラスチ
ックその他の各種可撓性基材を用いることができる。樹
脂組成物はこれら基材に各種の方法で含浸せしめ適用す
ることができる。適用例としては基材を無浴剤型の光硬
化性樹脂組成物に浸漬し、その後身体患部あるいは予め
ガーゼ、パラフィンなどで包被した身体患部に適用する
方法また溶剤型の光硬化性樹脂組成物の場合は基材を樹
脂溶液に浸漬し、ついで充分に乾燥した後身体患部に適
用する方法を挙げることができる。また光硬化性樹脂組
成物を含浸した暴利は半硬化(B−ステージ化)して貯
蔵し適時、使用することも可能である。
本発明のギブス材料は、取扱いが容易で機械的特性に優
れ、軽量で人体に対しても不快感を与えることのない優
れた材料である。
れ、軽量で人体に対しても不快感を与えることのない優
れた材料である。
(発明の実施例)
次に実施例をあげて本発明を鮮明する。なお以下の記載
における部は重量部を示す。
における部は重量部を示す。
実施例1
エビコー) 828 (商品名、シェル化学社製エポキ
シ樹脂、ビスフェノールA型、エポキシ当量190〜2
10、分子量380 ) 20部、ERL 4221(
商品名、UCC社製エポキシ樹脂:脂環式エポキシ化合
物、エポキシ当量145 ) 80部、トリスアセチル
アセトナートアルミニウム0.5部およびt−ブチルペ
ルオキシトリフェニルシラン2部からなるエポキシ樹脂
組成物をガラス布テープ(■有沢製作所BTC252)
に含浸させた。この含浸テニプ(包帯)は柔軟であり無
臭であった。つぎにとの含浸テープを紫外線照射装置(
東京芝浦岨気■製、lKW高圧水銀ランうH100OP
Q)を用いて3分間UV光を照射して樹脂を硬化させた
。硬化樹脂量が41重量%、14強す(A8TM 04
74 R:よる)が68w1である剛性の高いシートが
得られた。
シ樹脂、ビスフェノールA型、エポキシ当量190〜2
10、分子量380 ) 20部、ERL 4221(
商品名、UCC社製エポキシ樹脂:脂環式エポキシ化合
物、エポキシ当量145 ) 80部、トリスアセチル
アセトナートアルミニウム0.5部およびt−ブチルペ
ルオキシトリフェニルシラン2部からなるエポキシ樹脂
組成物をガラス布テープ(■有沢製作所BTC252)
に含浸させた。この含浸テニプ(包帯)は柔軟であり無
臭であった。つぎにとの含浸テープを紫外線照射装置(
東京芝浦岨気■製、lKW高圧水銀ランうH100OP
Q)を用いて3分間UV光を照射して樹脂を硬化させた
。硬化樹脂量が41重量%、14強す(A8TM 04
74 R:よる)が68w1である剛性の高いシートが
得られた。
実施例2
厚紙で作製した外径50m、長さ200■の円筒をテフ
ロンフィルムでカバーした。つぎにエピコ−)1001
(商品名、シェル化学社製;ビスフェノールA型、エポ
キシ当量450〜525、分子量900)40部、ER
L 4221(前記)60部、トリスエチルアセトアセ
トナートアルミニウム0.5部およびt−ブチルペルオ
キシジフェニルシラン2部からなるエポキシ樹脂組成物
を幅50mの実施例1のガラス布テープに含浸せしめた
後、上記の円筒に1回転につき257m前進する前進重
複方法で3重に巻いた。つぎに、実施例1で用いた紫外
線照射装置にて7分間UV光を照射して硬化させた。つ
ぎに紙円筒を取り除いたギブス成形体は軽くて剛直であ
った。
ロンフィルムでカバーした。つぎにエピコ−)1001
(商品名、シェル化学社製;ビスフェノールA型、エポ
キシ当量450〜525、分子量900)40部、ER
L 4221(前記)60部、トリスエチルアセトアセ
トナートアルミニウム0.5部およびt−ブチルペルオ
キシジフェニルシラン2部からなるエポキシ樹脂組成物
を幅50mの実施例1のガラス布テープに含浸せしめた
後、上記の円筒に1回転につき257m前進する前進重
複方法で3重に巻いた。つぎに、実施例1で用いた紫外
線照射装置にて7分間UV光を照射して硬化させた。つ
ぎに紙円筒を取り除いたギブス成形体は軽くて剛直であ
った。
実施例3
ファインレックス301(商品名、ファインポリマーズ
■製;脂環式エポキシ化合物、エポキシ当量388 )
40部、l1lRL 422160部、トリスエチル
アセトアセトナートアルミニウム0.5部およびジクミ
ルペルオキシトリフェニルシラン2部からなるエポキシ
樹脂組成物を調製した。つぎにこの樹脂を実施例1のガ
ラス布テープに含浸させ実施例1の装置を用いて60秒
間UV光を照射して樹脂が半硬化状態にあるテープを得
た。
■製;脂環式エポキシ化合物、エポキシ当量388 )
40部、l1lRL 422160部、トリスエチル
アセトアセトナートアルミニウム0.5部およびジクミ
ルペルオキシトリフェニルシラン2部からなるエポキシ
樹脂組成物を調製した。つぎにこの樹脂を実施例1のガ
ラス布テープに含浸させ実施例1の装置を用いて60秒
間UV光を照射して樹脂が半硬化状態にあるテープを得
た。
このテープは各層を隔離するためシリコン処理紙と重ね
て心棒に巻き取った。この巻き取った心棒をポリエチレ
ンの容器に入れ空気を窒素で置換して密封し更にブリキ
製の容器に入れ密閉し室温で貯蔵した。2週間毎にテー
プを取り出してVV光照射により硬化せしめてギブス材
料の安全度試験を行ったところ5ケ月の期間良好な結果
を与えた。
て心棒に巻き取った。この巻き取った心棒をポリエチレ
ンの容器に入れ空気を窒素で置換して密封し更にブリキ
製の容器に入れ密閉し室温で貯蔵した。2週間毎にテー
プを取り出してVV光照射により硬化せしめてギブス材
料の安全度試験を行ったところ5ケ月の期間良好な結果
を与えた。
実施例4
骨折した指への適用を確認するため径が12mの折れた
ガラス棒を実施例1の樹脂”含浸テープを4重にカバー
し実施例1の装置を用いてUV光を5分間照射して硬化
した。折れたガラス棒は骨折した腕部あるいは脚部が通
常のギブスで固着保持されるのと同様に堅固に保持され
良好な結果を得た。
ガラス棒を実施例1の樹脂”含浸テープを4重にカバー
し実施例1の装置を用いてUV光を5分間照射して硬化
した。折れたガラス棒は骨折した腕部あるいは脚部が通
常のギブスで固着保持されるのと同様に堅固に保持され
良好な結果を得た。
実施例5
エピコー) 82820部、ERL 422180部、
トリスアセチルアセトナートアルミニウム0.5部、1
−ブチルペルオキシトリフェニルシラン2部およびベン
ゾフェノン2部からなるエポキシ樹脂組成物をポリエス
テル繊維からなるフェルト(日本バイリーン■: HP
−21H)に含浸させ、実施例1の装置を用いて3分間
UV光を照射して樹脂を硬化させた。硬化樹脂量が40
重量%、曲げ強さが41KgAIjXである剛性の高い
フェルトが得られた。
トリスアセチルアセトナートアルミニウム0.5部、1
−ブチルペルオキシトリフェニルシラン2部およびベン
ゾフェノン2部からなるエポキシ樹脂組成物をポリエス
テル繊維からなるフェルト(日本バイリーン■: HP
−21H)に含浸させ、実施例1の装置を用いて3分間
UV光を照射して樹脂を硬化させた。硬化樹脂量が40
重量%、曲げ強さが41KgAIjXである剛性の高い
フェルトが得られた。
実施例6
人差し指を市販の衛生用包帯で覆いさらにその上に実施
例1において得られた包帯を3重に巻いた後約25鈴の
距離から太陽燈を5分間照射して硬化させた。この開被
施術者はなんら不快感および苦痛を感じなかった。また
硬化した包帯は指を堅固に固定しギブス材料として充分
に使用可能であることが確認できた。
例1において得られた包帯を3重に巻いた後約25鈴の
距離から太陽燈を5分間照射して硬化させた。この開被
施術者はなんら不快感および苦痛を感じなかった。また
硬化した包帯は指を堅固に固定しギブス材料として充分
に使用可能であることが確認できた。
Claims (2)
- (1)aエポキシ樹脂、bアルミニウム化合物およびC
光照射によってシラノール基を生ずるケイ素化合物とか
らなる光硬化性樹脂組成物を基材に含浸せしめてなる光
硬化性樹脂含浸ギプス材料。 - (2)aエポキシ樹脂、bアルミニウム化合物、C光照
射によってシラノール基を生ずるケイ素化合物およびd
光増感剤とからなる光硬化性樹脂組成物を基材に含浸せ
しめてなる光硬化性樹脂含浸ギプス材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58162014A JPS6055957A (ja) | 1983-09-05 | 1983-09-05 | 光硬化性樹脂含浸ギブス材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58162014A JPS6055957A (ja) | 1983-09-05 | 1983-09-05 | 光硬化性樹脂含浸ギブス材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6055957A true JPS6055957A (ja) | 1985-04-01 |
Family
ID=15746408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58162014A Pending JPS6055957A (ja) | 1983-09-05 | 1983-09-05 | 光硬化性樹脂含浸ギブス材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6055957A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006055281A (ja) * | 2004-08-18 | 2006-03-02 | Alcare Co Ltd | 整形外科用固定材 |
-
1983
- 1983-09-05 JP JP58162014A patent/JPS6055957A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006055281A (ja) * | 2004-08-18 | 2006-03-02 | Alcare Co Ltd | 整形外科用固定材 |
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