JPS6055957A - 光硬化性樹脂含浸ギブス材料 - Google Patents

光硬化性樹脂含浸ギブス材料

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JPS6055957A
JPS6055957A JP58162014A JP16201483A JPS6055957A JP S6055957 A JPS6055957 A JP S6055957A JP 58162014 A JP58162014 A JP 58162014A JP 16201483 A JP16201483 A JP 16201483A JP S6055957 A JPS6055957 A JP S6055957A
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JP
Japan
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nitrobenzyloxy
light
epoxy resin
impregnated
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JP58162014A
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English (en)
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正幸 大場
修二 早瀬
大西 廉伸
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は新規な組成の光硬化性樹脂含浸ギプス材料に関
し、更に詳しくはエポキシ樹脂、アルミニウム化合物お
よび光照射によってシラノール基を生ずるケイ素化合物
とからなる光硬化性樹脂組成物を基材に含浸せしめてな
る光硬化性樹脂含浸ギプス材料に関する。
(発明の技術的背景とその問題点) 従来、脱臼、骨折、骨疾患の治療あるいは他身体の固定
固着の維持に用いるテープ、シート、包帯等のギブス材
料には焼石膏が広く使用されてきたが材料から成形され
たギブスは感水性から水に弱い、重くてかさばり、強度
が小さく容易に破砕する、透明性に欠ける、X−線透過
率が小さいなど多くの問題点を有していた。かかる焼石
膏の欠点を改良するものとしてプラスチックを用いたギ
ブス材料が開発されてきた。これらのうち光硬化性樹脂
を使用したものとしては特公昭48−6116号公報に
、不飽和ポリエステル系樹脂およびこれと相溶性の末端
エチレン性不飽和単量体であるスチレン、メタクリル酸
メチル等の単量体と併用した整形外科用包帯が開示され
た。しかしこの種の単量体は低沸点で、蒸気圧が大きく
容易に揮散するところから包帯を患部に巻くときは著し
い不快臭を放つのはさけられない。また、スチレンなど
の単量体は目1ロ、皮膚などの粘膜を刺激しかつ催涙性
を示し許容濃度が50ppmと低く、その使用は安全衛
生上好ましくなかった。−万年飽和ポリエステル系樹脂
は粘度が高く、織布、繊維等の基材との含浸性に劣る、
硬化時の収縮が大きいのでその歪みによって基材との密
着性が悪くなる欠点を有していた。また特公昭54−3
9675号公号にはヒドロキシアルキルアクリレート、
多価インシアネートおよび多価アルコールとの反応生成
物を用いた外科用包帯が提案されているがアクリロイル
基が光重合するだめには紫外線の250 nm以下の短
波長光が必要であるが通常のガラス板は3 Q Q11
m以下の紫外光を吸収するためこれら反応生成物にアゾ
ビスイソブチロニトリル、ベンゾインモノメチルエーテ
ルなど35Qnm近傍の紫外光でラジカルを発生する光
増感剤を併用している。通常アクリレート類は光照射に
よって生成したラジカルが酸素によって不活性過酸化物
になり、そのため厚膜の光硬化を行う場合、表面の樹脂
が硬化せず粘着性を呈するという不都合な事態を招く。
またアクリレート系樹脂は前記不飽和ポリエステル系樹
脂と同様、悪臭を発し鼻、のど、皮膚、粘膜を刺激し安
全衛生上好ましくなく、硬化時の収縮が大きい等の欠点
を有していた。
(発明の目的) 本発明は従来の光硬化性樹脂を用いたギブス材料−にお
ける上記したような欠点を解消し、基材との密着性に優
れ、良好な表面硬さ、耐薬品性2機械的特性に優れた新
規な光硬化性樹脂含浸ギブス材料の提供を目的とする。
(発明の概要) 本発明の光硬化性樹脂含浸ギブス材料は(1)aエポキ
シ樹脂、bアルミニウム化合物およびC光照射によって
シラノール基を生ずるケイ素化合物とからなる光硬化性
樹脂組成物および(2)aエポキシ樹脂、bアルミニウ
ム化合物、C光照射によってシラノール基を生ずるケイ
素化合物および光増感剤とからなる光硬化性樹脂組成物
を基材に含浸せしめることを特徴とする。
まず、本発明に用いるaエポキシ樹脂としては、−官能
性エポキシ化合物及び多官能性エポキシ化合物があげら
れる。−官能性エポキシ化合物としては、エチレンオキ
シド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、スチレ
ンオキシド、フェニルグリシジルエーテル、ブチルグリ
シジルエーテル等があげられる。また、多官能性エポキ
シ化合物としては、特に限定されないが、例えば、ビス
フェノールI型エポキシ樹脂;ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂;フェノールノボラック型エポキシ樹脂;脂環
式エポキシ樹脂ニトリグリシジルインシアネート、ヒダ
ントインエポキシ等の含複素環エポキシ樹脂;水添ビス
フェノールA型エポキシ樹脂;プロピレングリコール−
ジグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールーボリダ
リシシルエーテル等の脂肪族系エポキシ樹脂:芳香族、
脂肪族もしくは脂環式のカルボン酸とエピクロルヒドリ
ンとの反応によって得られるエポキシ樹脂;スピロ環含
有エポキシ樹脂;0−アリル−フェノールノボラック化
合物とエピクロルヒドリンとの反応生成物であるグリシ
ジルエーテル型エポキシ樹脂;ビスフェノール人のそれ
ぞれの水酸基の〇−位にアリル基を有するジアリルビス
フェノール化合物とエピクロルヒドリンとの反応生成物
であるグリシジルエーテル型エポキシ樹脂: P、P’
−N、N。
N/ 、 N/−テトラグリシジルジアミノジフェニル
メタン、次式のトリグリシジル−p−アミンフェノール など脂肪族もしくは芳香族アミンとエピクロルヒドリン
との反応によって得られるエポキシ樹脂等があげられ、
これらから選ばれた1種もしくは2種以上のものを任意
に使用することが出来る。
本発明に用いる第2の成分であるbアルミニウム化合物
としては、アルミニウム原子にアルコキシ基、フェノキ
シ基9レアシルオキシ基、β−ジケトナト基、0−カル
ボニルフェノラド基などが結合した有機アルミニウムの
錯体化合物であることが好ましい。
ここで、アルコキシ基としては炭素数1〜10のものが
好ましく、メトキシ、エトキシ、インプロポキシ、ブト
キシ、ペントオキシなどがあげられ:フエノキシ基とし
ては、フェノキシ基、o−メチルフェノキシ基、0−メ
トキシフェノキシ基、p−ニトロンエノキシ基、2,6
−シメチルフエノキシ基などがあげられ;アシルオキシ
基としては、アセケト、プロピオナト、インプロピオナ
ト、ブチラド、ステアラド、エチルアセドアセクト、プ
ロビルアセトアセケト、プチルアセトアセタト、ジエチ
ルマラト、ジピバロイルメタナトなどの配位子があげら
れ;β−ジケトナト基としては、例えば、アセチルアセ
トナト、トリフルオロアセチルアセトナト、ヘキサフル
オロアセチルアセトナト、 れ;0−カルボニルフェノラド基としては、例えば、サ
リチルアルデヒダトがあげられる。
このようなアルミニウム化合物の具体例としては、トリ
スメトキシアルミニウム、トリスエトキシアルミニウム
、トリスインプロポキシアルミニウム、トリスフェノキ
シアルミニウム、トリスバラメチルフェノキシアルミニ
ウム、イソプロポキシジェトキシアルミニウム、トリス
ブトキシアルミニラ、ム、トリスアセトキシアルミニウ
ム、トリスステアラドアルミニウム、トリスブチ2ドア
ルミニウム、トリスプロピオナトアルミニウム、トリス
イソプロピオナトアルミニウム、トリスアセチルアセト
ナドアルミニウム、トリストリフルオロアセチルアセト
ナドアルミニウム、トリスヘキサフルオロアセチルアセ
トナドアルミニウム、トリスエチルアセトアセケトアル
ミニウム、トリスサリチルアルデヒダトアルミニウム、
トリスジエチルマロラ′ドアルミニウム、トリスプロピ
ルアセFアセタトアルミニウム、トリスブチルアセトア
セケトアルミニウム、トリスジピバロイルメタナトアル
ミニウム、ジアセチルアセトナトジピノ(ロイルメタナ
トアルミニウム これらのアルミニウム化合物は、1種もしくは2種以上
の混合系で用いてもよく、その添加配合量は、エポキシ
樹脂に対し重量比で、0.001〜10%、好ましくは
0.1〜5%の範囲である。配合量が04)01重量%
に満たない場合には、十分な硬化特性が得られず、また
、10重量%を超えると、コスト高や密着性の低下の原
因となる。
本発明の光硬化性樹脂含浸ギブス材料は樹脂組成物にC
光照射によってシラノール基を生ずるケイ素化合物を第
3の成分として含むことを特徴とする。このようなケイ
素化合物としては、ペルオキシシラン基、0−ニトロベ
ンジルオキシ基、α−ケトシリル基のいずれかを有する
ケイ素化合物であることが好ましい。
これらケイ素化合物のうち、ペルオキシシラン基を有す
るものは次式:(几りn−8i(0−ORF)4−n(
式中、R1,几2は同一であって異なっていてもよく、
それぞれ、水臭原子、ハロゲン原子、炭素数1〜5のア
ルキル基若しくはアリール基を表わし;nはO〜3の整
数を表わす。)で示される化合物である。 。
上記式中、炭素数1〜5のアルキル基としては、例えば
、メチル基、エチル基、イソプロピル基、n−プロピル
基、n−ブチル基、t−ブチル基、5ec−ブチル基、
n−ペンチル基、メトキシ基、エトキシ基、クロルメチ
ル基が挙げられ;アリール基としては、例えば、フェニ
ル基、ナフチル基、アントラニル基、ベンジル基が挙げ
られ;炭素数1〜5のアルキル基及びアリール基は、ハ
ロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、メトキシ基等の置換
基を有していてもよい。
このようなケイ素化合物の具体例としては、次式: で示される化合物等があげられる。
また、0−ニトロベンジルオキシ基を有するものは、次
式: (式中、R′、几2.R3は同一であっても異なってい
てもよく、それぞれ、水素原子;ハロゲン原子;ビニル
基;アリル基:炭素数1〜10の非置換若しくは置換ア
ルキル基;炭素数1〜10のアルコキシ基:非置換若し
くは置換アリール基;アリールオキシ基;シロキシ基を
表わし、■Vは水素原子;炭素数1〜lOの非置換若し
くは置換アルキル基;フェニル基:i換フェニル基を表
わし、R’ 、几6. R7、Bllは同一であっても
異なっていてもよく、それぞれ、水素原子;ニトロ基;
シアノ基;ヒドロキシ基;メルカプト基;ハロゲン原子
;アセチル基;アリル基;炭素数1〜5のアルキル基;
炭素数1〜5のアルコキシ基;非置換若しくは置換アリ
ール基;アリールオキシ基を表わし、p、qlrは0≦
p。
q、r≦3.1≦p十q+r≦3の条件を満たす整数を
表わす。) で示される化合物である。
炭素数1〜10の非置換若しくは置換アルキル基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、t−
ブチル基、ペンチル基、クロロメチル基、クロロエチル
基、フルオロメチル基、シアノメチル基などがあげられ
、炭素数1〜10のアルコキシ基としてはメトキシ基、
エトキシ基、n−プロポキシ基、n−ブトキン基などが
あげられる。非置換若しくは置換アリール基としては、
7 x =ル基、p−メトキシフェニル基、p−クロロ
フェニル基、p−トリフルオロメチルフェニル基などが
あげられ、アリールオキシ基としてはフェノキシ基など
があげられる。
また、ケイ素化合物としては、0−ニトロベンジルオキ
シシリル基を末端基とし、主鎖が次式:(式中、nはO
又は1以上の整数を表わし、 R1及び几2は前記と同
様の意味を有し;x、yは、同−でも異なっていてもよ
く、各々、酸素原子、アルキレン基、アリール基等を表
わす。)で示される基から成る化合物であってもよい。
本発明に用いる、ケイ素原子に望楼結合した非置換もし
くは置換0−ニトロベンジルオキシ基を有するケイ素化
合物の具体例としては、トリメチル(0−ニトロベンジ
ルオキシ)シランジメチルフェニル(o−ニトロベンジ
ルオキシ)シランジフェニルメチル(o−ニトロベンジ
ルオキシ)シラントリフェニル(0−ニトロベンジルオ
キシ)シランビニルメチルフェニル(o−ニトロベンジ
ルオキシ)シランt−ブチルメチルフェニル(0−ニト
ロベンジルオキシ)シラントリエチル(0−ニトロベン
ジルオキシ)シラントリ(2−クロロエチル)−〇−二
トロペンジルオキシシラントリ(p−トリフルオロメチ
ルフェニル)−〇−ニトロペンジルオキシシラン トIJ メ’l−ル[α−(0−ニトロフェニル)−〇
−二トロベンジルオキシ〕シラン ジメチルフェニル〔α−(0−ニトロフェニル)−〇−
二トロベンジルオキシ〕シラン メチルフェニルジ〔α−(0ニトロフエニル)−〇−二
トロベンジルオキシ〕シラン トリフェニル(α−エチル−〇−ニトロベンジルオキシ
)シラントリメチル(3−メチル−2−ニトロベンジル
オキシ)シランジメチルフェニル(3,4,5−トリメ
トキシ−2−ニトロベンジルオキシ)シラン ゛ トリフェニル(4,5,6−ドリメトキシー2−ニトロ
ベンジルオキシ)シラン ジフェニルメチル(5−メチル−4−メ)−Vシー2−
ニトロベンジルオキシ)シラン トリフェニル(4,5−ジメチル−2−二トロベンジル
オキシ)シラン ビニルメチルフェニル(4,5−ジクロロ−2−二トロ
ベンジルオキシ)シラン トリフェニル(2,6−ジニトロベンジルオキシ)シラ
ンジフェニルメチル(2+4−ジニトロベンジルオキシ
)シラントリフェニル(3−メトキシ−2−ニトロベン
ジルオキシ)シランビニルメチルフェニル(3+4−ジ
メトキシ−2−二トロベンジルオキシ)シラン ジメチルジ(0−ニトロベンジルオキシ)シランメチル
フェニルジ(o−ニトロベンジルオキシ)シランビニル
フェニルジ(0−ニトロベンジルオキシ)シランt−ブ
チルフェニルジ(0−ニトロベンジルオキシ)シラント
エチルジ(O−ニトロベンジルオキシ)シラン2−クロ
ロエチルフェニルジ(o−ニトロベンジルオキシ)シラ
ンジフェニルジ(0−ニトロベンジルオキシ)シランジ
フェニルジ(3−メトキシ−2−ニトロベンジルオキシ
)シランジフェニルジ(3,4−ジメトキシ−2−ニト
ロベンジルオキシ)シラン ジフェニルジ(2,6−ジニトロベンジルオキシ)シラ
ンジフェニルジ(2,4−ジニトロベンジルオキシ)シ
ランメチル) IJ (0−ニトロベンジルオキシ)シ
ランフェニルトリ(o−ニトロベンジルオキシ)シラン
ルービス(0−ニトロベンジルオキシジメチルシリル)
ベンゼン1.1.3.3−テトラフェニル−1,3−ジ
(o−ニトロベンジルオキシ)シロキサン 1.1.3.3.5.5−へキサフェニル−1,5−ジ
(0−ニトロベンジルオキシ)シロキサン 及びS ice含有シリコーン樹脂と0−ニトロベンジ
ルアルコールとの反応により生成するケイ素化合物等が
あげられる。
最後に、α−ケトシリル基を有するものは、次式: %式%) (式中、nは0,1,2.3 の数を表わし;Rは炭素
数1〜10のアルキル基、ビニル基、アリル基、アリー
ル基などの炭化水素基、アリ、・−ルオキシ基、炭素数
1〜10のアルコキシ基を表わし、これらはハロゲン原
子、No、 、 CN、 −0CH3などの置換基を分
子内に有していてもよい。)で示される化合物である。
具体的には、 などの化合物をあげることができる。
これらのケイ素化合物の添加配合量は、エポキシ樹脂に
対し、0.1〜20重量%、好ましくは1〜10重ff
i%の範囲である。配合量が0,1重量%に満たない場
合には、充分な硬化特性が得られず、また、20mfi
1%を超えて用いることは可能であるが、コスト高や触
媒成分の分解生成物が問題になる場合があるので好まし
くない。
本発明にかかる光硬化性樹脂組成物は上記三成分を必須
とするが、更に必要に応じて光硬化を促進するためにd
光増感剤を配合してもよい。かかる光増感剤は次式で示
される。
[式中、几1〜BIOは同一であっても異なっていても
よく、それぞれ、水素原子;イオウ原子;ニトロ基;シ
アノ基;ハロゲン原子;炭素数1〜5のアルキル基、ア
ルコキシ基、エステル基の芳香族基(ただし、それらは
エステル、ケトン。
エーテル、チオエーテルなどの基を含んでいてもよい)
を表わす。〕 そのような増感剤としては、具体的にはなどがあけられ
る。
これらの光増感剤の添加配合量はエポキシ樹脂に対し0
.001〜10重量%、好ましくは0.002〜5重世
チの範囲である。配合量が0.1重量%に満たない場合
には充分な硬化特性が得られず、また10重量%を超え
て用いることは可能であるがコスト高や触媒成分の分解
を生起する傾向にあり何ら利点をもたらさない。
本発明は脱臼、骨折等の治療すべき身体部分を光硬化性
樹脂で含浸した基材、例えば織布あるいは不織布で包み
、ついで光照射に暴路することにより硬化し固く、軽く
、生理的に不活性な一体成形物となすことからなるギブ
ス材料あるいは予め治療すべき身体部分と同一の型(指
9足指、腕などの型)を用いて上記と同様の方法にて予
備成形体に予備成形して使用するギプス材料を提供する
樹脂の硬化方法には常温光硬化、加熱光硬化、光硬化後
のアフターキュアなどを採用することができる。このと
き、照射する光の波長は樹脂組成物の組成によって異な
るが、通常18’0−700 JEilである。
とりわけ、紫外線の照射は効果的である。光照射時間は
、エポキシ樹脂の組成、触媒の種類、光源などによって
異なるが、通常1〜180分、好ましくは1〜60分で
ある。加熱光硬化する場合の加熱温度は、エポキシ樹脂
の組成および触媒の複類によって異なるが、通常20〜
200’Gs好ましくは60〜100℃である。光源と
しては、通常、光硬化用に使用されているものであれば
いかなるものでもよく、例えば、低圧水銀ランプ、高圧
水銀ランプ、カーボンアークランプ、メタルハロゲンラ
ンプ、キセノン−水銀ランプ、キセノンランプ、水素放
電管、タングステンランプ、ハロゲンランプ、ナトリウ
ム放電管、ネオン放電管、アルゴン放電管、He−Ne
レーザー、Ar イオンレーザ−1N、v−ザー、cd
 イオンレーザ−1He−Cd レーザー、色素レーザ
ー等があげられ、これらから成る群より選ばれた1種も
しくは2種以上のものが適宜使用される。光硬化後アフ
ターキュアーは、エポキシ樹脂の組成および触媒の種類
によって異なるが、通常50〜200℃、好ましくは1
00〜180℃にて、通常1〜10時間、好ましくは2
〜5時間行なう。
本発明において光硬化性樹脂組成物を含浸させる基材と
しては綿、麻、羊毛その他の動植物性繊維、ナイロン、
ポリエチレンテレフタレートその他各種の合成繊維、ガ
ラス繊維その他の鉱物性繊維などからなる織布および不
織布、更には紙、シート、フィルム、フオームプラスチ
ックその他の各種可撓性基材を用いることができる。樹
脂組成物はこれら基材に各種の方法で含浸せしめ適用す
ることができる。適用例としては基材を無浴剤型の光硬
化性樹脂組成物に浸漬し、その後身体患部あるいは予め
ガーゼ、パラフィンなどで包被した身体患部に適用する
方法また溶剤型の光硬化性樹脂組成物の場合は基材を樹
脂溶液に浸漬し、ついで充分に乾燥した後身体患部に適
用する方法を挙げることができる。また光硬化性樹脂組
成物を含浸した暴利は半硬化(B−ステージ化)して貯
蔵し適時、使用することも可能である。
〔発明の効果〕
本発明のギブス材料は、取扱いが容易で機械的特性に優
れ、軽量で人体に対しても不快感を与えることのない優
れた材料である。
(発明の実施例) 次に実施例をあげて本発明を鮮明する。なお以下の記載
における部は重量部を示す。
実施例1 エビコー) 828 (商品名、シェル化学社製エポキ
シ樹脂、ビスフェノールA型、エポキシ当量190〜2
10、分子量380 ) 20部、ERL 4221(
商品名、UCC社製エポキシ樹脂:脂環式エポキシ化合
物、エポキシ当量145 ) 80部、トリスアセチル
アセトナートアルミニウム0.5部およびt−ブチルペ
ルオキシトリフェニルシラン2部からなるエポキシ樹脂
組成物をガラス布テープ(■有沢製作所BTC252)
に含浸させた。この含浸テニプ(包帯)は柔軟であり無
臭であった。つぎにとの含浸テープを紫外線照射装置(
東京芝浦岨気■製、lKW高圧水銀ランうH100OP
Q)を用いて3分間UV光を照射して樹脂を硬化させた
。硬化樹脂量が41重量%、14強す(A8TM 04
74 R:よる)が68w1である剛性の高いシートが
得られた。
実施例2 厚紙で作製した外径50m、長さ200■の円筒をテフ
ロンフィルムでカバーした。つぎにエピコ−)1001
(商品名、シェル化学社製;ビスフェノールA型、エポ
キシ当量450〜525、分子量900)40部、ER
L 4221(前記)60部、トリスエチルアセトアセ
トナートアルミニウム0.5部およびt−ブチルペルオ
キシジフェニルシラン2部からなるエポキシ樹脂組成物
を幅50mの実施例1のガラス布テープに含浸せしめた
後、上記の円筒に1回転につき257m前進する前進重
複方法で3重に巻いた。つぎに、実施例1で用いた紫外
線照射装置にて7分間UV光を照射して硬化させた。つ
ぎに紙円筒を取り除いたギブス成形体は軽くて剛直であ
った。
実施例3 ファインレックス301(商品名、ファインポリマーズ
■製;脂環式エポキシ化合物、エポキシ当量388 )
 40部、l1lRL 422160部、トリスエチル
アセトアセトナートアルミニウム0.5部およびジクミ
ルペルオキシトリフェニルシラン2部からなるエポキシ
樹脂組成物を調製した。つぎにこの樹脂を実施例1のガ
ラス布テープに含浸させ実施例1の装置を用いて60秒
間UV光を照射して樹脂が半硬化状態にあるテープを得
た。
このテープは各層を隔離するためシリコン処理紙と重ね
て心棒に巻き取った。この巻き取った心棒をポリエチレ
ンの容器に入れ空気を窒素で置換して密封し更にブリキ
製の容器に入れ密閉し室温で貯蔵した。2週間毎にテー
プを取り出してVV光照射により硬化せしめてギブス材
料の安全度試験を行ったところ5ケ月の期間良好な結果
を与えた。
実施例4 骨折した指への適用を確認するため径が12mの折れた
ガラス棒を実施例1の樹脂”含浸テープを4重にカバー
し実施例1の装置を用いてUV光を5分間照射して硬化
した。折れたガラス棒は骨折した腕部あるいは脚部が通
常のギブスで固着保持されるのと同様に堅固に保持され
良好な結果を得た。
実施例5 エピコー) 82820部、ERL 422180部、
トリスアセチルアセトナートアルミニウム0.5部、1
−ブチルペルオキシトリフェニルシラン2部およびベン
ゾフェノン2部からなるエポキシ樹脂組成物をポリエス
テル繊維からなるフェルト(日本バイリーン■: HP
−21H)に含浸させ、実施例1の装置を用いて3分間
UV光を照射して樹脂を硬化させた。硬化樹脂量が40
重量%、曲げ強さが41KgAIjXである剛性の高い
フェルトが得られた。
実施例6 人差し指を市販の衛生用包帯で覆いさらにその上に実施
例1において得られた包帯を3重に巻いた後約25鈴の
距離から太陽燈を5分間照射して硬化させた。この開被
施術者はなんら不快感および苦痛を感じなかった。また
硬化した包帯は指を堅固に固定しギブス材料として充分
に使用可能であることが確認できた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)aエポキシ樹脂、bアルミニウム化合物およびC
    光照射によってシラノール基を生ずるケイ素化合物とか
    らなる光硬化性樹脂組成物を基材に含浸せしめてなる光
    硬化性樹脂含浸ギプス材料。
  2. (2)aエポキシ樹脂、bアルミニウム化合物、C光照
    射によってシラノール基を生ずるケイ素化合物およびd
    光増感剤とからなる光硬化性樹脂組成物を基材に含浸せ
    しめてなる光硬化性樹脂含浸ギプス材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006055281A (ja) * 2004-08-18 2006-03-02 Alcare Co Ltd 整形外科用固定材

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