JPS6055124B2 - ２重薄肉壁構造のプラスチツク製カツプ - Google Patents
２重薄肉壁構造のプラスチツク製カツプInfo
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- JPS6055124B2 JPS6055124B2 JP50144623A JP14462375A JPS6055124B2 JP S6055124 B2 JPS6055124 B2 JP S6055124B2 JP 50144623 A JP50144623 A JP 50144623A JP 14462375 A JP14462375 A JP 14462375A JP S6055124 B2 JPS6055124 B2 JP S6055124B2
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D81/00—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
- B65D81/38—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents with thermal insulation
- B65D81/3865—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents with thermal insulation drinking cups or like containers
- B65D81/3869—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents with thermal insulation drinking cups or like containers formed with double walls, i.e. hollow
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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- B65D1/00—Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
- B65D1/22—Boxes or like containers with side walls of substantial depth for enclosing contents
- B65D1/26—Thin-walled containers, e.g. formed by deep-drawing operations
- B65D1/265—Drinking cups
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- B65D11/00—Containers having bodies formed by interconnecting or uniting two or more rigid, or substantially rigid, components made wholly or mainly of plastics material
- B65D11/16—Containers having bodies formed by interconnecting or uniting two or more rigid, or substantially rigid, components made wholly or mainly of plastics material with double walls
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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- B65D21/00—Nestable, stackable or joinable containers; Containers of variable capacity
- B65D21/02—Containers specially shaped, or provided with fittings or attachments, to facilitate nesting, stacking, or joining together
- B65D21/0233—Nestable containers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Stackable Containers (AREA)
- Package Specialized In Special Use (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
- Table Devices Or Equipment (AREA)
- Packages (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は使捨て用のプラスチックカップ、特に底部に
粉末状等の濃縮食品を収容したまま入れ子状態に多数積
重ねられるのに適した２重薄肉壁構造のカップに関する
ものである。
粉末状等の濃縮食品を収容したまま入れ子状態に多数積
重ねられるのに適した２重薄肉壁構造のカップに関する
ものである。
使捨てカップは知られて久しい。
かかるカップは長年に亘りワックス等で処理した紙で作
られて来た。しかし、かかるカップは洩れを生じやすい
シーム（継目）を有しており、またカップ自体の好まし
からず味があつた。このためシームレスのプラスチック
製カップが広く、特に自動販売機に広く使用されるよう
になつた。かかるカップは代表的には、熱可塑性の材料
をプラグアシスト中空形成法で加工して製造されている
。その可塑性材料の好適例としてはポリスチレンがある
。こうしたカップの先駆をなしかつ商業的にも成功をお
さめたものが例えば米国特許第３、０９１、３印号およ
び第３、３１９、２１３号明細書に開示されている。こ
れらの特許明細書に記載のカップにはカップ内容・物か
ら使用者の指への熱伝達を比較的低くする段付き側壁部
が設けられている。しかしながら、場合によつてはカッ
プ内容物が、長時間指でそのカップを保持していること
のできない程温度の高いものであることがある。 プラ
スチック製カップに収容されて自動販売される食品は、
ものによつては所望の風味を得るのに２種類以上の液源
を合わせて作られる。
られて来た。しかし、かかるカップは洩れを生じやすい
シーム（継目）を有しており、またカップ自体の好まし
からず味があつた。このためシームレスのプラスチック
製カップが広く、特に自動販売機に広く使用されるよう
になつた。かかるカップは代表的には、熱可塑性の材料
をプラグアシスト中空形成法で加工して製造されている
。その可塑性材料の好適例としてはポリスチレンがある
。こうしたカップの先駆をなしかつ商業的にも成功をお
さめたものが例えば米国特許第３、０９１、３印号およ
び第３、３１９、２１３号明細書に開示されている。こ
れらの特許明細書に記載のカップにはカップ内容・物か
ら使用者の指への熱伝達を比較的低くする段付き側壁部
が設けられている。しかしながら、場合によつてはカッ
プ内容物が、長時間指でそのカップを保持していること
のできない程温度の高いものであることがある。 プラ
スチック製カップに収容されて自動販売される食品は、
ものによつては所望の風味を得るのに２種類以上の液源
を合わせて作られる。
例えばその一般的な例としてソフトドリンク類がある。
その他の例では、乾燥粉末等を用いるのが望ましい。こ
れの例としてはコーヒー、ホットチョコレート、チキン
スープ等がある。しかし、粉末物は自動販売機における
取扱いがさほど容易ではない。このため、濃縮食品等を
各カップの底部に入れておき、次の上位隣接カップをそ
の濃縮食品を保護するための封止体とする積重式プラス
チック製カップがこれまでに提案されている。これにつ
いては例えは米国特許第３，５１２，６７７号明細書を
参照されたい。更には、断熱用の空間をもたらす２重側
壁構造のカップが知られている。例えば米国特許出願第
３４０，１ｎ号明細書にこれが開示されている。本発明
は特に上記の米国特許出願明細書に開示されているよう
な種類のカップに関している。本発明は従来技術のもの
に優る利益を有し、特に、隣接した入れ子関係のカップ
どうしのシール作用の破壊を防止して、各カップの底部
に置かれた濃縮食品を汚染や劣化に対して保護する新規
構造を有する２重薄肉壁構造カップを提供することを目
的としている。
その他の例では、乾燥粉末等を用いるのが望ましい。こ
れの例としてはコーヒー、ホットチョコレート、チキン
スープ等がある。しかし、粉末物は自動販売機における
取扱いがさほど容易ではない。このため、濃縮食品等を
各カップの底部に入れておき、次の上位隣接カップをそ
の濃縮食品を保護するための封止体とする積重式プラス
チック製カップがこれまでに提案されている。これにつ
いては例えは米国特許第３，５１２，６７７号明細書を
参照されたい。更には、断熱用の空間をもたらす２重側
壁構造のカップが知られている。例えば米国特許出願第
３４０，１ｎ号明細書にこれが開示されている。本発明
は特に上記の米国特許出願明細書に開示されているよう
な種類のカップに関している。本発明は従来技術のもの
に優る利益を有し、特に、隣接した入れ子関係のカップ
どうしのシール作用の破壊を防止して、各カップの底部
に置かれた濃縮食品を汚染や劣化に対して保護する新規
構造を有する２重薄肉壁構造カップを提供することを目
的としている。
より詳しくは本発明によれば、１方の２重壁構ノ造カッ
プの外側カップ部材と、この上位カップに入れ子関係の
同様の隣接下位カップの内側カップ部材との係合による
シールを垂直円筒状壁間係合部とし、これにより隣接カ
ップを垂直方向にある程度動かしてもシール作用が破壊
されることがなこい。
プの外側カップ部材と、この上位カップに入れ子関係の
同様の隣接下位カップの内側カップ部材との係合による
シールを垂直円筒状壁間係合部とし、これにより隣接カ
ップを垂直方向にある程度動かしてもシール作用が破壊
されることがなこい。
かかる円筒状係合面間には側空間がないが、積重ねられ
たカップの軸方向反撥弾性（従来から、望ましい特性と
考えられている）が次の理由て得られる。すなわち、こ
れは、各２重壁構造カップの内側カップ部材が外側カッ
プ部材の巻リム５に係着されて、外側カップ部材の内側
に実質上自由吊持されるためである。内、外カップ部材
は各々アンダーカットを１つしか有していないので、か
かるカップ部材の、モールドからの取外しが簡単である
。
たカップの軸方向反撥弾性（従来から、望ましい特性と
考えられている）が次の理由て得られる。すなわち、こ
れは、各２重壁構造カップの内側カップ部材が外側カッ
プ部材の巻リム５に係着されて、外側カップ部材の内側
に実質上自由吊持されるためである。内、外カップ部材
は各々アンダーカットを１つしか有していないので、か
かるカップ部材の、モールドからの取外しが簡単である
。
外側カップ部４材のアンダーカットは内側カップ部材の
それよりも深くされており、このため、連結肩部が、上
記の円筒状壁関係合部の妨げになることがない。外側カ
ップ部材のアングーカツトは直ぐ近くに係合面を倫えて
いる外側カップ部材の底壁部近くに設けられているので
、係合部が食品収容空間に近接した位置になり、また入
れ子関係で積重ねた高い連結状カップを輸送または貯蔵
時に曲げても隣接カップどうしのシール作用が損われる
ことがなく、このために内側カップ部材は可変形性であ
る。内側カップ部材のアンダーカット部には充分な間隙
が設けられているので上記の如き変形が可能であり、ま
た隣接した２重壁構造カップを連結ｊした時内側カップ
部材の外向き撓みが可能である。また、内側カップ部材
のアンダーカットは中断されているから隣接の入れ子関
係の２重壁構造カップの連結を容易にする空気逃しが得
られる。次に添付図面に従い、本発明を更に詳しく説明
する。第１図は本発明の原理に従つた構造をもつカップ
２０を示している。
それよりも深くされており、このため、連結肩部が、上
記の円筒状壁関係合部の妨げになることがない。外側カ
ップ部材のアングーカツトは直ぐ近くに係合面を倫えて
いる外側カップ部材の底壁部近くに設けられているので
、係合部が食品収容空間に近接した位置になり、また入
れ子関係で積重ねた高い連結状カップを輸送または貯蔵
時に曲げても隣接カップどうしのシール作用が損われる
ことがなく、このために内側カップ部材は可変形性であ
る。内側カップ部材のアンダーカット部には充分な間隙
が設けられているので上記の如き変形が可能であり、ま
た隣接した２重壁構造カップを連結ｊした時内側カップ
部材の外向き撓みが可能である。また、内側カップ部材
のアンダーカットは中断されているから隣接の入れ子関
係の２重壁構造カップの連結を容易にする空気逃しが得
られる。次に添付図面に従い、本発明を更に詳しく説明
する。第１図は本発明の原理に従つた構造をもつカップ
２０を示している。
このカップは図から解るように、内側カップ部材２２、
外側カップ部材２４からなる２重壁構造である。これら
２つのカップ部材の側壁どうしは後述のように全体的に
離間されている。しかしながら、内側カップ部材２２そ
の上部近くに、上方へ開き、外向きに広がつた円筒状上
壁部２６を有しており、この上壁部は外側カップ部材の
対応上壁部２８（第７図）としつかりと面係合してる。
内、外カップ部材のそれぞれの上端部３０，３２は巻込
み合体されて内、外カップ部材を共に固締する継合部と
しての巻リム３１を形成している。上壁部２８の底部か
ら外側カップ部材２４は下方にかつ内方向には収斂して
一連の円筒状輪部３４とこれら輪部と共に外肩部３８を
形成する内向きフランジ３６とを外側カップ部材２４の
底近くまて有している。
外側カップ部材２４からなる２重壁構造である。これら
２つのカップ部材の側壁どうしは後述のように全体的に
離間されている。しかしながら、内側カップ部材２２そ
の上部近くに、上方へ開き、外向きに広がつた円筒状上
壁部２６を有しており、この上壁部は外側カップ部材の
対応上壁部２８（第７図）としつかりと面係合してる。
内、外カップ部材のそれぞれの上端部３０，３２は巻込
み合体されて内、外カップ部材を共に固締する継合部と
しての巻リム３１を形成している。上壁部２８の底部か
ら外側カップ部材２４は下方にかつ内方向には収斂して
一連の円筒状輪部３４とこれら輪部と共に外肩部３８を
形成する内向きフランジ３６とを外側カップ部材２４の
底近くまて有している。
外肩部３８は親指やその他の指と実質上一直線状に接触
し、このため熱伝達は小さくなる。これについては前記
米国特許明細書第３，０９１，３印号および第３，３１
９，２１３号に詳細に示されている。最下方の円筒状輪
部３４の下にはほぼ三角形断面の凹部すなわちアンダー
カット（係合部）４０が設けられており、このアンダー
カツ！・４０は内向きの円錐壁部４２と、若干大きい外
向きの円錐壁部４４からなつている。
し、このため熱伝達は小さくなる。これについては前記
米国特許明細書第３，０９１，３印号および第３，３１
９，２１３号に詳細に示されている。最下方の円筒状輪
部３４の下にはほぼ三角形断面の凹部すなわちアンダー
カット（係合部）４０が設けられており、このアンダー
カツ！・４０は内向きの円錐壁部４２と、若干大きい外
向きの円錐壁部４４からなつている。
上記の凹んだあるいはアンダーカットされた係合部４０
の底縁から、外側カップ部材２４の下限を形成する直角
肩部４８へ向かつて下方に延びる円筒面４６が設けられ
ている。外側カップ部材２４はさらに一体的底部５０を
備えており、この底部５０は肩部４８から延入した実質
上平板上の輪部５２を備えており、この輪部５２は上方
オフセット部５４において、下方中央円錐突起５８をも
つ実質上平らな中央床部５６に接続されている。これか
ら解るように、外側カップ部材２４は全体的に一体構造
をもち、この部材の形成は、適当な薄肉の熱可塑性材料
、その好適例としてポリスチレンをプラグアシスト熱形
成法で行なうのが最も好都合である。内側カップ部材２
２は全体的に外側カップ部材２４に類似しているが重要
な点で部分的に異なつている。
の底縁から、外側カップ部材２４の下限を形成する直角
肩部４８へ向かつて下方に延びる円筒面４６が設けられ
ている。外側カップ部材２４はさらに一体的底部５０を
備えており、この底部５０は肩部４８から延入した実質
上平板上の輪部５２を備えており、この輪部５２は上方
オフセット部５４において、下方中央円錐突起５８をも
つ実質上平らな中央床部５６に接続されている。これか
ら解るように、外側カップ部材２４は全体的に一体構造
をもち、この部材の形成は、適当な薄肉の熱可塑性材料
、その好適例としてポリスチレンをプラグアシスト熱形
成法で行なうのが最も好都合である。内側カップ部材２
２は全体的に外側カップ部材２４に類似しているが重要
な点で部分的に異なつている。
内側カップ部材２２は上壁部２６の下縁から下方へー連
の水平オフセット輪部６０と垂直円筒輪部６２として形
成されている。第７図に示すように、内側カップ部材の
水平輪部６２の下部は外側カップ部材２４の隣接円筒状
輪部３４の上部に殆んど接触してそれら特定部域間に極
く小さな空間だけが設けられている。しかしながら、こ
れらの部域間にはカップ内容物から同カップを保持して
いる手の指への熱伝達を防ぐ効率的熱体をなすかなり大
きな空間６３がある。上記空間６３は、外側カップ部材
２４の外壁部分が若干内向きに撓んで内側カップ部材２
２の直ぐ隣りの部域どうしが、すなわち輪部３４の上部
が輪部６２の下部に当接することがあつても保たれるも
のである。また明らかな如く、これらの輪部３４，６２
の垂直方向の高さ（幅）は全部実質上等しい。下方の輪
部６２の底において、また内側カップ部材２２の下端に
向つては、外側カップ部材２４の係合部４０に形状がほ
ぼ類似した内向きのあるいはアンダーカットされた係合
部６４が設けられており、これには、空気逃し溝をなし
て、後述のようにカップどうしを容易に入れ子積重ねで
きるようにする構部６６が周上に保隔されて設けられて
いる。凹状係合部６４の直下には外側カップ部材の底の
輪部４６と実質上同じ垂直高さの円筒面６８が設けられ
ている。径寸法は、外側カップ部材の円筒面４６の外面
が内側カップ部材の円筒面６８の内面に密嵌めしてこの
後者と共に実質上のシールを形成する程度にされている
。円筒面６８の底にには入れ子関係の外側カップ部材２
４の下縁肩部４８を受容し、従つて積重ね用輪部をなす
内向き肩部７０が設けられている。上記積重ね用肩部７
０の下には輪部６２より高く、内向き径方向輪部７４で
成端する下垂円筒状輪部７２と、内側カップ部材の一部
をなす皿状部７６とが設けられている。
の水平オフセット輪部６０と垂直円筒輪部６２として形
成されている。第７図に示すように、内側カップ部材の
水平輪部６２の下部は外側カップ部材２４の隣接円筒状
輪部３４の上部に殆んど接触してそれら特定部域間に極
く小さな空間だけが設けられている。しかしながら、こ
れらの部域間にはカップ内容物から同カップを保持して
いる手の指への熱伝達を防ぐ効率的熱体をなすかなり大
きな空間６３がある。上記空間６３は、外側カップ部材
２４の外壁部分が若干内向きに撓んで内側カップ部材２
２の直ぐ隣りの部域どうしが、すなわち輪部３４の上部
が輪部６２の下部に当接することがあつても保たれるも
のである。また明らかな如く、これらの輪部３４，６２
の垂直方向の高さ（幅）は全部実質上等しい。下方の輪
部６２の底において、また内側カップ部材２２の下端に
向つては、外側カップ部材２４の係合部４０に形状がほ
ぼ類似した内向きのあるいはアンダーカットされた係合
部６４が設けられており、これには、空気逃し溝をなし
て、後述のようにカップどうしを容易に入れ子積重ねで
きるようにする構部６６が周上に保隔されて設けられて
いる。凹状係合部６４の直下には外側カップ部材の底の
輪部４６と実質上同じ垂直高さの円筒面６８が設けられ
ている。径寸法は、外側カップ部材の円筒面４６の外面
が内側カップ部材の円筒面６８の内面に密嵌めしてこの
後者と共に実質上のシールを形成する程度にされている
。円筒面６８の底にには入れ子関係の外側カップ部材２
４の下縁肩部４８を受容し、従つて積重ね用輪部をなす
内向き肩部７０が設けられている。上記積重ね用肩部７
０の下には輪部６２より高く、内向き径方向輪部７４で
成端する下垂円筒状輪部７２と、内側カップ部材の一部
をなす皿状部７６とが設けられている。
この皿状部は若干放物線状ないしは曲げられた周辺輪部
７６と、上方へ円蓋状になつた中央床部７８とから構成
されている。第７図、第８図に示す如く、上記床部７８
の外部は外側カップ部材の床部５６の下部に係止し、外
側カップ部材の中央の円錐突起５８は床部７８の中央部
を補強している。この補強やまた上記の上方円蓋形態に
より、カップに液体を充たした時の内側カップ部材２２
の底端が“オイルキヤニング（０ｉ１ｃａｎｎｉｎｇ）
″が防止される。皿部７１および収容部８４は、一般に
は乾燥粉末状で、カップに注いだ湯に溶ける濃縮食品８
０等を受容する。この濃縮食品としては例えば、コーヒ
ー粉末、インスタントテイー、乾燥チキンスープ片等が
あり、これらはよく水に溶けるものである。これは必ら
ずしも食品に限定されるものではなく、非処方医薬また
は薬品あるいは適宜の環境においては処方医薬ないしは
薬品であつてもよい。更には、食品着色剤、例えばイー
スタ用の卵を即時着色する染剤にも用いられる。内、外
カップ部材２２，２４は各々、一体化された単部品構造
である。
７６と、上方へ円蓋状になつた中央床部７８とから構成
されている。第７図、第８図に示す如く、上記床部７８
の外部は外側カップ部材の床部５６の下部に係止し、外
側カップ部材の中央の円錐突起５８は床部７８の中央部
を補強している。この補強やまた上記の上方円蓋形態に
より、カップに液体を充たした時の内側カップ部材２２
の底端が“オイルキヤニング（０ｉ１ｃａｎｎｉｎｇ）
″が防止される。皿部７１および収容部８４は、一般に
は乾燥粉末状で、カップに注いだ湯に溶ける濃縮食品８
０等を受容する。この濃縮食品としては例えば、コーヒ
ー粉末、インスタントテイー、乾燥チキンスープ片等が
あり、これらはよく水に溶けるものである。これは必ら
ずしも食品に限定されるものではなく、非処方医薬また
は薬品あるいは適宜の環境においては処方医薬ないしは
薬品であつてもよい。更には、食品着色剤、例えばイー
スタ用の卵を即時着色する染剤にも用いられる。内、外
カップ部材２２，２４は各々、一体化された単部品構造
である。
前記の如く、内、外カップ部材２２，２４はそれらの上
端どうしを巻込んだリム３１が形成され、これにより２
つのカップ”部材が固着されて２重壁構造の断熱された
カップが形成される。濃縮食品８０等は各カップの底に
置かれ、多数のカップが入れ子関係で積重ねられる。第
８図には上位のかかるカップは参照番号２０ａを付して
示され、またこのカップ２０ａと入れ子関係になつてい
る下位のカップは参照番号２０ｂを付して示されている
。図から解るように、カップ２０ａのアンダーカットさ
れた係合部４０と、カップ２０ｂの係合部６４は互いに
嵌合してカップ２０ａの外側円筒面４６がカップ２０ｂ
のｌ円筒面６８に、実質的表面積に亘つて係合していて
カップ２０ａの底隅４８をカップ２０ｂの積重ね用輪部
または肩部７０に対して保持し、これによつてカップ２
０ａ，２０ｂの下端どうしの間に形成された収容部８４
を実質上気密状態に保持して食品８０の汚染ないしは腐
敗を防ぐと共に食品８０が収容部８４から洩出するのを
防ぐ。円筒面４６，６８の相互係合高さは実質的なもの
であると共に面対面でシール作用を有するものであるの
でカップを相対的に垂直方向を若干程度移動させてもシ
ール作用が破られることはない。更に、カップ２０ａの
係合部４０と、カップ２０ｂの係合部６４はこれらの隣
接カップを反撥弾性的に保持し、上記の如き移動に対し
シールを維持する。これら係合部４０，６４はそれぞれ
１個のアンダーカットしか要らないので、それぞれのカ
ップをそのモールドから容易に取出すことができる。更
には、第８図から分かるように、内側カップ部材２２の
係合部６４で形成される凹みはその径方向深さが外側カ
ップ部材の係合部４０によつて形成される凹みよりも浅
いので、係合面どうしの係合を妨げるかも知れない直接
的な径方向の力は２つの係合部４０，６４の間には与え
られない。更には、付言すれば上位のカップ２０ａの外
側カップ部材２４の底と下位のカップ２０ｂの内側カッ
プ部材２２の底により形成される食品の空間は比較的小
さくなり、食品の上に大きな空間を形成しないので、食
品の保存には望ましい。
端どうしを巻込んだリム３１が形成され、これにより２
つのカップ”部材が固着されて２重壁構造の断熱された
カップが形成される。濃縮食品８０等は各カップの底に
置かれ、多数のカップが入れ子関係で積重ねられる。第
８図には上位のかかるカップは参照番号２０ａを付して
示され、またこのカップ２０ａと入れ子関係になつてい
る下位のカップは参照番号２０ｂを付して示されている
。図から解るように、カップ２０ａのアンダーカットさ
れた係合部４０と、カップ２０ｂの係合部６４は互いに
嵌合してカップ２０ａの外側円筒面４６がカップ２０ｂ
のｌ円筒面６８に、実質的表面積に亘つて係合していて
カップ２０ａの底隅４８をカップ２０ｂの積重ね用輪部
または肩部７０に対して保持し、これによつてカップ２
０ａ，２０ｂの下端どうしの間に形成された収容部８４
を実質上気密状態に保持して食品８０の汚染ないしは腐
敗を防ぐと共に食品８０が収容部８４から洩出するのを
防ぐ。円筒面４６，６８の相互係合高さは実質的なもの
であると共に面対面でシール作用を有するものであるの
でカップを相対的に垂直方向を若干程度移動させてもシ
ール作用が破られることはない。更に、カップ２０ａの
係合部４０と、カップ２０ｂの係合部６４はこれらの隣
接カップを反撥弾性的に保持し、上記の如き移動に対し
シールを維持する。これら係合部４０，６４はそれぞれ
１個のアンダーカットしか要らないので、それぞれのカ
ップをそのモールドから容易に取出すことができる。更
には、第８図から分かるように、内側カップ部材２２の
係合部６４で形成される凹みはその径方向深さが外側カ
ップ部材の係合部４０によつて形成される凹みよりも浅
いので、係合面どうしの係合を妨げるかも知れない直接
的な径方向の力は２つの係合部４０，６４の間には与え
られない。更には、付言すれば上位のカップ２０ａの外
側カップ部材２４の底と下位のカップ２０ｂの内側カッ
プ部材２２の底により形成される食品の空間は比較的小
さくなり、食品の上に大きな空間を形成しないので、食
品の保存には望ましい。
更に、外側カップ部材２４内部の内側カップ部材２２の
吊設および内、外側カップ部材の壁どうしの径方向離間
により内側カップ部材２２はその下端が外側カップ部材
２４に対し若干揺動可能であり、このため、垂直に積重
ねた入れ子関係のカップの軸線は若干直線状から曲げら
れても、各対の入れ子関係カップ間のシール作用が損わ
れることがな．い。更に、外側カップ部材２４内部の内
側カップ部材２２の吊設および内、外側カップ部材壁部
どうしの離間は、カップ部材の側壁のオフセット構造と
相俟つて、積重ねられたかかるカップに実質的な軸方向
反撥弾性をもたらす。上に説明した通こり、この軸方向
反撥弾性はカップのパッケージが落下した場合にも厚紙
の出荷容器の破裂を防ぐ必要な特徴であり、またこれは
、入れ子関係のカップが共に押圧されて分離し難くなる
のを防ぐ極めて重要な特徴である。カップを分離させる
場合、特に自動販売機において手または自動手段で、積
重なつたカップのうち最下位のものを取出す場合には、
内側カップ部材の係合部６４の径方向外向き間は内側カ
ップ部材のその部域における撓みを十分許容することが
できる。
吊設および内、外側カップ部材の壁どうしの径方向離間
により内側カップ部材２２はその下端が外側カップ部材
２４に対し若干揺動可能であり、このため、垂直に積重
ねた入れ子関係のカップの軸線は若干直線状から曲げら
れても、各対の入れ子関係カップ間のシール作用が損わ
れることがな．い。更に、外側カップ部材２４内部の内
側カップ部材２２の吊設および内、外側カップ部材壁部
どうしの離間は、カップ部材の側壁のオフセット構造と
相俟つて、積重ねられたかかるカップに実質的な軸方向
反撥弾性をもたらす。上に説明した通こり、この軸方向
反撥弾性はカップのパッケージが落下した場合にも厚紙
の出荷容器の破裂を防ぐ必要な特徴であり、またこれは
、入れ子関係のカップが共に押圧されて分離し難くなる
のを防ぐ極めて重要な特徴である。カップを分離させる
場合、特に自動販売機において手または自動手段で、積
重なつたカップのうち最下位のものを取出す場合には、
内側カップ部材の係合部６４の径方向外向き間は内側カ
ップ部材のその部域における撓みを十分許容することが
できる。
更に、この場合空気逃し用の溝部６６は第９図に矢印８
２で示すようにカップ間の空間への空気の移動を容易に
する。またこれとは逆に、”前記のように、この空気逃
し空間はまたカップ積重ね時の空気逃しにも役立つ。食
品８０は実際には食物である必要がなく、無害な人間な
いしは動物用の摂取物であれば何んでもよい。
２で示すようにカップ間の空間への空気の移動を容易に
する。またこれとは逆に、”前記のように、この空気逃
し空間はまたカップ積重ね時の空気逃しにも役立つ。食
品８０は実際には食物である必要がなく、無害な人間な
いしは動物用の摂取物であれば何んでもよい。
以上には水溶性の乾燥物についで述べたが、この物は乾
燥物以外の状態、例えばゼラチン状のものでもよいこと
は明らかであつて、液体も必らずしも水である必要はな
く、例えば果物ジュース、アルコール等の無害な液体で
もよい。
燥物以外の状態、例えばゼラチン状のものでもよいこと
は明らかであつて、液体も必らずしも水である必要はな
く、例えば果物ジュース、アルコール等の無害な液体で
もよい。
第１図は本発明の２重薄肉壁構造のプラスチック製カッ
プの斜視図、第２図は第１図に示すカップの内側カップ
部材の側面図、第３図はかかるカップの外側カップ部材
の側面図、第４図は第２図の線４−４による内側カップ
部材の拡大垂直断面図、第５図は第３図の線５−５によ
る拡大垂直断面図、第６図は第９図の線６−６による、
積重ねたかかるカップの拡大水平断面図、第７図は第１
図の線７−７による、本発明のカップの拡大垂直断面破
断図、第８図は第７図の線８−８による、入れ子関係で
積重ねたかかるカップの更に拡大した、垂直断面破断図
、第９図は第７図の線９−９による断面図である。 ２０・・・・・・カップ、２２・・・・・・内側カップ
部材、２４・・・・・・外側カップ部材、３４・・・・
・・輪部、４０・・・・・・係合部、４６・・・・・・
円筒面、５０・・・・・・底部、６２・・・・・・輪部
、６４・・・・・・係合部、６６・・・・・・空気逃し
用溝部、６８・・・・・・円筒面、７０・・・・・・肩
部、７１・・・・・・皿部、８４・・・・・・収容部。
プの斜視図、第２図は第１図に示すカップの内側カップ
部材の側面図、第３図はかかるカップの外側カップ部材
の側面図、第４図は第２図の線４−４による内側カップ
部材の拡大垂直断面図、第５図は第３図の線５−５によ
る拡大垂直断面図、第６図は第９図の線６−６による、
積重ねたかかるカップの拡大水平断面図、第７図は第１
図の線７−７による、本発明のカップの拡大垂直断面破
断図、第８図は第７図の線８−８による、入れ子関係で
積重ねたかかるカップの更に拡大した、垂直断面破断図
、第９図は第７図の線９−９による断面図である。 ２０・・・・・・カップ、２２・・・・・・内側カップ
部材、２４・・・・・・外側カップ部材、３４・・・・
・・輪部、４０・・・・・・係合部、４６・・・・・・
円筒面、５０・・・・・・底部、６２・・・・・・輪部
、６４・・・・・・係合部、６６・・・・・・空気逃し
用溝部、６８・・・・・・円筒面、７０・・・・・・肩
部、７１・・・・・・皿部、８４・・・・・・収容部。
Claims (1)
- １ 各々が横断方向の底壁部とこの底壁部から上方開放
外端に向つて末広がりになつた側壁部とを備えている内
カップ部材２２、外カップ部材２４から構成されており
、上記カップ部材の側壁部どうしが上方開放外端近くに
おいて継合わされて継合部３１を形成し、またこれによ
り内側カップ部材２２が上記外側カップ部材２４内部に
自由に吊設されており、上記内側カップ部材２２は円筒
面６８とこれに隣接して上記の継合部３１から下方へ相
当の距離だけ離れカップの内方へ突出した係合部６４と
を有しており、上記外側カップ部材２４も同様に、円筒
面４６とこの円筒面４６に隣接した内方へ凹んだ係合部
４０とを有しており、この外側カップ部材２４の係合部
４０は、入れ子状に積重ねた下位カップの内側カップ部
材２２の係合部６４と係合し、これらの係合部４０、６
４に隣接する前記円筒面４６、６８が互いに十分なシー
ル作用をもつて密に係合するようになつており、これら
入れ子関係のカップどうしを前記係合部で係合させたと
き、可溶物質を受容する１対のカップのうち下位カップ
２０ｂの内側カップ部材２４の底部にシールされた収容
空間部８４を形成するようにしたことを特徴とする２重
薄肉壁構造プラスチック製カップ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US53684074A | 1974-12-27 | 1974-12-27 | |
| US536840 | 2000-03-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5184370A JPS5184370A (en) | 1976-07-23 |
| JPS6055124B2 true JPS6055124B2 (ja) | 1985-12-03 |
Family
ID=24140143
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50144623A Expired JPS6055124B2 (ja) | 1974-12-27 | 1975-12-06 | ２重薄肉壁構造のプラスチツク製カツプ |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6055124B2 (ja) |
| AU (1) | AU505676B2 (ja) |
| CA (1) | CA1028657A (ja) |
| DE (1) | DE2554907A1 (ja) |
| FR (1) | FR2295882A1 (ja) |
| GB (1) | GB1535127A (ja) |
| IT (1) | IT1049989B (ja) |
| NL (1) | NL181643C (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0170695A1 (en) * | 1984-01-31 | 1986-02-12 | BOLTE, Brown | Drinking vessels |
| EP0222750A4 (en) * | 1984-06-20 | 1988-01-28 | James Valentine Henry Garwood | PACKAGING TRAY AND PACKAGING METHOD. |
| US11370579B2 (en) | 2017-02-07 | 2022-06-28 | Ball Corporation | Tapered metal cup and method of forming the same |
| US10875076B2 (en) | 2017-02-07 | 2020-12-29 | Ball Corporation | Tapered metal cup and method of forming the same |
| USD950318S1 (en) | 2018-05-24 | 2022-05-03 | Ball Corporation | Tapered cup |
| USD906056S1 (en) | 2018-12-05 | 2020-12-29 | Ball Corporation | Tapered cup |
| USD968893S1 (en) | 2019-06-24 | 2022-11-08 | Ball Corporation | Tapered cup |
| USD953811S1 (en) | 2020-02-14 | 2022-06-07 | Ball Corporation | Tapered cup |
| USD974845S1 (en) | 2020-07-15 | 2023-01-10 | Ball Corporation | Tapered cup |
| USD1012617S1 (en) | 2021-02-22 | 2024-01-30 | Ball Corporation | Tapered cup |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3079027A (en) * | 1959-12-10 | 1963-02-26 | Illinois Tool Works | Double walled nestable plastic container |
| NL144543C (ja) * | 1964-06-23 | |||
| US3512677A (en) * | 1968-07-03 | 1970-05-19 | Illinois Tool Works | Stackable container |
| US3580468A (en) * | 1969-08-05 | 1971-05-25 | Continental Can Co | Nestable double-walled disposable container |
-
1975
- 1975-11-10 NL NL7513128A patent/NL181643C/xx active Search and Examination
- 1975-11-10 AU AU86452/75A patent/AU505676B2/en not_active Expired
- 1975-11-10 CA CA239,279A patent/CA1028657A/en not_active Expired
- 1975-11-21 FR FR7535661A patent/FR2295882A1/fr active Granted
- 1975-12-02 GB GB1907376A patent/GB1535127A/en not_active Expired
- 1975-12-05 IT IT3004675A patent/IT1049989B/it active
- 1975-12-06 DE DE19752554907 patent/DE2554907A1/de active Granted
- 1975-12-06 JP JP50144623A patent/JPS6055124B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE2554907C2 (ja) | 1987-08-13 |
| NL181643C (nl) | 1987-10-01 |
| FR2295882B1 (ja) | 1982-05-07 |
| IT1049989B (it) | 1981-02-10 |
| NL7513128A (nl) | 1976-06-29 |
| CA1028657A (en) | 1978-03-28 |
| JPS5184370A (en) | 1976-07-23 |
| GB1535127A (en) | 1978-12-06 |
| FR2295882A1 (fr) | 1976-07-23 |
| DE2554907A1 (de) | 1976-07-08 |
| AU505676B2 (en) | 1979-11-29 |
| AU8645275A (en) | 1977-05-19 |
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