JPS605392B2 - ジルコニウムクラツド鋼の製造法 - Google Patents
ジルコニウムクラツド鋼の製造法Info
- Publication number
- JPS605392B2 JPS605392B2 JP11254477A JP11254477A JPS605392B2 JP S605392 B2 JPS605392 B2 JP S605392B2 JP 11254477 A JP11254477 A JP 11254477A JP 11254477 A JP11254477 A JP 11254477A JP S605392 B2 JPS605392 B2 JP S605392B2
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- zirconium
- titanium
- steel
- crimping
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、接合力、曲げ加工性等にすぐれたジルコニウ
ムクラッド鋼の製造法に関する。
ムクラッド鋼の製造法に関する。
ジルコニウムは、その優れた耐食性のため耐食材料とし
て各方面で用いられるようになって来たが、極めて高価
なため比較的安価な炭素鋼、低合金鋼、ステンレス鋼等
の鋼にクラッドして用いられる。
て各方面で用いられるようになって来たが、極めて高価
なため比較的安価な炭素鋼、低合金鋼、ステンレス鋼等
の鋼にクラッドして用いられる。
そのクラッド法には殆んど爆発圧着法が用いられ、他の
方法では接合がうまく行われない。しかし、この爆発圧
着法によっても十分な性能のジルコニウムクラッド鋼は
得られていないのが実状である。即ち、ジルコニウム板
の面積が広い場合、板厚が厚い場合に問題があり、母材
がステンレス鋼の場合は特に問題がある。例えば炭素鋼
または低合金鋼を母村とする場合には、ジルコニウムの
板厚が2.5肋位までは1200×2400(肋)位の
面積まで直接爆発圧着できるが、ジルコニウム板の厚み
が増すにつれて庄着が増すにつれて圧着が困難になり、
9肌位になると500肌角の板でも爆発圧着できなくな
る。又ステンレスを母材とする場合は、面積が500腕
角以上になるとジルコニウム板が薄くても爆発圧着する
ことは困難となる。本発明者等は、種々研究の結果、爆
発圧着の際にジルコニウムと鋼との接合界面に合金層が
生成し、その結果両金属の接合力が低下し、クラッド板
の曲げ加工性その他の機械的諸性質が低下するものであ
ることをつきとめた。
方法では接合がうまく行われない。しかし、この爆発圧
着法によっても十分な性能のジルコニウムクラッド鋼は
得られていないのが実状である。即ち、ジルコニウム板
の面積が広い場合、板厚が厚い場合に問題があり、母材
がステンレス鋼の場合は特に問題がある。例えば炭素鋼
または低合金鋼を母村とする場合には、ジルコニウムの
板厚が2.5肋位までは1200×2400(肋)位の
面積まで直接爆発圧着できるが、ジルコニウム板の厚み
が増すにつれて庄着が増すにつれて圧着が困難になり、
9肌位になると500肌角の板でも爆発圧着できなくな
る。又ステンレスを母材とする場合は、面積が500腕
角以上になるとジルコニウム板が薄くても爆発圧着する
ことは困難となる。本発明者等は、種々研究の結果、爆
発圧着の際にジルコニウムと鋼との接合界面に合金層が
生成し、その結果両金属の接合力が低下し、クラッド板
の曲げ加工性その他の機械的諸性質が低下するものであ
ることをつきとめた。
そして、爆発圧着の薬量、薬種、合せ材、母材間の間隙
を変えてもこの接合界面における合金層生成の防止には
効果が認められなかった。そこで本発明者等は、ジルコ
ニウムと鋼の両者になじみのある中間層金属を見出し、
この金属層を中介して良好な物性を有するジルコニウム
クラッド鋼を製造するべく鋭意研究の結果、チタン材を
中間層に用いることが極めて有利であることを見出し、
本発明をなすに至った。
を変えてもこの接合界面における合金層生成の防止には
効果が認められなかった。そこで本発明者等は、ジルコ
ニウムと鋼の両者になじみのある中間層金属を見出し、
この金属層を中介して良好な物性を有するジルコニウム
クラッド鋼を製造するべく鋭意研究の結果、チタン材を
中間層に用いることが極めて有利であることを見出し、
本発明をなすに至った。
従来良好なチタンクラッド鋼の得られることは知られて
いるが、ジルコニウムとチタンとのクラッドについては
、何らの知見も得られていなかった。
いるが、ジルコニウムとチタンとのクラッドについては
、何らの知見も得られていなかった。
本発明者等は適当な条件で爆発圧着すればジルコニウム
とチタンの間に良好な接合の得られることを初めて見出
したが、本発明はこの新知見に基づくものと言うことが
できる。即ち、本発明は、ジルコニウム板と鋼板とを中
間にチタン層を介して爆発圧着することを特徴とするジ
ルコニウムクラッド鋼の製造法に関するものである。
とチタンの間に良好な接合の得られることを初めて見出
したが、本発明はこの新知見に基づくものと言うことが
できる。即ち、本発明は、ジルコニウム板と鋼板とを中
間にチタン層を介して爆発圧着することを特徴とするジ
ルコニウムクラッド鋼の製造法に関するものである。
本発明において母材となる鋼とは、炭素鋼、低合金鋼、
ステンレス鋼を意味する。
ステンレス鋼を意味する。
爆発圧着法としては、例えばDuPont社の発明に係
る平行法、角度法が用いられる。
る平行法、角度法が用いられる。
本発明のクラツド法としては、
ジルコニウムにチタンを爆発圧着してその後母材に爆発
圧着して製造する方法:ジルコニウム、チタン及び母村
を同時に爆発圧着して製造する方法:チタンと母材を爆
発圧着した後に、合せ材ジルコニウムを爆発圧着して製
造する方法:ジルコニウムとチタンを爆発圧着した後、
圧延を行いその後母材に爆発圧着して製造する方法:ジ
ルコニウムに蒸着等でチタンをつけ、これを母材に爆発
圧着して製造する方法等、いずれの方法を用いても良い
。
圧着して製造する方法:ジルコニウム、チタン及び母村
を同時に爆発圧着して製造する方法:チタンと母材を爆
発圧着した後に、合せ材ジルコニウムを爆発圧着して製
造する方法:ジルコニウムとチタンを爆発圧着した後、
圧延を行いその後母材に爆発圧着して製造する方法:ジ
ルコニウムに蒸着等でチタンをつけ、これを母材に爆発
圧着して製造する方法等、いずれの方法を用いても良い
。
本発明の方法によれば、ジルコニウム板の厚さ、広さの
如何に拘らず、次の実施例によっても明らかなとおり、
接合力、曲げ加工性等にすぐれたジルコニウムクラッド
鋼を製造することができる。
如何に拘らず、次の実施例によっても明らかなとおり、
接合力、曲げ加工性等にすぐれたジルコニウムクラッド
鋼を製造することができる。
以下に実施例を示す。
実施例 1
2側厚さのチタンと20脚厚さのSB42からなるクラ
ッド鋼板(500中×1000長)のチタン表面を研磨
し、この面に3脚高さのスベーサーを介して、5肌厚さ
のジルコニウムを合せ村として戦直し、更にこの上面に
爆発圧着用粉状爆薬を平方当り18k9鼓置し、一端に
電気雷管を取り付け爆発圧着を行った。
ッド鋼板(500中×1000長)のチタン表面を研磨
し、この面に3脚高さのスベーサーを介して、5肌厚さ
のジルコニウムを合せ村として戦直し、更にこの上面に
爆発圧着用粉状爆薬を平方当り18k9鼓置し、一端に
電気雷管を取り付け爆発圧着を行った。
爆発圧着したジルコニウムクラッド鋼より、ミクロ、喫
断、曲げ試験用の試験片をそれぞれ切出し、試験を行っ
た。
断、曲げ試験用の試験片をそれぞれ切出し、試験を行っ
た。
その結果ミクロ試験においては、ジルコニウム、チタン
接合界面に従来ジルコニウム、ステンレス接合界面に認
められた合金層も認められず、良好な接合界面波形を呈
していた。奥断試験においては、ジルコニウム・チタン
間で36.3k9/物、チタン・SB42間で38.1
k9′軌の値が得られた。又、曲げ試験においては、表
曲げR=4Tで行った結果各接合界面ともはくり等の異
常は認められず、カラーチェックによる浸透傷も認めら
れない良好な接合力と加工性を有したクラツド鋼を得る
ことができた。実施例 2 3肋×600肋×60仇舷のジルコニウム板と1.5肌
×60仇帆×60仇肋のチタン板及び16側×58仇肌
×斑0側のSUS304を準備した。
接合界面に従来ジルコニウム、ステンレス接合界面に認
められた合金層も認められず、良好な接合界面波形を呈
していた。奥断試験においては、ジルコニウム・チタン
間で36.3k9/物、チタン・SB42間で38.1
k9′軌の値が得られた。又、曲げ試験においては、表
曲げR=4Tで行った結果各接合界面ともはくり等の異
常は認められず、カラーチェックによる浸透傷も認めら
れない良好な接合力と加工性を有したクラツド鋼を得る
ことができた。実施例 2 3肋×600肋×60仇舷のジルコニウム板と1.5肌
×60仇帆×60仇肋のチタン板及び16側×58仇肌
×斑0側のSUS304を準備した。
各板間の間隙を3肌に保持し、ジルコニウム板の表面に
爆発圧着用粉状爆薬を平方米当り26kg戦遣し、この
一端に電気雷管を取りつけて爆発圧着した。
爆発圧着用粉状爆薬を平方米当り26kg戦遣し、この
一端に電気雷管を取りつけて爆発圧着した。
圧着後、鱒断試験により圧着力をチェックした結果、ス
テンレスとチタンの間が38.6k9/桝、チタンとジ
ルコニウムの間が33.0k9/地ので、いずれの庄着
境界面も良好であった。
テンレスとチタンの間が38.6k9/桝、チタンとジ
ルコニウムの間が33.0k9/地ので、いずれの庄着
境界面も良好であった。
他方、上記と同サイズのジルコニウムと
SUS304を直薮爆着した結果、全面積の章程度が不
圧着となり、庄着した部分の駒断強さを測定した結果7
.4 5.0k9′柵しかなく、ASTMに規定された
14kg′地の半分以下であった。
圧着となり、庄着した部分の駒断強さを測定した結果7
.4 5.0k9′柵しかなく、ASTMに規定された
14kg′地の半分以下であった。
Claims (1)
- 1 ジルコニウム板と鋼板とを中間にチタン層を介して
爆発圧着することを特徴とするジルコニウムクラツド鋼
の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11254477A JPS605392B2 (ja) | 1977-09-21 | 1977-09-21 | ジルコニウムクラツド鋼の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11254477A JPS605392B2 (ja) | 1977-09-21 | 1977-09-21 | ジルコニウムクラツド鋼の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5446163A JPS5446163A (en) | 1979-04-11 |
JPS605392B2 true JPS605392B2 (ja) | 1985-02-09 |
Family
ID=14589296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11254477A Expired JPS605392B2 (ja) | 1977-09-21 | 1977-09-21 | ジルコニウムクラツド鋼の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS605392B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7922065B2 (en) * | 2004-08-02 | 2011-04-12 | Ati Properties, Inc. | Corrosion resistant fluid conducting parts, methods of making corrosion resistant fluid conducting parts and equipment and parts replacement methods utilizing corrosion resistant fluid conducting parts |
US10118259B1 (en) | 2012-12-11 | 2018-11-06 | Ati Properties Llc | Corrosion resistant bimetallic tube manufactured by a two-step process |
-
1977
- 1977-09-21 JP JP11254477A patent/JPS605392B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5446163A (en) | 1979-04-11 |
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