JPS605307Y2 - 強制循環式風呂釜

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【考案の詳細な説明】本考案は、ポンプによる強制循環機能を備え、浴槽内の
湯温の上下不均一を無くした風呂釜に関するもので、ポ
ンプの消費電力を節約することを目的としたものである
。

従来この種風呂釜において、第１図に示すように、強制
循環ポンプＡを浴槽Ｂと風呂釜Ｃとの循環路りに直列に
介在させたものでは、風呂釜Ｃの加熱時、ポンプＡを常
時運転しておかなければならず、かなりの電力を消費し
ていた。

本考案はか）る従来の難点を解消せんとするもので、入
浴直前に浴槽内湯温か上下均一になっていれば良いこと
に着目し、釜の加熱循環路とは並列にポンプの強制循環
路を設けると共に、タイマーによる燃焼停止前一定時間
のみポンプを働かせるようにしたものであり、その実施
例を説明すれば次のとおりである。

第２図において、１は浴槽、２は風呂釜、３は両者を連
結する循環管、４は強制循環ポンプで、循環管３内に設
けた吸込管５および吐出管６と接続し、浴槽１内の水を
吸込んで浴槽１内へ吐出する。

７は風呂釜２の燃焼時間を制御するタイマーで、ポンプ
４とは第３図に示すように、該タイマー７が切れる前の
一定時間ｔのみポンプ４に電源が入るように関連させで
ある。

か）る構成によれば、タイマー７をセットし、該タイマ
ー７による加熱進行中、停止直前にポンプ４の電源が入
り、浴槽湯を攪拌し、加熱停止時には槽内は上下均一化
されており、しかもポンプ消費電力は必要最少限ですむ
ことになる。

なお、吐出管６中に空気吸込管を有した気泡発生器を設
けると共に、タイマー７にポンプ４のみを連続運転でき
る接点を設けて泡風呂化しても良い。

以上のように本考案によれば、必要最少限の電力で浴槽
湯温の上下均一化を計ることのできる実用的効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す概略構成図、第２図は本考案の一
実施例を示す概略構成図、第３図は同上の動作説明図で
ある。１・・・・・・浴槽、２・・・・・・風呂釜、３・・・
・・・循環管、４・・・・・・強制循環ポンプ、５・・
・・・・吸込管、６・・・・・・吐出管、７・・・・・
・タイマー。

【実用新案登録請求の範囲】

浴槽と風呂釜とを連結する循環管内に強制循環ポンプと
接続した吸込管と吐出管とを設け、風呂釜の加熱時間を
制御するタイマーと前記ポンプとをタイマーの切れる前
の一定時間のみポンプに電源が入るよう関連させたこと
を特徴とする強制循環式風呂釜。