JPS6052164B2 - 連続的に運転されるエチレン↓−高圧重合系中に於ける圧力を急速に低下せしめる方法 - Google Patents

連続的に運転されるエチレン↓−高圧重合系中に於ける圧力を急速に低下せしめる方法

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JPS6052164B2
JPS6052164B2 JP52082632A JP8263277A JPS6052164B2 JP S6052164 B2 JPS6052164 B2 JP S6052164B2 JP 52082632 A JP52082632 A JP 52082632A JP 8263277 A JP8263277 A JP 8263277A JP S6052164 B2 JPS6052164 B2 JP S6052164B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J3/00Processes of utilising sub-atmospheric or super-atmospheric pressure to effect chemical or physical change of matter; Apparatus therefor
    • B01J3/002Component parts of these vessels not mentioned in B01J3/004, B01J3/006, B01J3/02 - B01J3/08; Measures taken in conjunction with the process to be carried out, e.g. safety measures
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F10/00Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F10/02Ethene

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  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエチレン又はエチレン及びエチレンと共重合し
得る化合物よりの混合物が500乃至5000バールの
圧力及び150乃至400℃の温度に於て重合される連
続的に運転される高圧重合系中に於ける圧力を急速に低
下せしめる方法に係る。
この方法に於ては、所定の圧カー及び/又は温度極限値
を超えた場合又は他の故障に際し、高圧重合系に附設さ
れた1つ又は夫以上の膨張装置を開放し且つ重合系より
1本又は夫以上の膨張導管を経て場合に依り水を含有す
る1つ又は夫以上の膨張容器乃至分離器(この容器は分
離器としても作用する)を通して熱反応混合物を大気中
に移送することに依り圧力を夫々の反応圧以下の圧力に
低下せしめる。
斯かる方法に於ては、例えば管状反応器に於て損傷を生
じ得る分解に際して生起する高い圧力及び/又は温度を
回避するための処置が必要である。
そのために反応系は直ちに反応圧よりも遥かに以下に在
る圧力に膨張され、同時に触媒の供給−が遮断される。
斯くすることに依り、圧力に依り著しく左右される重合
反応は低下される。後から流入する冷エチレンに依り、
高圧重合系の内部に於て冷却が起る。安全の理由から、
分解又は他の必要運転停止に際して遊離するエチレン、
ポリエ.チレン及び分解生成物よりの熱反応混合物が閉
鎖された容器中に収集することは許されない。むしろ反
応器の膨張は大気中に行われなければならない。この場
合次にポリエチレン、エチレン、煤及び分解生成物より
の熱混合物が放出される。これ・に依り殊に固状物質に
依り惹起される環境の悪化の外に、炭化水素例えばメタ
ン、水素及び煤よりの瓦斯が形成されることがあり、こ
れは空気と混合して爆発的点火を招来することがある。
斯かる瓦斯雲の爆発的点火は設備及び近隣に対し著しい
危険を呈する。従て爆発的点火は絶対に回避されなけれ
ばならなかつた。高圧重合系の膨張に際しての安全の必
要性を満たすために、主として瓦斯の流出路中に於ける
ベンチユリ管及び瓦斯の冷却のために膨張の時点に吹き
込まれる流動体を有する貯蔵容器より成れる装置を系に
附設することは既に公知である(仏国特許明細書第21
65018号参照)。
流動体は例えば水フであつてもよい。この装置は例えば
固状物質の分離を実現するためには適しなく、従て反応
器の全内容物は屋根上に放出される。この装置に於ては
閉塞の危険を有する管中に於ける固定被覆物の分離を危
惧しなければならない。従てこの装置は安門全の要求を
満足せしめない。英国特許明細書第82768鏝より、
直接重合室に接続して追加的弁を包含する装置か使用さ
れるエチレンの高圧重合法が公知であるが、この追加的
弁の助けに依り、過熱の場合に生成した分解生成ノ物は
膨張容器を経て直接除去されることができ、然かもこの
場合標準的重合生成物の連続的処理は妨げられることな
く、又中断される必要がない。
この方法に於ては固状廃棄物は別に収集され、一方生成
した瓦斯状分解生成物の冷却及び精製に関しては別の装
置が設けられていない。高圧下にて且つ高温に於てエチ
レンポリマーを製造する他の方法に於ては、一定の圧力
を超えた場合、この圧力に於て作動される安全装置を介
しての正常の排流導管を介して行われる方法とは別の方
法にて、反応物質は排流管を通して排出され、且つ流出
する反応物質は水と混合される(独乙国特許公開公報第
215868号参照)。
この目的のために膨張導管と結合された室中に、完全又
は一部分水にて満たされている多くの容器が附設されて
いるが、これ等容器は支配している温度一及び圧力条件
に於ては破砕するに違いない。水が満たされた容器は熱
可塑性合成樹脂より成れる袋である。従てこの方法に於
ては、屋根上に排出する分解瓦斯に水が混加され、従て
熱反応混合物及び分解生成物の冷却に依り、空気中に於
ける爆発的点火は充分に回避されることができる。熱廃
瓦斯中に水をもたらすことは水にて満たされた合成樹脂
容器の場所に依り左右され、且つ膨張装置が閉塞される
ことがある点がこの方法の欠点である。前述の公知の技
術水準より見て、本発明の目的とする所は、1急速且つ
確実な膨張を保証し、然かも主として材料保護並びに反
応器隔室中の安全を保証し、2熱分解混合物の迅速且つ
確実に保証された冷却に依り、反応器範囲に於ける爆発
的点火の危険を排除し、3反応器より投出される固状物
質の充分な分離を達成し、斯くして環境を余り害しない
、ポリエチレンー反応器用の膨張方法を開発しようとす
るに在る。
この目的は本発明に依り、膨張導管より来る膨張された
熱反応混合物より成れる噴流が水表面以下に導かれるこ
となく、且つ水表面に対してO乃至45゜の角度に於て
一部分水にて満たされた膨張容器中に導かれ、且つこの
場合噴流が必らず水表面と接触又は衝突することに依り
達成される。
水表面と反応混合物よりの噴流との間の角度がO乃至1
5反であるのが有利である。膨張された熱反応混合物よ
りの噴流が膨張容器中に切線的にもたらされる方法が特
に有利である。有利な方法様式に依れば、膨張容器の容
積は、少くとも膨張さるべき高圧重合系の容積の大きさ
でなければならない。
更に他の有利な方法様式に依れば、膨張容器中に、容器
が最高6喀量%の水にて満たされている重合系の容積の
少くとも半分の大きさの水量が存在しなければならない
。更に他の有利な方法に於ては、高圧重合系中に於ける
圧力は少くとも初期の圧力の50%特に8乃至20%に
低下せしめられる。膨張容器が完全に又は一部分円筒状
に成形されているのが有利である。本方法の特に有利な
実施形に依れば、列に接続された2つの膨張容器が使用
され、従て第1の膨張容器より流出する瓦斯は、水を含
有していない後続の第2の膨張容器中に導かれる。圧力
の急速な低下とは、膨張弁の作動後約(至)殊に5乃至
2囲2内に、工業的には反応器と称される高圧重合系中
の圧力が初期の圧力の少くとも50%に低下せしめられ
ることを意味する。
低い圧カへの急速な膨張は重要であつて、斯くして反応
器の損傷が回避される。エチレン又はエチレン及びエチ
レンと共重合し得る化合物よりの化合物が500乃至5
000バールの圧力及び150乃至400′Cの温度に
於て重合される連続的に運転される高圧重合系は、関係
文献中に於て公知てある。
管状反応器或はオートクレーブ反応器が使用される方法
に関する記載は例えば文献′6U11mannsEnz
yk10padiedertechnischen0h
emie゛第3版第1倦第137乃至148頁中に見出
される。夫々の反応圧以下ではあるが、初期の圧力の少
くとも50%まての圧力に圧力を低下せしめることは、
所定の圧カー及び/又は温度値を超えるか又は他の故障
が起る場合に行われる。
所定の圧カー及び/又は温度値を超えることは、例えば
不完全な触媒噴射又は反応器の不充分な冷却のために、
重合反応が反応器内容物が一部分煤及び瓦斯状分解生成
物例えばメタン及び水素に変する分解反応に変る場合に
起ることがある。高いエチレン反応の理由から、反応器
中の反応条件は、エチレンの分解が起る臨界点に密接し
ているから、反応器壁にポリエチレンが沈澱することに
依る僅少な熱供給に依り、又は反応器中に存在する熱混
合物の不充分な混合に依り反応条件が局所的にこの臨界
点に達し、そのために分解が起ることを不問に附するこ
とができる。この場合に起る反応は強発熱的であり、従
て反応器中に於て迅速な温度一及び/又は圧力上昇が起
る。この場合には所定の圧カー及び/又は温度値が超え
られている。他の故障は、流れの休止に依り設備が危険
にさらされた場合に、又は例えば圧縮器が休止し、この
ためにエチレンの供給が過少となる場合に起ることがあ
”る。反応器に附設された1つ又は夫以上の膨張装置の
開放は、関係部門で普通の膨張弁に依り行われる。
その開放が圧カー及び/又は温度値を介して行われる膨
張弁の代りに、原則的には一定の圧力・極限値以上に於
て自動的に始動し且つ反応器の部的排出を惹起する破裂
安全装置又は安全弁も使用されることができる。同様に
自動的に作用する膨張装置の外に制御される膨張装置を
使用することもてきる。然し乍ら制御される膨張装置を
使用しJて操作するのが有利である。反応器よりの膨張
された熱反応混合物の除去は、総て膨張容器中に開口す
る1本又は夫以上の膨張導管を介して行われる。
膨張導管は、反応器と結合されているのみならず膨張容
器とも結合されている管より成り、従て場合に依り反応
器より流出する瓦斯混合物は膨張容器中に達する。膨張
容器は本発明方法に於ては、少くとも10バールの圧力
に耐えるような分離器として設計されている。膨張容器
は上端に於て開放しており、従て逃出する瓦斯は直接大
気中に導かれるか、又は瓦斯が大気中に達する前に、同
様に構成された第2の分離器を通して導かれる。公知の
方法に依り逃出する瓦斯流中に水が噴射されるか(仏国
特許明細書第2165018号)、又は水にて満たされ
ている合成樹脂容器の破裂に依り水が導入される(独乙
国特許公開公報第2158568号)。これ等方法に依
り膨張容器中に存在する水は蒸発されるか、或は容器よ
り大気中に放出される。本発明方法に依り、夫々膨張導
管より来る分解生成物をも含有し得る膨張された熱反応
混合物よりの噴流は、水表面以下ではなく、水表面に対
し0乃至45度の角にて一部分水にて満たされた膨張容
器中に導かれ、この場合噴流は水表面に接触し又は衝突
しなければならない。
ただ1つの膨張装置を使用する場合には、膨張装置を通
してただ1つの熱反応混合物よりの噴流のみが膨張容器
中に導入される。然し乍ら多くの膨張装置を使用し、且
つ多くの瓦斯流を1つの膨張容器中に導入することもで
きる。決定的なことは、膨張容器が一部分水にて満たさ
れており、且つ反応混合物よりの噴流の導入が水表面上
に又は水表面に沿つて、即ち水表面以下ではなく行われ
る点てある。更に決定的なことは、噴流が水表面に向つ
て一部分水にて満たされた膨張容器中に導入される角度
てある。この角度は0乃至45導殊にO乃至15あでな
ければならない。噴流は本方法の有利な実施形に依れは
切線的に又は殆んど切線的に一部分水にて満たされた容
器中に導入されることができ、この場合水表面に対する
導入角はO乃至45き殊に0乃至.15表であつて、特
に0はであるのが有利である。殆んど切線的にとは切線
より1乃至5有の偏差を意味するものとする。切線的に
とは彎曲面に接触することを意味し、従てこの場合には
膨張容器の内面に接触することを意味する。本発明方法
に於一ては、導入される噴流は水表面に接触しなけれは
ならなく、このことは例えば0にの導入角の場合に当り
、又は噴流は水表面に衝突しなければならなく、即ち上
方より来て水表面に衝突しなければならない。一般に導
入個所は最高100cmだけ水表面より離れている。膨
張容器の容積は少くとも相当する反応器の容積と同大で
なければならなかつたが、殊に2乃至2@の大きさであ
るのが有利である。
膨張容器中に存在する水量の容積は、有利な方法様式に
依れば反応器の1乃至5倍の容積に相当しなければなら
なかつたが、この場合容器は常に最高水6喀量%にて満
たされている。膨張容器中の水量は最高B6喀量%殊に
10乃至5喀量%である。有利な方法様式に依れば、前
述の膨張処置に依り反応器中の圧力は少くとも初期の反
応圧の50%殊に8乃至20%まてに低下せしめられる
一般に30乃至50%までの減圧て充分であつて、僅か
の場合にのみ0バールまで大気中に膨張されなければな
らない。膨張容器が全部又は一部分円筒形に形成されて
いることは、本発明の有利な特徴である。
このことは噴流即ち運動する反応混合物よりの集束され
た熱瓦斯流が切線的に又は殆んど切線的に容器中に導入
されなければならない場合に特に重要である。この場合
一部分円筒状の形とは、少くとも容器の比較的大部分殊
に50%以上が円筒状に形成されていることを意味する
ものとする。円筒状及び円錐状部分よりの組み合せは、
同様に一部分円筒状の形の前提を充足する。容器は耐圧
容器として設計されており、且つ少くとも10バールの
圧力に耐える。列に設けられ互に結合されている2つの
膨張容器の有利な使用に際しては、第1の容器より流出
する瓦斯は、大気中に達する前に後続の第2の容器中に
導かれる。
この第2の容器は予備精製された瓦斯が切線的に流入す
るサイクロン(水填充なし)であつてもよい。本発明に
依り達成される利点は、殊に膨張導管より来る熱反応混
合物よりの噴流中に存在する固状物質例えばポリエチレ
ン及び/又は煤が第1の膨張容器中に於て約9唾量%ま
で分離されて大気中に行かない点に存する。
場合に依り固状物質の残部は第2の容器中に於て除去さ
れることができる。同時に本発明方法に依り、大気中に
放出される瓦斯は水に依り冷却され、従て爆発の危険は
阻止される。固状物質は膨張容器中に於て細分されて分
離され且つ塊の形にては分離されないから、膨張装置の
閉塞は排除される。更に本発明方法の他の利点は、反応
混合物が適用容量の水と混合され且つ水が排出する瓦斯
にノズル又は破裂する水容器にて混合される必要がない
と言う事実である。従て本発明に依る方法様式は簡単で
且つ故障を起すことなく、且つ瓦斯速度が余り高くない
場合には水が大気中に達することがない。水は通例少く
とも大部分が膨張容器中に留まる。膨張過程の終了後、
容器中に於て混合物は水性相及び細分された固状物質に
分離する。次に添附図面に依り本発明方法を説明する。
連続的にエチレン並びに重合に必要な添加物質例えば、
触媒、調節剤等が高圧下にて供給される反応器1中に於
て、重合は普通の温度約300′Cに於て行われる。反
応器は少くとも1つの温度測定器(TIC)2、並びに
少くとも1つの圧力測定器(PIC)3(両者は極限値
遮段式)を具備している。然し乍ら普通は多数のこれ等
測定器が存在している。測定器の1つに於て圧力又は温
度の測定値が所定の極限値を超えた場合には、電気衝撃
を介して膨張弁4が開放され、且つ管状導管を経て反応
器より第1分離器5への排出が開始する。図面に於て膨
張弁6への点線が示すように、排出は追加的弁6(同様
にTIC及びPICを介して制御される)を介しても促
進されることができる。この場合いくつの膨張弁を必要
とするかは、反応器の大きさ及び設置面積に依り左右さ
れる。膨張に際してはポリエチレン、エチレン及び場合
に依り分解生成物を含有する熱反応物質は、高速度を以
て1本又は夫以上の管状導管を通つて第1分離器(=膨
張容器)5中に流入する。
この場合高速度とは一般に25m/秒を超えないものを
意味するものとする:然し乍ら1001T1/秒又は夫
以上にても操業することができる。第1分離器5は少く
とも膨張さるべき反応器の容積に等しい容積を有し、こ
の分離器は最高60%まで水にて満たされており、この
場合水容積は少くとも膨張さるべき反応器の容積の半分
に等しい。冷却された反応瓦斯は放出管(゛屋根上の゛
)7を通つて分離器を去り、この楊合分離器中の放出個
所は水表面以上に附設されている。反応器は少くとも1
つの機械的安全弁8を具備しており、この安全弁は規定
された極限値を超える場合に自動的に開放する。本発明
方法に於ては起動する測定器(TIC,PIC)用の極
限値を、機械的安全弁の放出圧が達成されないように狭
く調節することが推奨される。従てこの機械的安全弁は
、接続された膨張弁4(及び6)を介しての反応器の必
要膨張が故障のために機能する筈のない場合に、最後の
安全弁としてのみ役立つ。前記の方法様式は全反応器内
容物を膨張することなしに、部分膨張を実施し、斯くし
て分解を制動することを許容する。
比較的僅少な放出に依る利点は明白てある。初期の反応
圧の50%又は夫以下への圧力低下は手動にて又は自動
的に所定の圧力水準に於て膨張弁4(或は4及び6)を
閉鎖することに依り実現されることができる。
ポリエチレン、煤及び他の固状物質粒子より充分に分離
された容器より流出するエチレン/炭化水素混合物は放
出管を経て大気中に流出する。
既に記載したように、一般に水にて満たされた唯一の容
器の分離作用を充分である。流出する瓦斯の純度に対す
る極端な要求の場合には、精密分離のためになお第2分
離器9(水が満たされていない)が存在することができ
、この中に予備精製された瓦斯が切線的に流入する。こ
の第2分離器9は通例場所的理由から水に満たされた第
1分離器5よりも高く附設される。第2分離器9の下端
には復帰導管10が接続されており、従て場合に依り投
け上けられた粒子並ひに水は再び第1分離器5に復帰す
る。精密精製された瓦斯は殊に上端に附設された導管を
通つて第2分離器9より屋根上に去る。夫々1つの膨張
弁より固有の膨張導管を経て満たされる第1分離器5の
タイプの多くの分離器を設置することは可能ではあるが
、必要ではない。
何となればこのことは費用がかかり過ぎ、然かも何等の
利点をもたらせないからである。例1 管状反応器(容積70e)中に於て、連続的に2900
バールまでの圧力に於てポリエチレンが製造される。
反応器は膨張弁(図面の膨張弁4と類・似)を具備して
おり、これは圧力或は温度が所定の極限値を超えた場合
開放される。次に反応器内容物は第1膨張容器5中に於
て膨張され、その容積は470fに達する。膨張容器中
には膨張開始前に水200fが存在している。必要膨張
は遮断極限値を下方へ変化することに依り惹起される(
例えば反応温度310℃、遮断温度320℃は手前に依
り≦310℃に減少される)。分解は触媒量の突発的増
加に依り(規定“定常゛状態の約2倍に)惹起される。
測定目的のためにサイクロン分離器(=図面の第2分離
器9)が接続されている。次のものが測定される: 第1分離器5中に於て生成する固状物質量(=M1)。
第2分離器9中に於て生成する固状物質量(=M2)。
屋根上に去る反応瓦斯(第2分離器9より)の固状物質
含有率。この固状物質含有率は全固状物質放出の算定に
際しては等閑に附され得る程に僅少である(放出される
全固状物質の〈0.1%)。放出される瓦斯の温度。
膨張中の反応器中に於ける圧力経過。
試験1.1に於ては310℃の温度(2900バール)
に於て重合される。
TIC一遮断は325℃に存し、PIC一遮断は300
0バールに存する。触媒量の突発的増加に依り、僅かの
時間内に分解が惹起される。膨張弁4を経て全体て固状
物質7.01k9が14秒間中に放出され(分離物質の
和M1+M2)、固状物質6.8k9が分離される。こ
れは97%の分離度に相当する。固状物質は細分された
形にて生成する。屋根上に去る瓦斯状成分の温度は10
0゜C以下てある。試験1.2に於ては、同一条件に於
て再び分解が惹起される。
膨張弁4を経て138?間中に固状物質−8.05k9
が反応器より放出され、反応器中の圧力は400バール
に低下する。第1分離器5中に於て固状物質7.98k
9が分離され、これは98.7%の分離度に相当する。
固状物質は細分された形にて生成する。屋根上に去る瓦
斯状成分の温度は100℃以下.である。試験1.3に
於ては2000バール及び315℃に於て重合される。
TIC−遮断は330℃に存し、PIC一遮断は215
0バールに存する。TIC一遮断を330℃より310
℃に手動にて変することに依り必要運転停・止(分解な
しに)が惹起される。帛秒間中に膨張弁6を経て固状物
質3.32k9が放出され、その中3.27kgが第1
分離器5中に於て分離される。分離度は98.6%であ
つて、反応器中の圧力は800バールに低下し、固状物
質は細分された形にて生成する。屋根上に去る瓦斯の温
度は100℃以下である。試験1.4に於ては試験1.
1と同様に2000バールに於て重合される。
圧力遮街アICを3000バールより2800バールに
変することに依り、必要運転停止(分解なし)が惹起さ
れる。膨張弁4を経て7秒間中に固状物質5.3k9が
放出される。この場合圧力は1300バールに低下する
。5.25k9が第1分離器J5中に於て分離され、こ
れは99.2%の分離度に相当する。
ポリエチレンは細分された形にて生成する。去つて行く
瓦斯の温度は100℃以下である。例2その容積が16
00eである管状反応器中に於て、2700バールの圧
力に於てポリエチレンが製造される。
反応器は2つの膨張弁を具備しており(図面参照)、こ
れにより別々の導管を経て第1分離器5(容積4200
e130%が水にて満たされている)中に於て膨張され
る。反応温度は320゜Cである。TIC一遮断は33
5゜Cに存し、PIC一遮断は2850バールに存する
。試験2.1:触媒量の増加に依り、分解は突然の温度
/圧力上昇を以て惹起される。両膨張弁を経て全体て固
状物質201k9が20秒間中に放出される;その中1
92k9が第1分離器5中に於て分離される。分離度9
5%である。膨張中に反応器中の圧力は520バールま
てに低下する。ポリマーは細分された形にて生成する。
去つて行く瓦斯状成分の温度は100℃以下である。試
験2.2:前記試験に於けると同一条件に於て操作され
る。
TIC一遮断を315℃に変することに依り、必要運転
停止(分解なし)が惹起される。両膨張弁を経て拓秒間
中に全体で固状物質142k9が放出され、その中13
8・5k9が第1分離器5中に於て分離される。分離度
は98.5%である。膨張中に反応器中の圧力は120
0バールに低下する。ポリマーは細分された形にて生成
する。去つて行く瓦斯状成分の温度は100℃以下であ
る。
【図面の簡単な説明】
添附図面は本発明による方法を実施するためのローダイ
ヤグラムの概略図である。 なお、図示された主要部と符号との対応関係は以下の通
りである。 1・・・・・・反応器、2・・・・・・温度測定器、3
・・・・・・圧力測定器、4,6・・・・・・膨張弁、
5・・・・・・第1分離器乃至第1膨張容器、7,10
・・導管、8・・・・・・安全弁、9・・・・・・第2
分離器乃至第2膨張容器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定の圧力−及び/又は温度極限値を超えた場合又
    は他の故障に際し、高圧重合系に附設された1つ又は夫
    以上の膨張装置を開放し且つ重合系よりの膨張された熱
    反応混合物を1本又は夫以上の膨張導管を経て場合に依
    り水を含有する1つ又は夫以上の膨張容器を通して大気
    中に移送することに依りエチレン又はエチレン及びエチ
    レンと共重合し得る化合物よりの混合物が500乃至5
    000バールの圧力及び150乃至400℃の温度に於
    て重合される連続的に運転される高圧重合系中に於ける
    圧力を急速に低下せしめる方法に於て、夫々膨張導管よ
    り来る膨張された熱反応混合物よりの噴流が水表面以下
    に導かれることなく且つ水表面に対し0乃至45°の角
    度に於て一部分水にて満たされた膨張容器中に導かれ、
    且つこの場合噴流が必らず水表面と接触又は衝突するこ
    とを特徴とする連続的に運転される高圧重合系中に於け
    る圧力を急速に低下せしめる方法。 2 角度が0乃至15°であることを特徴とする特許請
    求の範囲1記載の方法。 3 膨張された熱反応混合物よりの噴流を切線的に膨張
    容器中にもたらすことを特徴とする特許請求の範囲1記
    載の方法。 4 膨張容器の容積が少くとも膨張されるべき高圧重合
    系の容積と同様の大きさであることを特徴とする特許請
    求の範囲1記載の方法。 5 膨張容器中に、少くとも重合系の容積の半分の大き
    さの水量が存在し、且つ容器が最高水60容量%にて満
    たされていることを特徴とする特許請求の範囲1記載の
    方法。 6 高圧重合系中に於ける圧力を少くとも初期の圧力の
    50%に低下せしめることを特徴とする特許請求の範囲
    1記載の方法。 7 高圧重合系中に於ける圧力を初期の圧力の8乃至2
    0%に低下せしめることを特徴とする特許請求の範囲1
    記載の方法。 8 膨張容器が全部又は一部分円筒状に形成されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲1記載の方法。 9 列に配置された2つの膨張容器を使用し、且つこの
    場合第1の膨張容器より流出する瓦斯を水を含有してい
    ない後続の第2の容器中に導くことを特徴とする特許請
    求の範囲1記載の方法。
JP52082632A 1976-07-15 1977-07-12 連続的に運転されるエチレン↓−高圧重合系中に於ける圧力を急速に低下せしめる方法 Expired JPS6052164B2 (ja)

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DE2631834A DE2631834C3 (de) 1976-07-15 1976-07-15 Verfahren zur Entspannung von Äthylen-Hochdruckpolymerisationssystemen
DE2631834.3 1976-07-15

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JPS539892A JPS539892A (en) 1978-01-28
JPS6052164B2 true JPS6052164B2 (ja) 1985-11-18

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AT (1) AT356374B (ja)
BE (1) BE856848A (ja)
CA (1) CA1080895A (ja)
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AT356374B (de) 1980-04-25
FR2358427B1 (ja) 1980-12-19
CA1080895A (en) 1980-07-01
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US4115638A (en) 1978-09-19
DE2631834B2 (de) 1979-08-30
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FR2358427A1 (fr) 1978-02-10

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