JPS6051456B2 - γ−ハロゲノ−β,γ−不飽和カルボン酸エステルの製造方法 - Google Patents

γ−ハロゲノ−β,γ−不飽和カルボン酸エステルの製造方法

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JPS6051456B2
JPS6051456B2 JP52027510A JP2751077A JPS6051456B2 JP S6051456 B2 JPS6051456 B2 JP S6051456B2 JP 52027510 A JP52027510 A JP 52027510A JP 2751077 A JP2751077 A JP 2751077A JP S6051456 B2 JPS6051456 B2 JP S6051456B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式(1) で示されるγ−ハロゲノーβ・γ一不飽和カルボン酸エ
ステルの製造方法に関する。
ただし、上記一般式(1)においてR1は水素原子;メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基またはペンチ
ル基などの低級アルキル基;シクロプロピル基、シクロ
ペンチル基またはシクロヘキシル基などのシクロアルキ
ル基;ハロゲン原子、低級アルキル基もしくは低級アル
コキシル基などで核置換されていてもよいベンジル基ま
たはフェネチル基などのアルアルキル基:またはハロゲ
ン原子、低級アルキル基もしくは低級アルコキシル基な
どで核置換されていてもよいフェニル基、トリル基、キ
シリル基、ナフチル基などのア.リール基を表わし、特
に好ましくはエチル基、イソプロピル基、t−ブチル基
、シクロペンチル基またはシクロヘキシル基である。
Yは低級アルキル基またはハロゲン原子であり、好まし
くはメチル基、エチル基、塩素原子または臭素原子であ
・る。XはYと同一または異なるハロゲン原子を表わし
、好ましくは塩素原子または臭素原子である。R2は低
級アルキル基または3−フェノキシベンジル基を表わす
。好ましいR2の例としてはメチル、エチル、プロピル
、ブチル、3−フェノキシベンジルなどが挙げられる。
本発明の方法によつて製造される一般式(1)で示され
るγ−ハロゲノーβ・γ一不飽和カルボン酸エステルは
殺虫・殺ダニ剤または水中有害生物防除剤の有効成分も
しくはその製造中間体として有用である。
該一般式(1)においてR2が3−フェノキシベンジル
基であるγ−ハロゲノーβ・γ一不飽和カルボン酸エス
テルなどの一般式)(■),〔式中、R1、XおよびY
は一般式(1)における同じ意味を有し、R3は一般式
(■)、(■)、(■)または(■)で示される基を表
わす。
ここでR4は水素原子、アリル基、プロパルギル基、ベ
ンジル基、テニル基、フリルメチル基、フェノキシ基、
ハロビニルオキシ基またはフェニルチオ基を表わし、R
5は水素原子、メチル基、トリフルオロメチル基または
ハロゲン原子を表わし、R4とR5は共に末端で結合し
てトリメチレンまたはテトラメチレン鎖を形成する場合
も含まれる。R6は水素原子、エチニル基、チオアミド
基またはニトリル基を表わす。nは1〜2の整数を表わ
し、Aは酸素原子、イオウ原子または(−CH=CH−
)グループを示す。R7はフタルイミド基、チオフタル
イミド基、ジまたはテトラヒドロフタルイミド基もしく
はジアルキルマレイミド基を表わす。R8はアリル基、
プロパルギル基、ベンジル基またはアルカジエニル基を
表わす。R9は水素原子またはメチル基を表わす。Rl
Oはフェニル基、チエニル基またはフリル基を表わし、
Bは水素原子、メチル基またはハロゲン原子を表わす。
〕で示されるγ−ハロゲノーβ・γ一不飽和カルボン酸
エステルはピレスロイドとよく似た活性を持ちながらさ
らに広い殺虫・殺ダニスベクトルを有する極めて優れた
殺虫・殺ダニ剤の有効成分である〔特開昭51−125
723号公報参照;以下、一般式(■)で示されるγ−
ハロゲノーβ・γ一不飽和カルボン酸エステルを活性化
合物と称する〕。
さらに、該活性化合物は水中有害生物に対して特異的に
顕著な防除効果を奏する一方、温血動物に対する毒性が
極めて低いため水中有害生物防除剤の有効成分として利
用できる。また、一般式(1)で示されるγ−ハロゲノ
ーβ・γ一不飽和カルボン酸の低級アルキルエステルは
、通常のエステル変換反応を利用することにより上記の
活性化合物に容易に変換できる。上記の活性化合物のう
ち代表的なものについて表記すると以下のとおりである
従来、一般式(1)で示されるγ−ハロゲノーβ・γ一
不飽和カルボン酸エステルのうち、例えばα−(2・2
ージクロルビニル)イソ吉草酸エチルは下記の反応にお
いて得られることが知られ,:8ているが、その収率は
極めて低い〔C.R.Acad.Sci.、Paris
..Ser..C266(2)、146−8(1968
)〕。
(式中、Etはエチル基、THFはテトラヒドロフラン
を表わす。
)本発明者らは一般式(1)で示されるγ−ハロゲノー
β●γ一不飽和カルボン酸エステルの合成法について鋭
意研究を重ねた結果、該カルボン酸エステルが高収率で
しかも容易に得られる方法を見出し、本発明に至つた。
すなわち本発明は、一般式(■) (式中、R1、R2、XおよびYは一般式(1)におけ
ると同じ意味を有し、Zは水素原子もしくはXまたはY
と同一または異なるハロゲン原子を表わす。
)て示される化合物を塩基性物質の存在下に脱ハロゲン
化水素反応させ、必要ならばさらに生成物を水素ガス雰
囲気下、還元触媒の存在下に処理することを特徴とする
一般式(1)で示されるγ−ハロゲノーβ・γ一不飽和
カルボン酸エステルの製造方法に関する。
一般式(■)で示される化合物のうち、該一般式(■)
において(1)Zが水素原子である化合物の場合には該
化合物を塩基性物質の存在下に脱ハロゲン化水素反応さ
せることによソー般式(1)で示されるγ−ハロゲノー
β・γ一不飽和カルボン酸エステルを直接製造する。
一方(11)Zがハロゲン原子である化合物の場合には
該化合物を塩基性物質の存在下に脱ハロゲン化水素反応
させ、ついで生成物をさらに水素ガス雰囲気下、還元触
媒の存在下に処理することによソー般式(1)で示され
るγ−ハロゲノーβ・γ一不飽和カルボン酸エステルを
製造する。これらの反応は次式で表わすことがてきる。
〔式中、R1、R2、XおよびYは一般式(1)におけ
ると同じ意味を有する。
〕本発明において使用する塩基性物質としては、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化
物;炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属
炭酸塩:ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート
、カリウムメチラート、カリウムエチラート、ナトリウ
ムーn−プロピラート、ナトリウムーn−ブチラート、
ナトリウムーt−ブチラート、ナトリウム−イソアミラ
ート、カリウムーt−ブチラート、カリウム−イソアミ
ラートなどのアルカリ金属アルコラート類;1・5−ジ
アザビシクロ〔3・4・0〕ノネンー5(DBN)、1
・5−ジアザビシクロ〔5◆4・0〕ウンデセンー5(
DBU)、1・4−ジアザビシクロ〔222〕オクタン
ン(DABCO)、2−ジメチルアミノー1−ピロリン
、5−メチルー1−アザビシクロ〔3・3・0〕オクタ
ントリエチルアミンなどの含窒素有機塩基類;n−ブチ
ルリチウム、Sec−ブチルリチウム、ジイソプロピル
アミノリチウム、ジシクロヘキシルアミノリチウムなど
の有機リチウム化合物:水素化ナトリウム、ナトリウム
アミド、金属ナトリウムなどが挙げられる。
これらの塩基性物質の存在下における脱ハロゲン化水素
反応は一般に約−80゜Cから約150℃までの温度で
行なえるが、好ましくは、アルカリ金属アルコラート類
、アルカリ金属水酸化物あるいは含窒素有機塩基類を用
いるときは約0℃〜100゜C1水素化ナトリウムある
いはナトリウムアミドを用いるときは−70−℃から+
25℃までの温度で行なうのがよい。この塩基性物質の
存在下における脱ハロゲン化水素反応を行なうに際して
溶媒の使用は必ずしも必要としないが、所望ならば用い
た塩基性物質の種類に応じてエチルエーテル、モノグラ
イム、ジグライーム、テトラヒドロフラン、ベンゼン、
クロルベンゼン、トルエン、メタノール、エタノール、
プロパノール、ブタノール、n−ヘキサン、n−オクタ
ン、四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレン、酢酸エ
チル、アセトン、アセトニトリル、ジオキサン、水など
反応に関与しないか、または反応に悪影響を及ぼさない
ものを溶媒として使用することができる。塩基性物質は
一般式(■)で示ノされる化合物1モルに対して約0.
3モルから約7モルまでの範囲で使用することが好まし
いが、含窒素有機塩基類を使用する場合にはこれを大過
剰に使用して溶媒としての役割を兼ねさせてもよい。上
記の脱ハロゲン化水素反応によつて得られた生成物を必
要に応じて水素ガス雰囲気下、還元触媒の存在下におけ
る処理に供する。
還元触媒としては、パラジウムー炭素、パラジウムー硫
酸バリウム、パラジウムー炭酸バリウム、パラジウムー
〔シリカゲル、パラジウム黒などのパラジウム系触媒;
白金黒、白金海綿などの白金系触媒;ラネー●ニッケル
、ラネー●コバルト、ラネー・鉄、ラネー・銅などのラ
ネー触媒;ロジウム石綿、イリジウム石綿、ルテニウム
、還元鉄、還元銅、銅ークロム酸化物、酸化モリブデン
などが挙げられる。還元触媒の使用量は脱ハロゲン化水
素反応に供した一般式(■)で示される化合物に対して
0.01〜5重量%の範囲で十分であるが、反応速度を
高めたり収率を向上させる目的で2呼量%程度まで増加
させることができる。この還元触媒の存在下における処
理に際して溶媒の使用は必ずしも必要としないが、所望
ならばメタノール、エタノール、エチルエーテル、モノ
グライム、ジグライム、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、アセトン、n−ヘキサン、ベンゼン、水など反応に
関与しないか、または反応に悪影響を及ぼさないものを
単独でまたは2種以上の混合溶媒として使用することが
できる。特にパラジウム系触媒を用いる際にはメタノー
ルまたはエタノールなどの溶媒を用いることが好ましい
。還元触媒の存在下における処理は室温(25℃)から
100℃までの温度で行なうことができる。水素ガスは
反応系に一般式(■)で示される化合物に対して等モル
以上存在させることが必要であるが、大過剰であつても
何ら支障はない。還元触媒の存在下における処理が終了
したのち、反応液から還元触媒を口別し、溶媒を用いた
ときはそれを留去して目的の一般式(1)で示されるγ
−ハロゲノーβ・γ一不飽和カルボン酸エステルを得る
。本発明で使用される一般式(■)で示される化合物は
、本発明者らの研究によれば、一般式(■)(式中、R
1およびR2は一般式(1)におけると同じ意味を有す
る。
)で示されるアクリル酸誘導体に一般式(■)(式中、
XおよびYは一般式(1)におけると同じ意味を有し、
Zは一般式(■)におけると同じ意味を有する。
)で示されるハロゲン化合物をラジカル反応条件下で、
あるいは遷移金属塩系触媒の存在下で付加反応させるこ
とにより容易に得ることができる。
上記一般式(■)で示されるハロゲン化合物としてはテ
トラクロルメタン、テトラブロムメタン、モノブロムト
リクロルメタン、クロロホルム、ブロモホルムなどを例
示することができる。まずラジカル反応条件について述
べる。ラジカル反応条件はラジカル反応開始剤を存在せ
しめるか、または光を照射することによつて達成できる
。ラジカル反応開始剤としては、過酸化ベンゾイル(B
PO)、アゾビスイソブチロニトリル(A]BN)、過
酸化アセチル、過酸化ラウリル、過酸化ジーTertブ
チル、過酢酸Tel−ブチル、過酢酸、過安息香酵Er
t−ブチル、過フタル酵Ert−ブチル、Tertーブ
チルハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキ
サイドなどを用いることができる。ラジカル反応開始剤
はいわゆる接触量用いればよいが、一般式(■)で示さ
れる化合物に対して通常0.005〜10モル%の範囲
で用いられる。反応は大気雰囲気下、炭酸ガス、窒素、
ヘリウムなどの不活性ガス雰囲気下のいずれにおいても
行なうことができる。またラジカル反応を行なうに際し
、ハロゲン化合物は一般式(■)で示される化合物に対
して1〜5倍モルの範囲内で使用すればよいが、ほぼ2
0倍モルまでの過剰量を使用して溶媒の役割を兼ねさせ
ることもできる。反応溶媒は必ずしも必要でないが、例
えば二硫化炭素、ベンゼン、n−ヘキサン、n−ヘプタ
ンなど反応に悪影響を及ぼさないものが使用できる。反
応温度はラジカル反応開始法として光を用いる場合には
室温(25℃)〜100℃、ラジカル反応開始剤を用い
る場合には800〜150℃が好ましい。次に遷移金属
塩系触媒の存在下での反応条件について述べる。
遷移金属塩系触媒としては、塩化第一銅、塩化第二銅、
塩化第一鉄、塩化第二鉄、塩化コバルト、塩化ニッケル
、塩化亜鉛、塩化パラジウム、塩化ロジウム、塩化ルテ
ニウム、シアン化銅、チオシアン化銅、酸化銅、硫化銅
、酢酸銅、酢酸鉄、クエン酸鉄、硫酸鉄、酸化鉄などの
遷移金属塩;亜リン酸トリエチルー塩化第二鉄などの亜
リン酸トリエチルー遷移金属塩系;塩化第二鉄−ベンゾ
イン、塩化第二鉄・6水和塩−ベンゾイン、塩化第二銅
−ベンゾイン、塩化第二銅・4水和塩−ベンゾインなど
の遷移金属塩−ベンゾイン系;およびこれらの遷移金属
塩系触媒および有機アミンの併用から成る触媒系などが
挙げられる。有機アミンとしては、n−ブチルアミン、
ジイソプロピルアミン、トリエチルアミン、シクロヘキ
シルアミン、ベンジルアミン、エチレンジアミン、エタ
ノールアミンのような脂肪族アミン;アニリン、トルイ
ジンのような芳香族アミン;ピリジンのような複素環式
アミン;ジエチルアミン塩酸塩のようなアミン塩を例示
することができる。遷移金属塩と有機アミンとを併用す
れは、これらの間て錯体が形成し、本発明の付加反応に
おいて触媒的に作用する。反応選択性および入手性の観
点から好ましくは遷移金属ハロゲン化物と脂肪族アミン
との組合せ、とくに好ましくは塩化第二鉄−n−ブチル
アミン、塩化第二鉄−ベンゾインージエチルアミン塩酸
塩、塩化第二鉄一亜リン酸トリエチル−ジエチルアミン
塩酸塩の組合せを用いることが推漿される。遷移金属塩
系触媒の使用量はいわゆる接触量用いれば十分である。
遷移金属塩と有機アミンを併用する場合には、選択性お
よび変換率の向上のために遷移金属塩1モルに対し有機
アミン1.5モル以上、好ましくは2モル以上用いる。
有機アミン1.5モル以下では反応速度が遅く、また選
択性も低下する。また遷移金属塩系触媒の存在下での付
加反応を実施するに際し、ハロゲン化合物は一般式(■
)で示される化合物に対してほぼ等モル量ないしはやや
過剰量用いる。
溶媒の使用はとくに必須の要件ではないが、反応に直接
関与しない物質、例えばアセトニトリル、ジメチルホル
ムアミド、アルコール、ベンゼン、ヘキサンなどを反応
の媒体として用いることができる。また、ハロゲン化合
物は反応原料ではあるが、過剰に用いて溶媒的に作用さ
せ、反応を進行させることも可能である。一般に溶媒を
用いる場合は反応収率等の観点から極性溶媒を使用する
ことが好ましい。反応温度は600〜200℃、好まし
くは1000〜150゜Cである。本*8発明における
遷移金属塩系触媒のなかで遷移金属塩および有機アミン
の併用から成る触媒系は触媒寿命が長く、バッチ法にお
いても再使用が可能である。また本発明に用いられる一
般式(■)で示されるアクリル酸誘導体は、次の反応式
(1)〜GDで示されるような方法に準じて容易に得る
ことができる〔有機化合物合成法(技報堂)、第7集、
第65頁;A.V.BOgatskjjetal.Uk
r.Khim.b.、27、782(1961)、Ch
em.Abstr.、57、652i;R.B.Mil
leretal.、SyntheticCOmm.3、
359(1973)参照〕。
(ここに、R=Et.Sn−C6Hl3、 )CH−
,( )−CH2−またはCH2=CH−CH2−を
表わし、Meはメチル基、Etはエチル基、Xはハロゲ
ン原子を表わす)本発明により得られる一般式(1)に
おいてR2が3−フェノキシベンジル基であるγ−ハロ
ゲノーβ・γ一不飽和カルボン酸エステルなどの活性化
合物は通常用いられる有機溶剤に易溶である。
従つて、活性化合物を慣用手段により乳剤、油剤、粉剤
、水和剤、エアゾール剤などに製剤化して散布用殺虫剤
として用いることができ、また活性化合物を木粉その他
適当な基材と混合して蚊取線香の如き燻蒸用殺虫剤とし
て使用することができる。またこの活性化合物を適当な
有機溶剤に溶解して台紙に浸ませ、または適当な溶剤に
溶かして適当な加熱体により活性化合物を加熱蒸散させ
るいわゆる電気蚊取として利用する場合も蚊取線香と同
様すぐれた効果を示す。なお活性化合物はこれにN−オ
クチルビシクロヘプテンジカルボキシイミド(商品名M
GK一264)、N−オクチルビシクロヘプテンジカル
ボキシイミドとアルキルアリールスルホン酸塩との混合
物(商品名MGK−5026)、オクタクロロジプロピ
ルエーテル、ピペロニルブトキサイドなどの共力剤を加
えるとその殺虫効力を一層高めることができる。
また2・6−ジt−ブチルー4−メチルフェノール(B
HT)、2●6−ジt−ブチルフェノール等のフェノー
ル系またはアミン系等の酸化防止剤を添加することによ
つてさらに活性化合物の安定性を増大することができる
。また、活性化合物に他の殺虫剤を配合することによソ
ー層効果の高い殺虫剤を得ることができる。
他の殺虫剤としてはDDT,.BHClメトキシクロー
ルなどの有機塩素剤;1−ナフチルN−メチルカーバメ
ート、3・4−ジメチルフェニルN−メチルカーバメー
ト、3●5−ジメチルフェニルN−メチルカーバメート
、2−イソプロポキシフエニルN−メチルカーバメート
などのカーバメート剤;O−0−ジメチルー0−(3−
メチルー4−ニトロフェニル)ホスホロチオエート、D
DVPCO−0−ジメチルー0−(2・2ージクロルビ
ニル)ホスフェート〕、ダイアジノン、フエンチオン、
0・0−ジメチルー0−4−シアノフエニルホスホロチ
オエート、O●0−ジメチルーS−〔α−(エトキシカ
ルボニル)ベンジル〕ホスホロジチオエート、2−メト
キシー■−1●3●2ーベンゾジオキサホスホリンー2
−スルフィド、0−エチルー0−4−シアノフエニルフ
エニルホスホノチオエートなどの有機リン剤;ピレトリ
ン、アレスリン、N−(3◆4・5・6ーテトラヒドロ
フタルイミド)メチルクリサンセメート(テトラメスリ
ン)、5−ベンジルー3ーフリルメチルクリサンセメー
ト (レスメスリン)、5−プロパルギルフルフリルメ
チルクリサンセメート(フラメスリン)、5−プロパル
ギルー2−メチルー3−フリルメチルクリサンセメート
(プロパルスリン)、3−フエノキシベンジルクリサン
セメート(フェノスリン)、3−フェノキシーα一エチ
ニルベンジルクリサンセメート、3−フェノキシベンジ
ル7−7−ジメチルー3″−(2I●7ージクロルビニ
ル)シクロプロパンカルボキシレート(パーメスリン)
、3−フェノキシーα一エチニルベンジル7−7−ジメ
チルー3′一(2I●2Iージクロルビニル)シクロプ
ロパンカルボキシレート、3−フェノキシーα−シアノ
ベンジルZ●25−ジメチルー3′−(2′5●2″ー
ジクロルビニル)シクロプロパンカルボキシレートなど
のシクロプロパンカルボン酸エステル剤;3−フェノキ
シーα−シアノベンジルα″−イソプロピルー4″−ク
ロルフェニルアセテート、3−フェノキシーα一エチル
ベンジルα2−イソプロピルー4″−クロルフェニルア
セテートなどの置換酢酸エステル剤などが挙げられる。
以下に本発明の実施例および参考例を示す。
なお参考例中、「部」は重量部を意味する。化合物番号
は前記した活性化合物(1)〜(24)に相当する。実
施例1 α−イソプロピルアクリル酸エチル4.4yとモノブロ
ムトリクロルメタン40qとの混合物に過安息香酸t−
ブチル0.14yを加え、120′Cの温度で1満間加
熱した。
その後、反応液から低沸点物を留去したのち減圧蒸留を
行ない、Bp:132を〜136たC/0.8TI$T
Hgの性状を有するα−ブロムーα−(2・2・2−ト
リクロルエチル)イソ吉草酸エチルを8.5q得た(収
率81%)。α−ブロムーα−(2・2・2−トリクロ
ルエチル)イソ吉草酸エチル6.0yをクロロホルム2
0qに溶解し、ついで18−ジアザビシクロ〔5・4・
0〕−7−ウンデセン3.5yを添加し室温で2時間攪
拌した。
この後、反応液をジエチルエーテルで希釈し、水および
希塩酸水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したの
ち、低沸点物を留去し、油状生成物を4.6g得た。該
油状生成物はN■はベクトルおよびGC−M2lSSス
ペクトルからα−ブロムーα一(2●2ージクロルビニ
ル)イソ吉草酸エチルを若干量含有するα−イソプロピ
ルーβ一トリクロルメチルアクリル酸エチルであると推
定した。次に、得られた油状生成物4.6yをエチルア
ルコール50m1に溶解し、5%担持パラジウムー炭素
0.4fを添加し、水素雰囲気下に55℃の温度で6時
間攪拌した。この後、反応液から触媒を口別したのちエ
チルアルコールを留去することにより、油状のα−(2
・2ージクロルビニル)イソ吉草酸エチルを3.9q得
た。次に該α一(2・2ージクロルビニル)イソ吉草酸
エチル3.9qをエチルアルコール20mtに溶解し、
この溶液に水酸化ナトリウム2.0Vを水10TrLL
に溶解した溶液を加え、室温で1C@間攪拌し、ついで
エチルアルコールを留去後、塩酸水で中和しジエチルエ
ーテルで抽出した。エーテル層から下記の性状を有する
α−(2・2ージクロルビニル)イソ吉草酸を2.9g
得た〔α−ブロムーα−(22◆2−トリクロルエチル
)イソ吉草酸エチルからの収率84%〕。NMRスペク
トル(60MHz)δ7龍:0.97(D..J=7H
z)、1.03(D..J=7Hz)611;1.83
〜2.36(m)1H;3.23(D..J=10Hz
)、3.35(D..J=10Hz)1H;6.04(
D..J=10Hz)1Hα−(2・2ージクロルビニ
ル)イソ吉草酸1.8yを乾燥ベンゼン15m1に溶解
し、ついで塩化チオニル3.5yを加え、5時間加熱還
流させた。
この後、反応液から低沸点物を留去することによりα−
(2・2ージクロルビニル)イソ吉草酸クロリドを得、
次に該α−(2・2ージクロルビニル)イソ吉草酸クロ
リドをベンゼン20m1に溶解し、この溶液に3−フェ
ノキシベンジルアルコール1.8yを加え、ついでピリ
ジン2.9yを加えて室温で8時間攪拌した。得られた
反応液をジエチルエーテルで希釈し、水および希塩酸水
で洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち低沸点物
を留去した。残液はシリカゲルカラムクロマトグラフ.
ィー(ベンゼン/n−ヘキサンニ1/1容量)を行ない
、下記の性状を有するα一(2・2ージクロルビニル)
イソ吉草酸3′−フェノキシベンジルエステルを2.8
y得た〔α−(2・2ージクロルビニル)イソ吉草酸か
らの収率81%〕。NMRスペクトル(60MHz)δ
7デH4:0.92(D..J=7Hz)、0.93(
D..J=7Hz)6H;1.80〜2.36(m)1
H;3.25(D,.J=10Hz;3.38(D..
J=10Hz)1H;5.15(s)沙I6.O5(D
.sJ=10Hz)1H;6.83〜7.67(m)9
1(元素分析値(括弧内は計算値):C%63.38(
63.33)、H%5.38(5.31)実施例2α−
メチルアクリル酸メチル10.0y1モノブロムトリク
ロルメタン100.0gおよび過酸化ベンゾイル0.5
yの混合物を120℃の温度で1満間加熱し、ついで実
施例1と同様の操作により、下記の性状を有するα−ブ
ロムーα−メチルーγ・γ・γ一トリクロル酪酸メチル
を12.0y得た(収率40%)。
NMRスペクトル(60MHz)δ7ZS:2.16(
s)?;3.50(D..J=15Hz)1H;3.7
8(s)?;4.21(D..J=15Hz)1Hα−
ブロムーα−メチルーγ●γ●γ一トリクロル酪酸メチ
ル4.6gをクロロホルム溶媒中、1・8−ジアザビシ
クロ〔5・4・0〕−7−ウンデセン3.0yの存在下
、室温で2時間攪拌したのち実施例1と同様の処理をし
て油状生成物を得、ついで該油状生成物をメチルアルコ
ール溶媒中で5%担持パラジウムー炭素0.2yの存在
下、水素雰囲気下に55℃の温度で3時間攪拌したのち
、下記の性状を有するα−(2・2ージクロルビニル)
プロピオン酸メチルを2.0yを得た(α−ブロムーα
−メチルーγ●γ●γ一トリクロル酪酸メチルからの収
率71%)。
NMRスペクトル(60MHz)δ邦B4:1.26(
D..J=7Hz)3FI;3.10〜3.55(m)
1H;3.66(s)狙;5.97(D..J=10H
z)1H実施例3 α−イソプロピルアクリル酸クロリド13.3gを乾燥
ベンゼン150m1に溶解し、この溶液に3−フェノキ
シベンジルアルコール20.0yを加え、ついでピリジ
ン23.7qを加えて室温で8時間攪拌した。
この後、反応液をジエチルエーテルで希釈し、水および
希塩酸水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち
低沸点物を留去してα−イソプロピルアクリル酸3−フ
ェノキシベンジルエステルを27.3y得た(収率92
%)。次に、α−イソプロピルアクリル酸3−フェノキ
シベンジルエステル10.0y1モノブロムトリクロル
メタン50.0qおよび過安息香酸t−ブチル0.8y
の混合物を120℃の温度で加時間加熱したのち、低沸
点物を留去することによりα−ブロムーα−(2・2・
2一トリクロルエチル)イソ吉草酸3″−フェノキシベ
ンジルエステルの粗生成物を14.0y得た(収率約8
4%)。得られたα−ブロムーα−(2・2・2−トリ
クロルエチル)イソ吉草酸3″−フェノキシベンジルエ
ステルの粗生成物10.0gをクロロホルム溶媒中、1
・8−ジアザビシクロ〔5・4・0〕−7ーウンデセン
4.0yの存在下で200〜45゜Cの温度で2時間攪
拌した。得られた反応液をジエチルエーテルて希釈し、
水および希塩酸水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥
したのち、低沸点物を留去して油状生成物を得た。つい
で、油状生成物をエチルアルコール溶媒中で5%担持パ
ラジウムー炭素0.5yの存在下、水素雰囲気下に35
ム〜45゜Cの温度で3時間攪拌した。この後、反応液
から触媒を口別したのち、エチルアルコールを減圧下に
留去した。得られた残液はシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーを行ない、α−(2・2ージクロルビニル)イ
ソ吉草酸3″−フエノキシベンジルエ*3ステルを3.
3g得た〔α−ブロムーα−(22・2−トリクロルエ
チル)イソ吉草酸3″−フェノキシベンジルエステルか
らの収率約43%〕。このものの性状は実施例1で得ら
れたα−(2・2ージクロルビニル)イソ吉草酸3″−
フェノキシベンジルエステルの性状と一致した。参考例
1 微量滴下試験によるイエバエに対する殺虫テスト検体と
して化合物(1)、(2)、(3)、(4)、(8)お
よび(22)の各々を精秤し、それぞれ1%と0.1%
のアセトン溶液を調製した。
エーテルで麻酔したイエバエ雌成虫の前胸背部に上記の
調製液1pfをそれぞれ滴下し、腰高シヤーレに餌とと
もに入れ、金網蓋をして25℃の温度下に保存した。
24J1f1間後の致死率を観察した結果を第1表に示
す。
供試虫は1濃度区30匹宛用いた。参考例2 微量滴下試験によるツマグロヨコバイに対する殺虫テス
ト検体として化合物(2)、(3)および(4)の各々
を精秤し、それぞれ0.1%のアセトン溶液を調製した
有機リン系殺虫剤に対し抵抗性を有するツマグロヨコバ
イの雌成虫を炭酸ガスで麻酔し、その胸部腹面に上記の
調製液0.5Peを滴下した。その後、供試虫はイネ幼
苗を与えて5℃の温度下に保存した。供試虫は1区15
匹宛用いた。24JI1f間後に供試虫の生死を観察し
その致死率を求めたところ、化合物(3)および化合物
(4)の致死率はいずれも100%であつたが、化合物
(2)の致死率は40%であつた。
参考例3 微量滴下試験によるチヤバネゴキブリに対する殺虫テス
ト検体として化合物(3)および化合物(4)の各々を
精秤し、1%のアセトン溶液を調製した。
エーテルで麻酔した雌のチヤバネゴキブリの腹部に上記
の調製液1μeを各々滴下し、腰高シヤーレに餌ととも
に入れ、金網蓋をして25℃の温度下に保存した。供試
虫は1区15匹宛用いた。2橋間後に供試虫の生死を観
察しその致死率を求めたところ、化合物(3)の致死率
は100%、化合物(4)の致死率は80%であつた。
参考例4 化合物(3)、(4)、(21)および(22)の各々
0.1部を準備t〜それらに各々レスメスリン0.1部
を加え、ついで白灯油を加え全体を100部とし攪拌し
て各々の油剤を得た。
参考例5 化合物(3)、(4)、(21)および(22)の各々
0.2部を準備L1それらに各々ピペロニルブトキサイ
ド0.8部を加え、ついで白灯油を加え全体を1(1)
部とし攪拌して各々の油剤を得た。
参考例6 化合物(3)、(4)、(21)および(22)の各々
30部を準備し、それらに各々キシロール5酷阪界面活
性剤ソルポールSM−200(東邦化学登録商標名)2
娼を加えて、これらをよく攪拌混合溶解することにより
30%乳剤を得た。
参考例7 化合物(3)、(4)、(21)および(22)の各々
1部を準備t1それらに各々ピペロニルブトキサイド5
部を加えアセトン加部に溶解し、300メッシュ硅藻土
94部を加え捕漬器中にて充分攪拌混合したのち、アセ
トンを蒸発除去することにより各々の粉剤を得た。
参考例8 化合物(3)、(4)、(21)および(22)の各々
20部を準備し、それらに各々界面活性剤ソルポールS
M−200(東邦化学登録商標名)5部をよく混合し、
300メッシュのタルク75部を加え捕漬器中にて充分
攪拌混合することにより各々の水和剤を得た。
参考例9 化合物(3)、(4)、(21)および(22)の各々
0.4部を準備し、それらに各々レスメスリン0.1部
、オクタクロルジプロピルエーテル1.5部、精製灯油
28部を加え溶解し、各々エアゾール容器に充填.し、
バルブ部分を取り付けたのち該バルブ部分を通じて噴射
剤(液化石油ガス)D部を加圧充填してエアゾールを得
た。
参考例10 化合物(3)、(4)、(21)および(22)の各々
0.5部を準備し、それらに各々BHTO.5部、除虫
菊抽出粕粉、木粉、デン粉などの蚊取線香用基材99.
0部を加え、均一に混合し公知の方法により各々の蚊取
線香を調製した。
参考例11 化合物(3)、(4)、(21)および(22)の各々
20部を準備し、それらに各々0・0−ジメチルー0−
4−シアノフエニルホスホロチオエート〔サイアノツク
ス(住友化学登録商標名)〕2酷阻界面活性剤ソルポー
ルSM−200(東邦化学登録商品名)2娼、キシロー
ル4W)を加え、これらをよく攪拌混合し溶解すること
により各々の乳剤を得た。
参考例12化合物(3)、(4)、(21)および(2
2)の各々15部を準備し、それらに各々1−ナフチル
ーN−メチルカーバメート15部、界面活性剤ソルポー
ルSM一200(東邦化学登録商標名)5部をよく混合
し、300メッシュのタルク65部を加え楠漬器中にて
充分攪拌混合することにより各々の水和剤を得た。
参考例13 化合物(3)、(4)、(21)および(22)の各々
0.2部を準備し、それらに各々2−イソプロポキシフ
エニルN−メチルカーバメート02部、キシロール5部
を加え、白灯油に溶解して全体を1(1)部とすること
により各々の油剤を得た。
参考例14 化合物(3)、(4)、(21)および(22)の各々
0.3部を準備し、それらに各々DDVPO.3部を加
え、キシロールと精製灯油の1:1の混合液に溶解して
全体を15部とし、各々エアゾール容器に充填し、バル
ブ部分を取り付けたのち該バルブ部分を通じて噴射剤(
液化石油ガス)85部を加圧充填して各々のエアゾール
を得た。
参考例15 化合物(3)、(4)、(21)および(22)の各々
0.05yを準備し、それらに各々フラメスリン0.0
2f1ピペロニルブトキサイド0.15f.,BHT0
.1yを加え適量のクロロホルムに溶解した。
この溶液を2.5c!n×1ゐ礪厚さ0.3扇の石綿の
表面に均等に吸着させ、その上に同じ大きさの石綿を張
りつけることにより各々の熱板上加熱繊維燻蒸殺虫剤を
得た。参考例16 参考例6によつて得られた化合物(3)および化合物(
4)の各々の乳剤を水で300倍に稀釈した。
次に、これら各々の稀釈液を播種後25日目のポット植
えの稲に10mt/ポットでスプレーし、金網円筒で覆
い、その中にツマグロヨコバイ5匹を放ち、24B!f
間後に生死を観した。化合物(3)および化合物(4)
のいずれも87%以上の致死率を示した。参考例17参
考例5によつて得られた化合物(3)および化合物(4
)の各々の油剤を用いて噴霧降下法に従いイエバエに対
する殺虫試験を行つた。
2柵間後のイエバエの生死を観察した結果、いずれの場
合も90%以上の致死率を示した。
参考例18 参考例4によつて得られた化合物(3)および化合物(
4)の各々の油剤を用いて噴霧降下法に従いイエバエに
対する殺虫試験を行つた。
24時間後のイエバエの生死を観察した結果、いずれの
場合も90%以上の致死率を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される化合物を塩基性物質の存在下に脱ハロゲン化
    水素反応させ、必要ならばさらに生成物を水素ガス雰囲
    気下、還元触媒の存在下に処理することを特徴とする一
    般式( I )▲数式、化学式、表等があります▼ で示されるγ−ハロゲノ−β・γ−不飽和カルボン酸エ
    ステルの製造方法。 (式中、R^1は水素原子、低級アルキル基、シクロア
    ルキル基、アルアルキル基またはアリール基を表わし、
    Yは低級アルキル基またはハロゲン原子を表わし、各X
    は同一または異なりしかもYと同一または異なるハロゲ
    ン原子を表わし、Zは水素原子もしくはXまたはYと同
    一または異なるハロゲン原子を表わし、R^2は低級ア
    ルキル基または3−フェノキシベンジル基を表わす。 )2 一般式(III)▲数式、化学式、表等があります
    ▼ で示されるアクリル酸誘導体に一般式(IV)CX_2Y
    Zで示されるハロゲン化合物をラジカル反応条件下で、
    あるいは遷移金属塩系触媒の存在下で付加反応させて一
    般式(II)▲数式、化学式、表等があります▼ で示される化合物を製造し、該一般式(II)で示される
    化合物を塩基性物質の存在下に脱ハロゲン化水素反応さ
    せ、必要ならばさらに生成物を水素ガス雰囲気下、還元
    触媒の存在下に処理することを特徴とする一般式( I
    )▲数式、化学式、表等があります▼ で示されるγ−ハロゲノ−β・γ−不飽和カルボン酸エ
    ステルの製造方法。 (式中、R^1は水素原子、低級アルキル基、シクロア
    ルキル基、アルアルキル基またはアリール基を表わし、
    Yは低級アルキル基またはハロゲン原子を表わし、各X
    は同一または異なりしかもYと同一または異なるハロゲ
    ン原子を表わし、Zは水素原子もしくはXまたはYと同
    一または異なるハロゲン原子を表わし、R^2は低級ア
    ルキル基または3−フェノキシベンジル基を表わす。 )
JP52027510A 1977-03-11 1977-03-11 γ−ハロゲノ−β,γ−不飽和カルボン酸エステルの製造方法 Expired JPS6051456B2 (ja)

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GB9425/78A GB1579514A (en) 1977-03-11 1978-03-09 Optionally substituted phenoxybenzyl esters of-haloalkenyl isovalenic acids and pesticidal compositions containing them
IT21130/78A IT1115597B (it) 1977-03-11 1978-03-10 Insetticidi contenenti come ingrediente attivo un estere dell'acido isovalerico
NL7802626A NL7802626A (nl) 1977-03-11 1978-03-10 Pesticide-samenstelling.
CH266078A CH640697A5 (en) 1977-03-11 1978-03-10 Alpha- or beta-substituted isovaleric esters as pesticides
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