JPS60502154A - マラリア感染症に対する感染防御免疫応答に関する方法と材料 - Google Patents

マラリア感染症に対する感染防御免疫応答に関する方法と材料

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 マラリア感染症に対する感染防御免疫応答に関する方法と材料本発明は、198 3年8月19日出願の共同係属米国特許出願番号524.919の一部継続出願 である。
宣−員 本発明は、ヒトを含むを椎動物のマラリア感染症に対する免疫防御応答に関して 有効な方法と材料に関する。
ヒトのマラリアは、plasmodium属の寄生性微生物種によって起こる。
この寄生虫は、蚊の体液中に有性生殖母体内の形で存在し、蚊を媒介としてヒト に感染する。つまり、蚊の体内でこの寄生虫は、有性生殖を経て、スポロゾイト  (胞子体)となり、蚊がヒト等を刺す時に新しい宿主に感染する。新しい宿主 では、このスポロゾイトは、肝臓で“赤血球外(exoerythrocyti c )”のサイクルを経て増殖するが、その間、臨床症状は示されない。この赤 血球外で繁殖したメロゾイト (分裂体)は、宿主の赤血球に侵入し、赤血球中 で増殖し、マラリア特有の臨床症状を引き起こす。赤血球細胞の破壊は、P、ν 1vax (三日熱マラリア原虫) 、P、ovale (卵形マラリア原虫)  、P、falciparum (熱帯熱マラリア原虫)が病原体である場合、 48時間サイクルで起こり、P、malariae (四日熱マラリア原虫)が 病原体である場合、72時間サイクルで起こる。マラリアに特有の悪寒・発熱・ 発汗などの症状は、スキツオント(繁殖体)によって感染赤血球細胞の破壊が起 こり、メロゾイドが放出されて新しい赤血球に侵入するサイクルと一致する。赤 血球外での繁殖段階に比べると赤血球内のメロゾイドは、宿主内での体液性応答 をもつが、これは補体結合テスト、沈降テスト、凝集テスト、蛍光抗体テストに よって検出される血清抗体ができることで示される。
肝臓からの感染メロゾイドが放出されるとマラリアが再発する。マラリア原虫の 赤血球内での繁殖期に対する赤血球細胞の体液性防御が、同時感染、年令、外傷 、もしくは他の衰弱要因によって、なくなるか、衰退するとマラリアの再発が起 こり、再び宿主の体液性及び胸腺依存細胞仲介応答で、赤血球内でのサイクルが 制御されるまで続く。遅延性の赤血球外のサイクルもしくは、赤血球感染の再発 に対して、真性の再発は、h■胆とによるものでは5年以内に、P、ovale によるものでは2〜3年以宵に起こる。P、malariaeによるものは赤血 球感染によってのみ再発し、最初に感染した後30年もしくはそれ以上経てから 再発することもある。7によるマラリアは短期間で再発するが、肝臓で増殖する メロゾイドによる真性の再発は起こらない。というのも、P、falcipar umは、赤血球外の肝臓では増殖しないからである。
マラリア感染症に対する免疫体制に関する情報は、長年にわたって調べられてい る。例えば、Fudenberg等のBa5ic &C11nical Imm unology + 3rd Ed、、 Chapter 41. eds、l :Lange Medical Publications、 Los Alt os、 Ca1ifornia、 (1980) )を参照のこと。これらの情 報の大部分は、マラリアがよく再発するアフリカで得られる。例えば、アフリカ で、熱帯熱マラリアに対する耐性が、徐々に長い時間をかけてではあるが得られ ることがある。−例を示すと、生後三ケ月以上の子供の場合、マラリアの徴候を 示した何年か後、耐性が示される(最初の受動防御は、胎盤を経て母性のIgG  (免疫グロブリンG)によって得られる)。アフリカでは5才以下の子供を中 心として、毎年マラリアで死ぬ人が百万人いるとの報告がある。子供のとき感染 して生き残っても、大部分の大人は血清中に、“防御用の(protectiv e)″抗プラスモジウム抗体をもっているにもかかわらず、マラリアに感染する 可能性があり、周期的に寄生虫が発見される。アフリカのマラリアの頻発する地 域では、大部分の人が一生、程度の差はあるが、熱帯熱マラリアに感染する可能 性がある。予防のための免疫応答として、メロゾイドが宿主の赤血球に侵入する のを阻害する補体独立抗体の生産が考えられている。マラリアにかかると、血清 中の免疫グロブリンの量は種類にかかわらず高くなるが、なかでもIgGの量は マラリア予防(或いは急性のマラリア発現制御)と関係がある。
数十年の間、マラリアに対しては免疫療法よりも化学(薬)療法の方がよくきく とされてきた。抗マラリアワクチンの開発の最初のアプローチは、紫外線、ホリ マリン、機械的破壊によってスポロゾイトを抑制して防御免疫をつくろうとする ものである。この方法で、赤血球外のスポロゾイト感染に対してのめ、短期間の 、胸腺依存の、種及び株特異性をもつ免疫作用がみられた。この方法は紫外線照 射した蚊からスポロゾイトを採取したり、接種したりするのによく用いられた。
この場合、成熟したスポロゾイトのみが免疫原性をもっており、アジュバントは 必要なかった。この方法は、ワクチンの貯蔵が困難なこと、培養が不可能なため 免疫抗原を大量に得られないこと、ワクチンは静脈内投与する必要があること、 ワクチンを投与してもメロヅイド感染の可能性があること(肝臓でのスポロゾイ トの増殖が起こり得る)等の理由から限界がある。
最近、遺伝子操作技術によってずへてのスポロソイトフラグメントに対する防御 免疫能をもつ特異的タンパクの分離が試みられている。この試みが成功すれば、 上述した問題を軽減できるであろう。しかし、もし1個のスポロゾイト(−匹の 蚊の媒介で何百もの接種ができる)でも宿主のワクチンによる免疫応答に生き残 れば、重大な赤血球内感染が起こり得る。Marshall。
5cie−nce、 219. pp、 466−467 (1983)参照。
免疫化に対する第二番目の遺伝的アプローチは、死んだ或いは弱ったメロゾイト ワクチンを使うことである。Cohen、 Proc。
Royal、Soc、−!型具す2ルー203. pp、323−345 (1 979)参照。この分野での研究では、Trager and Jensen  (Science、 193+ pp、 673−675 (1,976) ) が考えた方法が非常に役立つ。これは、赤血球内段階の寄生虫を試験管内(in  vitro)で繁殖させて連続培養する方法である。
、メロゾイドワクチンは、種々の抗体を誘導すると考えられているが、そのいく つかは、赤血球細胞の表面に付着して感染細胞を選択的に凝集させて、種及び株 特異的な臨床症状を緩和する。スボゾイド若しくは赤血球外のサイクルに対する 防御機構がないので、新しい感染についても研究中である。しかし、体液性抗体 力価が高い限り、メロゾイト (生殖母体ではない)は破壊され、症状は進行し ない。
p、に10w1esiのメロゾイト (このマラリア原虫に感染すると通常はす くに死ぬ)のワクチンをRhesus monkeyに接種すると、18ケ月十 分な防御が可能であるという報告がある。
フロイントの完全アジュバント(FCA )若しくは合成アジュた核型選択似ゆ us monkeyを使った最近の報告によると、FCAの延命効果があること がわかっている。またrhesus monkeyを用いた免疫実験では、ヘル パーT細胞、他の細胞媒体作用機構、体液性抗体などの全てが免疫に関係してお り、補体がないと、細胞外メロゾイドはIgGやIgMによって特異的に活動を 抑制される。Rhesus monkeyを使っての実験では、先天性免疫では 感染症の再発が起きたり、薬剤療法では慢性の寄生虫血症になったりするのに対 して、免疫療法では、1〜3週間で寄生虫の完全駆除ができる。免疫化はおそら (先天性の免疫というより、可溶性の循環抗原と関係がある。これは、サプレッ サー細胞(Suppressor cell)若しくはリンパ球分裂促進因子を 選択的に刺激して、寄生虫生存に作用するのであろう。メロソイドの免疫化が困 難である理由は、メロゾイドワクチンを造る際にメロダイト培養中に血中成分が 混在するので、ワクチンの供給、コストの点で問題があることである。
最近、McColm等がParasite Immunology+ 4. p p、 337−345 (1982)において、メロゾイドワクチンに関する報 告をしている。
この報告はメロヅイドワクチンの効能に対する種々のアシユバasitolo  y、 38. pp、6−13 (1975)の報告に続くものである。
メロヅイドワクチン開発に直接かかわる研究はさておき、最近40年間は、マラ リア原虫の赤血球内での生活環における、宿主と寄生虫抗原の免疫学的特性に焦 点があてられている。例えば、1939年初期には、急性マラリアにかかったサ ル、アヒル、ネズミ、ニワトリ、ヒト等の血漿若しくは血清中のマラリア原虫由 来の抗原タンパクが検出された。例えば、ニワトリやサルを使った攻撃感染に対 して、plasmodium gallinaceum及びplasmodiu m knowlesi抗原由来の血漿が発見されて、部分的防御が示された[T odorovic、 et al、、 Ann、Trop、Med、Paras itol、+ 6ilpp。
117−124 (196,7) ;Co11ins、 et al、、 Am 、J、Trop、Med、 & Hyg。
、pp、373−376 (1977) ) 、 Todorovic等は〔担 n、J、Tr 、Med。
” llyg、1ニア、 pp、685−694 (196B) ; AmJ、 Trop、Med、 & Hyg、。
!7. pp、695−701 (19681) ; and Trans、R ,Soc、Trp、Med、Hyg、、 6L pp、5]、−57(1,96 8) 〕、可溶性のP4allinaceum血清抗原に特異的に結合する蛍光 抗体が、フリーのメロヅイトと反応してマクロファージを活性化すると発表した 。この抗原は、65・C以上で不安定になり、タンパク質分解酵素に弱く、脂肪 成分を含む。更に、もし赤血球中に成熟マラリア原虫が存在すると、この可溶性 抗原に結合した蛍光抗体は、感染赤血球細胞質とマラリア原虫の両者に反応する 。しかし、赤血球中に未成熟の丸い原虫か存在する場合には、原虫のみが染色さ れる。更に研究か続けられた結果、温度、酵素分解、マラリア感染動物の血漿中 の抗原抗体複合体は、これらの抗原の免疫原性を破壊して、ワクチンとしての有 用性を減少する要因であることがわかった。
McGregor、 et al、、CLancet、 L pp、88L88 4 (1968) ] ;Wilson、 et al、、(Lancet、  2. pp、201−205 (1969) ) ;McGregor、 et  al、、(Ty、a、ns、R,5oq−、Tro凱Med−Hzg、、 6 5. pp、]]36−151 (197]、) ) ;and Willia ms、 et at、、[Af、J、M、、ed、Sci、、 4゜pp、29 5−307 (1972) ’] 、によって均−堕尺律肛mのアフリカ種に感 染したヒトの血漿中に、可溶性の抗原が存在することがわかった。この血清中の 可溶性抗原の特性としては、10(Mcに熱しても熱安定性があることがあげら れるCWilson、 et at、、 Immun<+−1ogy、 、3. pp、385−398 (1,973) ’J。
その結果、彼等はこの抗原を“S ”抗原と命名した。S抗原の分子量は60. 000から210.000ダルトンである。血清中で必ずしもみられない可溶性 プラスモジウム抗原(“La”、“Lb”。
”R”抗原)とS抗原は性質が異なる。I、抗原はS抗原よりも免疫原性か強く 、血清中の可溶性抗原抗体複合体を生しる抗原にすみやかに反応する(Wils on、 et al、、 Lancet、 2. pp、201−205 (+ 969) ;Houba、 et al、t Af、J、Med、Sci、、  4. pp、309−317 (1972) :and Wilson、 et  al、、↓mmuno1og7.Lpp、385−398 (1973) )  。5aul et al、、 [Tropenmed、Parasitol、 、 28.302−31.8 (+977) )は可溶性タンパクを含む免疫原 は、P、berghqし原虫を超音波処理して冷食塩水で洗うと得られると報告 している。更に、Kreier等のクループは(GrouLhaus、 et  al、、 Infect、 and Immunol、、 1. pp、245 −253 (1980) ] 、生の原虫よりも、可溶性にした原虫の方が免疫 性が強いことを4:li告している。
マラリアに感染した血漿中のplaμ唸吋−関連抗原は、感染した赤血球から放 出されると提案されている。…−plesiに感染した赤血球の膜を免疫学的に 分析すると、Laりwl−e−si由来の分子1t50.oooから650.0 00ダルトンのタンパクがいくつがみられる[Wallach、 et al、 、 J、Mo1.Med、、 2. pp、119−136 (1977) ; and Deans、 et al、、 Parasitology、□−η− pp、333−344 (1978)ごく最近、イギリスのWellcome  Foundationで、マラリア原虫の赤血球内でのサイクルと関連した抗原 フラクメントを調へるとその起原かわかるという報告があった。公表されたイギ リス特許出願番号2.096.893及び2.099.300に゛メロJソイト (miシrozoite)と関連のある抗原タンパクの多様けについての研究を 試みた。然し、宿主の防御反応を誘導する非特異的な抗原は即離されなかった。
”とある。公表された出願は両方とも、“Plp−qmodi□胛属の寄生虫の 抗原を誘導する防御゛につぃて言及しており、メロゾイド及びスキッオント(s chizont)の抗原の短離には親和性を利用する(モノクローナル抗体等) 方法が有用たとしている。
この研究に関して、イギリスの公表された出願では、murine特異性のマラ リア原虫、揚A堕輯…LLel尤りと関係のある抗原のi離が開示しである。要 約すれば、マウスのマラリア感染細胞の赤血球を溶解して、遠心した後、種々の 界面活性剤で可遣也して、上澄みを取り出すと、その中には赤血球の可溶性タン パク、赤血球の膜タンパク、 寄生虫抗原の約70%″′が含まれる。この可溶 化物をモノクローナル抗体が結合している免疫吸着剤カラムに通す。この抗原/ 抗体吸着剤の溶出液を濃縮して透析すると、分子量2.35 x 10’或いは 1.95 ×105の非糖付加抗原(merozoi teと5hizontに 関係のある抗原)が得られる。
この単離された抗原は、P、yoelii寄生虫の致死的攻撃に対してマウスで は、防御のためにフロイントの完全アジュバント(Freund’s Comp lete Adjuvant)と共に使用するとうまくいくという報告がある。
この出願では、適当なモノクローナル抗体を用いて、月旦smodiL+μJ見 匹カリμ」−感染した赤血球から一つ或いはそれ以上の抗原、若しくは抗原フラ グメントを単離する試みについて検討している。得られた抗原は、試験管内でP 、yμ±は抗原を用いて交差反応試験を行っているが、生熊内で(in viv o)の実験(抗体生産或いは攻撃感染)は行っていない。
公表された英国特許出願番号2,096,893と2,099,300の方法に 従って、ムハ江並肛叩のスキツオントとメロゾイド抗原の単離を行うと、L1卑 ■暉、抗原に関する報告と同し位の価値があるとすると、この単離された可産捗 タンパクはヒトのワクチン組成の有効成分になるかもしれない。然し、抗原を大 規模に生産するには多くの困難がある。例えば、寄生虫に感染したヒトの血を大 量に得ること、赤血球細胞成分を含まない赤血球を大量に可溶化すること、親和 性を用いて抗体を精製するためのカラムの維持や操作などである。
前述したように、TrangerとJensen+ 5upra−によるマラリ ア原虫のmでの連続培養の方法は、メロゾイドワクチン生産や赤血球内でのマラ リア原虫の研究に非常に有用である。ある意味では、宿主の代謝や免疫システム に影響されない可溶性抗原の検出・単離の方法にも使える。多くの研究者によっ て後期無性生殖やメロソイトの再交の間、最大量のタンパクが培養液中に蓄積す ることがわかっている。I’、knowlesi (Cohen+ etal、 、 1969 ) 、P、falciparum (Wilson、 1974  ; Wilson and Bartholomew、 1975) 、P、 berghei (Weissberger、 et al、、 1979)を 培養すると、培養液上澄みにPlasmodiumと関係ある物質が存在するこ とが報告されている。WilsonとBartholomew (1975)は 、熱安定性な抗原、一部熱不安定な抗原、効耐性をもつ抗原を検出して、それぞ れS抗原り抗原、R抗原と命名した。Jepson、 et al、 CAct a、Path、Microbial、5cand、、 5ect、 C,89, 99103(1981) )は、ヒト赤血球中のP、falciparumの培 養液中からS抗原及びR抗原に分類される二つの異なった抗原を単離した。免疫 吸着剤技術を用いた単離過程では、培養液800m++から3mgの2種類の抗 原が得られる。この結果、“培養液から他の抗原をj4.離すること、単離され た抗原の化学的、生物的性質を調べることができる。”ことがねかっγこ。同様 に、Thelu。
et al、、 CWHOBulletin、 60. pp、761−766 ’(19B2) )は、P、 falciparumを培養して“抗原E”をク ロマトグラフで単離し、マラリアの発生する地域のヒトの血清中の物質と抗原と の関係を示した。
免疫学的な研究、なかでも免疫学的アジュバントには興味がもたれるが、アジュ バントがマラリアワクチンへのとりごみに有用であるという報告は興味がある。
“免疫学的強化作用(immunopotentiators)″をもつものと して、アジュバントは種々の役割をする。例えば、免疫応答の速度を速めたり、 作用期間を延長したり、作用を強めたり、免疫応答以外の他の作用を助長したす する。アジュバントは、細胞と免疫応答一般に作用する強化剤、或いはある一定 の抗原にのみ特異的に作用する強化剤に分けられる( ”Ba5ic & C1 1nical Immunology”+ 5upraの24章参照)。
抗マラリアワクチンの成分として有効な非胞子体物質は、免疫原性が弱いのでフ ロイントの完全アジュバント(FCA ’)のような、油、水アジュバントが必 要である。そのようなアジュバントは人体への使用は認められていない。抗マラ リア抗原の発見に際して、ワクチン使用のために既存のアジュバント或いは新し いアジュバントのスクリーニングにはかなりの努力なされている。例えば、米国 特許番号3,849,551には、マラリアワクチンのアジュバントとして、C almette−Guerin bacillus (BCG)種、Mycob acterium、bovisの使用が提案されている。また、5chenke 1. et al、 (J、Parasitol、、 61. pp、549− 550 (1975) )は、より有用な手段としてBCGとAjuvant  65を一緒に使うことを提案している。Desowitz (Experime ntal Parasitology+ 38+pp、6−13 (+975)  )は、P、berghei感染の血から得た可溶性抗原を使って種々のアジュ バントを広くスクリーニングしたことが開示されている。多(の研究の結果から 、アルミニウムー ミョウバンで沈澱する抗原は防御能があるのに、鉄ミョウバ ンと塩化アルミニウムで沈澱する抗原は免疫原性をもたないことがわかった。前 述したようにMitchell等、5upraは、メロゾイト抗原に対するアジ ュバントの効果について研究しているが、彼等はワセリン中のmuramyld ipeputideがやや有用で、また、サポニンにも効果があると結論してい る。5iddiqui、 et al、 (Nature、 289. pp、 64−66 (1981) )は、′死んだマラリア原虫とN1N−dioct adecyl−N ’ 、N″−bis (2−hydroxyethyLpr opane−diamine)のサルに対する免疫能”について報告している。
 McColm等。
5upraは、死んだ原虫のワクチンを使って種々のアジュバントをテストし、 FCA 、水酸化アルミニウム、c−parVumはがなり免疫性を増加させる が、サポニンが最も効果があると結論した。
同様に、前述した公表された英国特許出願2,096,893と2,099゜3 00の報告でも〜予防接種テストでFCAが単離抗原に対して最も有効性を示す ことが分がっているが、その報告にもワクチンを使う際の“便利な(conve nient) ”アジュバントとしてサポニン、C,parvum、水酸化アル ミニウムが挙げられている。
以上、本発明の背景について述べてきたが、多くの研究者の努力にもかかわらず 、抗マラリアワクチンの防御免疫原として有用な物質はみつけられていない。
!−竹 本発明は先づ、抗マラリアワクチンの組成について調べた。
このワクチンの有効性は一つ或いはそれ以上のタンパク質性の免疫原を用いて調 べて公式化している。用いた免疫原は、(1)マラリア感染赤血球内のPlas modiumを試験管内で培養増殖し、その培養液上澄み(赤血球と原虫は含ま れない)及び/或いは(2)その赤血球を低張液で洗浄した洗浄液からすみゃか に、#蹄した。
190.000から210,000ダルトンのもので、マラリアに感染した際に 使った赤血球を洗った洗浄液から単離した。本発明の単離した免疫原は、分子量 がそれぞれ43,000.54,000.200.000クルトンの抗原をもつ 。
ワクチンに使われる免疫原は、マラリアに感染した赤血球を試−騨、」貞で培養 した際の“未精製の(crude) ”上澄み液全体を含んでいるが、好ましく はクロマトグラフ的に精製した(特に陽イオン交換クロマトグラフで)方が良い 。
また、本発明は、ワクチンの成分として次のようなタンパク質性の免疫原を含む 。即ち、上述したような培養をもとにした免疫原、微生物、宿主細胞を用いて組 み替え法によ−、て得1こ免疫原、タンパク合成特におけるアミノ酸の重合によ って得た免疫原などである。
好ましいワクチン成分を造る際乙こは、適当な運搬体(例えは、均衡塩類溶液、 PBSや培養液など)と免疫学的な受容アンユi<ント(例えば、サポニン、水 酸化アルミニウムなど)が必要である。
本発明の他の態様としては、ヒトの抗マラリアワクチンに例外的に適した成分と して、水酸化アルミニラl、アシj−/\ントと結合した、上述の培養液から造 った細胞を含まない抗原かある。
この点に関して、出願人は、そのようなアジュバントが、タンパク質性の抗原に 対するワクチンの免疫学的応答をかなり強化するだけでなく、その反応の速さや 期間をも強化することが分かっている。ワクチンの成分として、現在使われてい る水酸化アルミニウムは、Δlhydrogel (Superfos)である 。
又、本発明の他の態様としては、マラリア原虫感染のヒト赤血球を大量に得るた め、長期ヒト赤血球培養における試験管内でのh組尺」肛憇生育の最適条件や、 培養液上澄み或いは洗浄液から免疫原を得る方法についてふれている。簡隼に述 べると、培養成いは継代培養は、組織適合性因子(例えは、市な血清クループな ど)や、 温暖(cold)”及び 寒冷(cold)”抗原/抗体反応におけ る赤血球に対する血清の不適合性などを、前もってスクリーニングした細胞や血 7Nを用いて行った。
本発明における他の点や利点については、以下の好ましい実施例において明白と なるであろう。
趙緻莢岐所 以下の例証的な本発明の実施例においては、活性のあるタンパク質性の免疫原を 得る方法、抗原とアジュバントを利用してワクチンの組成を示す方法、プラスモ ジウム原虫に感染し易いを椎動物の防御免疫性を得るため、ワクチンを使用する 方法について検討している。
更に詳述すると、実施例■と実施例Hにはヒト及びヒト以外の赤血球を培養して 、P、falciparum寄生虫を試%Jで青で培養する方法を示している。
実施例■は、寄生虫培養液と感染赤血球洗浄液から抗原を単離する方法を示して いる。実施例■は、得られた抗原の物理的性質と試験管内での免疫学的性質を示 している。実施例■は、サポニン及び水酸化アルミニウムなどのアジュバントと 共に培養液から造った抗原を使う発明によって特殊な組成のワクチンを得たこと を述べている。
実施例■は、本発明によって得たワクチンを、5qirrel monkeyに 接種した実験について述べている。ここでは、抗原投与前後の体液性応答及び抗 原投与の臨床例によって、サポニンアジュバントを含むワクチン組成に対する実 験動物の免疫応答にふれている。
実施例■は、水酸化アルミニウムアジュバントを含むワクチンを実験動物に接種 した後の体液性応答について述べている。
実施例■は水酸化アルミニウムアンユノ\ントと共に本発明のワクチンを使って 、5qirrel monkeyにワクチン接種及び抗原投与を行った実験であ る。実施例■では、ワクチンを投与した動物の免疫血清を用いて、試験trでの 成長阻害を検討した。
実施例Xは、培養液上澄みからの免疫原草刈と、単離抗原を取り込み易いワクチ ンの組成検討のためのタンパク質精製方法に関する。実施例XIは、本発明で得 たワクチンを用いた5qirreこの実施例は、5qirrel monkey  (Saimiri 5ciureus)から採取した赤血球中の旦郵mod  i−明ゴ先坏±Rニーの戊験貴血ての培養方法に関する。Uaセゴpa鼎川用! ndocina l単雑種し土、ソヨージア州、アトランクの疾病コンI・ロー ルセンター(The Centerfor Disease Control、  At1anta、 Georgia)のDr、 C,C,Camphellか ら得た。これはマラリア感染したヒ1−のfl胞から単離したものであるか、」 −育か良< 、5qirrel monkey及びヒトに村し2て病原性をも5 つてい゛る。
A、じタターy、ヤニー七傅く障ζ−再t1;化哺乳類の赤血球中の揚fal− cip刈すの一戊狼貴血培養における第一段階は、感染細胞(動物起源及び培養 超厚の)を凍結保存した“スタビレート(sLabilate ) ”を準備す ることと、培養開始時にそのスタビレートを再活性化することである。
動物起源及び培養中の感染細胞起源のスタビレートを準備する際、先つ、ヘパリ ン化した感染血液全部、或いは培養液から感染赤血球を取り出しそれを洗浄した ものと、20%グリセロールを含む均衡塩類溶液を1 ;1の容積比で混合する 。この均衡塩類溶液の組成は、蒸留水(1p)、デキストロース(Ig)、KH zPO4(60mg) 、Na2HPO4+ 7H20(358mg ) 、フ ェノール・し7ド(10mg) 、MCI (400mg ) 、NaCl ( 8g) 、MgC1z H6H20(200mg ) 、Mg5O,−7H20 (200mg ) 、CaCIz ・2HzO(186mg )である。培養液 中の感染赤匍球を洗浄したものには、かわりに当量の冷防腐剤溶液を加えてもよ い。これは、09%塩化ナトリウムを含む4.2%ソルヒトーノ噛容7夜180 mffに、り、リセロールを70m n加え、無菌ろ過して調整する。この混合 操作の後、液体窒素保存のため、細胞をずみや力弓こヌンク(Nunc)社のバ イアルに移す。
再活性化は、37°Cて、掻き混ぜないようにして解凍し、液体窒素を除き、細 胞溶解が起こらないように細胞スラリーをつくる。赤血球を緩やかに遠心(50 0xH) シて沈降させ、上19ゐを捨てる。その後、当量の3.5%の塩化ジ トリラム洗浄液をゆっくりと各細胞に加えて室温で5分間放置する。これを再び 緩やかに遠心し、上澄みを捨て、2倍の容量の血清を含む完全培地(以下に示す )を細胞64二加える。これを遠心して、未感染赤面球を加える準備をする。
培養に用いる細胞及び血清を前もってスクリーニングすることである。候補とな る赤血球の測定パラメーターとして先つ、その浸透圧安定性があげられる。つま り、各未感染細胞約5mβを血清を含まない培養液で3回洗浄する。もし、洗浄 中に細胞溶解が起こるならば、その細胞は培養するにはあまりにも脆過ぎるので 除くべきである。
候補にあがっている血清と血漿が培養に使う感染細胞、或いは非感染細胞に対し て組織適合性かあるがどうかのスクリーニングが必要である。それにはマイクロ プレートにそれらを混合したものを入れて室温で放置し、凝集反応が起こるがど うかを顕微鏡で確認する方法がある。例えば、A細胞に対する抗A抗体のような 、血清に含まれる成分に相反作用のあるものはこの操作で除外される。室温での 凝集反応を利用するスクリーニングによって、所謂(N及びP赤血球抗原に対す る)″寒冷抗体(cold antibodies) ″をもっ血清も除外でき る。もし、凝結反応も凝集反応も起こらなければ、プレートの蓋をして37°C の恒温インキュベーターに放置し、1時間、3時間、オーバーナイト時の凝集反 応を確認する。これによって、例えば抗−11iya −pyb2抗−JKa、 及び抗−にのような“温暖抗体(11arm antibodies) ”によ る凝集反応を検出することができる。Rh因子による適合性スクリーニングは、 本発明による試験管内培養操作では必ずしも必要ではない。例えば、A゛或いは 八−細胞内ではマラリア原虫は良く繁殖する(A−細胞内の方が好ましい)。
上述したスクリーニングによって得た血清或いは血漿中で、赤血球の培養が可能 であるがこの場合、培養温度範囲内では、赤血球抗原は、血清或いは血漿中の塩 類や不安定な抗体とは反応しない。
大量培養を始める前の最終的な細胞と血清のスクリーニングとして寄生虫感染感 受性テストがある。寄生虫に感染した赤血球の10%懸濁液を、血清を含む培地 180μβと10%未感染赤血球懸濁液とを一緒に3つのマイクロプレートに植 えて、初発寄生虫感染が0.25〜0,4%になるようにする。このプレートを インキュベートして、3日間以上毎日ギムザ染色を行い、最小寄生虫感染が3〜 6%になるまで培養する。
C,サルの細胞における寄生虫培養 マラリア原虫の培養法は、TragerとJensen等、 5upraの方法 を改良して実施した。マラリア原虫をフアシヨンの35 X 10mm細胞培養 用ペトリ皿(10%!、i濁液/ベトリ皿の1.5mjり、ろうそく瓶、コーニ ングの25cJ培養フラスコ(5,0mρ/フラスコ)で、37°Cで、6%0 □、10%CO2,84’%Nzに調整したガスの中で培養する。培養上澄み液 の交換は、毎日1回或いは2回行う。
培養維持のため培養液には10%のサル血清が含まれる。
0.5%〜5%の感染赤血球をもつ動物の血を、試験管内培養を始める際に使う 。この場合は、RPl’lI 1640に重炭酸ナトリウム、HEPES (P H7,0) 、15%正常サル血清を加えた培地で、感染サル赤血球の5〜10 %懸濁液(初発感染赤血球が0.5〜0.8%)を使って培養を開始する。
ゲンタマイシン(Gentoicin、 Schering Corp、 Ke nilowori。
N、J、 )を抗菌物質として0.1μg/meから1.0μg/mI2の濃度 で完全培地に加える。これは10μg/m7!以上の濃度で加えると原虫に毒性 を持つ。
試験管内では活性化したマクロファージが、マラリア感染した赤血球を破壊する ので、感染サル赤血球を培養したり、正常サル赤血球を使って継代培養する前に 、Ficoll−Hypaque (Pharmacia Fine Chem icals+ Piscataway+ Nu、 )で白血球から活性マクロフ ァージを除去する。
培養中の感染赤血球のパーセンテージは、ギムザ染色を行って顕微鏡で確認する (ギムザ: Sigma Chemical Co、 、 St、 Louis + Missouri) 。
培養を開始してから終了するまでは、5〜21日間である。毎日顕微鏡でP、f alciparumの増殖を観察する。初発感染が0.5%の場合、72時間で 平均4%の感染になる。ラインを維持するためには、2〜4%の感染時に継代を 行った方が良い。5〜6日継代をしないでおくと、約8.5%の感染になる。
原虫の増殖は、Plasmodiumの生活環中の全ての形、つまり胞子小体で 始まり、栄養型、繁殖体、分裂小体を経るうちの全ての形がみられるかどうかで 判断できる。最小必須培地(Eagle1385pecial、 G11bco  Laboratories、 Grand l5land、 N、Y、)を使 っても5uqirrel monkey赤血球中のP、falciparumを 培養できるが、RPMT 1640培地よりもMEMを使った方が良いというこ とはない。ペニシリンストレプトマイシンを含む199培地は:この初代培養シ ステムではP、falciparum Indocina 1種を培養すること ができない。
茅! 4?lI□l 前スクリーニング操作を含む実施例■の方法は、ヒトの赤血球/−血清液中のP 、faIciハm吋培養システムにも利用できる。この方法で、4種のP、fa lciparumがヒト赤血球(A陽性)とCaCl2・2H20中で再構成さ れた血清或いは血漿中で培養できることがわかった。これらの株はIndoci na I 、 Honduras、 Geneve (Senegal )とL i1iである。5番目(ヒト−サル)は、感染したSaimjri monke yからヒトの赤血球と血清を含む培養液に、1ndocinaTに感染した赤血 球を移植し、適応させて得た。要約すれば、上述の方法を利用すると、ヒトの細 胞及び血清存在下でのサルの感染赤血球の培養や、プールしたSaimiri血 清存在下でのヒトの感染赤血球の培養が、同様な培養システム下で、可能である ということである。
ヒトの抗原生産のため、P、falciparumの適当な株のスタビレートの バイアルを何本か、混合ガスを使って5mβ或いは15m 12のフラスコに入 れて再活性化する。同時に、P、 falciparumの各株をハックアップ システムとして、ろうそく瓶培養法で二つの35mmディシュで培養する。3日 〜1週間以内に再活性化のため、感染赤血球を精密ガスを使った連続フローへセ ルに加えて、6〜10個のフラスコ(150c++りに継代する。プラスモヂウ ム株は、3日か4日におきに(例えば、1週間に2回)継代するとよい。
フローへセルのみを使う場合、3回継代する間に80m j!の感染赤血球懸濁 液から3QQ ml 、8000m nの培養上澄みが得られる。
この方法が一番労力が少なくてすむ。培養ラインのロスなしに最大量の寄生虫感 染を得るためには、寄生虫を培養開始4日後に、寄生虫感染レベルを、約0.2 %にして継代するが、培養開始3日後に寄生虫感染レヘルを約04%にして紙代 するとよい。
その結果、培養期間中ずっと大体同し位の寄生虫感染レヘルが維持できる。
以下にヒトの細胞システムから抗原生産をするための、特別な培養方法と混合ガ スを示す。マイクロプレート或いは35mmのディシュで培養した寄生虫を、P lasumodium−の生育に必要な酸素減圧を得るため、ろうそく瓶に移す 。25cm1フラスコ、75cntフラスコ、l’50 ct&フラスコ或いは フローへセルで寄生虫を生育するためには、6%酸素、10%CO2,84%窒 素の混合ガス下で行う。フローへセルでは、インキュベーターにこの混合ガスを 充たすのではなく、ガスラインを直接フローへセルにひく。プレート或いはフラ スコでは、培養懸濁液は安定した状態におかれる。これに対してフローへセルで は、継代時に培養液と感染赤血球と非感染赤血球を混合した後、約20分間くら い、ガスをゆっくりとした速度で流し、その後フローへセルをロックして安定し た状態におく。寄生虫をうまく生育するためには、フローへセルを1日2回、約 15分間くらいずつロックして、適当に栄養分が混ざるようにした方がよい。
実施例−1 この実施例は、実施例■と■て述へた方法でP、 falciparumを培養 、増殖して得た可)容性タンパク質抗原を短離する操作に関する。
培養して得た物質の取り扱いによって3つのタイプの抗原調製物質が感染赤血球 の培養から得られる。この3つの調製物質は、それぞれ L澄み(supern atant) 、洗浄液(wash) 、低張洗浄液(hypotonic w ash) 抗原をさす。
上澄み抗原 は、寄生虫の生育を維持するため、毎日完全培養液を交換するが、 その際に集めた培養液−ヒずみから得られる。
洗浄液抗原 は感染赤血球を継代する際に得られる。培養液上澄みを除去した後 、等量の不完全(血清を含まない)培地を感染赤血球に加える。この懸濁液をゆ るやかに遠心して赤血球のペレットをつくる。この時の上ずみ液から洗浄液抗原 か得られる。たとえば、フローへセルでは8m7!のパックした感染赤血球と7 5m 7!の不完全培地をまぜて、1時間半口、ツクすると、口、カーがとまっ たときに、赤血球は沈んでいるがその赤血球を除いた上ずみ液から洗浄液抗原が 得られる。
低張洗浄液抗原 は、洗浄した感染赤血球懸濁液に、不完全培地を用いて上述の 洗浄を再度行って、血清を含む完全培地からの汚染を除いた後の感染赤血球懸濁 液から得られる。2度目の洗浄の際の上ずみ液をまず捨てる。残った感染赤血球 に、75mρの標準低張液(不完全培地60m eと減菌痰留水30mβを7昆 せてつくる)を加える。このQ’IB液を37°Cで約1時間半、混合ガス下で ロックする。ロッカーがとまると、赤血球は沈んでいるが、約24時間後に、培 養上ずみ液を集める。この操作中、低張液は細胞が溶解せずに膨潤するのに役立 つ(これによって、低張洗浄液中に赤血球成分か大量に流れ出すのを防き、細胞 が継代に使えるよう維持てきる。)。上澄め液 洗浄液、低張洗浄液抗原調製試 料は遠心して、赤血球と寄生虫細胞と細胞のかすを除いて −70°Cに凍結保 存する。抗原調製試料をプールしたものは、0.45pと0.22μミリポアフ ィルタ−(Sybron/Na1ge。
Rochester、N、Y、)を通して、透析圧で10〜15倍に濃縮する。
犬扇セ1−−−■− この実施例は、実施例■の方法によって得たタンパク質抗原調製物質の性質に関 するつ 法として、抗原抗体反応の定性にしばしば用いられるオフテルロニーのテスト( 二次元の二重拡散法)がある。ヒト由来の培養上澄み抗原と洗浄液抗原を混合し たものを、さまざまなン農度にして(1,25x 、 2.5x、5x 、 1 0x 、 17x 、68xなど、これは正常細胞の培養上ずみ液と感染細胞の 培養上すみ液の濃度を示している)、寒天をコートした平板上で、抗体をまん中 の穴にいれ、そのまわりの穴にこの混合液をいれる。抗原と抗体は寒天中をそれ ぞれ移動するか、もし抗原と抗体の間で反応がおこるならば、等価になったとこ ろに沈降線かできる。この沈降線の相対的な位置によって、寒天中の抗体濃度に 対する抗原の濃度がわかる。各々の反応の局所的濃度は、穴の中の物質の絶対的 な濃度と分子量及びゲル中の拡散率による。
オフテルロニーのテストは、HudsonとHay、 1976による方法の改 良法によって行った。平板にはハルヒタール緩衝液にとかした1%ノープルアカ −をコートした。改良した点は陽性反応の沈降線を濃縮するために、ケルに4% ポリエチレンクリコールを加えたことである。寒天か固まった後、鋳型を使って 穴をあけ、その部分の寒天を真空吸引で取り除く。この穴にそれぞれの液をいれ る。その後この平板を24時間、恒湿箱の中で室温におく。もし何の沈降線もみ られない場合は この平板を4°Cて24時間インキユヘーヒトる。この方法の 利点は、1つの抗体に対しての多くの抗原、もしくは濃度の異なる1つの抗原の 反応か比較できることである。このように抗原間の相同性か決められる。反応に は以下のタイプがある。つまり、抗原が互いに等し7い反1:5 、抗原が同し 抗原決定基や抗原決定要素をもたない反応、抗°原が異なるが抗原決定要素は同 しである反応かある。
二重拡散ゲルを使−9た2つのテストシステム、によ−、て適切な情報が得られ る。まず、1つめのテストシステムは、抗原として正常ヒト血清と正常Saim iri血清(両方とも濃縮しなし)で用イル)ヲ用いたコントロールシステムで ある。この場合、抗皿清穴にはウサギの抗ザルグロブリン(2倍に濃縮して用い る)、ウサギの抗ヒトグロブリン(2倍に濃縮して用いる)をいれる。
このコントロールテストシステムによって、両抗血清に関するヒトとサルの血清 の部分的同一反応が得られた。このことから、(1)ヒトとサルの血清の間の共 通抗原、(2)ヒト血清にあるがサル血清にはない抗原があることかわかる。そ の結果、抗プラスモジウム反応の干渉や貧血をさけるためには、サルのワクチン 接種研究に用いられるヒト由来の七すみ抗原を精製することが好ましいと結論し た。
2つめのテストシステムは、ヒI・由来の未精製−1−ずみ抗原と、実施例■の ザル由来の■FA陽性抗血清(この場合−Lすみ抗原と水酸化アルミニウムアジ コーハンI・を−1祭に接種している)を用いたものである。この感受性テスト は行われていないので、反応をみやすくするために、抗原調製試料を68倍に濃 縮した。免疫応答物質間の陽性の沈降線の検出によゲで、ヒl−細胞培養1−澄 み液中のPJ復皐揶rum 1ndochina種の可i8 h抗原として認1 められる、可溶性抗原ワクチンとその抗体か反応したことが示される。
B、 別す1−?ゼ悲アじ冬IJ−花ゴ泊−Uケー些り旦しへ4七少ノセ−1よ る一力1斤−抗原調製試料をドデシル硫酸ナトリウム ポリアクリルアミドゲル 電気泳動(SO3−PAGE)で分析した。1ハ↓C律i11’ l;−mのl nd。
china L )Ionduras、 Monkey−)1uman種の培養 Gこよって得た培養−Lすめ抗原調製試料をン農縮しまたもの、もしくは未心縮 のものを用意する。タンパクをトリクロル酢酸を用いて沈澱さ−Uて、それを洗 浄乾燥して、1%SO5と1%2−メルカプトエタノールを含むリン酸緩衝液( 0,OIM 、pH7,l:1100 p eに溶解する。この試料を100  ’Cて3分間煮沸する。
この試料を3分間煮沸する。その後、冷却して1.01%ソロモフェノールブル ーと2−メルカプトエタノールをそれぞれ5μe加える。75%もしくは10% ポリアクリルアミドケルに上記試料を5μr添加して電気泳動する。
正常培養上澄みと同様に、前述のム几凡並肛叩種から得たタンパク試料は、低分 子量のタンパク標準物質(Bio−RAD Laboratory+ Rich mond、 Ca1.)たとえば、フォスフォリラーゼB(分子量100.00 0)、仔牛の血清アルブミン(分子量68,000) 、オブアルブミン(分子 量43,000) 、炭酸脱水酵素(分子量29,000)、大豆のトリプシン 阻害物質(分子量22,000) 、リゾチーム(分子量14,000)と比較 して泳動される。それを染色して、分子量を計算すると表1に示したような結果 になる。これをみると未濃縮のTndochina、 Honduras、サル /ヒト上ずみ抗原、及び濃縮したIndochina上ずみ液(ヒト細胞培養か ら得た)は分子量約49.000ダルトンのハンドを1木もっていることがわか る。
10%ゲルを用いて、Indochina (ヒト細胞)培養上ずみ液(8倍に 濃縮した)をSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動を行うと、49,000の 単一ハンドの上に2本のハントがみられた。この2本のハンドの分子量は54, 000と46.000である。TCA()リクロル酢酸)によって可溶性抗原が 部分的に沈澱した可能性があるので、特別なゲル電気泳動は行わなかった。
培養上ずみ液は^11ic+)ndiafloシステムを用いて透析圧で濃縮し た。濃縮した培養上ずみ液は、凍結乾燥して蒸留水で再溶解し、2倍に濃縮して SDSを含むリン酸緩衝液で透析した。2倍に濃縮した上ずみ液100m (l を37℃で3時間インキユヘヒトした。試料は室温においた。この100m A のタンパク混合物ニ5mlの2−メルカプトエタノール及び5mnの0.25% ブロモフェノールブルーを加える。電気泳動用のトラックに7m7!をのせて、 150ミリアンペアで1時間半、予備泳動する。次いで190ミリアンペアで4 時間半電気泳動して、染色する。この方法の工夫したところは、抗原を取り出す ためには100”Cで3分間煮沸するよりも、37℃で3時間インキユヘヒトす る方がよいということである。また、未濃縮の上すみ液から34倍に濃縮した上 ずみ液まで上ずみ液の濃度を調べたところ、この抗原を検出するのに最も適した 上ずみ液濃度は2倍に濃縮したものであることが判明した。
上述の方法によって、Indochina種に感染したヒト赤血球の培養上ずみ 試料には、2木のハントがはられた(非感染のものはハンドがない)。続いて3 つの実験を行ったところ、この2木のハントの分子量は各実験で40.738と り、286.40.738と56,234.45.709と53,703である ことが確認された。この各実験の結果から2本のハンドの平均分子量を計算する と42,395と53.741であった。
2つのワクチン接種実験(以下)に用いた上すみ液の実験と、SDSポリアクリ ルアミドゲル電気泳動の各々のコントロールがらSaimiri血清を含む上す み液のタンパクのハンドの数とその位置は、ヒト血清を含むものとは異なること がねがった。同様の結果が相当するコントロールの試料からも得られている。し かし、何本かのハンドは同じ位置にあり同一性を示している。たふん、Indo china種(ヒト細胞)培養上すみ液を分析すると、前述した2木のハンド( 分子M3L +53と51.286)が示されるだろう。少なくとも2木のハン ドは2回のワクチン接種実験で使胞のコントロールにはみられない)。
初代培養からとったホルマリン処理の上ずみ液を、ワクチン接種実験(以下)に 使ったIndochina種(ヒト細胞)培養からとったホルマリン処理の上ず み液と同様に、SOSポリアクリルアミドゲル電気泳動で調べた。ヒトからのも のと初代培養のものとは、(1)タンパクハンドの消失(明らかになくなってい る)、(2)ハンドの存在に関してパターンがかなり似ている。ホルマリンで処 理すると、ホルマリン未処理の感染上すみ液にみられたタンパク質のハンドがな くなる。この処理方法を少し変えればホルマリンはヒトに用いるワクチンの公式 化に有効な成分として使えるであろう。
表−F SDSゲル電気泳動による分子量(ダルトン)試料 7.5%ゲル 10%ゲル Indochina種(濃縮) 83,000及び46.000Hondura s種(未濃縮) 49.000Indochina種(未濃縮) 49,000 サル/ヒト(未濃縮) 49,000 Indochina種(ヒト細胞) 54.00111及び42,000(濃縮 ) C,ポリアクリルアミド電気泳動による分析抗原調製試料をSDSを使わないポ リアクリルアミドゲル電気泳動を用いても分析した。この方法だとタンパクはも との構造を保ってい゛る。
濃縮した上ずみ調製試料を凍結乾燥して2倍の蒸留水に溶解する。これをトリス −グリシン試料緩衝液で透析する。100μpの緩衝液に対して、5μlの0. 25%ブロモフェノールを加える。7μβのサンプルを電気泳動用のトラックに のせて、50ミリアンペアで半時間予備泳動する。サンプルの濃縮には20ミリ アンペアで10分間、電気を流す必要がある。その後、40ミリアンペアで4時 間半電気泳動する。電気泳動終了後、タンパクハンドをクラシブルーで染色する 。
SO5なしのポリアクリルアミドゲル電気泳動で、感染細胞培養上ずみ液は2木 のハントを示した(非感染細胞培養上ずみ液ではこのハンドはみられない)。1 木目のハントは非常にはっきりしており、濃縮されたラインである。これはトラ ックの近くにあり、マーカーハンド(正常ヒト血清)の下に位置している。2木 目のハンドはトラックから少し離れたところにあり、マーカーハントの上に位置 している。これは少し拡散しており、正常な細胞培養上ずみ液にかすかにみられ るハンドがその少し下にある。
洗浄液抗原と低張洗浄液抗原調製物質も同様にポリアクリルアミドゲル電気泳動 で分析した。上ずみ液抗原と洗浄液抗原の調製物質を比較すると、洗浄抗原の方 がタンパクが少なく、上述のトラック近くの低い最初のハントがない。一方、低 張洗浄液抗原はこのハントはあるが2木目の高い方のハンドがない。
ポリアクリルアミドゲル電気泳動では正確な分子量がわからないので、5O5− ポリアクリルアミドゲル電気泳動で示されたほどには2つの抗原の分子量の違い はわからない。
可溶性の上ずみ液抗原をDEAE 5ephadex A−50(Pharam aciaFine Chemicals )を用いたイオン交換クロマトクラフ ィーで分析した。カラムにはPH7,6のトリス−塩酸緩衝液をいれた。
Indochina 1種(ヒト細胞)の培養上すみ液を10倍にl溶縮してこ の方法による分画に用いた。ガンマグロブリンとアルブミンのタンパクピークが 最初に出て来る。アルブミンピークの近くにタンパク質のピークが識別できる。
このピークのクンバクは、酵素結合免疫吸着剤検出法によってマラリア原虫由来 のものであることが確認された。このピークは非感染細胞の培養上すみ液では検 出されなかった。5DS−ポリアクリルアミドケル電気泳動法でもこのフラクシ ョンが、上ずみ液から得たものと一致することを確S忍した。
別のクコマドグラフィー的な方法に、陰イオン交換体としてDEAE (ジエチ ル7ミノエチlし)セルロース52 (WhaLman )を用いたものがある 。Tndochina種(ヒト細胞)の感染培養上ずみ液を分画して、コントロ ールの正常細胞培養上ずみ液と比較した。両方とも60m+2の未濃縮の培養上 ずみ液をカラムに流し、Tris−HCICラスターティングバッファー中aC 19i度を0.OIM 、 0゜05門、0.1町0.2M、0.3M、 0. 5Mにして溶出した。各フラクションの280nmの吸光度を調べた。感染及び 非感染の細胞培養」二すみ液の溶出ピークを比較すると、感染細胞培養土ずみ液 特有のピークがたくさんあることがわかる。(図7八と図7Bの比較)。
マウスを使った免疫原性のテスI・の予備実験とし2て、でてきたピークもしく はまだ分画されていない培養上ずみ液が、間接螢光抗体法によるスクリーニング でとらえうる抗体をもっているかどうかをワクチン接種実験を行って確かめた。
非感染および感染細胞の分画されていない上すみ液を4匹のBa1b Cマウス グループにワクチン注射し1こ。また各々のフラクションを集めて3匹のマウス グループにワクチン注射した。感染および非感染の−Lずみ液を10倍にした濃 縮したもの0.25m Aを投与したがその際、実施例5(以下)で用いた水酸 化アルミニウムアジュバントを0.05mβ−緒に使用した。1回目と2回目の ワクチン投与は21日間の間をおき、間接螢光抗体力価テストに用いる血ン夜は 、1回目の接種から8.20日後と、2回目の接種から20日後に採取した。表 2、表3にその結果を示すが、感染細胞培養上ずみ液の5つの分画部分と、未分 画の部分から陽性の抗体反応(” Pos ” )が検出された。未感染細胞培 養上すみ液の分画および非分画部分からは抗体反応は検出されなかった( ”  Neg)。
表↓ 正常細胞培養上t々イ佼 フラクション隘 タンパク濃度 フラクション 1l12b 3022 0.0 5M − 3a 3202 0.10M − 未分画部分 4700−−−−一 本NaC1 表1 2 182 0、OIM →− 3a 235 0.054 − 3b 892 0.05M + 4a 87 0.10M − 4b 1772’ 0.10M − 4c 477 0.10M − 56220,20M + 6 200 0.30門 十 7 177 0.50M ’+ 未分画部分 4950 − + この5つの分画部分は比較的 精製されたもの であり(たとえば、正常血清や 赤血球細胞成分は含まれない)、分子量は35 、000から85,000ダル トンである。感染細胞培養上ずみ液の特異活性をもつ分画部分の分子量は、フラ クション2 :83,17672、444.56.23’4 フラクション3  b:85.114.67.608 、52゜481、、47,863、フラクシ ョン5 :51.286、 フラクション6・79.433.45,709.3 1,623、 フラクション7 : 79.433である。
D、逼J1亀受−性λ」羊弄」唸受法 ポリアクリルアミドケル電気泳動によって得たLずみ抗原調製物質の温度感受性 と酵素感受性を調へた。37°Cと56°Cで1時間半熱処理しても、感染細胞 培養上ずみ液に特異的な2本のPAGE (ポリアクリルアミドゲル電気泳動) タンパクハンドは消失せず、その位置もハンドの濃さもかわらなかった。しかし 100°Cで5分間熱処理すると、このハンドは消失した。また2つの異なった 非特異的タンパク分解酵素、2種の異なる起源由来のα−アミラーゼ、2種の異 なる起源由来の膵臓のリパーゼ、パパイン、混合グリコシターゼ(CIO結合を 切る酵素)を作用させた。酵素はPH7,2のリン酸緩衝食塩水(PBS )で 0.1■/mβに調製した。感染細胞培養上ずみ液(Indochina (ヒ ト細胞)、]とコントロールの非感染細胞培養上ずみ液を2倍に濃縮したもの1 00μlに、0.01m lの酵素をおのおの加え、37℃で16時間インキユ ヘーヒトて酵素反応をさせた後、PAGE分析を行った。
その結果、2種の非特異的タンパク分解酵素を作用させるとPAGEのクンバク ハンドはすべて消失したが、リパーゼ、混合グリコシダーゼ、パパインでは2本 の抗原に特異的なハンドは残っていた。アミラーゼを作用させると1つのアミラ ーゼでは、トラックから一番遠いハンドの濃さがうずくなり、もう1つのアミラ ーゼでは一番上のハンドが拡散した。
この発明の可溶性タンパク質抗原の少なくとも1つは、糖タンパクであるという ことの予備的な証明として、抗体反応陽性(もしくは陰性〒ない)上ずみ液に特 異的なハンドの過ヨウ素酸・シッフ反応が陽性であることがあげられる。
尖旌勇M この例では、本発明によるワクチン組成について述べる。
タンパク質性免疫源を濃縮したワクチン(実施例■の方法で調製する)は抗原と アジュバントを等量に混合して調製するが、その際、アジュバントにはサポニン (PBSと1:15の割合にしたもの)(Quil−A、5uperfos E xport Co、、 Vedback、 Sweden)を使用する。
抗原濃縮物と水酸化アルミニウムアジュバントは1mβあたり2.0 mg A l(OH)3 (Ashy drogel、5uperfos、 Export  Corp、) と6.9■マージオレート(もしくは他の防腐剤を同量)を含 む水?容1生アジュバントをイ吏って8周製する。このアジュハントン容ン夜を 様々な比で、抗原濃縮物と混合する。
実施例■ この例は、5quirrel monkeyを用いてワクラン佳射を行った実験 について述べる。ここではサポニンアジュバントと、実施例■で述べたサル細胞 培養から得た上ずみ液抗原と洗浄液抗原の混合したものの濃縮物をワクチンとし て接種した。
A、実験動物 ポリビア起源の雄の5quirrel monkeyを5outh Ameri can Primates、 Inc、、 of Miama、 Florid aから購入した。動物はそれぞれステンレス製のおりにいれて、高タンパクのサ ル用飼料(Ralston Purina Company)と飲み水を自由に 与えた。またサルには毎日、果物を3つと1週間に2回、20μρのビタミン補 給剤(Visorbin、 Norden/Sm1th K11ne、 Lin coln+ Nebraska )を与えた。
サルは実験に使う前最低3週間は、休息させて新風上に慣らした。この間にサル が健康であるかどうかチェ、りした。このチェックにマイコバクテリア感染テス トも含まれる。0.1mlのツベルクリン(Jensen 5alsbury  Laboratories、 Kansus C1ty+Missouri ) を、下まぶたの皮肉に注射する。陽性の遅延型過敏症反応があるので、このテス トは24.48.72時間後に反応をみた。またギムザ染色をして、顕微鏡で動 物が寄生虫感染をしていないかどうか調べた。腸管に寄生虫がいるかどうかは、 糞を調べて確かめた。血清に抗プラスモジウム抗体をもつがどうasilian umもしくはP、simiumに感染した5quirrel monkeyはI FAテストでP、fa旦印肛憇と交差反応する抗体をもっている。
旦−分析方迭 1、寄生虫感染率の決定 培養細胞中の寄生虫感染率は、血液をギムザ染色して顕微鏡で調べて出す。
実験動物の血液中の1m’あたりの寄生虫の数は、ギムザ染色したムハ旦」肛憇 の数を数えて決定した。感染血液5μpを実験動物の足のふくらはぎから採取す る。ます、95%エタノールで採血部分を清潔にして、滅菌ランセットを線刺し 、マイクロサンプリングピペット (Corning、 Arthur Il、  Thomas Co、、 Ph1ladelohia、 I’enn、)の目 盛りが5μffのところまで血液採取する。この血液をすばやくスライドグラス に移し、決められた長さと巾に均一にひきのばす。未固定のギムザ染色塗抹標木 を用意して、ハワードグリ・ソドで寄生虫の数を数える。各塗抹標本には横に5 木の線がひいであるので、このグリッド全体の数を数える。このようにして数え た寄生虫の数を血液1m++’あたりの数に換算した。
れ以上の5quirrel monkeyの大腿の静脈から血液を得た。パンヘ パリンもしくはアクチノマイシンDを抗血液凝固剤として用いた。採取した血液 を遠心し、血漿を取り除き、赤血球をリン酸緩衝食塩水で2回洗浄した。赤血球 の沈さを40%、PBS (PH7,2)に1.75%にとかした牛のアルブミ ン(フラクションV、 Miles Laboratories、 Inc、  )を60%の割合のものをつくる。この希釈した感染赤血球を1滴、95%エタ ノールで洗浄1乾いたスライドグラスの上にのせて、もう一枚のスライドグラス を重ねてスライドグラス全体に血液が広がるようにする。このスライドをドライ ヤーですばやく風乾して、ティッシュペーパーにそれぞれ包んでプラスチックの 容器に入れ一70°Cで保存する。
このとき、シリカパウダーを1箱いれておくと、水分の蓄積が防げる。
テストに使う時は、スライドをすばやくデンケーターにうつして、1晩乾燥させ る。24時間後、アセトンで10分間固定して風乾する。塗抹標本の長さによっ て、マルテクスインクで各々のスライドに10〜14のサークルをかく。血餅か ら抽出する血清は、未感染の免疫した、もしくは感染5quirrel mon keyの大腿もしくは伏在静脈から、適当な間隔をおいて得る。マイクロプレー ト(コースタ−196穴細胞培養用クラスクー、平底、ケンブリッジ、マザチュ ーモノツ)の穴の中で、血清20μでとリン酸緩衝食塩水(pH7,2) 18 0μlを混合する。1番目の穴に、2倍に希釈した1:10の血清希釈液をいれ て、各々の穴に20μρのサンプルをいれて、以下の間接螢光抗体テス) (I FA )を行う。
1番目の穴には、ネガティブコントロールの正常Saimiri 血清の1:1 0希釈溶液がはいっている。2番目の穴には、ポジイティブコントロールのP、 falciparumのIndochina 1種に感染した動物から得た血清 の1:10の希釈溶液がはいっている。このポジイティブコントロールとネガテ ィブコントロールはすべてのスライドに塗っておく。
血清希釈液を塗ったスライドを37°Cで30分間、恒温インキュベーターでイ ンキュベートする。余分の血清はスライドを傾けておとし、回転子を使ってゆる やかに、PBSで2回、蒸留水で1回スライドを洗浄する。スライドを完全に乾 かしてから、それぞれのサークルに、ヤギの抗サル血清(Cappel Lab oratorieS)の螢光を結合したIgGフラクションを1=30の比でP BSに希釈した溶液20μβを加える。非特異的な螢光を取り除くため、使用直 前に螢光を結合した血清(希釈した)を遠心しておく必要がある。スライドを3 7゛Cで30分間、恒温インキュヘーター内で再びインキュベートして、上述の 方法で洗浄し、乾燥後マウンティング培養液を用いてカバーグラスをする。その 後、各サークルに細胞および寄生虫に関係ある螢光が存在するかどうかを調べる 。
3、■」汀ば■1蔑Uけソ上 試験管内での生物学的検定は、fi;の生育阻害と促進に対する免疫化したサル の血清力価を用いて調べた。これは、試験管内生育阻害と名づけられるが、ワク チン注射によって生しる臨床的防御゛と関係がある。この方法ではP 、 f  a l c i p五斐1 ndochina I種の培養上ずみに接触感染さ せたヒトへ陽性赤血球を、正常ヒ)A陽性血清、もしくは正常Saimiri血 清もしくは感染赤血球をもつ動物もしくはアジュバントと共にP、falc’+ par叩の可溶性抗原をワクチン注射した動物の血清存在下で培養した。この免 疫血清はずべてrFAテスト陽性である。
免疫Saimiri血清を正常Saimiri mlントロール血清で1=2に 希釈する。10%ヒト血清もしくは10%正常Saimiri血清もしくは10 %の各免疫血?i#(1: 20)を含む完全培地RPMI 1640を用意す る。感染赤血球10%懸濁液を用意して、各完全培地に0゜5mnのこの懸濁液 を加えたものを各培養穴に2個もしくは3個に入れる。
赤血球が沈んだら、感染赤血球のワクチンパーセントを調べるため、すべての穴 から塗抹標本をつくる。細胞を培養しているプレートをろうろくびんシステムを 用いて37°Cで培養し、感染赤血球のパーセンテージを調べるために、24時 間ごと96時間まで、各穴からサンプルをとって塗抹標本をつくる。
C−ユ又天ヱ扱盪方法 ワクチン接種実験には合計4匹のサルを用いた〔ネガティブコントロールのサル 、2が月前にマラリアから回復したP、falc」肛憇保持の予備免疫したサル 、2匹のワクチン注射をしたザル(ワクチン接種1 と ワクチン接種2 と名 付けた)の合計4匹である〕。ワクチンは2日目、23日目の2回投与した。
各ワクチン接種期間中は、接種物を2つに等分して、各ワクチンを皮下に注射し た。この方法では1回目のワクチンはサルの胸の上横部分に、2回目のワクチン は腸の下横部分に投与した。
ワクチン接種1 に投与したタンパク質性免疫源は、まず実施例■で述べた培養 液の上ずみと洗浄液から得た抗原を混合して、遠心、濾過、透析したものを10 倍に濃縮して用意した。
ワクチン接種2 には、15倍の濃縮抗原を投与した。ネガティブコントロール 動物及び予備免疫した動物には、同様に正常細胞培養上ずみとアジュバントを投 与した。
接種前に、濃縮抗原とPBSで1:15に希釈したサポニン(Quil−A)を 等量に混合する。1回目及び2回目のワクチン接種時には ワクチン接種1″に は1.2m7!、−ワクチン接種2には2゜01のワクチンを投与した。ネガテ ィブコントロール動物及び予備免疫した動物には、1回目及び2回目の接種時に 、1.2m6のワクチン混合物を接種した。
1回目の接種から53日後に、4匹の動物に、急性マラリア感染サルから得たP 、 falciparum惑染赤血球を均衡塩感染液に2.0×107コ懸濁し たものを静脈内投与(伏在静脈を通しての)する。
ワクチン投与数日前と、ワクチン投与後及び抗原投与後に、サルの直腸温度を測 定したり、毎日健康診断をしたりする。また、1週問おきにヘマトクリット比と IFA検定を行う。また末梢血管試料中の寄生虫の数をギムザ染色して顕微鏡で 数える。
臨床的防御に加えて、ワクチン注射した動物の防御免疫性は、メチレンブルー染 色した血液塗抹標本による網赤血球増多症の確認、ヘマトクリット比が一定して いること、抗原投与に伴うIPA反応のパターン、赤血球内及び赤血球外にある 異常寄生虫の存在などによって示される。
実験動物の体液性免疫応答を図1に示した。IFAテストの結果から、ワクチン 注射したサルは、体液性免疫応答が促進されていることがわかる。2匹のサルの 抗原投与前の最大力価は、1回目のワクチン注射の約30日、40日後で、それ ぞれ1:I63゜840.1 : 10,000,000であった。抗原投与( 1回目のワクチン注射の53日後)の後、ワクチンを注射したサルと両方ともI P八へ価が増した。この力価は増加してつづけて、抗原投与後90日目で最大に てた。わずかな差はあるが、マラリア原虫保持動物(ポジティブコントロール) の力価も、アジュバントの免疫変パターンをもつ。ネガティブコントロールのサ ルの場合、抗原投与後2週間目に力価が最大になり(1: 20,480) 、 死に至るまで2つの血清希釈液を注射したものよりは低い力価を示した。
1:10から1 : 20,000に希釈した血ffJ下では、細胞全体、特に 感染細胞の細胞質が強い螢光を示す。Eベーンの図9をみると、あとで観察した ものは細胞質に可溶性の抗原をもっことがわかる。高濃度の血清希釈液では、寄 生虫の生活環のうちの胞子体時期が最も螢光を発する。
実験動物のへマドクリット比を図2に示した。一般的に、2匹のワクチン接種し たサルとポジティブコントロールのサルのへマトクリソト比は、抗原投与後は正 常範囲内のままである。
抗原投与前にも3回のへマドクリット実験を行った。これらのうち2つは2回目 のワクチン接種後に行った。ワクチン投与した動物のうち一匹は、2回目のワク チン投与後に、ヘマトクリット比がワクチン投与前の40%から30%に減少し fこ。これはおそらく、サポニンアジュバントの投与量によるのであろう。抗原 投与時には、このサルのへマトクリソト比はワクチン投与前の40%にもどった 。ネガティブコントロールのサルは、抗原投与後17日目からヘマトクリット比 が減少しはしめ、抗原投与後25日目には20%になり死んだ、すなわち、抗原 投与によってヘマトクリット比がコントロールに対して約50%減少した。
血液塗抹標本をもとにして計算した寄生虫感染率は、血液1鶴3あたりの全寄生 虫数として示される(図3参照)。図3に示されたスケールでは最大寄生虫数( 血液1酊3あたり45.155)を100%としている。ネガティブコントロー ル動物では抗原投与後17日目と24日目に血液1龍3あたりの寄生虫数がそれ ぞれ45、155と41,000になり2つのピークが示される。抗原投与後、 は、ネガティブコントロールの寄生虫感染率の約50%である一時期を除くと、 ネガティブコントロールの約25%である。ポジティブコントロールのサルの寄 生虫感染率は無視できるほど低かった。
ワクチン投与したサルと、コントロールのサルの寄生虫感染率の差は別として、 コントロールのサルに急性の病気の徴候が示された後、塗抹標本に検出されうる 寄生虫の遅延型聞出期間が、ワクチン投与したサルにみられる。
ワクチン投与したサルの原虫をギムザ染色して顕微鏡でみると、50%以上の寄 生虫が構造に異常を示し、その多くは細胞外にあることがわかる。図4にワクチ ン投与したサルと予備免疫したコントロールのサルの異常寄生虫の形態と、網赤 血球増多症の証拠を、抗原投与後の他の適当なパラメーターと共に示した。異常 寄生虫はワクチン投与したサルにのみみられる。たとえば、図9の免疫化したサ ルの血液をギムザ染色したちのプレートA、B、Cとワクチン投与していない牌 切除術をしたサルの血液をギムザ染色したものプレートDを比べてみるとこのこ とがよくわかる。
2匹のワクチン投与したサルもしくは予備免疫したサルには、マラリア病の臨床 徴候はみられなかった。それらのサルの食物摂取、敏捷さ、反射作用には異常は みられず、直腸温度も正常であった。しかし、ネガティブコントロールのサルは P、 falciparumの典型的な感染徴候を示した。感染中の危険状態で のこのサルの体温は105.4°Fになり肉眼的にも貧血がわかり、関節炎の徴 候も示していた。死ぬ少し前このサルは酸素欠乏症になり、ショック状態になり 止息死した。
実施例 ■ この実施例は独身の感染し易いSaimiri monkeyを使って行ったワ クチン注射について記述している。この実施例におけるワクチンは、実施例■に おいて示した様に、アジュバントとしてサポニンよりはむしろ水酸化アルミニウ ムを加えたl0X(10倍濃度)も抗原からなっている。動物に上述した方法で 、ワクチン2服を皮下に0日(1982年5月)と21日(1982年6月)に 投与した。最初のワクチン量は、0.5m lの抗原と0.05mAのアジュバ ントから成っており、2回目の量は、0.4mffの抗原とo、15m1のアジ ュバントを混合して調製した。この動物の最大の抗繁殖体力価1:10,480 を越えており、抗−胞子体力価は更に大きい。高い抗プラスモジウム抗体力価は 3力月間は維持された1982年の12月までに力価は1:10まで落ちた。こ の動物は実施例■の手順に記述した最初のワクチン注射の約9カ月後に抗原投与 された。
実施例 ■ この実施例は全部で8匹のサルに関した第2のワクチン注射について記述してい る。
A、動物、分析の手順とワクチン注射の手順サルは全部実施例■において示した 様に取り扱った。これらの8匹のサルのうち、3匹は以前に感染し、マラリア保 有者ということがわかっていた。これらはマラリア感染という最も高い危険に曝 された集団の中に共通な、前もって感染した患者を使って発明されたワクチンの 効果を評価するのに用いられた。
残りの動物はプラスモジウム(マラリア原虫)を持っていない感染しやすい被実 験者である。個々の動物と、受けた治療は以下に記述した。
No、1(第一の保有者)は、サルの細胞培養液から調製した上澄みと洗浄液と を混合した抗原で免疫した。No、2(第二の保有者)は、ヒトの細胞培養液か ら調製し上澄みと洗浄液とを混合した抗原で免疫にした。No、3(第三の保有 者)は、ヒトの細胞培養液から調製した上澄みと洗浄液を混合し、ホルマリン処 理した抗原で免疫した。No、4(第一の非保有者)は、実施例■の手順で、約 6カ月前に免疫した。No、5(第二の非保有者)は、サルの細胞培養液から調 製した上澄みと洗浄液とを混合した抗原で免疫にした。No、6(第三の非保有 者)は、サルの細胞培養液から調製した上澄みと洗浄液とを混合し、ホルマリン 処理した抗原で免疫した。No、7(第四の非保有者)は、ヒトの細胞培養液か ら調製した上澄みと洗浄液を混合した抗原で免疫にした。
そしてNo、8(第五の非保有者)椿ま、免疫しない対照とし、感染していない サルの細胞から調製した上澄みと洗浄液を混合した抗原を接種した。
使用前に、抗原は全て13から14倍濃縮した。抗原のホルマリン処理は、子ル マリンの0.5χ溶液で室温で24時間掻き混ぜて行った。その後、抗原、ホル マリン混合物は、ホルマリンを除くために、PBSを用いて4℃、pH7,2で 透析し、使用するまで一80℃で保存した。最初のワクチン注射は、0.5m7 !の抗原(約25mgのタンパクを含む)と実施例■で記述した50μlの水酸 化アルミニウムアジュハン) (Alhydrogel)溶液を組合わせた組成 から成っている。No、4以外の動物は全部1982年12月20日(研究の0 日)に−回目の接種をし、1983年の1月17日に二回目の接種をした。19 83年の2月16日(58日目)に動物は全部、約1×106のhハ旦昆肛岬( Indochina I)に感染したサルの赤血球を含む均衡塩溶液を静脈投与 して抗原投与した。抗原投与の前後の分析手順と臨床的な情報の測定は、実施例 ■に示した様に行った。
旦−じ壷りし4往μm」1(社)在米 免疫応答(IFA力価、“S”は繁殖体に対する力価、“R”は胞子小隊小体に 対する力価)と、このワクチン注射の研究における試験動物の血球容積のレヘル は、表・4から11に示した。
麦−□( 動物 No:l(第一の保有者) 免疫の手順、サルの細胞培養液から調製した洗浄液と上清の抗原 捷−ノ−31F AノE(i *Lig1mO(ワクチンl王射1) ト91:16045.0 +18 1・640 47.1 + 25 1 : 160 50.0 ト28 (ワクチン注射2) + 35 1 : 6405 48.4+42 1・640 45.9 1−49 1 : 1280 ’44.6+ 56 1 : 320 46゜4 ト58 (抗原段Li、 ) + 68 1 + 640 39.0 + 72 1 : 640 44.6 +79 1・10,240 44.4 +86 1・2.560 50.0 +93 ] : 10,240 44.4+ 100 1. : 1..280  46.1+107 1:1.280 50.0 +12+ 1:1,280 + 128 1 : 160 清田−晃 動物 No・2 (第二の保有者) 免疫の手順二人の細胞培養液から調製した洗浄液と上清の抗原 →−91: 5,1.20 50゜0 + 18 1 :5.120 46.5+25 1:5,12O3 1・655.32OR45,0 +28 (ワクチン注射2) +35 1:640s 1 : 20.48OR47,1 + 42 1 : 1,28OS 47.01 : 10,24OR +49 1・10.240 43.2 + 56 1 : 655,320 47.5+58 (抗原投与) +55 1 : 2,560 43.0+ 72 1 : 5,1.20 47 .5+ 79 1 : 10,240 48.0+ 35 1 : 10,24 0 48.1+93 1:5.120 47.0 + 100 1 : 2.560 46.5+107 1j、560 46.0 + 1 2 + 1:2,560 + l 2 8 1:1.280 表五 動物 No:3(第三の保有者) 免疫の手順3人の細胞培養液から調製したポルマリン処理した洗浄液と上清の抗 原 0 (ワクチンl王射l) ■・L280 R48,3 →−28(ワクチン注射2) 458(抗原投写) +I28 ]:1.280 V 動物 No:4(第一の非保有者) 免疫の手順:サルの細胞培養液から調製した上清の抗原(実施例■を見よ) 実験の日 IFA力価 血球容積 〔ワクチン注射1と26ケ月前〕 +58(抗原投与) + 6; 51: 40 41.0 + 72 1 : 2.560 42.9+791:5,12040.0 + 86 1 : 20,480 38.0+93 1 : 10,240 4 0゜0+ 100 1:2,560 43.8+ l O71:5,120 4 5.0+121 1 : 320 ±128 1 : 320 表■ 動物 No・5 (第二の非保有者) 免疫の手順:サルの細胞培養液から調製した洗浄液と上清の抗原 0 (ワクチン注射1) ・ +28 (ワクチン注射2) +58 (抗原投与) + 86 1 :2.560 44.0+ 128 1 : 320 表立 動物 No:6(第三の非保有者) 免疫の手順:サルの細胞培養液から調製したホルマリン処理した洗浄液と上清の 抗原 +28 (ワクチン注射2) + 128 1 : 640 溝泗− 動物 Noニア(第四の非保有者) 免疫の手順二人の細胞培養液から調製した洗浄液と上清の抗原 +28 (ワクチン注射2) + 35 ] : 160 S + 1 2 8 1 : 320 茅(lj 動物 No:8(第五の3ト保有者) 免疫の手順・感染していない勺ルの細胞の一ヒ清と細胞洗浄液0 (ワクチン注 射1) +28 (ワクチン注射身12)− ト58 (抗原投与) Neg、(陰性) 、DIEAD (死)前述の表の免疫学的データのいくつか の点に、注目すべきである。つまりワクチンを投与した動物は、抗原投与する前 にばかなりのIAF力価を持つが、最初の抗原投与後、7口開には力価の減少を 示した。
一方、抗原投与前にかなり低い抗体力価を示す動物(たとえばNo4とNo5) は、抗原投与後7日間に抗体力価は自然な上昇を示した。抗体力価の存在する動 物においては、生物を侵ずことによって最初の抗体の除去があり、それにひきつ づいて力価の増加が起こると仮定される。南8 (対照)とワクチン注射した動 物とを比較すると、抗原投与後の反応に明らかな差異があることがわかった。陽 8で示された最大のIFA抗体力価は1・320であったのに対してワクチン注 射した動物の力価は低くて1. : 2560、高くてl : 20,480の 範囲であった。平均的な抗体を基礎として計算すると、ワクチン圧射した動物は 1 : 10.480の力価をもっている。動物はすべてワクチン注射後と抗原 投与前は、血球容積のレヘルは安定であった。抗原投与後21日目に1回だけ顕 著に血球容積が減少しく20%)、次の試験期間に早い回復(31,6%)を示 した漸6を例外としては、他のワクチン注射した動物は全部、抗原投与後の期間 を通して立派な血f7ト容積レベルを推持した。NO4とNO5の血球容積の表 示は、3匹の保有動物(NOI、2.3)の表示とほぼ匹敵する。対照的に、歯 8 (陰性対照)では、死の前の1週間の間に368%から132%に制球容積 が突然減少した。図8は、8匹の実験動物の抗原投与、後の寄生虫血症の程度に 関する情報を示している。希薄あるいは、濃厚血fi、塗抹標木法によって、き められるように抗原投与後経過する時間と互いに関係がある寄生虫血症に関係す るテークが下の表に示されている。保存動物(NOI、2と3)の希¥it塗抹 標木には、たった1匹の寄生虫がときおり見られたので寄生虫血症は“0”であ ると考えられた。
表12 抗原投与後の日数 このデータは血球容積とIFA力価のデータと一致し、ワクチン注射した非保有 動物か陰性対照動物より先に寄生虫血症のピークに達することを示している。
1回目と2回目のワクチン注射の後、非保有動物も保有動物も即時型過敏症、あ るいは遅延型過敏症のとちらの徴候も全く示さ4fかっfコ。また接種の部位で の臨床的に検出可能な組織の1員傷の徴候もなかった。抗原投与後No 8は軌 のスパイクを含むP、 talciparum マラリアの典型的な徴候を示す 唯一の動物であった。これらの徴候は、死の前の4.5日の開展もはっきりして いた。動物は死ぬ直前のた3[」間、94°Fから98°Fの間の正常以下の体 温を示した。この期間の大部分の間、動物は、かこのとまり木あるいは床の上に しつとして動かず、手を触れたり、検査の間、はとんどあるいは全く反応しなか った。この動物は、死の2日前抗原投与29日目に、食べたり飲んだりしなくな った。
死後の動物を検査すると、強いマラリア感染の多数の典型的な病理上の徴候があ られれていた。
Plasmodium (マラリア原虫)感染動物の以前の観察から、2つの異 なったショック症候群が通常体験されることが明らかにされたことに注意するの は重要なことである。第一は平衡感覚を失い、腹部の収縮、呼吸困難、またとき には意識の喪失を伴い、このまま死んでしまうこともある。この症候群は、通常 病気のとうげの間、あるいはその直後に起こり、P、falciparumに感 染したSaimiri monkeyにおいてはくり返し観察される。そのよう な動物は、血球容積レヘルが低く明らかに症候群を起こしやすい。第2の症候群 は、普通は病気のとうげを越えてから起こるが、致命的ではなく、てんかん性の 発作に特徴がある。上記の研究においては、P、falciparumを抗原投 与されてもワクチン注射したSaimiri monkeyはどちらのショック 症候群も示さなこの例は、以前の実施例■と■における試験動物から得られた免 疫したSaimir血清によってP、falciparumのin vitro □での増殖阻害について記述している。3つの実験の結果は図5に示しである。
寄生虫の再反の最も顕著で速い阻害は、水酸化アルミニウムアジュバントで強化 された可溶性の抗原で免疫した実施例■のサルの血清で起こった。抗寄生虫抗体 の効果の阻害は、ギムザ染色された薄い血液被幕の顕微鏡検査によって示される 様に、異常な形の細胞外の寄生虫の出現によって、十分に説明された。
実施例■で生成された血清抗体が、実施例IV (A)で議論された様に人の培 養細胞から得られた可溶性の抗原とゲル中の二重拡散法で反応するということに 注意すべきである。感染したサルやサポニンや可溶性抗原でワクチン注射した動 物から得た血清は、正常の人やサルの血清と比較して同様の程度の再反の阻害を 示した。
別の研究が、異種の株の系で増殖阻害効果を調べるために行われた。この場合、 血清は北西アフリカのセネガル地方で見つかったP、 falciparumの “Geneve”株の培養液に由来する可溶性の上清抗原によるワクチンに応し て生産された。図6に示し様に、Indochina 1株上清抗原と水酸化ア ルミニウムアジュバント(実施例■)でワクチン注射したサルの抗血清は、正常 な人とサルの血清に比較して、Indochina 1株で以前に感染し、回復 した保有者のサルの血清と本質的に同等であるような特異的な増殖阻害の点でG eneve株寄生虫の増殖阻害をかなり示している。
実施例X この実施例は、Indochina IとP、falciparumのGene ve 株の感染した人の赤血球の」 リ」仔−培養液の上清から蛋白を精製する 手順について述べている。
培養液上清は、実施例■とHの手順に従って、P、falciparumの I ndochina IあるいはGeneve (Senega l)株のどちら かが感染した人の赤血球から得られたものである。 上清抗原”物質は集められ て、遠心し、濾過し、圧力をかける透析によって10倍濃縮された。
2つの濃縮された部分は“抗原E”分画の単離に用いられたTheluら(W) 10 Bulletin、60.pp、761−766(1982)、)の手順 に従ってQAE 5ephadex A50を使う陰イオン交換タラマドグラフ ィーにかけられた。
同し濃縮された部分は一晩、0.1門酢酸緩衝液(pH3,7,)に対して透析 し、物質の高い電気陰性度によって、免疫原を収率良く生産するようにされた5 P−Trisacrylイオン交換樹脂を使う陽イオン交換クロマトグラフィー にかけた。この系で、マラリア蛋白は、0.2から0.3M NaC1で溶出し た。一方もっと陽性に荷電しているガンマグロブリンやヘモグロビンの様な蛋白 はカラムに残ったままであった。それぞれの分画の抗原活性は、完成あるいは非 感染の源に由来する高度に免疫した正常胎盤IgGを使う間接酵素免疫分析(E IA)によって測定した。2つのEIA陽性分画(+IgG)は、この塩濃度の 範囲以内から集められ5P−1と5p−2と名づけられた。最初に溶出してくる 前者の分画は最も高い蛍白濃度を示し、次に溶出してくる後者の分画はすっと低 い蛋白濃度を示した。集められた5P−1と5P−2分画の交差免疫電気泳動に よる分析から約10の人の蛋白が存在することがわかった。
これらは後に大アルブミンなるいはα−グロブリンノ性質を持っていることが決 定された。5P−2分画の一部はさらに、TSK 300SWカラム(PBS、  pH7,2,流速Q、5ml/m1n)を使うゲル濾過のIIPLc分離を行 った。高感度ELISA分析による蛍白ピークに対応する分画は濃縮されSDS ケルによる分析に用いられた。主な分子量部分は、200kd 、80kd、4 0kd蛋白と同定された。また50kdのハンドも検出された。22−31分間 に集められた分画は、DEAE HPLCカラム〔へ〇FS=1.OD=214 nm;流速−1m1/ min;可動棚A=10+nMP04、pH7,2;可 動棚B=10mM PO4、pH7,2,0,5M Nacl ’Jにかけられ 、ELISAによって活性のあることがわかった分画は、5O5−PAGEよっ て200.000ダルトンと43.000ダルトンの蛋白を含むことが明らかに された。
5P−2抗原に対するウサギの抗血清に対する濃縮した、Indochina  lが感染した人界血球培養液の交差免疫電気泳動によって、アルファー1領域に かなり速い電気泳動移動度を持って1つの主なマラリア蛋白が明らかにされた。
このマラリア抗原に対応する沈降ハンドを7つのゲルから切り出して、505− PAGEによって分析すると、43kd蛋白が検出された。同様の免疫沈降は、 ウサギの多クローン抗体を分析するのに用いられている。
実施例■ この例は合計16匹のサルに関する第3のワクチン注射の研究について記述して いる。
A、動物、分析手順とワクチン注射の手順サルは全部木質的には実施例■と同様 にとり扱った。7匹のサルは全部、Geneve 株 P、falciparu m in vitro−培養液起源の免疫原調製品、つまり2匹は実施例XのE 抗原て、2匹5p=1陽イオン交換分画で、2匹は5P−2分画で、1匹は(I OX:1M縮した上清(C3)と洗浄した抗原物質でワクチン注射した。7匹の サルは同様よIndochinal培養液由来のE、5P−1,5P−2、cs 免疫原調製品でワクチン注射した。2匹の対照のサルの1匹は未感染の赤血球培 養液の上清(NC5)を10倍濃縮したものを注射され、もう−匹の対照は全く ワクチン注射されなかった(NC)。クロマトグラフィーによる分画(E、 5 P−1,5P−2>の場合は、最初(0日)も2回目(28日)の注射も、実施 例■と同様に、PBS中に2mg/mlの蛋白と0.15m1の水酸化アルミニ ウムアジュバント(八+hydrogel)を含む溶液(総量1.15m1)か ら成っていた。CS物質のワクチンの濃度は、0.15m1水酸化アルミニウム を含む1ml の濃縮物から成っていた。1日95匹の動物全部が、強く感染し たサルの約1 x 106のP、falciparum Indochinal が寄生した赤血球を含む均衡塩溶液の静脈内への投与によって抗原投与された。
抗原投与前後の分析手順は実施例■における場合と同様であった。
B、ワクチン注射の結果 表13と14はそれぞれIndochinal、l!:Geneve株培養液由 来の免疫原訊(製品でワクチン注射した場合の対照と比較したIFA力価か示さ れている。別Gこ示さない限りは、E、5P−1,5P−2分画のワクチン注射 によって示された力価は2匹のワクチン注射された動物の値の平均である。NC 5とNC対照動物の力価はそれぞれの表にくり返されていることに注意されたい 。表中のNEC”は力価が認められないことを、BG”は)\・ツクグラウンド を示してし)る。挿入した値は非特異的あノ\ノクグラウンド力価を表わしてい る。
表置 Indochina l 分画 外照一旦 旦 5P−1各均ヱ μm 」μs  町ONEG NEG NEG NEG NEG NEG14 1ニア NEG  1・7 1:10 NEG NEG27 tit4 1・7 1:28 NE G NEG NEG35 1 : 28 1 : 28 1 : 40 1 :  20 ±BG ±1G42 1 : 28 ]、 : 14 1 : 57  1. : 80 ±BG +:Bc。
56 1 : 80 1 : 14 1 : 20 1 : 40 ±(1:  20) ±(1: 10 )70 1・20 NEG 1 : 20 1 :  80 ±(1: 20) ±(1,: 10 )84 1 : 10 1 :  10 ] : 7 1 : 20 ±(] : 20) ±(1: 20 :1 91 1:14 NEG 1:20 1・20 ±(1: 20) ±(1:  40 )95(Challenge ) 8 1・320 1 : 1280 1 : 113 1 : 1.280 1  : 320 1 ・16015 1 : 7241 1 : 5120 1  : 2’560 1 : ’10240 1 : 2560 1 : 5120 22 1 + 5120 1 : 1280 1 : 18]0 1 : 10 240 1 : 320 Died Day 1829 1 : 2560 1  : 7241 1 : 640 1 : 10240 1 + 640Cha  ] lenge (抗原投与) 、NEC(陰性)、BG(ハックグラウンド )、Died Day(死んだ日) 表置 旦旦 −ミ!」 浜 競 NC5NC ONEG NEG NEG NEG NEG NEG14NEG 1+7 1: 14 NEG NEG NEG271・7 1:20 1:14 NEG NE G NEG35 1:20 1:40 1.:281:80 ±BG ±BG4 2 1、:28 1.:40 1:14 1:]、60 ±BG ±BG56  ]:]13 1:20 +、:80 1:320 ±(1・20) ±(1・1 0)70 1:28 t:4o 1.:10 ]・40 ±(1:20) ±( 1: 10)84 ]ニア 1:10 1:20 1:10 ±(1:20)  ±(1,+20)91 NEG 1:20 1.:14 NEG ±(1・20 ) ±(1:40)5 (Challenge) 8 1、:640” I:1280 1:226 1+320 1+320 1 :160+5 1:2560 1・5120 1;5120 1:5120 1 :2560 1+512022 1:2560 1:]810 1:5120  1+20480 1+320 DiedDay1829 1:1280 1:3 620 1:2560 1:10240 1+640* 1匹は13日冒に死ん だ Challen(He(抗原投与) 、NEC(陰性)、BG(ハックグラウン ド)、Died Day(死んだ]」) 表15と表16はそれぞれIndochina I−と銃n e y、、、e株 培養液由来の免疫原調製品でワクチン注射した場合の、対照と比較した赤血球容 積の特性について報告している。別に示さない限りは、各分画でワクチン注射し た場合の値は、研究した2匹の動物の平均である。またNC5とC3の血球容積 の状態は(り返してそれぞれの表に示しである。
実施例■に示したワクチン注射の研究の場合と同様に、ワクチン注射は、発明次 第で、P、falciparumによって起こる 病率や死亡率を下げように免 疫応答を刺激する。ワクチン注射した動物に対する抗原投与後の抗体力価(IF A)は、一様にかなり高く、血球容積、ヘモグロビンは減少する。そして、赤血 球数は一様にかなり少なくなる。期待された様に、血球容積を保護するi改候か 、ある程度の 株特異性”を示して観察された。ことにE抗原を使った場合にそ れは顕著であった。
抗原投与後、8日と15日の螢光のパターンはE分画のワクチン注射に対しては 、全分化段階の寄生虫の螢光を示すのに対して、5P−1でワクチン注射した動 物は繁殖体に特異的と思われる螢光を示した。
拡散した 白血球”の螢光我5P−2でワクチン圧射した動物細胞で観察さ眉、 た。そして高い割合て抗体を希釈すると寄生虫特異な螢光か認められた。CSで ワクチン注射すると、繁殖体段階に対する白血球の螢光がことにあさやかに現れ た。
病気のとうげ”の状態の寄生虫は、常に、対照よりもワクチンl平射された動物 の方が低い平均寄生虫血症を示した。
表」輝 旦 ジU シタ kジ 覗ジ 覗 最大、鍵 血球容積■ 加、0±1.5 32.1±11.429.9±5.8 28.9  49.746.0ヘモグロビン あ、4±0.2” 33.4±16.1 2 9.7±6.1 35.L 51.7 49.7RBC31,6±4.9 29 .5±15.0 22.9±6.0 27.0 49.0 49.7X最大 寄生虫血症ω 5.8±2.0 3.0±1.3” 2.8±0.5 5.6  11.1 22.7危機”状態の最初の出現: 抗原投与後の日数 12.5±1.5 11.5±2.5 14.0±0 14 .0 11.0 観察されないX藻り」町叫定■ 4.7±3.0 2.4 ± 1.3 2.6 ±0.4” 1.3 7.7 観察されない*NCM@と著し く異なる、p <o、銘m NC3対照と著しく異なる、p <o、osL皿 最大、論少 血球容積■ 43.5” 29.8±5.0 31.5+4.3 34.6 4 9,7 46.0ヘモグロビン 材、3° 32.7±6.6 35.0±3. 6 34,8 51.7 49.7RBC41,0” 釘、7±6.1 28. 6±2.9 31.5 49.0 49.7X最大 寄生虫血症(E 6.2±2.1 4.8±1.3”5.5±1.9 4.5  11,1 22.7危機゛状態の最初の出現: 抗原投与m日数 9.0+O]4.0+0 11.5+2.5 11,0 11 .Q 1tii察サレないX寄4」I損定■ 2.6+0.7 4.2+1.9  4.2+1.6 4.2 7.7 観察サレない零N幌と著しく異なる、P〈 0.部 材 生き残ったサノHこ対するf直 前述の例は、マラリア寄生虫の試験管内の繁殖と関係があり、またその繁殖の過 程で生産される物質を使って保護ワクチンの開発をする現在の発明の多くの相関 した状況を明確に例証していると信じられている。“スクリーニングの手順を述 べた実施例Iの内容は、寄生虫の感染した多くの赤血球の一貫した開発の一連の 発表と組み合わせると、以前の技術の普及した方法の物質的な改良から成る発明 の詳細な説明している。最初の連続培養した寄生虫の増殖が感染した赤血球を、 血清を含む培地中の感染しやすい、未怒染の赤血球に加えることによってうまく 行われる時は常に、赤血球と同し血液グループの抗原と、また異常な抗体と反応 する抗原を持つ血液源由来の血清とを組み合わせて使用する新案の実施が必要で ある。この様に、一般的な抗原と抗体の凝集反応は、初代培養でも、それに引き 続く継代培養でも完全に避けられる。これらの手順は、この発明のワクチンに使 用された可溶性抗原の生産と単離を非常に容易にするだけではなく、また利用で きる多数の後期赤血球段階の寄生虫をつくる。そのような寄生虫は、繁殖体とメ ロゾイトを含むが、たぶん可溶性の抗原を供給するのに好都合であろう。これ9 .300に記述されている。本発明の改良された方法の実施は、マラリア寄生虫 に関係していると思われる不溶性の抗原物質の単離の試みを容易にするであろう 。
もう一つの点で、本発明はマラリア寄生虫の試験管内培養が、水に可溶な抗原物 質を産生しうるということを最初に証明したものである。この抗原物質は培養上 澄みと洗浄液から単離され施例■の動物No、 4は、ワクチン注射と抗原投与 の間に7ケ月が経過しているにもかかわらす、また循環するマラリア抗体が保有 動物に普通に検出される割合よりも減少するにもかかわらず、致死的な寄生虫の 攻撃に対して明らかに保護されていた。
このような長期の既往応答の開発は、この発明の以前のワクチン研究の10年間 においては全く見あたらない。
保護ワクチンの調整において、論証できる効用のある可溶性の培養液由来の免疫 原の上述した同定によって、組み替え法或いはアミノ酸の合成ペプチドへの重合 を使って、微生物の宿主細胞(ハタテリア、酵母、哺乳類)において大量に生産 される培養液由来の免疫原の全体の、或いは部分的な写しから成る免疫原をたや すく産生ずるようになることは、明らかに技術的な熟練を要することであろう。
これらの写は期待されるように、試験管内培養物に対応する一次(アミノ酸配列 )、二次或いは三次構造の一部或いは全部を持つポリペプチドからなるであろう 。P、falciparum小芽体の王な表面クンバクを暗号化している遺伝子 のクローニングの場合と同しように〔例えば、Marx+ 5icience、  225+ pp、628−629 ; McCutcam、 et al、、  1bid、+ pp、625−628 ; Dame、 et at、、 5 cience、 224. pp、397−399 <1984)を参照〕上記 の免疫原を暗号化しているマラリアDNAの同定、クローニング、塩基配列決定 の仕事が現在行われている。この仕事はアミノ酸配列、そして次に合成ペプチド 抗原の調整を考慮して行われている。この仕事は、次の(1)と(2)の二つの 方法が交互に進められるであろう。(11Plasmodium DNAの制限 酵素(例えば、5ale、 Mbol、丁aqT、 Accl、 EcoRi  Hindさん或いはmung抗片の生産をスクリーニングしていくこと。(2)  発現ヘクター系における増幅を挿入の前にクローン化された旦1asmodi ヨー」■を同定するために用いる多数のDNAハイフリタイセーションプローフ の調整を考慮しながら、免疫原のアミノ酸配列に関する特異的な配列の情報を手 に入れること。
多くのアジュバントが、本発明によって造られた抗原と組み合わせて用いられる ことは当業者にとっては明白であろう。その抗原は限定されてはいないが、次に 示ずののを含む。表面活、性物質、例えば、hexadecylamine、  octadecylamine、 1ysolecithin、 dimeth yldioctadecyl−ammonium bromide、 N、N− dioctadecyl−N’−N’−his (2−hydroxyethy l−propanediamine ) 、 methoxyhexadecy lHIycerol、及びpluronic polyols ; polya nions、例えばpyran、 dectran 5ulfate、 pol y +(、+ polyacrylic acid、 carbopol ;  peptides、例えば、muramyl dipeptide、 dime thlglycine、 tuftsin ; oil emulsions  ;及びalumn (ミョウバン)。
然しなから、動物での保護効果はF(、A或いはその類似物のようなアジュバン ト物質の使用にたよらないでも開発されたことは重要である。霊長類では、いま まで致死的なマラリアの攻撃に対して保護する免疫応答の発生を助けるために、 サポニンや水酸化アルミニウムのような安全なアジュバントを使用した例はない 。最後に、ホルマリンのような試薬は抗原活性を失卯ことなく、ワクチンの構成 成分を処理するのに用いられることがはっきりした。
例えば、実施例■で用いた上澄みと洗浄液に由来する抗原のタンパクの単位量は 、かなり不純な上澄みと洗浄液物質の約25くとも約0.1mg 、多くて約] 、00mgの培養液由来のタンパク物質からなっている。
異常に説明した実施例の手順は、P I aPμ扛サ−すIc1pユ(熱帯熱マ ラリア原虫)の使用を必要とする。それらは、ヒトへのマラリア感染とヒトの抗 マラリアワクチン注射のための試験方法における可能な類似法を確率するために 計画された。然しなから、本発明の種々の方法と物質は、他のヒト−特異的なマ ラリア種に使用するように簡単に応用されるであろう。そのようなマラリア種に は、h■胆x、 lし倶土匡、匡国巳朋がある。
また、ヒト以外の宿主に対して特異的な種にも適用されるであろう。
それゆえ、当該技術分野に熟達した当業者が前述の例証的な実施例や、好ましい 態様によって、本発明の実施に際し多くの改良及び多様性が生しることが期待さ れる。従って、添付した請求の範囲中の現在あるそのような限定は、本発明の一 トに置かれるべきである。
鮨1)l嗅敬/kA10き i 7ノ (a) 1 ゛”“ 1(b) I−0゜8.、a傷A−t;贅 m iL Ix、J%F=7*Ii$’f’l−uシー9 、ヅ[ 国際調査報告 ■

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 、 Plasmodium寄生虫によって感染しやすいを椎動物における保 護免疫反応を改良するために用いるワクチン成分で、該成分は、 (1)一種あるいはそれ以上の可溶性のクンバク免疫原を有する免疫学的に効果 を有する量であり、該免疫原は各々分子量が約35,000から約85.000 、及び約190,000から約210.000の範囲であり、感染しやすい宿主 赤血球培養液中で、坦μ」回士岬寄生虫の試験管内での培養成長及び、増殖によ って造られ、宿主及び寄生虫の細胞や細胞片を含まない培養液、及びそのような 培養液中で感染した宿主の細胞を洗浄した液から単離され、或いは前記免疫原の 一種或いはそれ以上の全体及び一部の写しが、遺伝学的に形質転換された微生物 宿主或いは合成ペプチドの重合によって造られ、且つ (2)免疫学的に認められる保有者或いはアジュバントの免疫学的に有効である 量である。 2、請求の範囲第1項のワクチン成分で、各々分子量か約43,000、約54  、000及び/あるいは約200.000である可溶性タンパク免疫原の一種 或いはそれ以上を含む。 3、請求の範囲第1項のワクチン成分で、免疫原が、感染しやすい赤血球細胞培 養液中のPlasmodium falciparum寄生虫の培養成長の過程 で単離される。 4、請求の範囲第3項のワクチンで、感染しやすい赤血球がヒトの赤血球である 。 5、請求の範囲第3項のワクチンで、免疫原成分が分子量約43゜000で、更 に陽イオン交換クロマトグラフィーによって単離されることを特徴とする。 6 請求の範囲第1項のワクチンで、免疫学的に認められるアジュバント物質が サポニンである。 7、請求の範囲第1項のワクチンで、免疫学的に認められるアジュバント物質が 水酸化アルミニウムである。 8、 Plasmodium寄生虫による感染に対して感染しやすいを椎動物を 保護する方法で、請求の範囲第1項のワクチン成分を投与することを含む。 9 、 Plasmodium falciparum−−感染に対してヒトを 保護するワクチン成分で、該成分は、 (1)一種あるいはそれ以上の可溶性のタンパク免疫原を有する免疫学的に効果 を有する量であり、該免疫原は各々分子量が約43.000、約54,000、 及び/或いは約200,000によって造られ、宿主及び寄生虫の細胞や細胞片 を含まない培養液、及びそのような培養液中で感染した宿下の細胞を洗浄した液 から単離され、或いは前記免疫原の一種或いはそれ以上の全体及び一部の写しが 、遺伝学的に形質転換された微生物宿主或いは合成ペプチドの重合によって造ら れ、且つ (2)免疫学的に効果のある量の水酸化ルミニウムはアジュバントの免疫学的に 有効である量である。 10、感染した赤血球で開始した培養液中てplasmodiumの寄生虫を連 続培養し増殖させる方法で、該培養液が感染しやすい未感染の赤血球と血清を含 む栄養分のある培地の両方を含み、その培地中で赤血球の抗原が全培養温度範囲 で反応せず、血清や血漿中に存在する塩や異常な抗体とは反応するように、赤血 球及び血清、或いは血漿を組み合わせて改良する。 比請求の範囲10項の改良で、未感染赤血球と血清はヒトの血液由来である。
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