JPS60501308A - アルフア−ラクトアルブミン避妊剤 - Google Patents

アルフア−ラクトアルブミン避妊剤

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JPS60501308A
JPS60501308A JP59501912A JP50191284A JPS60501308A JP S60501308 A JPS60501308 A JP S60501308A JP 59501912 A JP59501912 A JP 59501912A JP 50191284 A JP50191284 A JP 50191284A JP S60501308 A JPS60501308 A JP S60501308A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 1、発明の技術分野 本発明は避妊用組成物に関し、特に生物活性を有するアルファーラクトアルブミ ンを含有する避妊用組成物に関する。
2、先行技術の説明 有効な避妊薬に関ずろ探索は文字通り何千年も続けられている。現在一般的に使 用されている避妊法としては経口避妊薬、子宮内器具、ベツナリー、コンドーム そして種々の膝用殺精子剤(これはゼリー、クリ−)・、発泡物、発泡錠剤、坐 剤、そして可溶性フィルムとして使用される)がある。一般的に知られている通 り、個々の避妊法はある特定の人にとっては欠点があり、又は長期間に渡って使 用する場合は全ての人にとって欠点がある。たとえば現在ある避妊薬のうち最も 優れている経口避妊薬を使用しても吐き気、憂うつ、体重減少、頭痛が起きるこ とがあり、さらに脳卒中、心筋梗塞、血栓塞栓症そして高血圧にかかる危険性が 増す。
特に膝用殺精子剤は、その中に含まれる化学物質が吸収された後女性の種々の組 織や器官に与えろ影響のために批判が高まっている。今日最もよく用いられる膝 用殺精子剤は非イオン性の界面活性剤であろノニルフエノキシポリエチレンオキ シエタノールCノノキ//−ル9 )である。膣上皮からのツノキノノール9の 吸収に関しては無数の研究が行なわれている。たとえば以下の文献を参照二バッ ター、エイチ、ニス(Buttar、 n、s、 )、「妊娠ラットにおけろツ ノキンノール9の経膣吸収および処置J (Transvagina IAbs orption a、nd Disposition of Nonoxyno l −91nGravid Rats ) 、)キノコロシイ レターズ211 −216頁;チバピル、エム、ドレノジミューラー、夕゛ゲリュ、オーウエノ、 ジエイ、エイ、エスヶルソン、シイ、ディー、ペッツ、ケイ、「ツノキノノール 9の研究l、兎およびラットの膣への影響」(Chva、pil、M−、Dro egemucller、 W、、 Oweg 、 、、r、A、。
Eskelso’n 、 C−D、、 Betts 、 K、)、[5tudi es ofNonoxynol −9、l 、 The Effect on  the Vaginas ofRat:+bitsand Rats j 、フ ァーテイリテイ アンドステリリ ティ(Fertility and 5te rj−Iity L第66巻、A4,1980年、445〜449頁、チバピル 、エム、エスヶルソン、シー、ディー、ドレソジミューラー1rプリュ、ウルラ イヒ、リュー、ビー、オーウェン、シエイ、エイ、ルドウィッヒ、ジエイ、シー 、ステ・インテル、ブイ、エム(Chvapil 、 M、、 Eskelso n。
C,D、、Droegemueller 、W、、Ulreich 、J、B、 、Owen。
J、A、、 Ludwj4 、 J、C,、5tit、tel 、 V、M、  )、 r / /キシノール9の薬物動態学に対する新データJ(NewDat a on the Pharmacokinetics of Nonoxyn ol 9 ) 。
[膣内避妊において:新しい開発J (in Vagina、IContrac eption : New Developments ) 、ずツチニ等(Z atuchni et al、 ) editors 、 ハーバ−&ロー、ヘ イガーストーン、エムディー(Harper & Row 。
Hagerstown 、 Md、+ 1979年、165−174頁;チパピ ル、エム、エスケルスン、シイ−、ティー、スティッフエル、ブイ、オーウエン 、ジェイ、ニスおよびドローケゝミューラー、ダシリュー (Chvapil、 M、 。
EskslsOr]、C,丁C,,5tifffel、V、、Oi、en、J、 S、and丁)rO6ge−muell、er 、w、 1 ノノキシノールの 研究−9,■、ラットおよびウツギにおける膣内吸収、分布、代謝および分泌1 −8tuc]ies on Nonoxynol−9,Il、 Intrava ginal AbsorAbsorption、 Distrj、bution 、 Metabolism ancl Excretionj、n Rats  and、 RabbitsJ、避妊(Contraception)。
September 1.980年、第22巻、扁ろ、325−339頁;シッ ク、エイチ、ウォーカー、エイ、エム。
ロズマン、ケイ、シエイ、ハンター、シエイ、アール。
ホームス、エル、ヒー、ワトキンス、アール、エヌ。
ドワード、ディー、シー、ダンフォード、エイ、マドスン、ニス(Jjck、H ,、Walker 、 A、M、、 Rothman 。
KJ、、Hunter、J−R,、Holmes、L−B−、Watkins、 R,N−。
D’Eward 、D−C−、Danford、、A、、Madsen 、S’ 、。
膝用殺精子剤および先天的疾病[■ag1naISpermicides an d Congenit、a−I DisorderSj 、 JAMA 。
Apr i lろ、1981年、第245巻、別1ろ。
1329−1312頁;ンヤピロ、ニス、スミーン、ディー、ホルノノン、オー 、ピー、カウフマン、ディ、タフリュ、ローゼンバーグ、エル、ミソチェル、エ イ、エイ、ヘルムリツヒ、ニス、e −(5hapiro 、 S、。
5lone 、D+、Ho1nonon 、O+P+、Kaufman 、D、 W、。
Rosenberg 、 L、、 Mitchell 、 A−A−、Helm rich、5−P−。
誕生の欠陥と膝用殺精子剤「Birth Def’ects andVagin al Spermicides J 、 JAMA 、May7.1982年、 第247巻、ずg17.2381−2384頁。
これらの結果に議論のない訳ではないが、ツノキノノール9は膣上皮から急速に 吸収され、血流中にはいり、肝臓に蓄積することについては一般的に一致してい る。ツノキノノール9投与によりこれらの組織に異常が現われたことが生化学的 及び形態学的研究により証明されている。さらにツノキノノール9の膣内投与後 2時間以内に授乳ラットの乳汁中及びその子供の血清中にノノキシノール9が見 出された。さらに異論は多いが、ある研究はツノキノノール9の殺精子剤として の使用は先天性異常に関係していることを示唆している。たとえば「膝用殺精子 剤および先天的疾病」(Va3in’al Spt3rmlC1deS and  COngenltal DISOrd19rS)a、nar’誕生の欠陥と膜 用殺精子剤J (Birth Defectsand Vaginal Spe rmicj−des ) (同一[−)を参照。
発明の要約 前記した様に現在の技術水準を考えれば、より受け入れ易い避妊法、そして特に 現在使用されでいろ膜用殺精子剤の活性成分に代わり得るものに対する要求があ ることは明らかである。
本発明の目的はそのような改良された避妊用組成物を供することである。さらに 詳L <は本発明の目的は、従来から使用されている避妊用組成物に比較して、 生物学的により適合性があり許容される避妊用組成物を供することである。さら に本発明の1的は、特異的な避妊効果があり有害な副作用か最小である天然に存 在する物質を基礎とする避妊用組成物を与えろことである。さらにもうひとつの 本発明の目的は、廉価であり精製した形で市販されている物質を基礎とする避妊 用組成物を供することである。
本発明の好適な態様に関連して下記に詳述するように、このような本発明の目的 は生物活性を有するアルファーラクトアルブミンを避妊剤としで用いることで達 成される。
アルフチラクトアルブミンは牛乳の主要な蛋白成分のひとつで友)す、種々の哨 乳動物によって作られ、特にヒト及び牛の乳汁中に見出される。従ってそれは咄 乳期に子供に与えられるという事実が証明しているように生物学的に適合性があ り許容されろ天然の物質である。
さらに以下に詳述するように、アルファーラクトアルブミンを生物活性を保持し たまま精製する方法は種々の方法が昶られている。さらに現在本発明での使用に 適した生物活性を有するアルフチラクトアルブミンは、手頃な価格で多数のとこ ろから市販されている。
この乳汁蛋白であるアルファーラクトアルブミンが避妊薬の作用をするというこ とは驚くべきことである。
しかし以下に詳述するように、アルファーラクトアルブミンが有効な避妊剤であ ることは試験管内(in vitro)試験及び生体内(in vivo )試 験で明らかになった。
ツノキンノール9のような従来技術による避妊剤と異ナリアルファーラクトアル プミンは精子を殺すことにより作用するのではない。、Glる特定の作用形式に よるとは思われないが、生体内で生物活性を有するアルファーラクトアルブミン は以下の機作のひとつ又は2つ以上が組み合わさって避妊剤として作用すると考 えられる:精子と卵子の結合の妨害;受精卵の着床の妨害:精子の運動性を変え ろ。これらの機作はどれも精子を殺す毒性物質を用いていないため、アルファー ラクトアルブミンは、生きた物質(すなわち精子)を殺すという作用形式を有す る毒性物質に伴う多くの有害な副作用をイjしていない。アルファ−ラクトアル ブミンは生物を殺す物質ではないのに、驚くべきことに避妊剤として作用できる ために、アルフチラクトアルブミンは妊娠を予防しかつ副作用が小さいという2 つの目的を満たすことができる。
以下の好適な態様において、生物活性を有するアルファーラクトアルブミンの避 妊剤としての具体例を示す。
ただし以下の例は決して本発明を限定するものではなく、本発明の範囲は生物活 性を有するアルフチラクトアルブミンの避妊剤としての使用法の全てを包括して いる。
水門l1lIIl書において「避妊薬」、「避妊剤」及び「將妊」という言葉は 、満期の妊娠を予防するという広い意味で使用している。又「生物活性を有する アルフチラクトアルブミン」という表現は、ガラクトシルトランスフエラーゼと いう酵素のN−アセチルグルコナミンに対する特異性をなくさせろように変化さ せろことが可能なアルファーラクトアルブミンを意味している(下記のアルファ ーラクトアルブミンのがラクトシルトランスフェラーゼに対する影響を参照)。
図面の簡単な説明 第1婿ま本発明に従い生物活性を有するアルフチラクトアルブミンの生体内での 避妊剤としての作用機作の模式図である。
クトアルプミンの濃度の関数としての、卵子に結合しでいる精子の数を示すグラ フである。
第3%対照条件下C「BSA」と書いた写真〕、2%の生物活性を有するアルフ ァーラクトアルブミン存在下C「α−LAJと書いた写真)、そして2%の生物 活性を有さな(・アルファーラクトアルブミンの存在下(「沸騰α−LA」と書 いである)で写した位相差顕の生体内での避妊効果を示している。ここで細い斜 線のはいった棒は対照の雌のマウス−匹あたりの胚の数の分布であり、太い斜線 のはいった棒は、交配前に生物活性を有するアルファーラクトアルブミンで処理 した雌のマウスについて一匹あたりの胚の数の分布を示したものである。
好適な態様の説明 前記したように本発明は生物活性を有するアルファ−ラクトアルブミンの避妊剤 としての使用に関する。本発明において使用される生物活性を有するアルファー ラクトアルブミンはヒト、牛、ヤギ、ラットなとの咄乳頑の動物の乳汁などを含 む種々の起源の乳汁より得られろ。
アルファーラクトアルブミンはよく研究された乳汁蛋白であり、他の乳汁蛋白に 比較すると比較的分子量が小さい。たとえばフィンrレー、ジェイ、ビー、ジー およびデル−、ケイ(Findlay 、 J−B−C,and Brew 4 に、)、 rヒトのa−ラクトアルデミンの完全なアミノ酸配列J [(Tbe  Complete Am1no−Acid 5equence ofHuma n alpha−Lact、albumjn ) J、r−ユーロピアン、ジ頁 ;そしてクワシマ、ケイ、二ツタ、ケイ、ヨネヤマ、エムおよびスガイ、ニス( Kuwajima 、 K−、N1tta、 。
K、、 Yoneyama 、 M+、 and Sugai 、 SJ+ r グアニジンLaCja1.l)umln by Guanjalne Hydr ochloriae j 、 [ジャ376頁を参照。この分子量の小ささのた めアルファーラクトアルブミンは塩分別法、酸沈澱そしてゲルクロマトグラフィ ーにより乳汁がも迅速かつ容易に精製で乳汁1 #当たり精製したアルフッラク トアルブミンが約1g得られる、アルファーラクトアルブミンの[4的祷製法は 公知である。そのような方法の例は下記の文献に記載されており、そのうち関係 のある部分は本明細書中に参考のため記載しである:アンヤフェンバーグ、アー ルおよびドルーリイ、ジエイ(Asc’ha ffen−burg 、 F=、  and Drewry 、 J、)、 [牛乳から結晶性β−ラクトグロブリ ンおよびa−ラクトアルブミンの改良製造法J (工mpro’ved Met hod for the Prepara、tionof Crystalli ne beta−La、ct、oglobulin and alpha−La ctalbumi、n from Cow′s Milk ) 、 「バイオケ ミストリイJ (Bioch−) 、 1957年、第65巻、276−277 頁:ブロドベソク、ニー、ヂントン、jプリュー、エル、タナハン、エフおよび エデナー、ケイ、イ(Brodbeck 、 U、、 Denton 、 W、 L、、 Tanahashi。
N、、 a−nd Ebner、 K、’E、 )、 「α−ラクトアルブミン とl5olation a、nd Identifi、cation of t he B Protei、nof Lactose 5yntheta、se  as alpha−La、Ctalt)um]−n ) 。
「ず、ジャーナル、オプ、バイオロジカル、ケミスト頁ニブラウン、アール、シ ー、フイソンユ、ゲデリュ、ゲプリュ、ハドスン、ビー、ジーおよびエプナー、 ケイ、イー(Brown 、 R−C,、Fish 、 w、w、、 Huds on。
B、G−、an、d Ebner、 K、E、 ) 、 rラットα−ラクトア ルデミンの単離と特性:Aグリコタン白ft J (l5ola tj、ona nd Characteriza、tj、on of Rat a、1pha− La−ctal、bumin :A Glycoprotein ) 、rパイ オキミカ、工、バイオフイ1977、年、第491巻、82−92頁:キャステ リノ、エフ、ジーおよびヒル、アール、エル(Ca5te]、H−no 、 F −J、、 and Hill 、 B−L−)、 「雄牛α−ラクトアルブミン のカルスキシメチル化J (TheCarboxymet、hylat;jon  of Bovine alpha−Lactalbumin 〕。
[ス″、ジャーナル、オプ、バイオロジカル、ケミスト1970年、第245巻 、扁2,417−424頁;セルざン、エフ、ディプ、プリト、ジェイ、ディ、 デリスコ、シ、ifロファノ、エフ、グチール、ノロナ、エル、トラニエロ、ニ スおヨヒシト、アール(Cervone。
F−、DiazBrito 、 J−、Di Pr1sco 、 G+、 () arofano 。
F、、 Gutierrez Norona 、 L、、 Tranj、e0了 。、 S−、a、ndZito 、 R,)、 r乳ホエイタン白質の分離と同 定のための簡単な操作J (Sj、mple Procedures For  TheSepara、tion And Identifica、tion o f Bovine MilkWbey Proteins ) 「パイオキミカ 、工、バイオフィジカ、アクタJ (Biochimica et Bioph ysica Acta )。
1973年、第295巻、555−563頁:ゾラザド、アールおよびエプナー 、ケイ、イー(Prasad。
R,、、and、 Ebner 、 K%、E、 L [ウィスターラットα− ラクトアルブミンの電荷型j (Charge Forms of Wista rRat alpha−Lactalbumin L 「e、ジャーナル、オプ 、バイオロジカル、ケミストリイj (The Journal ofBiol ogical Chemistry L1980年、第255巻。
、%12,58ろ4−58ろ7頁;そしてロビンス、エフ、エムおよびクロンマ ン、エム、シエイ(Robbins。
F−M、、 and Kronman 、 M−J、 )、 「牛乳からα−ラ クトアルデミンおよびβ−ラクトグロブリンの単純製造法」(A 8implj 、fied Method for Preparing alpha、−La C1a、lLlumln and beta−Lactogl、obulln  from Cow’5M1lk ) 、 「バイオキミカ、バイオフィジカ、ア クタ」186−188頁。
これらの文献に記載されているようにアルファラクトアルブミンはまず、生牛乳 又は脱脂乳から硫酸アンモニウム分別により粗うクトアルフ゛ミン調製物を得ろ ことにより調製するのが一般的である。′この粗うクトアルデミンは市販されて おり、ふつう廉価な蛋白源として用いられている。市販の粗調製物中のアルファ ーラクトアルブミンはふつう変性されて生物活性を無くされているため、これら の粗調製物はふつう本発明の実施に用いろことはできない。
粗ラクトアルブミン調製物から生物活性を有するアルファーラクトアルブミンを 得るには、塩分別のあとにふつう酸沈澱や1段階ケゞルクロマトグラフィー(通 常セファデックスC,−I DOやバイオデルP−ろO又はp−150を用いろ )を行なう。こうして調製した純粋な生物活性を有するアルファラクトアルブミ ンは乾燥粉末としてがジーげ・ンユレジンが−、ケミカルス、カールプレース、 ニューヨーク(Gallard7Schlesinger Chemicals  、 Carle Place 、 New York)(カタログ番号441 71)やノグマ、ケミカル、カンパニイ(Sigma Chemj、cal C ompany ) 、セント ルイス(St、 Louis ) 、 MO(カ タログ番号L 5385及びL6010)から入手できる。以下に述べる実験テ ’tt Sigma T−6010の生物活性を有するアルファーラクトアルブ ミンを使用した。
生物活性を有するアルフTラクトアルブミンは入手後、当業者に公却の方法や将 来開発されるかもしれない方法などの種々の方法により投与する。既に簡単に説 明したようにさらに以下に詳述するように、生物活性を有するアル27−ラクト アルブミンは、精子ト卵子の結合を妨害すること、受精卵の子宮内の着床を防ぐ こと、又は精子の運動性を変化させることなどの機作のうちのひとつ又は2つ以 上が組み合わさってその避妊作用を示すと考えられている。従って生物活性を有 するアルファーラクトアルブミンがその効果を現わすためには、膣内液又は子宮 内液に導入され溶解されなければならない。そのような導入法に関して無数の方 法が当業者に公知である、これらの方法を最近まとめたものとして「膣用避妊: 新規開発J (Vaginalイ、ずソチ、エイ、ジエイ、ソプレロ、ジエイ、 ジエイ、スパイデルおよびジエイ、ジエイ、/アラ(G−I。
Zatuchi 、Aj+ 5obrero 、J−J−5peidel 、a nd J。
J、 5ciarra )、 /+−パーとロー、ヘイカースタウン、メリーラ ン¥ (Harper and Row 、’Hagerstown 。
Maryland )’ 、 21740 、 t 979年がある。避妊剤を 子宮又は膣内に導入し、その後ゆっくり避妊剤を放出させる方法は、米−特許第 4,264,575号、4.264,576号、4,264,577号そして4 .264,578号に見出される。そこに記載の方法も本発明に使用することも できるし、生物活性を有するアルファーラクトアルブミンを時間をかけで放出さ せろ他の方法を用いることもできる。前記のまとめや特許に記載されている導入 方法は診考のため本明細書にも記載しである。
以下に示す例ではダルベツコ−改変イーグル培地(ギプト社、グランドアイラン ド、ニューヨーク(Gibco Co−、Grand l5land 、 Ne vJYork ) )とに−Y潤滑ゼリージョンソン、アンド、ジョンソン社、 ニュープランズウインク、ニュージャーシイ(Johnsonand John son 、 Inc、、 New Brunswick 、 New Jers ey)より成る、生物活性を有するアルファラクトアルフミンを投与するための 簡単な賦形剤を用いである。この賦形剤は実験の目的のみにより選ばれたもので あり、決して本発明を実施するときの賦形剤の型や投与方法を限定するものでは ない。たとえばアルファーラクトアルブミンを不活性化させない薬理学的に許容 される賦形剤としてはコラーケゝンやポリウレタンスポンジがあり、これらは生 物活性を有するアルファーラクトアルブミンに対して不活性である。特にポルハ ウエル、ラボラド リ イ (Vorhauer Laboratories  、 工nc−) (CostaMesa 、 Ca、1ifornia )製の TODAYスポンジに使用されている型の2リウレタンスポンジは本発明の実施 に使用できろ。本発明の使用に適した他の賦形剤としては、アル7にラクトアル ブミンを不活性化させない不活性の物質(たとえばアがロース、デキストラン又 はセルロースポリマーケゞル)より成る膣内避妊薬用膜主剤がある。同様に膣内 リングも、生物活性を有するアルファーラクトアルブミンを投与するのに用いる ことができる。
生物活性を有するアルファーラクトアルブミン(ま種々の方法で投与することが 可能であるが、投与法や賦形剤はアルファーラクトアルフミンを失活させること のないものを選ぶことが重要である。特にアルファーラクトアルブミンを変性さ せる物質は避けなければならない3たとえばいくつかの避妊発泡製剤はアルファ ーラクトアルフミンを失活させ避妊効果を破壊するような型の界面活性剤を含有 する。このような発泡剤の例は米国特許第3,876,757号及び第4,32 3,548号に記載されている。これらの特許にはラウリル硫酸ナトリウムやラ ウリルエーテル硫酸ナトリウムなどのイオン性れらの界面活性剤はアルファーラ クトアルブミンを変性させるため、米国特許第3,876.757号や第4,3 23,548号に記載の避妊薬投与賦形剤は本発明に使用できろ型のものではな い。
アルファーラクトアルブミンを投与するのに用いろ賦形剤や方法はアルファーラ クトアルフミンを失活させない型のものでなければならないという具体的な要求 を別にすれば、適用のための種りの方法や賦形剤が使用できる。すなわち生物活 性を有するアルファーラクトアルフミンは、薬理学的に許容され非失活型のゲル 、ゼリー、ペースト、発泡剤、主剤、可溶性フィルムや担体の形で、又はスポン ジ、膣内リング、子宮内器具、ペッサリーなどと共に投与できる。
特定の作用理論に抱束されること(言望まないが、生物活性を有するアルファー ラクトアルブミンは犀トの機作のうちのひとつ又はそのいくつかの組み合わせに より、生体内におけろ避妊作用を発現すると考えられろ。
周升の如く受精における最初の重要なでき事は精子と卵子の融合である。この生 体内融合には「鍵と鍵穴」式に反応するお互いに特異的相補的な細胞表面分子が 介在すると考えられる。特に鍵と鍵穴式に反応する精子表面上の分子のひとつは ガラクトシルトランスフェラーゼという酵素であり、これが卵子の表面のN−ア /ルトランスフエラーゼと卵子表面上のN−アセチルグルコサミン残基の反応を 図示したものである。
がラクトノルトランスフェラーゼはふつうガラクトースをN−アセチルグルコ丈 ミンに移してN−アセチルグルコサミン(ガラクトース−GlcNac )を産 生ずる。しかしアルファーラクトアルブミンの存在下では、がラクトノルトラン スフェラーゼはN−アセチルグルコサミンよりもグルコース(Glc )に優先 的に結合し、その結果N−アセチルラクトザミンよりも乳汁の糖のラクトース( ガラクトース−C)lc)を合成する。
アルファーラクトアルブミンの生体内の避妊効果に関与する少なくともひとつの 機作には、生物活性を有1−るアルファーラクトアルブミンに支配されろガラク トシルトランスフェラーゼの結合特異性″7)変化が関係していると考えられる 。すなわち生物活性を有するアルファラクトアルブミンが存在しない場合は、精 子表面上のがラクトノルトランスフェラーゼは卵子表面上のN−アセチルグルコ リ−ミン残基に優先的に結合し、精子と卵子の融合が起きる。しかし生物活性を 有するアルファーラクトアルブミンが存在する場合はガラクトシルトランスフェ ラーゼは優先的にN−アセチルグルコサミンに結合することがなくなり、精子と 卵子の融合を妨害する。
以下に詳述するように生物活性を有するアルファーラクトアルブミンは低濃度に お(・て精子−卵子結合を妨害する。たとえば培地中2%(車量/8量)のアル ファラクトアルブミンは、卵子に結合する精子の数を92%低下させた。従って 本発明の避妊効果を現わ1−ための生物活性を有するアルファ−ラクトアルブミ ンの子宮内液又は膣内液中の有効濃度は約1%−約10%(W/V)でよい。温 血咄乳動物の雌の子宮及び膣の容積は変動の幅が大きいため(たとえば約0.0 5mJ−約5.0 、e3) 、子宮内液又は膣内液中の所期の良度な得ろため には、約0.5my−約500.!9の範囲の投与学位の生物活性を有するアル ファーラクトアルブミンを投与する必要がある。
培地中にグルコース、N−アセチルグルコサミン、又は類似の糖(たとえばミョ イノント−ル)が存在すると、アルファラクトアルブミンのがラクトノルトラン スフェラーゼ ァーラクトアルブミンのがラクトンル1ランスフェラーゼへの作用効率が増加す る。同(子に正常の1塵内液や子宮内液にそのような糖が存在しない程度に応じ て、生物活性を有するアルファラクトアルブミン投与するのに用いる賦形剤によ ってそれらの糖を補充しなければならない。10−50mMのオークゞ−の膣内 液又は子宮内液中の最終濃度を得るために充分な量の糖を投与しなければならな い。膣及び子宮の容積が前記した量であり、グルコースやN−アセチルグルコサ ミンナトの糖の分子量が約200グラム1モルであることから、1 0−5 0  mMの所期の濃度を得るのに必要な糖の投与11i位は約0.1my−約50 gの範囲である。
アルファーラクトアルブミンが生体内で避妊剤として作用するもうひとつの考え られる機作は、胚の子宮内膜への着床の防止である。ここでも生物活性を有する アルファーラクトアルブミンは表面ガラクトシルトランスフェラーゼ(この場合 精子表面ではなく胚表面のがラクトノルトランスフェラーゼ)に作用し変化させ ることにより機能していると考えられる。この作用機作から考えるとアルファー ラクトアルブミンは着床不全ヲ引起こすことにより満期の妊娠を防止するため、 生物活性を有するアルファーラクトアルブミンは受精後も避妊剤として作用して いる。
前記の作用機作以外に生物活性を有するアルファーラクトアルブミンは精子の運 動性に影響を与えると考えられる。受精する前は精子はその進路からはずれるこ となく、ある場所から場所へ自由に動きまわることができる。受精が起きるとふ つう精子はこの能力を失ない、動くことはできるがその進路からはずれてしまう 。
生物活性を有するアルファーラクトアルブミンは、この精子が受精時に進路をそ れることなくある場所から場所へ自由に動きまわれる能力を失なう過程を妨害す ると考えられ、これも生物活性を有するアルファーラクトアルブミンが生体内で 避妊作用を表わすのに関与する機作のひとつの可能性がある。
0 以下に述べる実施例に示す如く、@記の機作やその他の未刊の機作が組み合わさ って試験管内及び生体内での著しい避妊効果が発現される。
実施例1 アルファアルブミンの精子−卵子結合への影響本例は生物活性を有するアルファ ーラクトアルブミンによる卵子1個に結合する精子の数の有意の減少を示す。本 例はさらに、2%(w/V)の生物活性を有するアルファーラクトアルブミンが 、卵子1個に結合する精本例のデータは以下のようにして得た。改変完全培地( CM)(ラクトースを除き、5.6mMフラクトースを加えた)中の過度拝卵し たC 丁) 1の叱(チマールス、リバー、プリーディング、ラボラトリイ社、 ウィルミントン、マナチュセツノ) ( Cklarles RlverBre eding Labora.t;ories 、 Inc,、 Wil.min gton 、 MA )から卵を単離した。プリンスター、アール、エル( B rinster 、 R, L− )、 (試験管内マウスエンブリオの発現に 関する研究、1%エネルギー源の効果)( Studies On the d eVelopment of mouse embryosin vitro  − 1. The effeCt of energy source )、  (ジャーナル、オプ、エクスペリメンタル、・アーオロシイ ・( J. EX I)、 Zool−)I第158巻,1965年,59−68頁参照。o−i% ヒアルロニt−ゼ( S1gmaChemica、l Co、、 St、 Lo uis 、 MO) (25°C,10分〕で卵を周囲の卵丘細胞から切り離し 、次にCMで3回洗浄した。
生きた精子をCDIの雄の細かく切った副翠丸尾から取り、67°Cの0027 %の組織培養卿卵器に入れ0M中で1時間受精能獲得を起こさせた。血球計算器 で精子の濃度と運動率を測定した。異なる濃度の生物活性を有するアルフ芥ラク トアルブミン(sigmaL 6010 )を含有する、鉱物油中の401]、 100M中の卵丘細胞を含″まない約60個の卵子に、受精能獲得処理をした精 子を40μ、eずつ添加した。ある1日の1回の測定の中に、共通の精子浮遊液 から対照と被験試料を調製した。こうし−C全での実験においで精子の濃度と運 動率を同じにして、別の日に殺した雌の間の変動を除去した。卵子の透明帯への 精子の結合は1−5×105精子/ mlから精子の最終濃度に比例しでいた。
各実験におけろ精子の最終d度はたいている×105精子/ mlであり、この うち50%以上は運動性を有していた。
ある実験においては培養は平行運動をする(30回の往復7分)67°Cの温浴 中で行ない、又別の実験では静置してろ7℃のCO27%の組織培養前卵器中で インギュベー1− した。両実験の定量結果は同じであった。
20分間インキュベー1− してから、440μにの浮遊液全てを、50μpの CM、25μ石の1.8%デキストラン、25μlの22.5%デキストラン( 2,5%のゲルタールアルデヒドを含有)より成る、不連続微量濃度匂配層の上 に添加した。濃度匂配層を1009で90秒間遠心分離して、精子の付着してい る卵子をゲルタールアルデヒド含有デキストラン層に沈降させた。
結合してない精子はCMとその隣りの1−8%デキストラン層に分配された。卵 子のペレットを取り出(〜、卵子1個に結合している精子の数を位相差顕微鏡で 51測した。
これらの実験の結果を図2に示すが、ここで誤差の緋は士SEM(平均値の標準 誤差)を示す。図から明らかなように受精能を獲得した精子を含有する試験管内 受精液にアルファーラクトアルブミンを添加tろと、卵子の透明帯への精子の結 合は、用量応答的に阻害された。最大阻害率の半分の点はアルファーラクトアル ブミン0,1%(69μM)のところであった。2%のアルファーラクトアルブ ミンは精子の結合を92%阻害した。
アルファーラクトアルブミンをがラクトシルトランスフェラーゼに効果的に結合 させるため、実験中グルコースとGICNAC(各5mM)を加えておいた。こ れらの遊離の糖の存在自体は精子−透明帯結合なほとんど阻害しなかった。アル ファ−ラクトアルブミンの効果ヲ正確に評価するため牛血清アルブミン(BSA 、)が存在しない条件で測定を行なった。
同じ投与量の範囲でのBSAの添加(遊離の糖を含む)はほんのわずかではある が結合を上昇させたため(0%■うSA、18−8±1.8精子/卵子;0.1 %BSA。
19.5±1,6清子/卵子:2%BSA、 21.8±1.5精子/卵子〕、 アルファーラクトアルブミンによる精子の卵子への結合の阻害は単に蛋白の添加 による結果ではないことがわかった。又用いた実験条件下ではアルファーラクト アルブミンの効果は精子運動率の変化が原因ではなかった。
要約するとこの一連の試験管内実験は、生物活性を有するアルフTラクトアルブ ミンは低濃度において精子−卵子結合を用量応答的に強く阻害することを示しで いろ。
実施例2 )生のないアルフTラクトアルブミン 本実験は、本発明の避妊機能を達成するためには不活性化さぜたアルファーラク トアルブミンではなく生物活性を有するアルファーラクトアルブミンを使用する 必要があることを示している。
実施例1の精子し卵子結合法を用いてろ回の比較実験ヲ実施した。1回目の実験 ではインキュベーション培地に2%のB ’S A Y加え;2回目の実験では 2%の生物活性を有するアルフLラクトアルブミンを使用し:66回目実験では 2%の煮沸した(すなわち変性させ失活すせたアルファーラクトアルブミン)を 使ffJした。
煮沸したアルファーラクトアルブミンは生物活性を有するアルファーラクトアル ブミン(Sigma L 60010 )と同じ型のものであるが、インキュベ ーション培地に加える前に10%の原液を10分間煮沸し、新l〜いインキュベ ーション培地で希釈して最終濃度2%の液を得た。
図6はこの6回の実験条件下で20分のインキュベーション後に撮った卵子の位 相差顕微鏡写真を示す。
図に示したように2%のBSA、 ([BsAJと表示)と2%の煮沸したアル ファーラクトアルブミン(「煮沸α−LAJと表示)共に無数の精子が卵子に結 合している。これとはきわめて対照的に、生物活性を有するアルファーラクトア ルブミン2%の調製液では卵子に結合1−だ精子は数個であり、ある場合は全く 結合していない。従ってBSAと煮沸したアルファーラクトアルブミンの場合は 受精する可能性があり、生物活性を有するアルファーラクトアルブミンの場合は 受精する可能性はない。
実施例6 生物活性を有するアルファーラクトアルブミンの生体交配前に生物活性を有する アルファーラクトアルブミンで処理した雌について、雌−四あたりの胚の数の分 布の変化により、結果を図示している。
ベツコー改変イーグル培地(DME ) (()ibco Co、。
()rand l5land、 、 New York )に20%のアルファ −ラクトアルブミンを溶解し、I N NaOHでPHを7.2に調整し、了ル ファーラクトアルデミン/DME混合液を等量のに−Y潤滑ゼリー(Johns on &Johnson 、 Inc、。
New Brunswick 、 New Jersey )と混合し、最終濃 度が10%の生物活性を有するアルファーラクトアルブミン、40%のブルペン コー改変イーグル培地そして50%のに−Yゼリーを得ろことにより、生物活性 を有するアルファーラクトアルブミンを含有する避妊用組成物を調製した。
生物活性を有するアルファーラクトアルブミンを含有する避妊用組成物をU下の ようにして雌のマウスに適用した。8−10週令のCll−7ウスの雌(Cha rlesRiver Breeding Laboratories 、 In c−、Wilmington。
MA )を、暗時間が9時間の周期の4時間後にCDIマウスの雄と一匹ずつ同 じ所に入れた。45分後に雌の膣内に50μ石の生物活性を有するアルフTラク トアルデミン/DME/に−Yゼリー浮遊液を与え、さらに45分間雄のケLジ の中に入れた。45分後雌を取り出し、交配があったことを示す膣栓の存在を確 認してから別の所に入れた。妊娠9日目に膣栓のあったマウス7殺し、各子宮胸 中の着床部位の故ヲ測定した。
対照のマウスは膣内に50μ沼の10%牛血清アルブミン、40%DMEそL− C50%K −Y(!’ IJ−カ、又は50%D M Eと50%に−Yゼリ ーを与えた以外は、被験マウスと同様に扱った。生血清アルブミンを与えた対照 マウスと与えなかったマウスの間には全くクトアルブミンで処理した20匹の雌 のマウスと22匹の対照マウスの結果を示す。20匹の処理したマウスは合計1 27個の胚を有し、−匹当たりの平均の胚の数は6.65であった。これに対し て22匹の対照マウスは合計240個の胚を有し一四半たりの平均は10.91 であった。すなわち平均−「ろと対照マウスはにより引き起こされる妊娠能の変 化をさらに詳しく説明している。図から明らかなように、対照マウス(細い斜線 の部分)は基本的に単一の最頻値分布を示しており、86%の対照マウスは一四 半たり’10−17個の胚を有していた。これに比較して処理したマウス(太い 斜線の部分〕は最頻値が2つの分布を示しており、50%のマウスは一四半たり の胚の数がD−ろ個であり、50%は一四半たり10−17個の胚を有していた 。実験中に処理したマウスの膣からアルファーラクトアルブミン/ I)ME  / K −yゼリー浮遊液が漏出し易いことが観察された。従って゛四半たりの 胚の数が10−17個であるマウスの大多数では交配の時に避妊用組成物がもう 残っていなかったと考えられる。従ってこの漏出現象の起きない賦形剤を用いれ ば、この分布の非対称性は胚の数のより少ない方へ動くであろう。
前記の説明は例として示したのみであり、本発明の精神と範囲を逸脱することな く、これらの多くの変形が可能である。特に賦形剤の存在によりアルファーラク トアルブミンの活性が失なわれるのでなけゎば、発明を例示するのに使用した上 記の賦形剤以外の賦形剤を使用して、生物活性を有するアルファーラクトアルブ ミンを投与することができる。また子宮や膣に投与する以外に、哨乳動物におい て卵子と精予め結合の起きる卵管へ、生物活性を有するアルファーラクトアルブ ミンを投与することも可能である。
手続補正書(方式) 昭和40年9月74−日 特許庁長官殿 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 5、補正命令の日付 昭和68年 4月% 日 6、補正により増加する発明の数 7、補正の対象

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1) 生物活性を有するアルファーラクトアルブミンより成る避妊剤。 (2)アルファーラクトアルブミンが賦形剤の存在下で生物活性を保持している 、生物活性を有するアルファーラクトアルブミンの投与のだめの薬理学的に許容 できる賦形剤な含む、請求の範囲第1項記載の避妊剤。 (3)生物活性を有するアルファーラクトアルブミンのがラクトノルトランスフ ェラーゼへの結合を増強させるために選ばれた1種は上の糖を特徴する請求の範 囲第2項記載の避妊剤。 (4)1種以上の糖はグルコース、N−アセチルグルコサミン、及びミオイノ7 1・−ルより成る群から選(・工れる、請求の範囲第6項記載の避妊剤。 (5)避妊に有効な量の生物活性を有するアルファーラクトアルブミンを咄乳動 物の雌の子宮内に導入することより成る、咄乳動物の雌の避妊法。 (6)子宮内液巾約1%−約1註5 のアルファーラクトアぐプミンを得るのに充分な量の、生物活性を有するアルフ ァーラクトアルブミンを子宮内に導入する、請求の範囲第5項記載の方法。 (7)生物活性を有するアルファーラクトアルブミンのがラクトノルトランスフ ェラーゼへの結合を増強させろためて選ばれた1種1以上の糖を子宮内に導入す る、請求の範囲第5項記載の方法。 (8) 約10ミリモルー約50ミリモルの子宮内液中の濃度を得るのに充分な 量の、1種り上の糖を子宮内て導入する、請求の範囲第7項記載の方法。 (9)1種以上の糖はブドウ糖、N−アセチルグルコサミン、及びミオイノシト ールより成る群から選ばれろ、請求の範囲第7項記載の方法。 QOI 避妊に有効な量の生物活性を有するアルファーラクトアルブミンを哺乳 動物の雌の膣内に導入ずろことより成る、哺乳動物の雌の避妊方法。 (1υ 膣内液中約1%−約1註5 アルファーラクトアルブミンを得るのに充分な量の、生物活性を有するアルファ −ラクトア完プミンを膣内(C導入する、請求の範囲第1Ω項記載の方法。 021 生物活性を有するアルファーラクトアルブミンのガラクトシルトランス フェラーセl\の結合を増強させるために選ばれた1種以上の糖を膣内に導入す る、請求の範囲第10項記載の方法。 瞼 約10ミリモルー約50ミリモルの膣内液中の濃度を得るのに光分な量の、 1種以上の糖を膣内に導入する、請求の範囲第12項記載の方法。 (1沿1種以上の糖はグルコース、N−アセチルグルコサミン、及びミオイノ7 トールより成る群から選ばれる、請求の範囲第12項記載の方法。
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