JPS605001Y2 - タンク底板の電位測定用照合電極装置 - Google Patents

タンク底板の電位測定用照合電極装置

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Publication number
JPS605001Y2
JPS605001Y2 JP11771980U JP11771980U JPS605001Y2 JP S605001 Y2 JPS605001 Y2 JP S605001Y2 JP 11771980 U JP11771980 U JP 11771980U JP 11771980 U JP11771980 U JP 11771980U JP S605001 Y2 JPS605001 Y2 JP S605001Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing pipe
bottom plate
tank
tank bottom
pressure
Prior art date
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Expired
Application number
JP11771980U
Other languages
English (en)
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JPS5743292U (ja
Inventor
忠夫 平岡
誠二 川原
Original Assignee
日本防蝕工業株式会社
出光興産株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本防蝕工業株式会社, 出光興産株式会社 filed Critical 日本防蝕工業株式会社
Priority to JP11771980U priority Critical patent/JPS605001Y2/ja
Publication of JPS5743292U publication Critical patent/JPS5743292U/ja
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  • Prevention Of Electric Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、防食電位測定のためにタンク底板下に埋設
しておくタンク底板の電位測定用照合電極装置に関する
ものである。
第1図に縦断面図で一例を示しであるように、大形のタ
ンク1の底板2の中心部直下には電位測定用照合電極3
が埋設されており、これに一方端部が接続されたリード
線5は、タンク基礎砂4中を経て外部に引出され、その
他方端部がタンク基礎構造の一部であるリングコンクリ
ート6の外側に設けたボックス7内に臨ませである。
この種の電極3は、タンク1よりも卑な金属、例えば亜
鉛製であるので、消耗するため一定期間経過ごとに交換
する必要があるが、この交換作業には、タンク1内を空
にした上で、底板2の一部を剥ぎ、リード線5とともに
交換することになり、必然的にタンク稼働中に交換でき
ないし、タンクを空にしたとき交換するにしても、莫大
な費用がかかる不都合があった。
この考案は、上述の観点に基きタンク稼働中の交換施工
が可能であるのは勿論、既設タンクに対しての装着施工
も極めて容易なタンク底板の電位測定用照合電極装置を
提供するもので、先端をタンク底板の直下における基礎
砕中に臨ませ、基端をタンク基礎構造の一部であるリン
グコンクリートの外側に設けたボックス内に臨ませ、か
つ、このボックス内に臨む基端近くに注水用口を設けた
ケーシングパイプと、長さを前記ケーシングパイプと等
長着しくはやや長く形成するとともに、外径をケーシン
グパイプ内径よりも小寸とし、ケーシングパイプへの抜
挿を自在とした耐圧ホースと、この耐圧ホースの先端に
基部を嵌挿固着した電極本体と、耐圧ホース内において
電極本体に一端を接続し、他端を耐圧ホースの基端から
外部に引出したリード線とを有してなる点に特徴がある
ついで、この考案の装置を実施例により図面を参照しな
がら説明する。
第2図にはこの考案の装置の実施例を、一部を欠除した
縦断側面図で示しである。
図面に示したように、この考案の装置8はFRP製ケー
シングパイプ9内に、先端に亜鉛製電極本体10を取付
けた耐圧ホース11を挿入しである。
ケーシングパイプ9は、タンク底板の中心部直下に先端
9Aが臨み、基端9Bがタンク基礎構造の一部であるリ
ングコンクリート6の外側に設けたボックス7内に臨む
長さとしてあり、リングコンクリート6のはつり部6A
に通し、はぼ水平に支持しである。
電極本体10は、第3図に耐圧ホース11への取付構造
を一部欠除した側面図で示し、第4図に基部10A側正
面図で示しであるように、基部10Aを耐圧ホース11
の先端11Aに嵌入固着腰基部10Aにはリード線12
の一端12Aを、ビス13とナツト14で接続しである
耐圧ホース11は、長さを前記ケーシングパイプ9より
もやや長く形成し、外径を前記ケーシングパイプ9の内
径よりも小寸に形成しである。
リード線12は、他端12Bを前記耐圧ホース11の基
端11Bから外部に引出しである。
前記ケーシングパイプ9におけるボックス7内に臨む基
端付近には注水用口15を設けである。
注水用口15にはキャップ16を着脱自在としてあり、
ケーシングパイプ9の基端9Bは、リード線12を挿通
したのちシール材17で閉塞しである。
なお、第2図中に符号18で示したモルタルの部分は、
ケーシングパイプ9を設置後、はつり部6Aに施工した
ものである。
上述の構成からなるこの考案の装置8は、タンクを新設
する場合であれば、適宜手段によりタンク基礎工事の際
、ケーシングパイプ9を所定位置に設置しておけばよい
が、既設タンクに対しては、第5図に工程の一部を示し
であるように、まず、リングコンクリート6の所要位置
に、はつり部6Aを形成する一方、リングコンクリート
6の外側に孔19を掘っておき、続いてケーシングパイ
プ9の外径と同寸または、やや大寸の外径としたポーリ
ング用厚内パイプ(図示しない)を先行して水平に打込
んだのち、これを引抜き、そこにケーシングパイプ9を
打込んでゆく。
打込んだケーシングパイプ9は、先端9Aがタンク底板
の中心部直下に臨むようにする。
ケーシングパイプ9を打込むに際しては、事前にケーシ
ングパイプ内径よりも外径がやや小寸のポーリング用厚
肉パイプ20を挿入しておき、曲り止めとする。
ケーシングパイプ9打込時にはケーシングパイプ9内に
入ってくる基礎砂4を、圧力空気をノズルにてケーシン
グパイプ9内奥から噴射して取除くようにする。
前記、各パイプの打込みにはエアハンマを使用腰水平打
込精度については打込開始前に水平標準を定めておき、
打込中は水系により数回の水平出しを行い確認すればよ
い。
つぎに、第6図に工程の一部を示しであるように、厚肉
パイプ20を引抜き、代りにすでに電極本体10を取付
けである耐圧ホース11をケーシングパイプ9に挿入し
、ケーシングパイプ9の基端9Bにシール材17を充填
しておく。
こののち、孔19にボックス7を設け、ボックス7の外
側に復土する。
このようにして設置したこの考案の装置8は、第7図に
説明図で示したように、タンク1と電極本体10との間
の電位を、リード線12に接続した携帯用電位差計21
で測定する。
また、整流器に内蔵の電位測定メータによる測定も可能
である。
電極本体10が消耗したとき、あるいは予め定めてあ、
る期間ごとに行う交換作業は、ボックス7を取りのぞく
ことなく、シール材17を除いて耐圧ホース11を引抜
き、古くなった電極本体10を耐圧ホース11ごと新品
と交換すればよい。
なお、耐圧ホース11が傷んでいなければ、古い耐圧ホ
ース11に新しい電極本体10とリード線12を取付け
ればよい。
また、設置後、電極本体10の埋設部分が極度に乾燥し
た場合には、注水用口15から適量の水を注入すれば、
ケーシングパイプ9の先端9Aから流れ出た水が十分湿
度を電極本体10の周辺に与えることになる。
以上の説明から明らかなように、この考案の装置は、タ
ンク稼働中においても電極交換は勿論、新規設置を行う
ことができ、必要な加湿も可能であるなど優れた利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はタンク底板の電位測定用照合電極の一般的設置
状態を示す縦断側面図、第2図はこの考案の装置の実施
例を示す一部を欠除した縦断側面図、第3図は耐圧ホー
スへの電極本体の取付けを示す一部欠除した拡大側面図
、第4図は電極本体の基部側正面図、第5図、第6図は
それぞれ工程の一部分を示す一部欠除した縦断側面図、
第7図は電位測定説明図である。 図面において、1・・・・・・タンク、2・・・・・・
底板、4・・・・・・基礎砂、6・・・・・・リングコ
ンクリート、6A・・・・・・はつり部、7・・・・・
・ボックス、訃・・・・・この考案の装置、9・・・・
・・ケーシングパイプ、9A・・・・・・先端、9B・
・・・・・基端、10・・・・・・電極本体、IOA・
・・・・・基部、11・・・・・・耐圧ホース、IIA
・・・・・・先端、11B・・・・・・基端、12・・
・・・・リード線、15・・・・・・注水用口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端をタンク底板の直下における基礎砕中に臨ませ、基
    端をタンク基礎構造の一部であるリングコンクリートの
    外側に設けたボックス内に臨ませ、かつ、このボックス
    内に臨む基端近くに注水用口を設けたケーシングパイプ
    と、長さを前記ケーシングパイプと等長着しくはやや長
    く形成するとともに、外径をケーシングパイプ内径より
    も小寸とし、ケーシングパイプへの抜挿を自在とした耐
    圧ホースと、この耐圧ホースの先端に基部を嵌挿固着し
    た電極本体と、耐圧ホース内において電極本体に一端を
    接続し、他端を耐圧ホースの基端から外部に引出したリ
    ード線とを有してなるタンク底板の電位測定用照合電極
    装置。
JP11771980U 1980-08-20 1980-08-20 タンク底板の電位測定用照合電極装置 Expired JPS605001Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11771980U JPS605001Y2 (ja) 1980-08-20 1980-08-20 タンク底板の電位測定用照合電極装置

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JP11771980U JPS605001Y2 (ja) 1980-08-20 1980-08-20 タンク底板の電位測定用照合電極装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5743292U JPS5743292U (ja) 1982-03-09
JPS605001Y2 true JPS605001Y2 (ja) 1985-02-15

Family

ID=29478477

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JP11771980U Expired JPS605001Y2 (ja) 1980-08-20 1980-08-20 タンク底板の電位測定用照合電極装置

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JPS5743292U (ja) 1982-03-09

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