JPS604955Y2 - 降雪による偏荷重防止用仕切板を有する浮屋根 - Google Patents

降雪による偏荷重防止用仕切板を有する浮屋根

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Publication number
JPS604955Y2
JPS604955Y2 JP13672079U JP13672079U JPS604955Y2 JP S604955 Y2 JPS604955 Y2 JP S604955Y2 JP 13672079 U JP13672079 U JP 13672079U JP 13672079 U JP13672079 U JP 13672079U JP S604955 Y2 JPS604955 Y2 JP S604955Y2
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JP
Japan
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floating roof
snowfall
loads due
partition plate
unbalanced loads
Prior art date
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Expired
Application number
JP13672079U
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English (en)
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JPS5656788U (ja
Inventor
正雄 松村
Original Assignee
株式会社石井鉄工所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社石井鉄工所 filed Critical 株式会社石井鉄工所
Priority to JP13672079U priority Critical patent/JPS604955Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、降雪量の多い地域に建設される浮屋根式貯
槽の浮屋根に関するものである。
浮屋根式貯槽は、頂部を開放した円筒型タンク本体内に
貯蔵液を貯え、その貯蔵液面に浮屋根を浮かせ、浮屋根
とタンク本体側壁との環状間隙にシール部材を設けたも
のである。
ところで、浮屋根は大気に接しているため、降雨・降雪
の際には、浮屋根上に雨ないし雪がたまり、その積載荷
重によってデツキ板は下方に撓み、デツキ板部及びデツ
キ板とポンツーンとの結合部等に応力集中が生じ該部の
変形や破壊を招来する危険性をもつ。
そこで、雨に対しては、関係構造規格により浮屋根自体
の浮力を250mの降雨量に耐えるように設計し、浮屋
根にはルーフドレーン及び非常用エマ−ジエンジ−ドレ
ンを設け、浮屋根上にたまる雨水を排水できる構造とす
るよう義務づけ、上記危険を回避する構造としている。
このため、降雨に関しては浮屋根に損傷を与えるような
多量の雨水がたまることはない。
しかるに降雨に関しては、特別な配慮はなされていない
ただ、浮屋根は、前述のように250m++sの降雨量
に耐えるよう設計されているため、浮屋根上面の降雪が
均等であれば、相当量(雪の比重を0.1とすれば2m
前後)の積雪であっても強度上さほど問題とはならない
しかし、降雪に強風がともなう場合は、浮屋根上の一部
に降雪の吹き溜り部ができて積雪が不均等となり、浮屋
根に偏荷重として負荷される。
とくに直径が50肌以上の大型の浮屋根の場合は、降雪
面積が面積が広く、かつ貯油量に応じては浮屋根の位置
が低い位置にある場合は、風が内部で施回流をおこすこ
とであり、偏積の傾向は非常に高い。
その結果浮屋根が傾動し浮屋根の昇降に支障をきたした
り、浮屋根が局部的に撓み該部の変形、破損を招来する
慮れがある。
そこで、この考案は降雪が吹き溜りを生じないように工
夫した浮屋根を提供し、上述不都合を解消することを目
的としたものである。
すなわち、デツキ板2上面を所要高さのユニットネット
6で形成した仕切板12で区画したものである。
以下、実施例に基づいて具体的に説明する。
まず第1図で1はシングルデツキ型の浮屋根で2はデツ
キ板、3はその外周に設けた環状の浮箱すなわちポンツ
ーンである。
6はユニットネットで、枠材5内にネット4を張設した
をので、いわゆる網戸みたいなものである。
7はボルト穴を有したアングル材で、デツキ板2上に放
射状、同心状ないしは花弁状に配列固着されるものであ
る。
第2図は放射状及び同心状に設けた上記アングル材7を
介して、ユニットネット6の多数をデツキ板2上に放射
状及び同心状に配列し、ボルト等にて着脱自在に締結し
、デツキ板2上面を区画した場合の区画例を示す。
8はアングル材7とユニットネット6とをボルトで止め
た締結部、12はユニットネット6で構成された仕切板
である。
なお、ユニットネット6のネット4は金網、合成繊維、
撚糸等から形成されるものであり、風は通すが、雪は通
さないメツシュのネットを使用する。
その高さは予想される降雪量、風量等により適宜設定す
る。
また、第2図及び第3図において、ユニットネット6で
構成し仕切板12の相互の空間部は通路である。
次に第4図は他の実施例を示すもので、放射状ないし同
心状位置の適所に立設した支柱9間にワイヤー10を緊
張し、ワイヤー10をユニットネット6の上下の枠材5
に図示においては省略したが、クランプ金具で止め着脱
自在ユニットネット6を取り付けて仕切板12′を形成
したものである。
なお、上記支柱9の変わりに第1図で示すように浮屋根
1自体に装備されているデツキポスト11間にユニット
ネット6を上記要領で張設して仕切板12″を形成する
こともできる。
以上のように本考案は、デツキ板2上面を所要高さを有
したユニットネット6にて構成する仕切板12で区画し
たため、降雪は分散して積雪し、冒頭説明した局部的な
吹き溜りが防止される。
この点をもう少し具体的に説明すると、まずデツキ板2
上面が仕切板12で放射状ないし同心状に区画されてい
るため、降雪がそれぞれの区画内に分散されて積もる。
そこで強風が吹き、風による積雪の移動現象が起っても
、仕切板12そのものが、風は通すが雪は通さないネッ
ト4で構成されているさへ、いわゆる風による雷の偏分
布現象、すなわち吹き溜りといった現象は発生せず、浮
屋根1上に均等に積もり、積雪による浮屋根1に対する
偏荷重を負荷させることがない。
さらに、仕切板12はネット状であるため、軽量で自重
によるデツキ板2の撓み変形を招来する心配がなく、と
くに仕切板12は風を通すネットで構成されているため
風抵抗による浮屋根1の水平上下動がない。
さらに仕切板12は分割方式によるユニットネット6に
より構成され、着脱自在であるため、夏季等不用時は取
りはずすことができ、しかも軽量であるため解体運搬が
容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、浮屋根式貯槽の概略構造を示す断面図、第2
図は本件考案の浮屋根の平面図、第3図は一部拡大斜視
図、第4図は本件考案の他の実施例を示す一部拡大図で
ある。 1・・・・・・浮屋根、2・・・・・・デツキ板、3・
・・・・・シール部、4・・・・・・ネット、5・・・
・・・枠材、6・曲・ユニットネット、7・・・・・・
アングル材、8・・・・・・締結部、9・・・・・・支
柱、10・・・・・・ワイヤー、11・・・・・・デツ
キポスト、12・・・・・・仕切板、13・・・・・・
ルーフドレン、14・・・・・・堰板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 所要高さのネット4で形成した仕切板12をデツキ
    板2上面に着脱自在に取り付け、デツキ板2上面を区画
    したことを要旨とする降雪による偏荷重防止用仕切板を
    有する浮屋根。 2 デツキ板2上面にアングル材7を放射状、同心状な
    いし花弁状に配置し、仕切板12を、そのアングル材7
    にボルト等にて着脱自在に取付けた実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の降雪による偏荷重防止用仕切板を有す
    る浮屋根。 3 デツキ板2上面の放射状、同心状位置に支柱9を立
    設し、その支柱9間のそれぞれ上下にワイヤー10を緊
    張し、その上下ワイヤー10に仕切板12を着脱自在に
    取付けた実用新案登録請求の範囲第1項記載の降雪によ
    る偏荷重防止用仕切板を有する浮屋根。
JP13672079U 1979-10-04 1979-10-04 降雪による偏荷重防止用仕切板を有する浮屋根 Expired JPS604955Y2 (ja)

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JPS5656788U JPS5656788U (ja) 1981-05-16
JPS604955Y2 true JPS604955Y2 (ja) 1985-02-14

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