JPS6047849B2 - レ−ザ−光走査装置 - Google Patents

レ−ザ−光走査装置

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JPS6047849B2
JPS6047849B2 JP54014041A JP1404179A JPS6047849B2 JP S6047849 B2 JPS6047849 B2 JP S6047849B2 JP 54014041 A JP54014041 A JP 54014041A JP 1404179 A JP1404179 A JP 1404179A JP S6047849 B2 JPS6047849 B2 JP S6047849B2
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JP
Japan
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laser beam
laser
lens
mirror
point
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JP54014041A
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清 伊藤
春水 川崎
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は顕微鏡下にて行うレーザーメスによる微細手術
に用いるレーザー光走査装置に関するものである。
本来、レーザーメスとは、例えばCO。
レーザーを、可撓性を有する専光装置中に導びき、その
先端に位置する集光レンズにより微小スポットになして
、これを病変組織に照射してこれを切除するものである
。通常、レーザーメスの用法としては二通りあり、その
第一は導光装置を手で握つて操作する方法、その二は本
発明の如く導光装置の先端を可動ミラーを内蔵するアダ
プター箱に接続し、かつ手術顕微鏡を附帯せしめてこの
可動ミラーの繊細な走査により極小部位の手術を行う方
法である。
第一の用法においては、通常数種類の短焦点距離を有す
る集光レンズが用意されており、手術の種類に応じて交
換して使用している。一方、第二の用法においては、前
者より遥かに長い焦点距離を有する集光レンズを用いね
ばならないのが通常である。CO2レーザーを用いたレ
ーザーメスに伴う問題の一つは、このレーザーが赤外線
光であつて照射点を予め照準し得ないことである。
このための解決策として、可視光てあるHe−Neレー
ザーをCO2レーザー光と全く同軸になして専光装置中
に導びき、前述の集光レンズにより同様な微小スポット
になして照準を行わしめているのが一般的でJある。と
ころで集光レンズの焦点距離が様々に異なることに伴つ
て、次のような問題点が発生する。その第一は集光スポ
ットの直径がレンズの焦点距離に比例して大きくなるこ
とである。
簡単な光5学理論から明らかなように、集光口径はレー
ザー波長と焦点距離の相乗積に比例し、レーザー光(集
光以前の)の半径に反比例する。CO。レーザー ・
He−Neレーザーの波長はそれぞれ10.6μ・0.
63pであるが、後者の波長は短いため集光スポットの
大きさは問題にするには当らない。他方、CO2レーザ
ーに関してはおおいに問題である。例えば集光レンズの
焦点距離が50−の場合、集光口径は2乃至3W$Lφ
になる。(集光前のスポット径を8φとする)。就中、
顕微鏡下における微細手術においては、レーザーの照射
口径は極力小さくなければならないのは手術の性質上当
然である。第二の問題はCO2レーザーの焦点とHe−
Neレーザーの焦点が一致しないことである。
両レーザー光を透過させるためのレンズ材としてZnS
eなる硝材を用いるが、両レーザー光の波長差が大きい
ために、それぞれの屈折率が大きく異なるためである。
これの解決策としては従来公知の方法が幾つかあり、例
えばCO2レーザー光は平行光でレンズに入射させ、他
方He−Neレーザー光がCO2レーザーの結像点(即
ちレンズの焦点)に来るようにレンズ前方の物点位置に
てこれを一旦集光する方法などが考えられる。
ここで顕微鏡下のレーザー手術の用例について言及する
このような手術分野は咽喉部・子宮等の所謂管腔臓器の
ものであり、従つて直達鏡などを介しての遠隔的手術操
作を要するが故に、集光レンズの焦点距離も200乃至
5007r0fLと長くならざるを得ないのである。本
発明は、前述の二つの欠点を除去する方法として、第一
に短焦点距離の集光レンズによつて後述の方法により両
レーザー光の集光スポットを極、力小さくなし、第二に
楕円鏡の第一焦点をこの集光レンズの焦点に合致せしめ
、その第二焦点に極小スポットを結像せしめている。つ
まり、楕円鏡の本質である焦点間の結像作用を応用して
いる。既に一般公開されている特開昭52−11129
5におい!ては軸はずし放物面鏡が用いられているが、
この場合には焦点における光スポットの大きさが焦点距
離の関係により大きく変化するという欠陥がある。かく
して本発明の目的は、長い作動距離を有すクる光学部材
を用いるにも拘らず、照射光と照準光をともに微小な光
スポットとなし、かつ微細なるレーザー光の走査が可能
なレーザー光走査装置を提供することである。
以下図面に従つて本発明の一実施例を説明する。
第1図は本発明における楕円鏡による結像の原理を示す
図である。CO2レーザー光1,1″は平行光束として
レンズ3に入射し、He−Neレーザー光2,2″はA
点より発してレンズ3に入射し、共にレンズ3の焦点(
CO2レーザー波長に関する)に集光する。このレンズ
3は両レーザー光を透過するような材料・例えばZnS
eで出来ている。レンズ3の焦点距離を50T!Tmと
した場合、点FにおけるCO2レーザーの集光口径は光
学計算より約0.2TfrInφである(CO2レーザ
ー平行ビーム径を8φとする)。また、He−Neレー
ザーの集光口径は物点Aの位置にもよるが50μ程度で
ある。点線4は回転楕円体であり、点F,F″はそれぞ
れ第71焦点、第2焦点である。この回転楕円体の一部
P4P5で示す部分は楕円鏡5であり、内側面は全反射
面になつている。光線址はP1点で反射して焦点F″に
結像する。この場合、楕円体4の長軸、短軸及びP1点
を幾何学計算により適宜選択するこノとにより、/FP
lF″=90りになし、かつFP/F″Pの比を所望の
値になすことが出来る。CO2レーザー光1,1″はそ
れぞれ楕円鏡5上の点P2,P3にて反射された後、焦
点F″のごく近傍に集光する。He−Neレーザー光2
,2″も折線FPlF″を中心にPlP2P3近傍の面
で反射され、やはり同様にF″点のごく近傍に集光する
。CO2レーザー光の点F″における集光口径dはほぼ
PlF″/PlFに比例する。したがつて、F″点にお
ける集光口径を小さくするためには、この比PlF″/
PlFは小さくしなければならない。なお直線6はF″
点を通り直線PlF″に垂直な直線である。第2図は本
発明におけるレーザー走査装置の一実施例を示す図であ
る。
鏡筒8はボックス29に取付けられており、軸P27の
方向には可撓性のある導光装置(図示されていない)に
接続されている。またこの鏡筒8は例えばリングナット
によりボックス29に固定することも出来るから、取は
ずし可能な機構にすることは可能である。CO2レーザ
ー光1,1″とHe−Neレーザー光は鏡筒8に固定さ
れた集光レンズ3により楕円鏡5の焦点Fに結像する。
なえ第2図には図面を簡潔にするためにHe−Neレー
ザー光は図示されていない。焦点Fに集光された両レー
ザー光はFP2に沿つて楕円鏡5に至り、その中心点P
2を中心に反射されて可動ミラー10に向つて進行する
。可動ミラー10は透明な硝材で出来ており、その中点
P3を中心に両レーザー光を反射させるため、例えば金
蒸着膜が設けられている。レーザー光はこの金蒸着膜1
1により反射され、P3F″に沿つて進み、楕円鏡5の
第二の焦点F″に集光して微小なる光スポットとなる。
この焦点F″は顕微鏡の焦点でもあり、手術の場合の実
際のレーザー照射点になつている。次に可動ミラー10
の上下・左右回転機構、所1謂ジンバン機構について述
べる。
可動ミラー10はホルダーに固定されたピボット31及
び可動ミラー10に固定されかつミラーホルダー12を
貫通するシャフト13により支持されているため上下方
向の回転ができる。また可動ミラーの中点P3の鉛直線
と同軸にシャフト20がミラーホルダー12に固定され
、この鉛直軸廻りに回転しうる機構になつている。シャ
フト13の先端部にはピン14が固定され操作桿15に
設けた溝16に嵌合されている。一方、操作桿15はホ
ルダー32の−内径に設置され水平な直径方向をとる二
箇のピボット17により支持されているので、操作桿1
5を上下動させることができる。この上下動に伴つてピ
ン14が上下する結果、シャフト13が回転して可動ミ
ラー10は水平軸の廻りに回転する。ミラーホルダー1
2下方にはバー21が固定され回転ビス33によりバー
22に連結されている。このバー22の先端にはピン2
3が固定され、ホルダー32に取付けられた駒19の溝
に嵌合されている。一方、ボックス29に固定されたピ
ボツトニ箇が垂直な直径上に設けられ、ホルダー32を
支持している。このため操作桿15を左右方向に動かす
とピン23は左右に回転するが、回転軸は記号30で示
されている。したがつてこの左右回転はバー22及び2
1に伝達され、可動ミラー10はシャフト20の廻りに
回転しうる。以上の説明から明らかなように、操作桿1
5のみそ摺り状の操作により、可動ミラー10は水平・
垂直両軸の廻りに同時に任意の角度だけ回転しうる。
従つてP3点を中心に反射されP3F″に向う両レーザ
ー光は焦点F″を中心とする所望の円形27の視野内の
任意点に照射することが出来る。照射点の照準並びに観
察のためにボックス29の後面に手術用顕微鏡が取付け
られている。通常は両眼用接眼鏡25a,25bにより
ボックス29に設けた孔26を通して視野を観察する。
この視野観察光線28a,28bは可動ミラー10の透
明な面上の点P4及びP5近傍を通過する。ここで集光
レンズ3、楕円鏡5、焦点F″におけるレーザーの口径
に関する数値例を述べる。CO2L/ーザー光1,1″
のスポット径を8TnInφ、集光レンズの焦点距離を
5『とすると、楕円鏡の第1焦点Fにおける集光口径は
0.167077!φである。楕円鏡5の長軸を300
7Tfm1短軸を20−とし、直線FPl=200m.
.P1F″=400wrLとすると、ZFPlF″=9
00、ZPlFO=650となる。前述のように焦点F
″における集光口径はF″P/FPlに比例することが
幾何光学的計算により判つているから、この点における
集光口径は0.32?となる。このようにして、本発明
によれば、短焦点距離の集光レンズと楕円鏡との組合せ
により照射光であるCO2レーザーと照準光であるHe
−Neレーザーとを照射点である楕円鏡の第2焦点にお
いて共にごく微小なスポットになし得ること、レーザー
光を走査するジンバル機構と手術用顕微鏡との併用によ
り顕微鏡下における微細なるレーザーメス手術を実現で
きることが明白になつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における楕円鏡による結像の原理を示す
図である。 1,1″:CO2レーザー光、2,2″:He−Neレ
ーザー光、3:集光レンズ、4:回転楕円体、ノ5:楕
円鏡、6:直線、A:物点、X,Y:座標)F9F5:
焦点〜P1?P29P39P49P5:楕円鏡上の点、
dφ:レーザー集光口径。 第2図は本発明におけるレーザ走査装置の一実施例を示
す図である。 ″7:光軸、8:鏡筒、10:可動ミラー、11:金蒸
着膜、31,12,17,18:ピボツト、13,20
:シヤフト、14,23:ピン、15:操作桿、16:
溝、19:駒、21,22:バー、24:手術用顕微鏡
、25a,250b:接眼鏡、26:孔、27:円形、
28a,28b:視野観察光線、29:ボツクス、30
:回転軸、32:ホルダー、33:回転ビス、F,F・
:楕円鏡5の焦点、P2:楕円鏡5の中心点、P3:可
動ミラーの中心点、P4,P5:可動ミラー10上の点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 導光装置から導びかれる照射用レーザ光と照準用レ
    ーザ光とを集光する集光レンズ3を内蔵し且つボックス
    29に取付けられる鏡筒8と、ボックス29内に配置さ
    れ操作桿15の操作によつて水平軸廻り及び垂直軸廻り
    に回動し、上記照射用レーザ光及び照準用レーザ光を病
    変組織に照射する可動ミラー10と、ボックス29内で
    可動ミラー10及び集光レンズ3と対峙し、上記集光レ
    ンズ3を透過した照射用レーザ光及び照準用レーザ光と
    を可動ミラー10に反射する楕円鏡5とから成り、前記
    集光レンズ3の焦点において、上記照射用レーザ光及び
    照準用レーザ光を一旦集光させると共に、該集光レンズ
    3の焦点を上記楕円鏡5の第1焦点と合致せしめ、更に
    、該楕円鏡5の長軸短軸及び反射点Pを適宜選択するこ
    とにより、楕円鏡5の第2焦点に両レーザ光を微小スポ
    ットとして結像させることを特徴とする顕微鏡下手術用
    レーザ光走査装置。
JP54014041A 1979-02-09 1979-02-09 レ−ザ−光走査装置 Expired JPS6047849B2 (ja)

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JPS55106144A JPS55106144A (en) 1980-08-14
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JPS57130809A (en) * 1981-02-04 1982-08-13 Hitachi Ltd Air conditioner for automobiles

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