JPS604744Y2 - 射出成形機における小容量スクリュ・シリンダ取付け装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、射出成形機における小容量スクリュ・シリン
ダの取付は装置に関するものである。

従来、射出成形装置において、金型が複雑な構造で且つ
大型であるために大きな型取付は面を必要としたり、ス
ライドコアがあるために強力な型締め力を必要としたり
、深物の成形のため長い型開ストロークが必要としたり
した場合には、大型の射出成形機を使い、射出装置だけ
を成形品の容量に適した小型の射出成形機の射出装置に
組み替えることが行なわれてきた。

また、あらかじめ型締め装置と射出装置との組み替えを
前提として、射出成形機本体を準備した設計も行なわれ
ていた。

しかしながら、いずれも比較的大きな射出装置を組み替
えるという工事のために、作業時間が多く掛かり、また
、各装置の需要予測が困難であるために、生産数量の調
整が難しく、余分な射出装置の在庫を保有しなければな
らなかった。

本考案は、このように、大型の射出成形機に小さな射出
容量が要求される場合に、比較的簡便にこれに対応する
ことのできる小容量スクリュ・シリンダ取付は装置を得
る。

ことを、その目的とするものある。

以下、本考案をその１実施例を示す添付図面の第１及び
２図に基づいて説明する。

まず、通常の射出装置を第１図に示しであるが、これは
、標準容量スクリュ・シリンダＩの加熱シンリダ１に固
定された取付はフランジ２と、射出装置Ｓの射出ハウジ
ング３とを取付はボルト４によって固定することによっ
て、射出装置Ｓに射出機Ｉを取付けるようになっている
。

また、標準容量スクリュ・シリンダＩのスクリュ５の後
端のスプライン軸部５′を、射出装置Ｓのスクリュ駆動
軸６の前端のスプライン穴部６′に装入し、標準容量ス
クリュ・シリンダＩのスクリュ５を射出装置Ｓのスクリ
ュ駆動軸６に取付けるようになっている。

なお、図中、７はスクリュモータ、８は射出ピストン、
９はホッパを示すものである。

次ぎに、このような射出成形機と一緒に使用されるよう
にされた本考案による装置の１実施例を第２図について
説明すると、射出装置Ｓの射出ハウジング３に接続され
るようにされた接続フランジ１０を用意しこれをその１
端部に設けられた取付は部１１によって、取付はボルト
４を介して射出ハウジング３に固定取付は可能とする。

この接続フランジ１０の他端部には、取付は部１２を設
け、これによって、小容量スクリュ・シリンダＩ′の加
熱シリンダ２０を、それに固定されれた取付はフランジ
２１及び取付はボルト１３を介して固定取付は可能とす
る。

また、別に接続軸１５を用意し、その１端部にスプライ
ン軸形状の取付は部１６を設け、これを射出装置Ｓのス
クリュ駆動軸６の前端のスプライン穴部６′に装入して
取付は可能とする。

この接続軸１５の他端部にはスプライン穴形状の取付は
部１７を設け、小容量スクリュ・シリンダＩ′のスクリ
ュ２２の後端スプライン軸部２２′をこれに装入して取
付は可能とする。

また、図中、１８はホッパを示すものである。

なお、この場合において、小容量スクリュ・シリンダＩ
′の加熱シリンダ２０及びスクリュ２２は、小型の射出
成形機のものを適用するものとする。

また、第２図では、小容量スクリュ・シリンダ■′の射
出ハウジングへの取付面は小容量スクリュ・シリンダＩ
′の接続フランジ１０への取付面になっている。

このように、本考案においては、接続フランジ１０及び
接続軸１５を介して、射出装置Ｓに小容量スクリュ・シ
リンダＩ′のスクリュ２２、加熱シンリダ２０を取付け
て、小さな射出容量の装置を得るものである。

従って、本考案によれば、比較的小さな簡単な形状の接
続フランジ１０及び接続軸１５を製作し、準備しておく
ことだけによって容易に容量の小さな射出装置の要求に
応することができ、また、その取付は作業も簡単であり
、本来のスクリュ・シリンダも共用することができる。

なお、スクリュ・シリンダは、各射出装置に３種類程度
の容量寸法の異なったものを在庫準備し、・使用者の要
求に応じて、選択的に装備されるのが一般的であるが、
本考案で使用するように、小型射出機で準備しであるス
クリュ・シリンダを小容量スクリュ・シリンダとして適
用することは、生産計画にほとんど支障をきたさない。

【図面の簡単な説明】

第１図は通常の射出装置の断面図、第２図は本考案によ
る装置の１実施例を装備した射出装置の断面図である。 １．２０・・・・・・加熱シンリダ；２，２１・・・・
・・取付はフランジ；３・・・・・・射出ハウジング；
５，２２・・・・・・スクリュ；６・・・・・・スクリ
ュ駆動軸；７・・・・・・スクリュモータ；８・・・・
・・射出ピストン；１０・・・・・・接続フランジ；１
１，１２・・・・・・取付は部；１５・・・・・・接続
軸；１６，１７・・・・・・取付は部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １端部に射出ハウジング３への取付は部１１を設け、他
   端部に加熱シンリダ２０への取付は部１２を設けた接続
   フランジ１０と、１端部に接続フランジ１０を貫通して
   、スクリュ駆動軸へ装入する取付は部１６を設け、他端
   部にスクリュを装入する取付は部１７を設けた接続軸１
   ５とから戒り、接続フランジ１０の両取付は部１１．１
   ２の取付は面間隔は標準容量スクリュ・シリンダＩの射
   出ハウジング３への取付は面から加熱シンリダ１の先端
   までの長さと、小容量スクリュ・シリンダＩ′の射出ハ
   ウジングへの取付は面から加熱シンリダ２０の先端まで
   の長さの差とし、接続軸１５の両端取付は部１６．１７
   の端面の間隔は標準容量スクリュ・シリンダ■のスクリ
   ュ５の全長と、小容量スクリュ・シリンダＩ′のスクリ
   ュ２２の全長の差とし、接続軸１５を接続フランジ１０
   内に軸方向に移動自在に収容した射出成形機の小容量ス
   クリュ・シリンダ取付は装置。