JPS6047172B2 - 管路輸送における移送物停止位置制御方法 - Google Patents

管路輸送における移送物停止位置制御方法

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JPS6047172B2
JPS6047172B2 JP3156078A JP3156078A JPS6047172B2 JP S6047172 B2 JPS6047172 B2 JP S6047172B2 JP 3156078 A JP3156078 A JP 3156078A JP 3156078 A JP3156078 A JP 3156078A JP S6047172 B2 JPS6047172 B2 JP S6047172B2
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JP
Japan
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capsule
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pipe
stop
control valve
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JP3156078A
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JPS54124486A (en
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脩文 久光
佐内 小杉
芳明 武石
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、空気等の流体の管内流を推進力として移送
物を輸送する管路輸送における移送物停止位置制御方法
に関するものてある。
この種のいわゆるカプセル輸送において、積込・荷卸ス
テーションでは、一定速度で走行してきたカプセルを所
定の位置に停止させる必要がある。
従来、このようなりプセルの停止方法には、上り勾配な
どを利用してカプセルの慣性力を減少させるとともに、
停止位置に油圧式等の緩衝制動装置を設け、この緩衝制
動装置にカプセルの先端部を衝突させる方法が知られて
いる。ところが、このような方法の緩衝制動装置はカプ
セルことの不均一による種々の衝撃力を吸収するため、
装置の規模が大きくなり機構も複雑なものとなる。
また、装置の保守要因が増加するはかりでなく、装置が
高価になるなどの問題点があつた。この発明は、前記従
来の問題点に対処するために提案されたもので、停止区
間管路に進入してきたカプセルと停止区間閉止部とによ
り圧縮された空気を緩衝力として利用し、かつカプセル
が停止区間に進入する以前に予め測定されたカプセル特
性値を用いて、前記の圧縮された空気を制御し、これに
よつてカプセルを停止区間の所定位置に停止させる方法
であり、簡単な計測器、演算器および調節弁を用いるこ
とで、機器の複雑化をなくし、確実な移送物の停止位置
制御がてき、しかも経済的な制御方法を提供するものて
ある。
以下、この発明を図示する一実施例によつて説明すると
、1はブロア等の空気供給源2からの空気圧を受けて管
路3を走行するカプセルであり、第1図に示すようにカ
プセル停止区間の管路3aJには、その上流側に空気放
出部3b)下流側に調節弁4が設けられている。
すなわち、この発明の停止位置制御方法は停止区間に進
入してきたカプセル1の速度を、空気放出部3bによる
一推進圧力の除去およびカプセル1の進入による停止区
間閉止部3cとカプセル1間の空気の圧縮によつて減少
させ、さらに予め測定されたカプセル1の各特性値に基
づいて調節弁4の開度を設定し、これによつてカプセル
1と閉止部3c間の圧縮空気を適量吐出し、カプセル1
を停止区間内の所定位置に停止されるものである。次に
、カプセル1の停止区間内における拳動 壬=
…(VC−A1公?(ψ。
j1−”ゴここで、(2)、(3)式は次のように導出
される。カプセル1のすきまの流れの速度は、終端部か
調節弁4からの流れの速度は、
●◆●◆〜Zjとなり、停止区間管路3
a内の空気の変化を等温変化と。
兄(:ニーV(?キ (V3↓Vr↓^Y.〜八ハ入−
ヒf〜12−となる。一方、カプセルの運転方程式は てあり、変形すれば となる。
さらに、t=oにおける初期条件は次式のようになる。
ただし、P:カプセル1と閉止部3c間の圧力 Pu:カプセル1の上流側の圧力(空気放出部3bての
圧力にほぼ等しく、ほぼ一定の値をとる)PO:大気圧 y:圧力Pにおける空気の比重量 γo:圧力POにおける空気の比重量 Vc:カプセル1の速度 を、カプセル1の空気放出部3b通過時を起点とする時
間をt1閉止部3cとカプセル1間の距離をXとして数
式で表わせば次式のようになる。
写C.ll−?)l ・・
・・′91*ら押出された空気の速度Vaとするとrし
、Δt間におけるP..xの増分をΔP1ΔXとし、管
路管内断面積をAとすれば、
\JlLi^ノ 1υJとなり、この(3)″
式を変形して(1)″、(2Y式および7(1)式を代
人すれば、/2gP0,−.−(,Pu.Av.,l4
召(、VCO:3b通過時のカプセル1の速度Wc:カ
プセル1の重量 JAP:カプセル1の有効受圧面積 Av:調節弁4の取付管内断面積 μc:カプセル1の移動抵抗係数 ψ:カプセル1のもれ率 C:調節弁4の流量係数 g:重力加速度 この(1)ないし(6)式において、■COlμClW
c、ψ、C以外の因子PUNPOlγ0.AP1Avs
gは常に一定あるいはほぼ一定の値であるため、VCO
lμC..WClψの値のどのような組合わせに対して
もCの値を適当に設定すれば、カプセル1は停止区間内
の所定の位置(t−1のときのXの値が停止位置を表わ
す)に停止させることができる。
すなわち、カプセル重量WClもれ率ψ、移動抵抗係数
μC1進入速度VcOを測定し、これらの測定値をもと
に(1)ないし(6)式からt→1のときのXの値を所
定の値とする流量係数Cの値を求め、このCの値により
調節弁4の開度を設定すれば良い。さらに詳述すれば、
Wc、ψ、μC..VcOがそれぞれある値をとつたと
する。この時、Cの値を任意に設定すると、(1)〜(
6)式を用いてt→1のときのXの値(停止位置)が計
算できる。もし、この値が所定の値よりも小さい場合に
は、カプセルが止まりにくいことを意味するので、Cの
値を小さくして再度計算し、所定の値よ5りも大きい場
合にはこの値を大きくして再度計算し、この値が所定の
値に近づくまで、これらの計算を繰り返す。なお、上記
計算は収束計算となるので計算時間が長くなる。
そこで、現実には考え得る範囲の1(WClψ、μC1
■COの値について最適なCの値を予め計算しておき、
これを近似式の形や表の形でマイコンなどに記憶させて
使用することになる。次に、Wc、ψ、μC1■COの
測定方法の一例1を説明する。
1カプセル重量Wc測定機構 カプセル重量Wcはカプセル本体重量WcOと積載物量
Wceとの和であり、ロードセル等の計量器でカプセル
重量Wcを測定する。
また、力2プセル本体重量〜VcOは経時的に変化しな
いので、第2図に示すように積載物重量Wceのみを計
量器5によつて計測するようにしても良い。この場合、
計測値はカプセル本体重量■COを記憶した演算器6に
入力され、カプセル重量WC2が得られる。2もれ率ψ
測定機構 もれ率ψはカプセル1のシール性能を表現する特性値て
あり、次式て定義される。
ただし、 ■a:風速 ■c:カプセル1の速度 ΔPc:カプセル1前後の差圧 この(7)式て表わされるもれ率ψは風速Valカプセ
ル速度Vcおよび差圧ΔPcの大きさにかかわらず一定
値となることが実験から確認されており、カプセル1の
シール性能を適正に表現するカプセル1に固有の値てあ
る。
この発明の実施例においては、発車前の静止状態(■c
=O)でもれ率ψを計測する。
すなわち、空気供給源2からカプセル1が移動しない程
度の空気を送り、カプセル1前後の差圧ΔPを差圧計7
により測定し、風速■aを流速計(あるいは流量計)8
により測定する。測定値ΔPおよび■aは(7)式を組
み込んだ演算器9に入力され、もれ率ψが得られる。な
お、もれ率ψの測定は静止時に限らず走行時に測定する
ようにしても良い。O移動抵抗係数Pc測定機構 カプセル1の移動抵抗は車輪関係のころがり抵抗あるい
は空気抵抗などであり、カプセルごとの不均一、カプセ
ル重量Wcあるいはカプ、セル速度Vcによつて変化す
る。
そのため、カプセル1の移動抵抗を定常走行中の移動抵
抗力Fをカプセル重量Wcて除した値μcで定義すれば
、カプセル1に固有の移動抵抗が得られる。すなわち、
定常走行中のカプセル1の推進力F″はカプセル前後の
差圧に起因するものてあり次式により表わされ、この推
進力F″は(9)式で表わされる移動抵抗力Fと釣り合
つているため(1Cj式が成立する。
ただし、ΔPc:カプセル1前後の差圧 Ap:カプセル1の有効受圧面積 Wc:カプセル1の重量 さらに、管路が傾斜している場合には であるから(1a)式は(10)″式となる。
ただし、θ:管路の傾斜角(下り勾配て負)したがつて
、カプセルが定義走行する区間の管路3に差圧計10を
設け、カプセル1前後の差圧ΔPcを測定する。
この測定値ΔPcおよび演算器6からのWcの値が(1
0)式あるいは(10″式を組み込んだ演算器11に入
力され、カプセル1の移動抵抗係数μcが得られる。4
カプセル進入速度VcO測定機構 カプセル1の停止区間への進入速度VcOは空気放出部
3bの上流側のある区間での速度で近似できる。
すなわち、この区間(長さL)の両端に光電子スイッチ
等の検知器12を設けてカプセル1の通過時間Δtを測
定し、VC=L/Δtを組み込んだ演算器13に入力さ
れ、進入速度VcOが得られる。また、カプセル1の長
さが、カプセル速度あるいは検知器応答性などの値に比
べて十分大きい場合には、検知器12は一ケ所に設置す
るだけで良い。以上の1ないし4で測定されたカプセル
1の各特性値は(1)式ないし(6)式を組み込んだ演
算器14に入力され、カプセル1を所定の位置に停止さ
せる調節弁4の流量係数Cが決定される。
この流量係数Cの値は流量係数と調節弁4の開度との関
係を組み込んだ演算器15に入力され、流量係数Cの値
に対応した開度が得られる。さらに、この開度の値を調
節計16の設定値とし、開度計17で測定された調節弁
4の開度と比較してその偏差量が電空変換器18に出力
される。電空変換器18ては入力された電流値を空圧に
変換し、調節弁4のダイアフラム圧を変化させ、調節弁
4の開度を設定値に近づける。調節弁4はダイヤフラム
式に限らずその他の型式のものでも良い。なお、(1)
ないし(6)式におけるPuの値は空気放出部3b近傍
の値て、ほぼ一定の値をとるからこ2の値を設定値とし
て演算器14に組み込んておいても良いし、空気放出部
3bに圧力計19を設けてPuの値を測定し演算器14
に入力しても良い。
また、カプセルの進入速度VcOは、カプセル重3量W
Clもれ率ψ、移動抵抗係数μcおよび風速Vaからか
なりの精度で算出できることから、これに対応する演算
器を用いれば4のカプセル進入速度測定機構を省略する
ことができる。
さらに、通常のカプセル輸送において積載物は定量器て
積載されるため一定であり、1のカプセル重量測定機構
も省略することができる。次に、この発明の制御方法を
用いた実験の制御精度を示すと、管径2rr!.、設計
カプセル速度7T1,IS1カプセル重量2.5t1移
動抵抗係数0.025、もれ率0.05ヌ停止区間長6
07n.において、差圧計等の計測誤差が1%、調節弁
開度設定誤差が5%”である場合、停止位置のばらつき
は1m未満となり十分な精度であることが確認された。
前述のようにこの発明によれば、従来のような機械的な
制動装置を必要とせず、標準的に生産されている簡単な
測定器、演算器などを使用しているため、機器が複雑に
なることもなく経済的であり、しかも信頼性が高く保守
要因も少ない。
また、停止位置のばらつきが少なく制御精度が高い、さ
らに移送物ごとの不均一に対しても適切に制御し、所定
の位置に移送物を停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の停止区間管路の状態を示す断面図
、第2図は、この発明のカプセル重量測定方法の一例を
示す概略図、第3図は、この発明に係る制御方法の概要
を示した構成図である。 1・・・・・・カプセル、2・・・・・・空気供給源、
3,3a・・・・管路、3b・・・・・・空気放出部、
3c・・・・・・閉止部、4・・・・・・調節弁、5・
・・・・・計量器、6・・・・・演算器、7・・・・・
・差圧計、8・・・・・・流速計、9・・・・・・演算
器、10・・・・・差圧計、11・・・・・・演算器、
12・・検知器、13,14,15・・・・・・演算器
、16・・調節計、17・・・・・・開度計、18・・
・・・・変換器、19・・・・・圧力計。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 流体の管内流を推進力として移送物を輸送する管路
    輸送において、移送物停止区間管路の下流側に調節弁を
    設け、停止区間の上流側管路で予め計測された移送物の
    重量、もれ率、移動抵抗係数および停止区間進入速度か
    らなる特性値に基づいて、移送物が停止区間管路内の所
    定位置に停止するように調節弁の開度を設定することを
    特徴とする移送物停止位置制御方法。
JP3156078A 1978-03-17 1978-03-17 管路輸送における移送物停止位置制御方法 Expired JPS6047172B2 (ja)

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JPS54124486A JPS54124486A (en) 1979-09-27
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GB2161443B (en) * 1984-07-11 1987-09-30 British Nuclear Fuels Plc Pneumatic conveyor system
JP5012264B2 (ja) * 2007-07-06 2012-08-29 株式会社明電舎 カプセルの輸送速度検出装置

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