JPS6046438B2 - 音声合成器 - Google Patents
音声合成器Info
- Publication number
- JPS6046438B2 JPS6046438B2 JP56112703A JP11270381A JPS6046438B2 JP S6046438 B2 JPS6046438 B2 JP S6046438B2 JP 56112703 A JP56112703 A JP 56112703A JP 11270381 A JP11270381 A JP 11270381A JP S6046438 B2 JPS6046438 B2 JP S6046438B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound source
- digital filter
- digital
- frequency
- speech synthesizer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は音声波形を分析して特徴パラメータを抽出
し、この特徴パラメータを一定時間(以下、フレーム周
期と称す)毎にメモリ手段に転送し、ディジタルフィル
タによりこの特徴パラメータに基づいて音声波形に合成
出力する偏自己相関分析合成方式の音声合成器に関する
ものである。
し、この特徴パラメータを一定時間(以下、フレーム周
期と称す)毎にメモリ手段に転送し、ディジタルフィル
タによりこの特徴パラメータに基づいて音声波形に合成
出力する偏自己相関分析合成方式の音声合成器に関する
ものである。
現在実用に供されている音声合成器の多くは、偏自己
相関分析合成方式にもとづくもので、合成計算を行なう
回路は1個のシリコンチップに集積化されるに至つてい
る。このような音声合成器は 一般に第1図の分析合成
システムの合成側の各機能回路100を集積化したもの
となつている。 同図中、300はパラメータファイル
で、分析器200で分析抽出された音声の特徴パラメー
タを記憶する手段、たとえば読み出し専用メモリである
。 この音声合成器の主要部は一般に第2図のブロック
図に示すような回路構成で、第1図の分析器200で音
声波形から分析抽出され、さらに量子化された特徴デー
タDのピッチ、有声・無声判定コード、振幅、偏自己相
関係数(いわゆるにパラメータ)を復号化する復号器1
10、120、130、それぞれの復号されたパラメー
タを一時記憶するメモリ111、121、131、メモ
リ111の出力であるピッチパラメータの値に対応した
パルス列を発生するパルス発生回路112、無声音用音
源として使用する白雑音を発生する白雑音発生回路11
3、有声・音声判定コードに対応して音源信号としてパ
ルス列か白雑音信号かを選ヨ択する音源選択回路114
、音源信号に振幅値メモリ121の内容を掛け合わせる
振幅乗算回路140、にパラメータメモリ131の内容
に対応したフィルタ係数を用いて音源信号から所定の周
波数スペクトラム成分を抽出するディジタルプール・夕
150、ディジタルフィルタ150のディジタル波高値
Y、をアナログ信号yに変換するD/A変換器160か
ら構成されている。
相関分析合成方式にもとづくもので、合成計算を行なう
回路は1個のシリコンチップに集積化されるに至つてい
る。このような音声合成器は 一般に第1図の分析合成
システムの合成側の各機能回路100を集積化したもの
となつている。 同図中、300はパラメータファイル
で、分析器200で分析抽出された音声の特徴パラメー
タを記憶する手段、たとえば読み出し専用メモリである
。 この音声合成器の主要部は一般に第2図のブロック
図に示すような回路構成で、第1図の分析器200で音
声波形から分析抽出され、さらに量子化された特徴デー
タDのピッチ、有声・無声判定コード、振幅、偏自己相
関係数(いわゆるにパラメータ)を復号化する復号器1
10、120、130、それぞれの復号されたパラメー
タを一時記憶するメモリ111、121、131、メモ
リ111の出力であるピッチパラメータの値に対応した
パルス列を発生するパルス発生回路112、無声音用音
源として使用する白雑音を発生する白雑音発生回路11
3、有声・音声判定コードに対応して音源信号としてパ
ルス列か白雑音信号かを選ヨ択する音源選択回路114
、音源信号に振幅値メモリ121の内容を掛け合わせる
振幅乗算回路140、にパラメータメモリ131の内容
に対応したフィルタ係数を用いて音源信号から所定の周
波数スペクトラム成分を抽出するディジタルプール・夕
150、ディジタルフィルタ150のディジタル波高値
Y、をアナログ信号yに変換するD/A変換器160か
ら構成されている。
なお、図示はされていないが、これら以外に、これらの
各機能回路を時間的なタイミングをはかつて操作させる
ために必要なタイミング信号発生回路や、復号器110
,120,130に外部メモリに貯えられている音声分
析によつて得られた時系列データを順次取り込むための
インタフェース回路などが、加わつて音声合成器を構成
している。このような音声合成器では、音声データDを
記憶するメモリを節約するために分析データの情報圧縮
が行なわれており、1秒間の音声について約2000ビ
ット程度に圧縮した場合でも明瞭度はあまり損われす、
実用に供し得る。
各機能回路を時間的なタイミングをはかつて操作させる
ために必要なタイミング信号発生回路や、復号器110
,120,130に外部メモリに貯えられている音声分
析によつて得られた時系列データを順次取り込むための
インタフェース回路などが、加わつて音声合成器を構成
している。このような音声合成器では、音声データDを
記憶するメモリを節約するために分析データの情報圧縮
が行なわれており、1秒間の音声について約2000ビ
ット程度に圧縮した場合でも明瞭度はあまり損われす、
実用に供し得る。
圧縮方法は種々あるが、1例として振幅パラメータは4
〜6ビット、ピッチパラメータは5〜6ビット、Kパラ
メータについては不均一ビット配分と称して、K1〜K
lOの順に5、5、4、4、4、4、4、3、3、3ビ
ットあるいは、7、5、4、4、4、3、3、3、3、
3ビットに割り当てられている。第2図中の復号器11
0,120,130は量子化されたこれらのパラメータ
コードを分析データの真値に復号するもので、それぞれ
のビット数に応じた語数のテーブルを成している。
〜6ビット、ピッチパラメータは5〜6ビット、Kパラ
メータについては不均一ビット配分と称して、K1〜K
lOの順に5、5、4、4、4、4、4、3、3、3ビ
ットあるいは、7、5、4、4、4、3、3、3、3、
3ビットに割り当てられている。第2図中の復号器11
0,120,130は量子化されたこれらのパラメータ
コードを分析データの真値に復号するもので、それぞれ
のビット数に応じた語数のテーブルを成している。
通常回路構成上の制約から、復号されるディジタル数値
は10ビット程度の精度を有している。また復号テーブ
ルの各値は分析値の上限値と下限値の間を線形量子化あ
るいは、逆双曲線関数変換した後に線形量子化したもの
が設定されている。上述の音声合成器は音声を合成する
場合、小容量の音声データメモリでかなり自然度の高い
合成音声を得ることができる。
は10ビット程度の精度を有している。また復号テーブ
ルの各値は分析値の上限値と下限値の間を線形量子化あ
るいは、逆双曲線関数変換した後に線形量子化したもの
が設定されている。上述の音声合成器は音声を合成する
場合、小容量の音声データメモリでかなり自然度の高い
合成音声を得ることができる。
しかし正弦波等の楽音については、量子化に伴うスペク
トル歪や、音源周波数とディジタルフィルタ150の極
周波数の不整合による変調ノイズが大きく、十分な音質
を得ることができなかつた。また後に詳述するように、
正弦波等の純音で音階の構成や数百Hz以上の基本周波
数の楽音の発生が不可能であつた。この発明は上述の音
声合成器に改良を加え音声のみならず、正弦波などの楽
音の合成および音階音(メロデイ)の構成も可能とする
ものである。以下、この発明の原理を説明する。全極型
ディジタルフィルタの伝達関数は極数が1のとき、〔ρ
:減衰定数 αi:線形予測係数f:周波数Tサンプリ
ング周期〕である。
トル歪や、音源周波数とディジタルフィルタ150の極
周波数の不整合による変調ノイズが大きく、十分な音質
を得ることができなかつた。また後に詳述するように、
正弦波等の純音で音階の構成や数百Hz以上の基本周波
数の楽音の発生が不可能であつた。この発明は上述の音
声合成器に改良を加え音声のみならず、正弦波などの楽
音の合成および音階音(メロデイ)の構成も可能とする
ものである。以下、この発明の原理を説明する。全極型
ディジタルフィルタの伝達関数は極数が1のとき、〔ρ
:減衰定数 αi:線形予測係数f:周波数Tサンプリ
ング周期〕である。
上式において極周波数をFrとすると、(1)式の分母
=0とおいた連立方程式よりなる関係式が成立する。
=0とおいた連立方程式よりなる関係式が成立する。
一方このフィルタのインパルスレスポンスはで表わされ
る。
る。
(3)式は減衰振動波形を意味しており、楽音として好
適な波形である。つぎに線形予測係数αiは数学的な変
換処理により偏自己相関係数のKパラメータと次式によ
つて関係付けられる。したがつて である。
適な波形である。つぎに線形予測係数αiは数学的な変
換処理により偏自己相関係数のKパラメータと次式によ
つて関係付けられる。したがつて である。
(5)式によれば減衰振動波形の周波数はK1、K2パ
ラメータの値によつて、また減衰定数はK2パラメータ
によつて一意的に定まる。なお同式において、K2が−
0.95〜−1.0の範囲では、K2の変化が極周波数
に影響を与える程度は1%以下であり、聴感上の音程の
狂い感はない。この場合(5)式のFrは近似的に次式
で与えられ、FrはK1のみに対応する。K2の値の上
述の範囲は減衰定数のO〜0.0256に対応し、すな
わち減衰のない常正弦波形から約40サンプリング周期
で1/jに減衰する波形に対応する。
ラメータの値によつて、また減衰定数はK2パラメータ
によつて一意的に定まる。なお同式において、K2が−
0.95〜−1.0の範囲では、K2の変化が極周波数
に影響を与える程度は1%以下であり、聴感上の音程の
狂い感はない。この場合(5)式のFrは近似的に次式
で与えられ、FrはK1のみに対応する。K2の値の上
述の範囲は減衰定数のO〜0.0256に対応し、すな
わち減衰のない常正弦波形から約40サンプリング周期
で1/jに減衰する波形に対応する。
これはピアノ楽器などの自然楽器音の減衰特性に近いも
のであり楽音として好適である。一方音声用として構成
された1鍛のディジタルフィルタの演算アルゴリズムは
表1に示す逐次計算式てある。この式中のYjNbjは
それぞれ格子型フィルタにおける前進波、後進波のjス
テージにおける中間値で(1)のiはサンプリング番号
である。
のであり楽音として好適である。一方音声用として構成
された1鍛のディジタルフィルタの演算アルゴリズムは
表1に示す逐次計算式てある。この式中のYjNbjは
それぞれ格子型フィルタにおける前進波、後進波のjス
テージにおける中間値で(1)のiはサンプリング番号
である。
フィルタ出力はl)1(1)である。表1の逐次計算式
はK3〜KlO=0の場合1極のディジタルフィルタと
して機能し、線形予測係数α1 α2を用いて表わし
た場合、(4)式を考慮してXnOU+α1Xn−1+
α2Xn−22(7)なる式と等価である。
はK3〜KlO=0の場合1極のディジタルフィルタと
して機能し、線形予測係数α1 α2を用いて表わし
た場合、(4)式を考慮してXnOU+α1Xn−1+
α2Xn−22(7)なる式と等価である。
ただし、Xnはn番目のサンプル周期に対応する波形値
、Xn−1、Xn−2はそれぞれ知から1つ前、2つ前
のサンプル時点の値を、Uは音源信号値を意味する。(
1)式の伝達関数で決まるディジタルフィルタのインパ
ルス応答(3)式のXiは(7)式において音源信号値
Uをインパルスしたときの知に一致する。
、Xn−1、Xn−2はそれぞれ知から1つ前、2つ前
のサンプル時点の値を、Uは音源信号値を意味する。(
1)式の伝達関数で決まるディジタルフィルタのインパ
ルス応答(3)式のXiは(7)式において音源信号値
Uをインパルスしたときの知に一致する。
この場合、重要なことは、音源にインパルスを用いるこ
とであり、音声合成の目的で第2図の音源信号発生回路
112,113で生成された有無の場合のインパルス列
、無声の場合のホワイトノイズ(白雑音)を用いたので
は目的を充分に達成することができない。以下に従来の
偏自己相関分析合成方式の音声合成器で楽音を発生する
際の問題点を説明する。
とであり、音声合成の目的で第2図の音源信号発生回路
112,113で生成された有無の場合のインパルス列
、無声の場合のホワイトノイズ(白雑音)を用いたので
は目的を充分に達成することができない。以下に従来の
偏自己相関分析合成方式の音声合成器で楽音を発生する
際の問題点を説明する。
音声合成用として用いられるホワイトノイズは、そのホ
ワイトノイズがランダムパルス列として模擬的に作られ
るものであり、完全なランダム性、すなわち周波数スペ
クトラムの均一性を有し得ず、何らかの音声を持つてい
る。また有声音用としてのインパルス列の場合は、イン
パルス周期で決まる周波数およびその整数倍に持に強い
成分のあるスペクトラムを有する。このような音源信号
を入力したときのディジタルフィルタの出力は音源に含
まれる周波数成分とフィルタ係数K1によつて決まる極
周波数の一致した周波数において大きな成分を生じるが
、音源に含まれる他の周波数成分も少なからず存在し、
これが聴感上には変調ノイズ感やうなり感を生ずること
になる。
ワイトノイズがランダムパルス列として模擬的に作られ
るものであり、完全なランダム性、すなわち周波数スペ
クトラムの均一性を有し得ず、何らかの音声を持つてい
る。また有声音用としてのインパルス列の場合は、イン
パルス周期で決まる周波数およびその整数倍に持に強い
成分のあるスペクトラムを有する。このような音源信号
を入力したときのディジタルフィルタの出力は音源に含
まれる周波数成分とフィルタ係数K1によつて決まる極
周波数の一致した周波数において大きな成分を生じるが
、音源に含まれる他の周波数成分も少なからず存在し、
これが聴感上には変調ノイズ感やうなり感を生ずること
になる。
したがつて、定常的にエネルギーを有する音源信号をフ
ィルタに入力する場合は、音源そのものの周波数スペク
トラムがフィルタの極周波数あるいはその整数倍の周波
数のみを有するものでなければ良質な楽音とすることが
できない。しかし有声用音源として作られるインパルス
列はサンプリング周期を最小時間間隔としたものしか作
り得ず、したがつて音源信号の基本周波数は表2の例に
示すような段階的なものとなり、通常の方法で量子化お
よび復号化されたK1パラメータ値で決まる極周波数と
は一致しない。
ィルタに入力する場合は、音源そのものの周波数スペク
トラムがフィルタの極周波数あるいはその整数倍の周波
数のみを有するものでなければ良質な楽音とすることが
できない。しかし有声用音源として作られるインパルス
列はサンプリング周期を最小時間間隔としたものしか作
り得ず、したがつて音源信号の基本周波数は表2の例に
示すような段階的なものとなり、通常の方法で量子化お
よび復号化されたK1パラメータ値で決まる極周波数と
は一致しない。
表2のピッチ周期はインパルス列のパルス間隔をサンプ
リング点数の形で表現した数値であり、基本周波数はサ
ンプリング周波数が8kI(s?の場合を示している。
表2に示される周波数列では1オクターブ以上にわたる
平均律音階や純生調音階を構成できないし、サンプリン
グ周波数が8〜10KHZでは数100H71〕1卜の
某太固肪数の楽音!−t極く僅かのものしか得られない
。
リング点数の形で表現した数値であり、基本周波数はサ
ンプリング周波数が8kI(s?の場合を示している。
表2に示される周波数列では1オクターブ以上にわたる
平均律音階や純生調音階を構成できないし、サンプリン
グ周波数が8〜10KHZでは数100H71〕1卜の
某太固肪数の楽音!−t極く僅かのものしか得られない
。
この発明による音声合成器は前述の原理にもとづき、従
来の音声合成器の以下の主段を工夫することにより、歪
のない楽音が発生できるようにしたものである。
来の音声合成器の以下の主段を工夫することにより、歪
のない楽音が発生できるようにしたものである。
この発明に係る音声合成器の一実施例第3図によつて説
明する。
明する。
この実施例は第2図に示した従来の音声合成器に楽音用
としてK1、K2パラメータの復号器170を付加した
構成となしたものである。パラメータ復号器170はコ
ード化されている特徴パラメータDを入力して、ディジ
タルフィルタ150に係数として用いられるK1、K2
パラメータを復号して作に出す機能回路である。これは
たとえは復号値をw進数値で表わしたものを続出し専用
メモリに記憶させ、コードデータをそのメモリのアドレ
スとして対応するメモリ内容値をメモリから続み出す、
いわゆるテーブル方式の機能回路て実現できる。メモリ
に記憶させておく、復号値は原理説明において述べた式
(2)及び式(4)から導き出される次式によつて計算
される値とする。
としてK1、K2パラメータの復号器170を付加した
構成となしたものである。パラメータ復号器170はコ
ード化されている特徴パラメータDを入力して、ディジ
タルフィルタ150に係数として用いられるK1、K2
パラメータを復号して作に出す機能回路である。これは
たとえは復号値をw進数値で表わしたものを続出し専用
メモリに記憶させ、コードデータをそのメモリのアドレ
スとして対応するメモリ内容値をメモリから続み出す、
いわゆるテーブル方式の機能回路て実現できる。メモリ
に記憶させておく、復号値は原理説明において述べた式
(2)及び式(4)から導き出される次式によつて計算
される値とする。
ここで極周波数Frはメロデイなどの作成にとつて必要
な音階音の周波数とする。
な音階音の周波数とする。
たとえばサンプリング周波数を8KHzとし、440H
z(1)A4音から880Hz(7)A5音の1オクタ
ーブのわたる音階音を実現するためには表3に示される
K1パラメータ値を復号器170のメモリに記憶させる
。K2パラメータの復号値としては、たとえば表4に示
すような数種類の値をメモリに記憶させる。
z(1)A4音から880Hz(7)A5音の1オクタ
ーブのわたる音階音を実現するためには表3に示される
K1パラメータ値を復号器170のメモリに記憶させる
。K2パラメータの復号値としては、たとえば表4に示
すような数種類の値をメモリに記憶させる。
表4のK2の値を用いれば1/εに減衰するに要する時
間が表4のτに示されるように自然楽器に近い好適な楽
音が得られる。(T=118000) K1、K2の復号値の(8)式による計算の忠実度は、
必要とされる周波数および、減衰定数の精度に応じたも
ので良い。
間が表4のτに示されるように自然楽器に近い好適な楽
音が得られる。(T=118000) K1、K2の復号値の(8)式による計算の忠実度は、
必要とされる周波数および、減衰定数の精度に応じたも
ので良い。
しかし、ディジタルフィルタ150に適用される格子形
フィルタの加減算の極性によつては、K1、K2はそれ
ぞれ符号を反転したものを用いる必要がある。このよう
にして決定される復号値テーブルを有する復号器170
によつて得られるK1、K2パラメータをディジタルフ
ィルタ150に与え、(単一の)インパルス音源信号で
フィルタを駆動することによつて、(3)式に示される
ような減衰振動波形が得られ、またメロデイ音の合成が
可能となる。
フィルタの加減算の極性によつては、K1、K2はそれ
ぞれ符号を反転したものを用いる必要がある。このよう
にして決定される復号値テーブルを有する復号器170
によつて得られるK1、K2パラメータをディジタルフ
ィルタ150に与え、(単一の)インパルス音源信号で
フィルタを駆動することによつて、(3)式に示される
ような減衰振動波形が得られ、またメロデイ音の合成が
可能となる。
なお、第3図の実施例においては、楽音用のK1、K2
復号器170を別に設けたが、本復号器のメモリ手段を
音声用K1、K2パラメータ復号器と一括し、そのメモ
リ中の特定のエリアを楽音用K1、K2値の記憶に用い
残りのエリアを音声用として用いても良い。
復号器170を別に設けたが、本復号器のメモリ手段を
音声用K1、K2パラメータ復号器と一括し、そのメモ
リ中の特定のエリアを楽音用K1、K2値の記憶に用い
残りのエリアを音声用として用いても良い。
従来の音声合成器に用いられている音声用のK1、K2
値を楽音用として用いることは難があるが、逆にこの発
明の原理によつて決定された楽音用のK1、K2値は音
声を合成する目的にも利用できることを確認している。
以上のように、この発明は装置の大規模化を招くことな
く、音声、楽音双方の合成を可能とするもので、実用的
効果は高い。
値を楽音用として用いることは難があるが、逆にこの発
明の原理によつて決定された楽音用のK1、K2値は音
声を合成する目的にも利用できることを確認している。
以上のように、この発明は装置の大規模化を招くことな
く、音声、楽音双方の合成を可能とするもので、実用的
効果は高い。
第1図は従来の偏自己相関分析合成方式の音声分析合成
システムのブロック図、第2図は従来の音声合成器の要
部ブロック構成図、第3図はこの発明に係る音声合成器
一例を示す要部のブロック構成図である。 111,121,131・・・・・・メモリ、150・
・・・・ディジタルフィルタ、112・・・・・・パル
ス発生器、113・・・・・・白雑音発生器、170・
・・・・Kパラメータ復号器、200・・・・・音声分
析器、300・・・・パラメータファイル。
システムのブロック図、第2図は従来の音声合成器の要
部ブロック構成図、第3図はこの発明に係る音声合成器
一例を示す要部のブロック構成図である。 111,121,131・・・・・・メモリ、150・
・・・・ディジタルフィルタ、112・・・・・・パル
ス発生器、113・・・・・・白雑音発生器、170・
・・・・Kパラメータ復号器、200・・・・・音声分
析器、300・・・・パラメータファイル。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ディジタル音源信号発生回路と、音源信号から所定
の周波数スペクトラム成分を抽出するディジタルフィル
タと、前記ディジタルフィルタの係数を表わすディジタ
ル値を記憶するメモリー手段とを基本構成要素とする偏
自己相関分析合成方式の音声合成器において、前記ディ
ジタルフィルタの最終段の係数K_1および1つ前の段
の係数K_2を表わすディジタル値をK_1=cos2
πfrT、K_2=−e^−^2ρ〔fr:音階周波数
ρ:減衰定数T:サンプリング周期〕で決定し、少なく
とも1オクターブ分の平均律に近い音階周波数frに対
応した値として記憶するメモリ手段を設け、インパルス
によつて前記ディジタルフィルタを駆動し、正弦波形を
合成出力させるようにしたことを特徴とする音声合成器
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56112703A JPS6046438B2 (ja) | 1981-07-17 | 1981-07-17 | 音声合成器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56112703A JPS6046438B2 (ja) | 1981-07-17 | 1981-07-17 | 音声合成器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5814196A JPS5814196A (ja) | 1983-01-26 |
JPS6046438B2 true JPS6046438B2 (ja) | 1985-10-16 |
Family
ID=14593379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56112703A Expired JPS6046438B2 (ja) | 1981-07-17 | 1981-07-17 | 音声合成器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6046438B2 (ja) |
-
1981
- 1981-07-17 JP JP56112703A patent/JPS6046438B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5814196A (ja) | 1983-01-26 |
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