JPS6046276B2 - ポンプ - Google Patents

ポンプ

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JPS6046276B2
JPS6046276B2 JP55500898A JP50089880A JPS6046276B2 JP S6046276 B2 JPS6046276 B2 JP S6046276B2 JP 55500898 A JP55500898 A JP 55500898A JP 50089880 A JP50089880 A JP 50089880A JP S6046276 B2 JPS6046276 B2 JP S6046276B2
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impeller
axial
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pump
suction
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シヤピロ・アナトリイ・セメノビツチ
カラシニコフ・レオニド・フエドロビツチ
レオンテフ・ニコライ・イバノビツチ
ポリヤコフ・ウラデイミル・イバノビツチ
ステブレフスキイ・アナトリイ・アフアナセビツチ
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/18Rotors
    • F04D29/22Rotors specially for centrifugal pumps
    • F04D29/2261Rotors specially for centrifugal pumps with special measures
    • F04D29/2277Rotors specially for centrifugal pumps with special measures for increasing NPSH or dealing with liquids near boiling-point

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はポンプ工学に関し、特に共通の駆動軸に相前後
して取り付けられた2つの軸流羽根車を有するポンプに
関するものである。
本発明は化学および石油処理産業、改良およびその他の
応両分野において使用され得る。
本発明は動力エンジニアリング、造船および航空宇宙産
業科学、特には低い吸込ヘッドを有する高出力ポンプ又
は高速度ポンプにおいて特に有利に用い得る。
従来の技術及び発明が解決しようとする問題点ポンプの
最も重要な性能の1つは吸込能力であり、これは下記の
キャビテーション臨界速度係数(CavitatiOn
criticalspeedcOefficient)
により表わされる。
但し、n一駆動軸の回転速度〔Rpm〕 Q−ポンプでくまれる液体の流量、すなわ ち
ポンプ出力〔d/S〕 Δh一有効吸込ヘッド〔m〕 係数CKが大きいほど、ポンプ吸込能力が大きい。
ポンプはその駆動軸の回転速度によりサイズおよび質量
が決まる一方、ポンプ出力および吸込能力によりそれぞ
れ所与の仕事および支出に対するポンプの必要数が決ま
る。
例えば吸込ヘッドを変えないでポンプの吸込能力を2倍
にするとポンプ駆動軸の回転速度を2倍にすることがで
き、これによりポンプのサイズおよび質量は112又は
113に減少させることができ、ポンプの製造コストが
実質的に安くなる。単位駆動力当りの能力が増加に向う
現在の傾向では、ポンプ出力を更に増加すること、を要
求し、結果的に吸込ヘッドを増大させることが要求され
る。高出力のポンプにおいては、コストを考慮すると吸
込ヘッドを増大することは制限される。他方、ポンプの
吸込能力を例えば2倍に増すと、4つのポンプの代りに
相等する全体出力を有する1つの大出力ポンプを用いる
こ”とができ、且つ吸込ヘッド損失を少なくとも113
に減少させることができる。従つてポンプ効学の分野で
は、ポンプの吸込能力を増すことが大いに必要である。
ポンプの吸込能力が不十分であるとキヤビテー・シヨン
が生じ、その結果ヘッドおよび効率が低下する。
格別の問題点は、ポンプの吸込能力の増加には通常ポン
プ効率ηの低下が伴ない、このためパワー消費量が実質
的に増加することてある。
従つて)一般に高い吸込能力を有するポンプは低効率を
有する一方、高い効率を有するポンプは低い吸込能力を
有する。高い吸込能力(C)(&4,000)を有する
ポンプが当業技術分野で知られている(RKavita
tsiav10pastnykhnas0sakhぁS
tripllng著〜Tr●ASME.Ser.DN3
.l96τf1ソ連)。
このようなポンプは、駆動軸に取り付けられた軸流羽根
車を有し、羽根車のハブには螺旋状羽根が設けられてい
る。この羽根はr−Tanβ=ー定の式による羽根車の
半径に沿つた輪部を有する。但し、rは軸流羽根車の半
径の値、βはポンプ駆動軸に垂直な面と羽根に対し接線
方向の面との間の羽根取付角度である。このポンプの吸
込能力はポンプの流路の断面積を増すことによつて増大
し、且つ羽根の取付角度を小さくすることにより低減し
、このため羽根車の流量係数φ、すなわち液体流の軸分
速度C1とポンプ羽根車の周速度U1との比の減少がも
たらされる。ポンプの流路の断面積の増加は、ポンプ羽
根車の外径を大きくし且つハブの径を強度を考慮してで
きる限り小さくすることにより達成される。この解決法
によれば液体の軸分速度の減少が得られ、液体流中の静
圧の最小降下がもたらされ、これによりポンプの吸込能
力は増加する。
しかしながら、このポンプはポンプの流路断面積の増加
により流量係数が低い(φ〈0.1)ので低効率(η=
0.5)であると共に、液体流の軸分速度C1の減少と
、羽根車を通る流れが一様でないという問題を有する。
効率ηが0.75〜0.9のポンプが当該技術分野で知
られている(RTsentrObezhneyiOse
vyerlaSOSyョ、A.J.S−TepanOv
著、Mashgis出版社、モスクワ、196@、第1
41〜164頁、ソ連)。このポンプは、羽根車がハウ
ジング内にて駆動軸に取り付けられ、また羽根車はハブ
に固定された羽根を有している。この羽根の円筒状部分
を展関して得られる翼列は翼弦と翼列前面との間がかな
り大きな角度、すなわち大きな流量係数(φ〉0.2)
に対して好適な角度に設定されている。しかしながら、
このポンプは羽根車の流路断面積の減少による液体流の
比較的高い軸分速度C1のために吸込能力がかなり低い
(CKた1,000)。5,200〜4,200の高い
吸込能力を有するポンプ(例えば、RVysOkOOb
OrOtnyelOpatOchnyenasOsyJ
.sB.J.BOrOvsky,N.S.ErshOv
,B.V.O′SyannikOv,V.J.Petr
Ov,V.F.Chebaevsky,A.S.Sha
pirO著、MashinOstrOenie発行、モ
スクワ、197岬、第13頁、第5図、第202頁、ソ
連)および40,000〜60,000の相対吸込速度
S,(S,=9.19Cに)を有するポンプ(例えば、
高性能ボートに対する水噴射による推進に関するBar
hamH.lj2eの出願、1976年の1ホバークラ
フト及び水中翼ぁ197昨、15、Nλ第33〜43頁
)が当該技術分野で知られている。
これらのポンプにおいては、高い吸込能力を予えるため
に主羽根車と共に軸流羽根車が駆動軸に取り付けられて
使用される。この軸流羽根車はキャビテーションに影響
されることが殆んどなく、キャビテーションに影響され
ない主羽根車の作用を実現するに十分なヘッドが得られ
る。従来のポンプにおいては吸込能力を増すために次の
ような手段が使用されていた。
すなわち、可変の長手方向ピッチを有する軸流羽根車(
ソ連発明者証第154号、ブルにて公開、1発見、発明
、■業的意匠および商標、第8号、196坪4月、第7
1頁)、コンフユーザに取り付けたテーパ付き軸流羽根
車(英国特許第1218023号、19錫年7月28日
公告、WEIR,.PumpsL.T.D.)、テーパ
付きハブ、可変の直径および羽根ピッチ、および円錐形
入口縁を有する軸流羽根車、テーパ付きシユラウドを具
えた先細り形状の上流側軸流羽根車(ソ連発明者証第1
58493号、ブルにて公開J発見、発明、工業的意匠
および商標ぁ第21号、第196詳11月、第76頁)
、軸方向に可動の螺旋の形をした軸流羽根車(ソ連発明
者証第5420n号、ブルにて公開、1発明、発見、工
業的意匠および商標、第1号、1974年、第151頁
)、外表面に螺旋ねじ山を有する上流側テーパ付き羽根
車(ソ連発明者証第547554号、ブルにて公開、1
発見、発明、工業的意匠および商標ョ、第7号、197
杯、第92頁)、遠心羽根車の前方に装着され、径が徐
々に大きくなる複数列の羽根を有する入口装置、上流側
軸流羽根車であつてこの羽根車を通る流れの算定流速が
軸流羽根車を通る流れの算定流速よりも3倍速いもの(
米国特許第3384022号、19錫年5月公開、荏原
製作所、日本)、回転軸に対して変化する角度て装着さ
れる複数の円形列をなす丸い断面をしたピンを取り付け
てあつて半径流羽根車に変わる円錐ハブ(英国特許第1
417549号、1975年12月10日公開、Luc
asIndustriesLTD)、各段の羽根が異な
るピッチ径およびピッチ角度を有する上流側の二段軸流
羽根車(英国出願第1523893号、197詳9月6
日公開、日機装株式会社、日本)、軸流羽根車の領域で
流体を再循環させるための迂回装置を備えた上流側軸流
羽根車(米国特許第37230氏号、197坪3月27
日公開、WOrthin?0nC0rp0rati0n
)しかしながら、上述の公知の解決手段は現在世界中で
実現されている水準のポンプキャビテーション特性を特
徴とするものであり、その効率は最大のものではない。
更に、例えばキャビテーション特性のようないくつかの
パラメータが向上する一方、例えばポンプ効率又は安定
性のような他のパラメータが損なわれる。2つの軸流羽
根車、つまり吸込羽根車および主,羽根車をハウジング
内に共通の駆動軸に取り付けて且つハウジングとの間に
半径方向間隙をもたせて収容したボニ・・プが当該技術
分野において知られている(米国特許第3299821
号、103−8&1967年1月24日公開、SUIl
ClStrandcOrPOratiOn5イリノイ州
)。
吸込羽根車のハブには螺旋状羽根が取り付けられ、その
羽根のピッチは流れの方向に沿つて大きくなる。吸込羽
根車の羽根ピッチはポンプの高い吸込能力を与えるよう
に選ばれる一方、羽根車の羽根ピッチは必要なヘッドを
与えポンプ効率を向上させるように選ばれる。
ポンプは次のように作動する。最初に液体は軸流吸込羽
根車に流入する。流れが羽根車を通り過ぎる際にキャビ
テーションが生じ、増大していく。吸込羽根車の端部で
キャビテーションはなくなる。エネルギーを与えられた
液体は吸込羽根車の後方で軸流主羽根車に流入し、主に
これによつて必要ヘッドが発生させられる。このポンプ
は高い吸込能力(CK=3,000)および高い効率を
実現するものであるが、軸流羽根車の半径方向間隙およ
び該間隙の羽根車形状に対する関係は定められていない
ので、前記パラメータは最大値ではない。以上に説明し
た技術的解決法は、ポンプに高い吸込能力と高い効率を
もたせるように従来技術で達成された水準を単に開示す
るものであり、該水準が極限でないことは勿論である。
本発明の目的は、使用する軸流羽根車の幾何学的寸法に
従つて内径が変化し、これによりポンプの吸込能力を増
大させると共に、ポンプ効率を高めるようにした特別な
形状の入口を具えたポンプを提供することである。
問題点を解決するための手段 本発明は、軸流吸込羽根車及び軸流主羽根車が先細り形
状のハウジング内にて共通の駆動軸に相前後して取り付
けられ、該両羽根車とハウジングとの半径方向間隙は流
れ方向に沿つて変化し、また軸流吸込羽根車のハブには
螺旋状羽根が取り付けられていて該羽根のピッチが流れ
方向に沿つて増大しているポンプにおいて、ハウジング
の内径は軸流吸込羽根車の入口で最大であり、流れ方向
に沿つて減少し、軸流主羽根車の入口て軸流主羽根車の
入口直径に等しい最小値となり、またハウジングと軸流
吸込羽根車及び軸流主羽根車との半径方向間隙は軸流吸
込羽根車の入口て最大であり、流れ方向に沿つて減少し
、軸流主羽根車の入口でゼ狛に等しい最小値となり、そ
して軸流吸込羽根車の入口におけるハウジングの最大内
径はDO=D1・K1(CK・10−4+2.1)2但
し、DO一軸流吸込羽根車の入口におけるホン
プハウジングの内径〔m〕D1一軸流主羽根車の入口に
おけるポンプ ハウジングの内径〔m〕 ヲ K1−0。
17〜0.13の無次元係数Cャー5,000〜11,
000の所定のキヤビテ ーシヨン臨界速度係
数によつて決められ、また軸流吸込羽根車の羽根の先端
の取付角度は軸流吸込羽根車の入口で最小であり、その
最小取付角度は βo=(10−33Δ/D,)0±1
.5小但し、βo一軸流吸込羽根車の入口における羽根
の先端の取付角度 Δ一軸流吸込羽根車の入
口におけるホン プハウジングと軸流吸込羽根車
との 半径方向の間隙〔m〕D1一軸流主羽根車
の入口におけるポンプ ハウジングの内径〔m〕 により決められる構成としたものである。
〔作 用〕
以上に説明した解決手段によれば、ポンプの吸込能力が
実質的に増大する。
これは軸流吸込羽根車の入口における軸流吸込羽根車と
ポンプハウジングとの間の半径方向間隙を大きくしたこ
とによるものてあり、このため軸流吸込羽根車の入口に
おける液体の流れは2つの流れに分けられ、一方の流れ
は該間隙を通過すると共に、他方の流れは軸流吸込羽根
車を通過する。上述の式(1)からは、所与のポンプ駆
動軸速度および所与のキャビテーション臨界速度係数で
は、ポンプを通過する流量が小さい場合にキャビテーシ
ョンのない作用を保障するためには、より小さい有効吸
込ヘッドが要求されるということが分る。
ポンプ全体として見ると、所与の流量および所与のポン
プ駆動軸速度で必要とされる有効吸込ヘッドが小さくな
ると、ポンプの吸込能力が実質的に増大することになる
。実施例 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明
する。
ポンプはハウジング1(第1図)を有する。
本実施例ではハウジング1は2つの部分、すなわち入口
部分2及び渦巻形出口部分3から成る。ハウジング1内
には駆動軸4が取り付けられ、該駆動軸には軸流吸込羽
根車5(以下単に1吸込羽根車ョとも略記)と、軸流主
羽根車6(以下単に1主羽根車ョとも略記)と、半径流
羽根車7とが流れの方向に相前後して取付けられている
。主羽根車6はハブ8を有し、このハブには液体流のた
めの羽根間通路10を構成する螺旋状羽根9が取り付け
られる。吸込羽根車5はハブ11を有し、このハブには
羽根間通路13を構成する螺旋状羽根12が取り付けら
れる。吸込羽根車5の羽根12のピッチは、流れの方向
に沿つて大きくなるように変化する。第1図および第2
図で用いられている記号は次のような意味を有する。
S一吸込羽根車5の羽根12の螺旋ピッチD1一羽根車
6の入口におけるハウジング1 の(ここでは入口
部分2の)内径DO一吸込羽根車5の入口におけるハウ
ジン グ1の内径 Δ一吸込羽根車5の入口におけ
るハウジン グ1と吸込羽根車5との半径方向間隙
ポンプの別の実施例においては、軸流吸込羽根車5は軸
流・傾斜羽根車14(第2図)と関連して使用され、駆
動軸4はハウジング1内に装着したベアリング15内に
取り付けられている。
軸流・傾斜流羽根車14は3つの部分、すなわちキャビ
テーション部分を形成する入口軸流部分16と、送出部
分を形成する斜流部分17と、直線化部分を形成する出
口軸流部分18とから成る。軸流・斜流羽根車14の入
口軸流部分16は軸流主羽根車6(第1図)と同じ機能
を遂行し、羽根車14の入口は主羽根車6の入口と同じ
と考えられる。ポンプハウジング1の内径は吸込羽根車
5の入口における最大内径D。から軸流・斜流羽根車1
4の入口における最小内径D1に、そして更に出口3の
入口における内径D2へと流れの方向に沿つて変化する
。吸込羽根車5の羽根12(第1図)の取付角度β(第
3図)は、羽根車5の回転軸に垂直な面と、羽根車5の
羽根12に対し接線方向の面との間に形成される。
流れの軸分速度の方向は矢印C1(第3図)で示してあ
る。羽根車5(第1図)の周速度の方向は矢印U1(第
3図)で示してある。第4図のグラフは、4つのポンプ
における軸流吸込羽根車5(第1図)の入口におけるポ
ンプハウジング径の係数KDOとキャビテーション臨界
速度係数CKの関係の実験的な曲線を表わしている。
但し、DO一吸込羽根車5の入口におけるポンプ
ハウジングの内径〔m〕 Q−ポンプを通る流量〔d
/S〕 n一駆動軸4の回転速度〔Rpm〕 第5図のグラフは、キャビテーション臨界速度係数CK
と比流量?の関係を示している。
曲線20は第1図に示す実施例のポンプの実験結果であ
り、羽根12(第1図)の角度β。
(第3図)が5、の場合である。曲線21は角度β。(
第3図)が10度の場合である。上記のポンプ作用は次
の如くである。
駆動軸4(第1図)が回転すると、ポンプでくまれる液
体はポンプハウジング1の入口を通つて軸流吸込羽根車
5に流入する。
その液体の一部は羽根間通路を通り、他の部分はハウジ
ング1と吸込羽根車5の羽根12との間隙Δを通つて回
転している主羽根車6に入る。羽根12と液体との間の
力の相互作用により液圧が上昇する。液体は主羽根車6
内に入り、羽根間通路10を通る。羽根9と液体との間
の力の相互作用により液圧は更に上昇され、その後液体
は半径流羽根車7に入る。羽根車6の羽根間通路10か
ら液体は半径流羽根車7内に入り、この半径流羽根車7
において液圧は必要値まで上昇する。このように液圧が
連続的に生成されることにより、ポンプ羽根車5,6お
よび7の各個のキャビテーションのない作用が得られる
。半径流羽根車7から液体は出口3に進み、更に(図示
しない)送出管に入る。第2図に示したポンプは、第1
図のポンプとほぼ同様に作用する。
第1図および第2図に示した実施例に従つて構成された
いくつかのポンプについて得られた理論的および実験的
データに基ずいて、ポンプハウジング1(第1図)の直
径の係数K。
O(第4図)を定める構成要素の幾何学的寸法と、ポン
プの必要吸込能力を定めるキャビテーション臨界速度係
数CK(第4図)との間に関係が見い出される。極めて
高い吸込能力を有するポンプについては、ハウジング1
(第1図)の直径の係数K。Oは第4図に示される実験
曲線に従つて選ばれるべきである。グラフで示したこの
関係は下記の解析式で近似的に表わされ得る。但し、a
は第4図の曲線の変化に従つて0.85〜1.15であ
る。
吸込羽根車5(第1図)の入口において極めて高い吸込
能力を与えるため、この点におけるハウジング1の内径
D。
は下記の式から見い出されるべきである。但し、aは0
.85〜1.15である。
高い吸込能力を有するポンプは、流路面積の増大、軸分
速度の減少、およびポンプ羽根車を通る流れの比一様性
による低い流量係数(φく0.1)のため比較的低い効
率(η=0.5〜0.65)を有することは知られてい
る。
本発明によると、高い吸込能力を有するポンプの効率は
、ポンプハウジング1の内径を式(6)により計算され
る値P。
から次式(7)で得られる値D1まで流れの方向に沿つ
て小さくすることにより高められる。但し、KDlは効
率増大をもたらす半径流羽根車7の入口におけるハウジ
ング1の直径の係数であり、6〜7である。
式(6)と(7)から、吸込羽根車5の最大吸込能力を
もたらすポンプハウジング1の内径と羽根車6の最大効
率との間の関係が見い出される。
但し、K1=0.17〜0.13である。
この場合、ポンプ吸込能力の増加は、第1には流路の断
面積の増加、すなわち吸込羽根車5の入口における流量
係数φの減少に帰せられる(φは軸分速度C1と羽根車
5の周速度U,との比である)。
これにより軸分速度の減少ならびに流れの静圧の最小降
下が得られ、これによりポンプの吸込能力の増大がもた
らされる。ポンプ吸込能力の増加は、第2には軸流吸込
羽根車5の外径とハウジング1の内径との間の大きな半
径方向間隙Δに帰せられる。
すなわち、これにより軸流吸込羽根車5の入口における
流れは2”つの流れに分けられ、一方の流れは間隙Δを
通過し、他方の流れは羽根車5を通過する。ポンプ駆動
軸4の所与の回転速度および所与のキャビテーション臨
界速度係数CKでは、減少した流量において軸流吸込羽
根車5のキャビテーションのない作用を実現するために
、有効吸込ヘッドΔHKを減少すべきことが式(1)か
ら言える。
ポンプ全体に関して言うと、所与の流量および所与のポ
ンプ駆動軸4の回転速度において必要とされる有効吸込
ヘッドの減少は、ポンプの吸込能力の”増加をもたらす
。極めて薄い平板のまわりでの完全流体の流れの理論か
ら、羽根12の取付角度β。
(第3図)が小さくなればなるほど吸込羽根車5(第1
図)のキャビテーション特性は良くなることが言える。
但し、C1一羽根車の入口における軸分速度〔m〕U1
一羽根車の周速度〔m〕 βo一人口における羽根の設定角度〔度〕 Δhャー
有効吸込ヘッド〔m〕従来技術の実験によると次のこと
が示されている。
すなわち、上流側の軸流羽根車が小さい羽根取付角度(
βo≦20度)を有し、高いキャビテーション特性をも
つたポンプの場合、軸流羽根車およびハウジングの径が
一定であればパラメータβはポンプのキャビテーション
特性には実験のところ影響を及ぼさない(例えば1高速
軸流羽根車・半径流羽根車ポンプのキャビテーション特
性ぁV.F.ChebOtaryOv,V.I.Pet
rOf共著、1973年発行、MashinOstrO
yeniye出版社、モスクワ、第117〜118頁)
。これらの実験においては軸流羽根車とハウジングとの
間の間隙Δ(第1図)の値は小さかつた。本発明のポン
プにおいては、吸込羽根車は一定の径を有するので、ハ
ウジング1の径を大きくすると吸込羽根車5とハウジン
グ1との間に相対的に大きい間撃Δが形成される。
この場合、第5図に示す実験データによると、β。(第
3図)の減少によりキャビテーション臨界速度係数CK
を実質的に増すことができる。このようにして得られた
係数CKは、初期の値4,000〜5,000に対して
8,000となる。羽根の角度β。
(第3図)および間隙Δ(第1図)のさまざまな値によ
る実験により、ポンプの吸込能力を最大にするという考
えでそれらの値の間の最適の関係が見い出さ一Aた。但
し、β。
一吸込羽根車5の羽根取付角度 Δ一吸込羽根車5
の入口におけるポンプ ハウジング1と吸込羽
根車5との半 径方向間隙〔m〕D1一羽根車
6の入口におけるポンプハウ ジンク1の内径
〔m〕 第4図の実験曲線は、式0Iに従つて吸込羽根車5の入
口における半径方向間隙Δ(第1図)が大きく、また羽
根12(第1図)の角度β(第3図)が小さいポンプに
ついて得られたものである。
式(8)と[相]に従つてハウジング1と軸流吸込羽根
車5の必要な寸法を求めることにより、0.6〜0.8
の効率ηで6,000ないし10,000のキャビテー
ション臨界速度係数CKが得られる。
発明の効果 以上のように、本発明によれば、吸込能力及び効率の極
めて高いポンプを実現可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による軸流・半径流ポンプの一実施例の
長手方向断面図。 第2図は本発明による軸流・斜流ポンプの一実施例の長
手方向断面図。第3図は本発明による軸流吸込羽根車の
円筒状部分の展開図。第4図は本発明による軸流吸込羽
根車の入口におけるポンプハウジング直径の係数とキャ
ビテーション臨界速度係数の関係を示すグラフ。第5図
は第1のポンプ実施例を試験して得られた吸込羽根車の
2つの羽根取付角度でのキャビテーション臨界速度係数
と比流量の関係を示すグ″ラフ。1・・・・・・ハウジ
ング、4・・・・・・駆動軸、5・・・・・・軸流吸込
羽根車、6・・・・・・軸流主羽根車、7・・・・・・
半径流羽根車、11・・・・・・ハブ、12・・・・・
・螺線状羽根、14・・・・・・軸流・斜流羽根車。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 軸流吸込羽根車及び軸流主羽根車が先細り形状のハ
    ウジング内にて共通の駆動軸に相前後して取り付けられ
    、該両羽根車とハウジングとの半径方向間隙が流れ方向
    に沿つて変化し、また軸流吸込羽根車のハブには螺旋状
    羽根が取り付けられていて該羽根のピッチが流れ方向に
    沿つて増大しているポンプにおいて、ハウジング1の内
    径は軸流吸込羽根車5の入口で最大D_0であり、流れ
    方向に沿つて減少し、軸流主羽根車6の入口で軸流主羽
    根車の入口直径に等しい最小値D_1となり、またハウ
    ジング1と軸流吸込羽根車5及び軸流主羽根車6との半
    径方向間隙は軸流吸込羽根車の入口で最大Δであり、流
    れ方向に沿つて減少し、軸流主羽根車6の入口でゼロに
    等しい最小値となり、そして軸流吸込羽根車5の入口に
    おけるハウジング1の最大内径D_0はD_0=D_1
    ・K_1、(C_K・10^−^4+2.1)^2但し
    、D_0−軸流吸込羽根車5の入口におけるポンプハウ
    ジング1の内径〔m〕D_1−軸流主羽根車6の入口に
    おけるポンプハウジング1の内径〔m〕K_1−0.1
    7〜0.13の無次元係数C_K−5,000〜11,
    000の所定のキャビテーション臨界速度係数によつて
    決められ、また軸流吸込羽根車5の羽根12の先端の取
    付角度は軸流吸込羽根車5の入口で最小β_0であり、
    その最小取付角度β_0はβ_0=(10−33Δ/D
    _1)゜±1.5゜但し、β_0−軸流吸込羽根車5の
    入口における羽根12の先端の取付角度Δ−軸流吸込羽
    根車5の入口におけるポ ンプハウジング1と軸流吸込羽根車 5との半径方向の間隙〔m〕 D_1−軸流主羽根車6の入口におけるポンプハウジン
    グの内径〔m〕により決められることを特徴とするポン
    プ。
JP55500898A 1979-03-19 1980-03-07 ポンプ Expired JPS6046276B2 (ja)

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SU792739411A SU1023138A1 (ru) 1979-03-19 1979-03-19 Лопастной насос
SU2739411/06 1979-03-19

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Publication Number Publication Date
JPS56501852A JPS56501852A (ja) 1981-12-17
JPS6046276B2 true JPS6046276B2 (ja) 1985-10-15

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ID=20816403

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JP55500898A Expired JPS6046276B2 (ja) 1979-03-19 1980-03-07 ポンプ

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CA (1) CA1141232A (ja)
DE (1) DE3038735C2 (ja)
DK (1) DK479080A (ja)
FI (1) FI67435C (ja)
FR (1) FR2452016A1 (ja)
GB (1) GB2058923B (ja)
SE (1) SE444351B (ja)
SU (1) SU1023138A1 (ja)
WO (1) WO1980002058A1 (ja)

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Publication number Publication date
FR2452016B1 (ja) 1985-01-18
WO1980002058A1 (en) 1980-10-02
SU1023138A1 (ru) 1983-06-15
FI67435C (fi) 1985-03-11
DE3038735T1 (de) 1981-04-23
GB2058923B (en) 1983-04-20
SE444351B (sv) 1986-04-07
CA1141232A (en) 1983-02-15
GB2058923A (en) 1981-04-15
JPS56501852A (ja) 1981-12-17
DK479080A (da) 1980-11-11
SE8007808L (sv) 1980-11-06
FI67435B (fi) 1984-11-30
FR2452016A1 (fr) 1980-10-17
FI800848A (fi) 1980-09-20
DE3038735C2 (de) 1986-02-27

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