JPS6045591B2 - 印刷面が熱可塑性合成樹脂により被覆されている複合フイルムの製造方法 - Google Patents

印刷面が熱可塑性合成樹脂により被覆されている複合フイルムの製造方法

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JPS6045591B2
JPS6045591B2 JP55071663A JP7166380A JPS6045591B2 JP S6045591 B2 JPS6045591 B2 JP S6045591B2 JP 55071663 A JP55071663 A JP 55071663A JP 7166380 A JP7166380 A JP 7166380A JP S6045591 B2 JPS6045591 B2 JP S6045591B2
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JP
Japan
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film
synthetic resin
thermoplastic synthetic
composite film
semi
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JP55071663A
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JPS5746877A (en
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卓司 三澤
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は印刷模様を有する基材フィルムの印刷面が熱可
塑性合成樹脂により被覆されている複合フィルムの製造
方法に関するものであり、凹凸面の無い全体を通して均
一な厚みを有し、透明性にも優れた複合フィルムを確実
、且つ簡単に製造する方法を提供するものである。
基材フィルムの印刷面に熱可塑性合成樹脂の被覆を行つ
て複合フィルムとすることは、基材フィルムに熱接着性
を与えたり、印刷面の印刷模様の保護を図つたり、或る
いは補強等の目的で広く実施されているところであるが
、この種の従来の複合フィルムは印刷インキが付着して
いる印刷模様M部分が印刷インキによる厚みの影響を受
けて無地部分より厚くなつており、例えば第3図に示さ
れるような厚さの不均一な複合フィルム3’が製造され
るという欠点を有している。
特にフィルムの長さ方向に直線の筋状をなす印刷模様を
有するフィルムを基材フィルムとして使用した場合には
、印刷インキの無い無地部分と比較して印刷インキの厚
みぶんだけ厚くなつている部分が巻き取りローラー上で
互に重なり合つて巻き取られるので、巻き取り工程でこ
の厚みの差に起因するズレが発生し、巻き取りトラブル
の原因となつている。この巻き取りの際のズレの弊害を
解消するために、現在では多量のダステイング粉を使用
したり、チルロールによりマット化処理を行うようにし
たりしているが、いずれの方法も得られる複合フィルム
の透明性を低下させるという欠点を伴なうものであり、
複合フィルムの透明性を低下させずに前述の巻き取りの
際のズレの弊害を解消する1ことは困難であつた。本発
明は特許請求の範囲に記載した構成とすることにより、
印刷模様部分の印刷インキに起因する厚みの差を解消し
、全体を通して均一な厚さを有する複合フィルムを簡単
、且つ確実に製造する丁方法を提供するものである。
以下本発明の印刷面が合成樹脂被覆されている複合フィ
ルムの製造方法について図示実施例に基いて説明する。
第1図に示される図示実施例において、表面にフィルム
の長さ方向に直線の筋状をなす印刷模様Mが印刷されて
いる熱可塑性合成樹脂フィルム等よりなる基材1の印刷
面に、押し出しダイスDから溶融、押し出しされた半溶
融状態にある熱可塑性合成樹脂フィルム2、例えばポリ
エチレンフィルムを被覆し、印刷面が熱可塑性合成樹脂
で被覆された均一な厚さを有する複合フィルム3を得る
ものてある。本発明方法においては、表面にフィルムの
長さ方向に直線の筋状をなす印刷模様Mが印刷されてい
る基材フィルム1の印刷面に、溶融押し出しされた半溶
融状態の熱可塑性合成樹脂フィルム2を押圧ローラー4
と冷却ローラー5との間で密着させる工程に先立つて、
押し出し直後の半溶融状態にある熱可塑性合成樹脂フィ
ルム2の表面に、前記基材フィルム1の直線の筋状をな
す印刷模様に対応する箇所に選択的に窒素又は空気等の
圧縮ガスを連続的に噴射し、該圧縮ガスの噴射押圧力に
より、前記基材フィルム1の面に印刷されている印刷模
様Mと対応する箇所に、該印刷模様Mの印刷インキの厚
みと略一致する深さの凹状部を有する半溶融状態の熱可
塑性合成樹脂フィルム2″とし、しかる後に押圧ローラ
ー4と冷却ローラー5との間の押圧力により、基材フィ
ルム1の印刷模一様M面に熱可塑性合成樹脂フィルム2
″を密着させ、印刷面が熱可塑性合成樹脂被覆された複
合フィルム3を製造するものである。
しかして、基材フィルム1と熱可塑性合成樹脂フィルム
2″とは、基材フィルム1の筋状の印刷,模様Mと熱可
塑性合成樹脂フィルム2″の筋状の凹状部とが一致して
密着され、第4図に示されるような全体にわたつて均一
な厚さを有する複合フィルム3が製造される。
第1図示実施例においては、バイブの側壁に圧j縮ガス
噴出用の噴射孔7,8・・・・・・が、前記基材フィル
ム1の筋状の印刷模様Mと対応する位置に設けられてい
る噴射用バイブ6を、押し出しダイスDの直下の冷却ロ
ーラー5側に設置して噴射用バイブ6の噴射孔7,8・
・・・・・から圧縮ガスを、押しイ出しダイスDから押
し出された直後の畔溶融状態にある熱可塑性合成樹脂フ
ィルム2の表面に連続的に噴射し、前記基材フィルム1
の筋状の印刷模様Mと対応する位置に筋状の凹状部を有
する半溶融状態にある熱可塑性合成樹脂フィルム2″と
しているが、噴射用バイブ6を押し出しダイスDの直下
に、冷却ローラー5の反対側、即ち押圧ローラー4側に
設置させ、基材1に被覆される半溶融状態にある熱可塑
性合成樹脂フィルム2″の裏面、即ち基材フィルム1の
印刷面と密着される面に筋状の凹状部を有する熱可塑性
合成樹脂フィルム2″としても良い。
半溶融状態にある熱可塑性合成樹脂フィルム2)の表面
、即ち基材シート1に密着される面の反対面に前述の直
線の筋状の凹状部を形成する場合には、窒素等の不活性
ガスを熱可塑性合成樹脂フィルム2面に連続的に噴射す
ることにより、優れたシール性を有する複合フィルム3
を得ることが出・来るし、また、熱可塑性合成樹脂フィ
ルム2の裏面、即ち基材シート1に密着される面に直線
の筋状の凹状部を形成する場合には、酸素等の酸化促進
性のガスを熱可塑性合成樹脂フィルム2面に噴射し、直
状の筋状の凹状部を形成すると同時に、”該熱可塑性合
成樹脂フィルム2の、基材シート1に密着される面の酸
化を達成せしめ、該面の接着強度を向上せしめるように
することが好ましい。
本発明は叙上の通りの構成から成るものであり、半溶融
状態にある熱可塑性合成樹脂フィルム2の表面あるいは
裏面に噴射する圧縮ガスの圧力等は熱可塑性合成樹脂フ
ィルム2の種類や厚さ等にも関係するが、例えば圧力約
0.5〜2.0k9/d1噴出量約5〜10d/Hr程
度で圧縮ガスの噴出を行う場合には、熱可塑性合成樹脂
のフィルム面に対して約2〜10cm程度離れた位置に
圧縮ガス噴出用の噴射孔を位置せしめることにより、通
常の印刷インキの厚さ約3〜4μに相応する深さ約3〜
4μ程度の筋状の凹状部を熱可塑性合成樹脂フィルム2
面に確実に形成することができる。次に本発明の複合フ
ィルムの製造方法を実施例をもつて説明する。
実施例 巾7207077!のエンドレス状セロファンフィルム
をローラーから巻き戻しながら、巾15TIrI!lの
直線の筋状をなす印刷模様を5?間隔で印刷し、インキ
層の厚みが3〜4pの印刷模様Mを有する基材フィルム
1を製造した。
この基材フィルム1を引ぎ続いて、第1図示実施例に示
される通りの配置関係にある押圧ローラー4と冷却ロー
ラー5とからなる1対の押圧ローラー間に導き、基材フ
ィルム1の印刷面に、ダイオープニング720Tr0n
のTダイDから310〜320℃の溶融温度で80m.
/Secで溶融、押し出しされた半溶融状態にある約2
0pの厚さのポリエチレンフィルム25を密着した。ポ
リエチレンフィルム2″は、TダイDより溶融、押し出
しされた半溶融状態のポリエチレンフィルム2の表面に
、TダイDのオリフィス中心部から5?下方で、チルロ
ール5側約20悶の位置に、オリフィスと平行に設置さ
れている棒状の噴射用バイブ6の噴射孔7,8・・・・
・・を通して圧力1.0kg/dの窒素ガスを6イ/H
rの割合で連続的に噴射し、基材フィルム1の印刷模様
Mに対応する位置に巾15Tr0rL、深さ約3μの直
線の筋状の凹状部0を有する第5図に示されるような断
面形状のものである。
噴射用バイブ6は、管径15Tr0rL1長さ72hの
棒状のバイブの側壁に、孔径約1WLの噴射孔7,8・
・・・を約50Tr$L間隔に設けたものを使用し、溶
融、押し出しフィルム2面に対して直角方向から窒素ガ
スを噴射させた。
得られた複合フィルム3は、第4図に示されるように全
体を通して厚さが均一であり、ポリエチレン被覆面の透
明性も優れており、印刷模様Mが鮮明に透視できた。
尚、本実施例においては、噴射用バイブ6をその角度を
自在に変えられるようにし、即ち噴射孔7,8・・・・
・の噴射角度を自由に変化させることができるように設
置しておき、半溶融状態にある熱可塑性合成樹脂フィル
ム2の表面あるいは裏面に形成される直線の筋状の凹状
部の深さや輻等を適宜変化させ得るようにしておくこと
が好ましい。
本発明は叙上の通りの構成から成るもので、被覆用の熱
可塑性合成樹脂フィルムの押し出し工程に連続して圧縮
ガスの噴射工程を設けるのみで、全体を通して均一な厚
みを有し、且つ透明性をも具備する、印刷面が熱可塑性
合成樹脂で被覆されている複合フィルム、特に包装材料
としての優れた特性を有する複合フィルムを確実に製造
することができるという効果を有するものてある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の複合フィルムの製造方法の1例を示す
説明的側面図、第2図は第1図て使用されているガス噴
射用バイブの正面図、第3図は従来の複合フィルムを模
型的に示した断面図、第4図は本発明方法で得られた複
合フィルムを模型的に示した断面図であり、第5図は実
施例中て得らノれた筋状の凹状部を有する半溶融状態に
ある熱可塑性合成樹脂フィルムを模型的に示した断面図
である。 1・・・・・・基材フィルム、2・・・・・・半溶融状
態にある熱可塑性合成樹脂フィルム、2″ ・・・筋状
の凹状;部を有する半溶融状態にある熱可塑性合成樹脂
フィルム、3・・・・・・複合フィルム、61・・・・
圧縮ガスの噴射用バイブ、M・・・・・・基材フィルム
1上の筋状をなす印刷模様。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 フィルムの長さ方向に直線の筋状をなす印刷模様が
    付されている基材フィルムの印刷面に、溶融押し出し機
    から押し出された熱可塑性合成樹脂を溶融、押し出し被
    覆する複合フィルムの製造方法において、溶融、押し出
    し直後の半溶融状態にある熱可塑性合成樹脂フィルム面
    に、前記基材フィルムの印刷模様と対応する箇所に選択
    的に窒素又は空気等の圧縮ガスを連続的に噴射し、該圧
    縮ガスの噴射押圧力によりフィルムの長さ方向に直線の
    筋状の凹状部を有する半溶融状態の熱可塑性合成樹脂フ
    ィルムとし、しかる後に基材フィルムの印刷面と前記半
    溶融状態の熱可塑性合成樹脂フィルムとを密着すること
    を特徴とする印刷面が熱可塑性合成樹脂により被覆され
    ている複合フィルムの製造方法。
JP55071663A 1980-05-29 1980-05-29 印刷面が熱可塑性合成樹脂により被覆されている複合フイルムの製造方法 Expired JPS6045591B2 (ja)

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