JPS604531Y2 - ゴルフ用パター - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ゴルフクラブにおいて、パタークラブは打球の方向性が
よく、距離のコントロールがしやすいものが要求される
。

従来、パタークラブのヘッドは金属製で打球面も金属板
で一体に形成されている。

そして、クラブヘッドには形状がブレード（列形）及び
マーレット（槌形、かまぼこ形）タイプ等があり、シャ
フトとの結合がヒール・シャフトかセンター・シャフト
かによって、さらにグリーンのコンディションやプレー
ヤーのパッティングの癖などの要素を加味してプレーヤ
ーが選択するものである。

しかし、打球の方向性をよくするにはヘッドを重くして
、打球面のぶれを極力小さくしなければならず、逆にヘ
ッド重量を増すとパッティングの強さのコントロールが
難しくなり、打球の距離感がつかみにくいなど、一方の
性能を向上すれば他方は低下する。

本考案は上記現状に鑑み、打球の方向性を失わず、且つ
距離のコントロールが容易であるパタークラブを提供せ
んとするもので、打球面にガツトを張設したことを要旨
とするものである。

以下、本考案の実施例を図面について説明すると、上側
のグリップ１を有するシャフト２の下側端をヘッド基部
３のヒール側に結合したパタークラブにおいて、該ヘッ
ド基部のトウ側及びヒール側の夫々に、保持枠部材４，
４′を一体的に打球面方向へ突設し、該保持枠部材４，
４′の側面先端部に略１ミリメートルの小径透孔５，５
′を適宜筒数垂直方向に穿設した。

そして、上記保持枠部材４，４′間に、前記透孔５，５
′を利用して、脅威樹脂繊維、ガラス繊維、カーボン繊
維、動物性繊維又は金属線等でなる線条のガツトを張設
してロフト角が垂直になるようにガツト打球面６を形成
した。

しかし、上記保持枠部材４，４′はガツトを張設し、ガ
ツト打球面６を形成するものであれば、形状及び保持手
段は上記実施例に限定されるものではない。

また、ガツト打球面６は網目状のガツトで形成してもよ
い。

本考案は以上のように構成したので、ガツト面は金属板
面に比較して、弾性的可撓性に富み、打球時の振動周期
が長く、衝撃エネルギーを蓄積するので、打球がガツト
面に喰いつくように成り乍ら送り出されるため打球を正
確な方向に転がすことができると共にテークバックを大
きくとり、パッティングを強くしても、球威のバラツキ
が従来の金属板打面でヒツトしたときよりも小さく、打
球の距離のコントロールが容易であるなど、今迄にない
優れた特徴と実用性を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案実施例の外観斜視図。 ３・・・・・・ヘッド基部、４，４′・・・・・・保持
枠部材、５．５′・・・・・・透孔、６・・・・・・ガ
ツト打球面。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 打球面にガツトを張設したことを特徴とするゴルフ用パ
   ター。