JPS604423Y2 - 送風機付机 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 机に向かって勉強し、あるいは執務する際に、室内の状
態により畢さや湿気等による不快感が生じ、かつ作業能
率が低下する。

そめために、扇風機を机上に載置すると、有効面積力鍼
少し、かつ机の配置換えの際などには、扇風機を机上か
ら取り去ってから、机を移動させなければならず面倒で
ある。

本考案は、机自体に送風機を備え付け、上記欠点を解消
することを目的とするものであり、以下、添付図面に示
す実施例に基いて説明する。

１は、方形をなす机の天板で、該天板１の後端部には、
垂直板２が立設されている。

３は、天板１の後部両側端に立設された側面板で、１対
の側面板３，３の後端部内面は、それぞれ前記垂直板２
の左右両端に当着している。

４は、断面が後向コ字状をなす中空の棚板で、その両側
縁部は、それぞれ前記側面板３，３の内面止着され、か
つ後縁部は、前記垂直板２に止着されている。

棚板４の前面板４ａには、横長の空気吹出口５が穿設さ
れ、下面板４ｂの左右方向の対応個所には、前記吹出口
５とほぼ同一形状をなす空気吸入口６が穿設されている
。

なお、空気吹出口５は、机における執務姿勢の頭部のほ
ぼ前方に位置するよう穿設することが好ましい。

７は、棚板４内に配設された送風機で、モータ（図示略
）により駆動される回転軸７ａと、該回転軸７ａ上に周
設した伺一方向に湾曲する適数の羽根板１ｂから戊って
いる。

′８は、前記前面板４ａと下面板４ｂとの間に、間
隙を有する。

ようにて棚板４に内設された内枠で、前記吹出口５及び
吸入口６と対応する個所には、それぞれ横長孔８ ａ、
８ ｂが穿設されている。

９は、２個の長孔８ａｙ８ｂを送風機７を介して連通ず
る案内筒で、その両端部は、それぞれ横長孔８ａ＊８ｂ
の周縁部に止着され、横長孔８ｂ→送風機７→横長孔８
ａから成る空気の流通路を形成している。

１０は、吹出口５と横長孔８ａを連通ずる横長円筒状の
吹出口枠で、その一端は、横長孔８ａの周縁部に止着さ
れ、同じく他端は、フランジ部をもって前面板４ａに係
止されている。

１１は、吹出口枠と同一形状をなす吸入口枠で、空気吸
入口６と横長孔８ｂを連通している。

１２は、棚板４上に適宜の間隔をもって配設された仕切
り板である。

本考案は、上述の通り構成され、モータを駆動して回転
軸７ａを第２図の右方向へ回転させると、送風棚４の下
方にある空気は、吸入口枠１１−横長孔８ｂ−送風機７
→横長孔８ａ→吹出ロ枠１０の順に流通し、吹出口枠１
０から前方に吹出して、机に向かって執務している者の
頭部性、近に吹き付けられる。

従って、暑さや湿気による不快感が除去され、快適に執
務に従事することが可能となる。

また、送風機が机に組み込まれているため、いちいち送
風機を設置する手間が不要であり、また送風機を取付け
ることによる机上の有効面積が減少したり、机本来の機
能が低下することはなく好都合である。

さらに、送風機本体が露出していないため体裁が良好で
あり、かつ、送風機が収納されているにも拘らず、棚板
の全面を使用することもできるので、きわめて便利であ
る。

なお実施例では、棚板４は、その全幅に亘って中空状に
形成されているが、送風機７を取付ける個所のみを中空
としてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案に係る送風機付机の一実施例を示す一
部破断斜視図、第２図は、第１図の■−■線断面図であ
る。 １・・・・・・天板、２・・・・・・垂直板、３・・・
・・・側面板、４・・・・・・棚板、４ａ・・・・・・
前面板、４ｂ・・・・・・下面板、５・・・・・・空気
吹出口、６・・・・・・空気吸入口、７・・曲送風機、
７ａ・・・・・・回転軸、７ｂ・・・・・・羽根板、訃
・曲内枠、９・・・・・・案内筒、１０・・・・・・吹
出口枠、１１・・・・・・吸入口枠、１２・・・・・・
仕切り板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 机の天板後部上方に横設した棚板の少くとも一部を中空
   とするとともに、該中空部の前面に空気吹出口を、同じ
   く下面に空気吸入口をそれぞれ穿設し、かつ前記中空部
   間に送風機を配設してなる送風機付枡。