JPS60440B2 - クロム鍍金用アノ−ド及びその製造方法並に製造装置 - Google Patents

クロム鍍金用アノ−ド及びその製造方法並に製造装置

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JPS60440B2
JPS60440B2 JP11919182A JP11919182A JPS60440B2 JP S60440 B2 JPS60440 B2 JP S60440B2 JP 11919182 A JP11919182 A JP 11919182A JP 11919182 A JP11919182 A JP 11919182A JP S60440 B2 JPS60440 B2 JP S60440B2
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JP
Japan
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lead
rope
cylindrical mold
anode
large number
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JP11919182A
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JPS5913098A (ja
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修次 古市
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Tokushu Kika Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokushu Kika Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokushu Kika Kogyo Co Ltd filed Critical Tokushu Kika Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は従来クロム鍍金用アノードとして一般に使用せ
られた鉛又は鉛合金は、その重量が大きいこと、電導度
が小さく、長尺物を使用すれば電気抵抗による電圧の低
下を伴う等の欠点があり、これを改良するものとして、
中心に鉄、銅その他の比較的軽量で電導度の高い金属を
芯材とし、その外周に鉛又は鉛合金を結着するものが提
案され、例えば実公昭52−8743号公報に示すよう
に、筒材の周面にその表面積を増大するため螺線状又は
歯車状の凹凸面を形成し、これに鉛又は鉛合金を圧着し
たものが行われたが、その芯材の製作が面倒なだけでな
く芯材と被覆材との電気的接触が悪く電気抵抗を増大す
る欠点がある。
本発明はこれを改良し、更にこれを客易且連続的に製造
する方法並に装置に係る。
第1発明は鉛より軽量で且導電性の高い金属線の多数本
を撚り合せて形成したロープを芯村とし、その外周に鉛
又は鉛合金を鋳造被覆して一体に結合し、被覆材の表面
に轡曲面による多数の凹凸条を形成したことを特徴とす
るクロム鍍金用アノードに係る。
この発明における芯材は鉛より軽量で電導度の高い鉄又
は鋼等の金属線の多数本を撚り合せて形成したロープを
使用し、その外周に鉛又は鉛合金を鋳造して一体に結着
することにより、芯材を構成する多数の金属線の広い表
面特にその隙間にまで鋳造材が浸透してその芯材と被覆
材との接着面積が非常に広いものとなり、且つその接着
が溶湯によるためロープの金属線の隙間にまで鉛が侵入
して緊密となり、接着が堅牢で電気抵抗を著しく低下す
ることができる。且アノードの表面積は轡曲面による多
数の凹凸面を有するため極めて大きくなり、クロム鍍金
における三価クロムの増加を防止することができる等の
効果を有する。第2発明はこの第1発明におけるクロム
鍍金用のアノードを極めて容易に而も連続的に製造する
方法に関するもので、鉛又は鉛合金の溶融湯内に、鉛よ
り軽量で且導電性の高い銅又は鉄等の金属線の多数本を
撚り合せて形成したロープを供給し、これを内周面に蟹
曲面による多数の凹凸条を鞄方向に沿って形成した筒状
型の中心線を水平方向に挿過移行させ、筒状型内におい
て、鉛又は鉛合金をロープに鏡着し、筒状型の終端部を
傷槽外において、冷却して、銭着した鉛又は鉛合金を固
化させて外部に引出すことを特徴とする。
この方法によれば、鉛より軽量で且導電性の高い鉄又は
銅等の金属線の多数本を撚合せ形成したローブを、鉛又
は鉛合金の溶融湯内供給し、これを内周面に型を形成し
た筒状型の中心線に沿って移行させ、池端から引出すこ
とにより、ローブの外周に鉛又は鉛合金の溶湯が鏡着せ
られ、その筒状型の透孔内の型に従って、表面に轡曲面
による多数の凹凸条が自動的に軸方向に形成せられ、且
筒状型の終端部において外部から冷却せられて被覆材は
冷却固化して芯材と被覆材とは一体に結着せられた状態
で固化するので、これを順次引出して、長尺物に形成せ
られ、これを使用に適する適当の長さに裁断すれば足り
、その操業は比較的簡単で、而も連続的に行うことがで
き、従て優れたクロム鍍金用アノードを廉価に供給する
ことができる効果を有する。
次に第3発明は、特許請求の範囲第1項のクロム鍍金用
ァノードを、同第2項の製造方法によって製造する新規
な製造装置を提供するもので、鉛又は鉛合金の溶融傷内
に、鉛より軽量で且導電性の高い銅又は鉄等の金属線の
多数条を撚り合せて形成したロープを導入する案内ロー
ルにつづき傷槽の端末部に該ロープを挿通議導する案内
孔と、内周面に轡曲面による多数の凹凸条を軸方向に沿
って設けた筒状型とを、その中心線を水平に一直線上に
順次配設するとともに、筒状型を糟外に突出させ、該部
に筒状型を冷却する冷却器を設けてなるクロム鍍金用ア
ノードの製造装置に係る。
この装置によるときは、金属線の多数本を撚って形成し
たロープを芯材とし、これを鉛又は鉛合金の溶湯内に導
入し、溶湯内において内周面に凹凸面を隣方向に有する
筒状型の中心を挿通移行ミせることにより、被覆材が筒
状型内においてロープ外周に銭着せられ次でこれを冷却
器を通して外部に引出すことにより冷却固化させて自動
的且連続的に所望のクロム鍍金用アノードが得らるる効
果を有する。本発明実施の1例を添付図面に付て説明す
る。
第1図は本発明のクロム鍍金用アノードを示すもので、
錫引き鉄線2の直径2脚程度のもの略20本程度を撚り
合せて成形したロープー芯材の外周に鉛93%、錫7%
の鉛合金から成る被覆材3を鋳造被覆して一体に結着し
て成る。鋳造にあたってその型の内面に轡曲面による多
数の凹凸面を軸線方向に設けたものを使用して、被覆材
3の表面に多数の凹凸条4を形成してその表面積を増大
させた。このものは鉄線2の燃合せによるロープ1を芯
材とし、これに型内で鉛合金を鋳造して被覆材3を形成
させたので、被覆材3は鉄線2の間隙部にも惨入するの
で鉄線2の表面を広い面積において被覆し且被覆材3は
鉄線2のなす間隙内に侵入するので、その接触面積が大
きいことと相まって接着が堅牢緊密であることによって
、該接着が緊密堅牢に行われ、電気抵抗を軽減して長期
の使用に耐え且堅牢に使用できる効果を有し、更に被覆
材3の表面には轡曲面による多数の凹凸面を形成するた
め、表面積を断面面積に対して拡大でき、被鍍金物の表
面積に比して遥かに大きいものに形成できるので、クロ
ム鍍金作業における三価クロムの発生を防止することが
でき、且この凹凸面は鋳造における型によって形成でき
るのでその製造を容易に従て廉価に得られる等の効果を
有する。第2図は本発明の製造装置と、製造方法を示す
もので、5は内部に錫の小量を含む鉛合金を溶融した湯
6を収容し、下面等からバーナ7で加熱して鋳造に適す
る温度に保持した湯槽5を示す。金属線2を撚合せて形
成したロープーを案内ロール8,9に従て湯6内に導入
する。その水平な導入方向の前方にロープ1を案内する
案内孔11を有する案内環10と、更にその前方に内部
に周面に轡曲面による凹凸条14を軸方向に設けた透孔
13を有する筒状型12とを、その案内孔1 1と、透
孔13の中心線とを水平方向に一直線上に位置させて設
け、その前方に湯槽5の外側にこれと近接し、或は僅か
の間隙を存して筒状型12の透孔13と同一の断面形状
を有する透孔16を備え、外周を図緩して冷却水を還流
させる冷水路17を有する冷却器15を透孔13,15
が重なる状態に設けた。かくて芯材ロープ1を案内ロー
ル8,9に従って湯6内に導入し、これを案内環10の
案内孔11を経て筒状型12の透孔13並に冷却器15
の透孔16を挿通し、それらの中心線に沿って外方前方
に引き出すときは、筒状型12の透孔13内に於て鉛合
金の湯がロープ1外周に接着せられて、ロープーの外周
に透孔13に従て被覆材3が圧倭せられ、更にロープ1
の組織内に浸入し、これが更に進行したとき、冷却器1
5によって外周から冷却せられて被覆材3は固結した状
態となるのでこれを外方に引出せば、ロープ1芯材の外
周に被覆材3が結着固化したものが連続的に任意の長尺
物が得られるので、これを適当の長さに切戦してクロム
鍍金用アノードを提供できる。
図面において18は鉛溶湯6の表面に浮揚して取着け鉛
又は鉛合金の保温と、外気による酸化を防止する保護鉄
板、19は溶湯の筒状型12の近傍において上面より吊
下する補給用鉛合金で、該部において溶融して材料を補
給し、かねて該部分における溶湯の冷却に役立つ。
このようにして本発明によるときは鉛より軽量で電導性
の高い金属線の多数条を撚って形成したローブを芯村と
してその外周にローブの金属線と緊密堅牢に接着せられ
た鉛又は鉛合金の被覆材を存し、且その被覆材の外周に
鯵曲面による凹凸面を多数に有し、表面積を増大したア
ノードが形成せられ、第2発明及び第3発明においては
単にロープを鉛又は鉛合金の溶湯内に導入してこれを筒
状型並にこれに連続する冷却器の透孔の中心線に沿って
引出す作業によって第1発明に示すアノードが連続的且
自動的に製造することができて、優れたクロム鍍金用の
アノードを廉価に得られる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明クロム鍍金用アノードの一部を裁除した
ものの斜面図、第2図は本発明装置の裁断側面図、第3
図は第2図のm−m線裁断面図を示す。 1・・・・・・ロープ、2…・・・金属線、3・・・・
・・被覆材、4・・・・・・凹凸条、6・・…・溶融湯
、10・…・・案内環、11……案内孔、12…・・・
筒状型、13…・・・透孔、14・・・・・・凹凸条、
15・・・・・・冷却器。 第1図第3図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鉛より軽量で且導電性の高い金属線の多数本を撚り
    合せて形成したロープを芯材とし、その外周に鉛又は鉛
    合金を鋳造被覆して一体に結合し、被覆材の外周面に彎
    曲面による多数の凹凸面を形成して成るクロム鍍金用ア
    ノード。 2 鉛又は鉛合金の溶融湯内に、鉛より軽量で且導電性
    の高い金属線の多数本を撚合せて形成したロープを供給
    し、これを内周面に彎曲面による多数の凹凸条を軸方向
    に沿って形成した筒状型の中心線を水平方向に挿通移行
    させ、筒状型内において鉛又は鉛合金をロープに鋳着さ
    せ、筒状型の終端部を湯槽外において冷却して鋳着した
    、鉛又は鉛合金を固化させて外部に引出すようにしたこ
    とを特徴とするクロム鍍金用アノードの製造方法。 3 鉛又は鉛合金の溶融湯内に、鉛より軽量で且導電性
    の高い銅又は鉄等の金属線の多数本を撚り合せて形成し
    たロープを導入する案内ロールにつづき、湯槽の端末部
    に該ロープを挿通誘導する案内孔と、内周面に彎曲面に
    よる多数の凹凸条を軸方向に沿って設けた筒状型とをそ
    の中心線を水平に一直線上に順次配設すると共に筒状型
    を湯槽外に延長させ、該部に筒状型を冷却する冷却器を
    設けて成るクロム鍍金用アノードの製造装置。
JP11919182A 1982-07-10 1982-07-10 クロム鍍金用アノ−ド及びその製造方法並に製造装置 Expired JPS60440B2 (ja)

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JPS5913098A JPS5913098A (ja) 1984-01-23
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH044934U (ja) * 1990-04-21 1992-01-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH044934U (ja) * 1990-04-21 1992-01-17

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