JPS6042636A - 分析用蒸留装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、技術分野 本発明は、化学分析に適した蒸留装置に関する。

口、従来技術 炭化水素類の化学分析は蒸留法を用いて行なわれるが、
蒸留容器として使用されるフラスコは、蒸留点を測定す
る温度検出器をフラスコ内に収容する関係上、ミクロ分
析用のものでも内容積が５ｍｌもあり、多量の試料と長
い蒸留時間を必要とするという問題があった。

ハ、目的 本発明はこのような問題に鑑み、少量の試料により短時
間で分析を行なうことができる蒸留装置を提供すること
を目的とする。

二０発明の構成。

すなわち、本発明の特徴とするところは、！へ留容器を
細管状に形成し蒸留温度と加熱温度とのズレを小さくす
るようにした点にある。

ホ、実施例 そこで以下に本発明の詳細を、図示した実施例に基づい
て説明する。

第１図は、本発明の一実施例を示す装置の構成図で、図
中符号ｌは、本発明の特徴部分をなす蒸留装置で、ガラ
スもしくは石莢により作られた細管の下端を封１トし、
上端を絞って蒸気導［１としてなる細管状容器２を温度
制御装置３により高い精度で加熱温度の管理を行うこと
ができるヒータ４内に収容して構成されている。５は、
細管状容器２の蒸気導口に直結したガス検出器で、下端
に水素ガス導入口５１を、上端の周囲に空気等の助燃ガ
ス供給口５２を設け、上部に増幅器６、データ処理装置
７及びレコーダ８に接続するイオンコレクタ５３を配設
して構成Ｓれている。なお、図中符号９は、試料加熱温
度を検出するために容器近傍に配設した温度検出器を示
している。

この実施例において、細管状容器２に微量の炭化水素類
を注入してヒータ４にセットする。このような準備を糾
えた段階で温度制御装置３をＯＮにすると、ヒータ４が
一定の温度上昇率により昇温し、細管状容器２は、この
昇温に追従して加熱されて各温度でガス化された蒸留分
は導口から放出し、検出器５において水素ガスと混合さ
れて燃焼し、イオンコレクター５３により濃度に比例し
た電気信号に変換され、温度検出器９からの信号ととも
にレコーダ８に入力する。これにより温度範囲全体にお
ける蒸留成分がレコーダ８に記録される。

第２図は、本発明の他の実施例を示すもので、容器２の
下部２１の空間部をフラスコ状に形成して、蒸発面を大
きくしたものである。

［実施例］ 内径２ｍｍ、長さ３０ｍｍの容器に軽油を注入し、５０
６Ｃから３００’Ｃまでを毎分１５ｄｅｇ程度でｙ温さ
せ、これをレコーダにより記録したところ、第３図に示
したように２０分という極めて短い時間でシャープな蒸
留曲線を得ることができた。

（効果） 以」二、説明したように本発明によれば、蒸留容器を細
管・状に形成して加熱温度とのズレを極めて小さくした
ので、試料の使用料を微量化することができて分析時間
を大幅に短縮することができるばかりでなく、容器のコ
ストが低く使い捨てとすることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る蒸留装置を使用した分析装置の
一実施例を示す装置の構成図、第２図は、本発明の他の
実施例を示す断面図、第３図は、同ト装置による分析結
果を示す特性図である。 ｌ・・・・へ留装置　２・・・・細管状容器４・・・・
ヒータ　５・・・・ガス検出器出願人　株式会社　島沖
製作所 代理人　ブｒ理士　西　川　慶　冶 回　木　村　勝　彦 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 下端を封止し、上端にガス検出器が接続できる蒸気導口
   を設けた細管状容器と、該容器を収容して一定温度Ｊｌ
   率により加熱する加熱手段とからなる分析用蒸留装置。