JPS6042483Y2 - 方向性結合器 - Google Patents

方向性結合器

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Publication number
JPS6042483Y2
JPS6042483Y2 JP5273580U JP5273580U JPS6042483Y2 JP S6042483 Y2 JPS6042483 Y2 JP S6042483Y2 JP 5273580 U JP5273580 U JP 5273580U JP 5273580 U JP5273580 U JP 5273580U JP S6042483 Y2 JPS6042483 Y2 JP S6042483Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
directional coupler
coupling
input
coil
Prior art date
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Expired
Application number
JP5273580U
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English (en)
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JPS56155501U (ja
Inventor
知正 牟田
孝明 中間
Original Assignee
第一電波工業株式会社
電気興業株式会社
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Publication date
Application filed by 第一電波工業株式会社, 電気興業株式会社 filed Critical 第一電波工業株式会社
Priority to JP5273580U priority Critical patent/JPS6042483Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は同軸線路を使用した方向性結合器に関する。
従来の同軸線路結合型方向性結合器は第1図に示すよう
に同軸線路TLと2つの結合線路CL l 。
Cl3を平行に配置し、結合線路CLI、CL2の各一
端を終端抵抗R1,R2を介して接地し、結合線路CL
I、CL2の各他端には入力から出力方向へ流れる電流
に対する分岐出力端子Fと、出力から入力方向に流れる
電流に対する分岐出力端子Rとを配し、結合線路CLの
長さlと同軸線路TL及び結合線路CLの間隔dを適当
に選択して方向性結合器としたものである。
第2図は第1図の方向性結合器においてl=90m /
m、 d = 1 m / mとした場合の入力端子
内の入力と分岐出力端子Fの分岐出力との間又は出力端
子OUTの出力と分岐出力端子Rの分岐出力との間の周
波数に対する結合特性を示す。
この場合結合量が±0.5dBの平坦な特性をもつ周波
数範囲、Eは400〜700MH2と300MHzの帯
域である。
この使用できる周波数帯域Eは広いほど有効である。
たとえば150M Hz帯と400MHz帯及び800
M Hz帯の3つの周波数帯で方向性結合器を用いて電
力を検出する場合第1図の方向性結合器では3台の専用
の方向性結合器が必要となってくる。
この場合もしも150M Hz帯から1000M Hz
帯にわたって平坦な特性をもった方向性結合器が実用化
されれば方向性結合器を1台用いればよくなり機器の小
型化、簡素化に役立つと共に大巾なコストダウンとなる
そこで本考案は上記の広帯域化を実現できる方向性結合
器を提供することを目的とする。
以下図面を参照しながら本考案について実施例をあげて
説明する。
第3図は本考案の一実施例を示す。
入出力端子IN、 OUT間は特定のインピーダンスを
持った同軸線路TLを接続し、この同軸線路TLと平行
に2つの結合線路CLI、CL2を並べて配置し、この
一方の結合線路CLlのOUT側にハ特定のインピーダ
ンスを有する抵抗R1を介して接地すると共にIN側に
は磁性材料に巻線したコイルL1及び特定のインピーダ
ンスを有する抵抗R3を介して接地し、他方の結合線路
CL2のIN側には特定のインピーダンスを有する抵抗
R2を介して接地すると共にOUT側には磁性材料に巻
線したコイルL2及び特定のインピーダンスを有する抵
抗R4を介して接地している。
そしてコイルL1と終端抵抗R3との接続点を入力から
出力方向へ流れる電流に対する分岐出力端子Fとし、同
様にコイルL2と終端抵抗R4との接続点を出力から入
力方向へ流れる電流に対する分岐出力端子Rとする。
ここで第1図の方向性結合器では結合線路CLの長さl
が希望する中心周波数の入/n(nは2、4.8.16
・・・・・・)の長さに設計されるが、第3図の方向性
結合器はそのような設計をする必要がなく、結合線路が
任意の長さでよい(短いものでよい)のが特長である。
同軸線路TLと結合線路CLとの間隔dは第1図の方向
性結合器も第3図の方向性結合器もdを小さくすれば結
合量が増大しdを大きくすれば結合量が減少することは
共通である。
第4図は第3図の方向性結合器の分岐出力端子側への結
合量の周波数特定の一例を示す。
第3図の回路を2分割し分析して動作状態を説明する。
第3図の回路においてコイルLl、L2及び抵抗R3,
R4を取り除き、分岐出力端子を結合線路CLl、CL
2の端■、■に移動して結合特性を測定すると、第4図
の曲線■のようになる。
総合特性としては例えば150MHz帯から1300M
H2帯までの間を平坦な広帯域の結合特性とするために
は第4図の曲線■と反対の特性をもった回路を直列に接
続すればよいわけで、それは第3図の回路におけるコイ
ルL1と抵抗R3及びコイルL2と抵抗R4の回路であ
る。
ここでコイルLl、L2はある特殊な材質のリング状の
小さな磁性材料に巻線をその径及び巻数を選択して取り
付けたもので、第4図の曲線■のような減衰特性を持た
せることが可能であり、総合特性として第4図の曲線0
のような広帯域の結合特性とすることができる。
なお抵抗R1〜R4は特定インピーダンスにマツチした
広帯域でSWR特性のよい抵抗とする必要がある。
第3図の回路は広帯域の方向性結合器としての他の一般
的必要条件 (1)入出力間の損失が小さいこと。
(2)入出力端子及び分岐出力端子側から見たVSWR
が低いこと。
(3)逆方向の結合特性が大きくとれていること(39
dB以上が望ましい)。
(4)順方向の結合量が一定であること。
のうち、本考案の方向性結合器は(4)の条件について
説明してきたが、これ以外の(1)〜(3)の条件につ
いても一般的な方向性結合器と同様に、広帯域にわたり
十分を特性がとれるように本回路の設計に当って各定数
が選定される必要がある。
以上のように本考案による方向性結合器にあっては結合
線路の各一端を磁性材料に巻線したコイル及び抵抗を直
列に介して接地するようにしたので、このコイル及び抵
抗よりなる回路の減衰特性により広帯域の平坦な結合特
性が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の方向性結合器を示す回路図、第2図は同
方向性結合器の結合特性を示す特性曲線図、第3図は本
考案の一実施例を示す回路図、第4図は同実施例の結合
特性を説明するための特性曲線図である。 TL・・・・・・同軸線路、CLI、CL2・・・・・
・結合線路、R1−R4・・・・・・抵抗、F、 R・
・・・・・分岐出力端子、取・・・・・・入力端子、O
UT・・・・・・出力端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入出力端子IN、OUT間に接続された特定のインピー
    ダンスを有する同軸線路TLと、この同軸線路TLと平
    行に配置された2つの結合線路CL1、Cl3とを備え
    、この一方の結合線路CLlのOUT側には特定のイン
    ピーダンスを有する抵抗R1を介して接地すると共にI
    N側には磁性材料に巻線したコイルL1及び特定のイン
    ピーダンスを有する抵抗R3を介して接地味このコイル
    L1及び抵抗R3との接続点を入出力に対応する分岐出
    力端Fとすると共に、他方の結合線路CL2のIN側に
    は特定のインピーダンスを有する抵抗R2を介して接地
    すると共にOUT側には磁性材料に巻線したコイルL2
    及び特定のインピーダンスを有する抵抗R4を介して接
    地し、このコイルL2と抵抗R4との接続点を入出力に
    対応する分岐出力端Gとしたことを特徴とする方向性結
    合器。
JP5273580U 1980-04-18 1980-04-18 方向性結合器 Expired JPS6042483Y2 (ja)

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JP5273580U JPS6042483Y2 (ja) 1980-04-18 1980-04-18 方向性結合器

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JPS56155501U JPS56155501U (ja) 1981-11-20
JPS6042483Y2 true JPS6042483Y2 (ja) 1985-12-27

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