JPS6042316A - 野生動物忌避剤 - Google Patents

野生動物忌避剤

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JPS6042316A
JPS6042316A JP15117483A JP15117483A JPS6042316A JP S6042316 A JPS6042316 A JP S6042316A JP 15117483 A JP15117483 A JP 15117483A JP 15117483 A JP15117483 A JP 15117483A JP S6042316 A JPS6042316 A JP S6042316A
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JP
Japan
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oil
test
repellent
produced
emulsion
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JP15117483A
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English (en)
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JPH0518803B2 (ja
Inventor
Akiichi Ueda
上田 明一
Koshiro Ushijima
牛嶋 幸司郎
Akiyoshi Shimizu
志水 明義
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toa Doro Kogyo Co Ltd
Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Toa Doro Kogyo Co Ltd
Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、原油の常圧蒸留の重質油より製造される特定
の油分を有効成分として含有する野生動物忌避剤に関す
る。
野ウサギ、カモシカ等の野生動物が造林木の枝葉を摂食
し、幹を切断或は表皮剥離して造林木に与える被害は著
しく、一方、野生動物を保護する立場から殺生せずに造
林木を保護すべく野生動物忌避剤が実用されており、例
えばアスファルトを有効成分とするアスファルト乳剤が
野ウサギの忌避剤として使用されている。このアスファ
ルト乳剤はその忌避効果をより向上すべく改良が望まれ
ている。また、アスファルトは一旦、衣服・散布器具な
どを汚染すると清掃・除去が困難であり、アス77・ル
ト乳剤はその粒子が比較的大外く、かつ粘講であるため
に、一般的な噴霧器による散布では能率低下を来たし、
特別な□噴霧器を必要とするなどの施用上の欠陥もあっ
て、この面からも改善がめられている。
本発明者達は、当該忌避剤の有効成分として、原油の常
圧蒸留の重質油より得られる、一定の芳香族炭化水素の
含有量を有する油分が前記アスファルト乳剤の場合に比
し、優れた忌避効果を示すと共に前述の施用上の欠陥も
解消できることを見出した。
すなわち、本発明は原油の常圧蒸留の重質油より製造さ
れる油分を有効成分として含有する野生動物忌避剤にお
いて、当該油分として芳香族炭化水素を60重量%以上
含有するものを使用することを特徴とする動物忌避剤で
ある。
本発明の有効成分の油分は、一般の石油精製工程におけ
る原油の常圧蒸留工程より得られる重質油から製造され
るものであI)、ここでいう重質油とは重油、潤滑油、
アスファルト及びパラフィン・ワックスを広範囲に含有
するものを意味する。当該油分は芳香族炭化水素を60
重量%以上含有するのでその組成及び物理的性質面で前
記7ス7アルトと明瞭に異なる。当該油分の製造例とし
ては、例えば前記重質油を減圧蒸留することによって得
られる重油及び/又は潤滑油に芳香族炭化水素を加えた
もの、同様1こ)威圧蒸留することによって44られる
アスファルトから溶剤抽出で得られる芳香族炭化水素を
主成分とするもの、前記アスファルVに芳香族炭化水素
を加えたもの、前記重質油を)威圧蒸留することによっ
て得られるオイルから溶剤抽出で得られる芳香族系抽出
物(所謂エキストラクト)などが挙げられるか、なかで
も芳香族系抽出物は芳香族炭化水素を80%以上含有し
、常温で流動性であるので望ましい。いずれにしろ前記
重質油を原料として製造される油分であって、一定の芳
香族炭化水素の含有量を有するものは所期の効果をもた
らすことかできる。
本発明の忌避剤は、公知のアスファルト乳剤と比較する
と例えば次の様な優れた特徴を有する。
(1)低薬量でも優れた忌避効果を示す。
(2)粒子が小さく、粘性も吐いので、散布が容易であ
り、特殊な噴霧器を必要とない。
(3)油分の色は薄く、衣服・器具などに付着しても除
去は比較的簡単である。
また、有効成分の前記油分は通常の原油の精製工程から
量産される重質油を原料とするものであるので、経済的
に有利に製造され得る。
本発明の忌避剤は、散布(噴霧)処理、塗布処理或は、
浸漬処理でも優れた忌避効果を示す。その施用に際して
は有効成分の油分をそのまま使用してもよいが、適当な
希釈剤、界面活性剤、分散剤などの補助剤と適宜混合す
ることによって乳剤、塗布剤など種々の形態に製剤して
から使用することが望ましく、なかでも乳剤の形態で使
用するのが好ましい。補助剤の適昂に際しては、例ノば
界面活性剤として非イオン系、陰イオン系、陽イオン系
及び両イオン系のいずれのものをも使用できるごとく、
一般の農薬の製剤時に使用される補助剤が広く適用でき
る。
本発明忌避剤の有効成分の施用量は、気象条件、薬剤の
製剤形態、施用時期などの相違によ1)−概に規定で熱
ないが、一般に造林木1本当り1〜100g、望ましく
は1.5〜608である。
次に本発明忌避剤の試験例を記載する。
試験例1 (1)試験施設;餌場と体息場を設けた、15mX 1
.1 +hの長方形で、周囲と上部を金網で囲ん だ野外飼育場 (2)供試木:樹高50cm〜70cm位の苗畑で育成
された技、及び根張り共に良好なヒノキ 苗木 (3)供試動物二山形県下で捕獲したオスの野1ンサギ
成獣−頭 (4)供試薬剤: [A] 芳香族分 FBI レノン分 [CJ アスファルテ2分 [DJ 飽和分 [El トリクロロエタン(溶剤) クラエート原油の常圧蒸留の重質油を減圧蒸留すること
によって製造されたストレートアスファルト(※釦入度
80/100J1s K22oマ:シェル石油全社製)
を原料として用い、これを11−ヘプタンで抽出し、抽
出物を活性アルミナクロマトグラフィーで前記[A]−
[DJの4成分に分離した(当該分離法ニアスフアルド
第16巻、第94号、第15〜17頁1973年掲載)
※ストレートアスファルトの成分組成 レジン分 21..0% 芳香族分 45.0% アスファルテン分 14..0% 飽和分 20.0% (5)処理方法;前記供試薬剤[A]〜[DJの所定量
を、供試本1本当り各々60mρのトリクロロエタンで
溶解した溶液をへヶで塗布 し、自然乾燥させた後、所定の場所に 植栽した。
対照区として、供試本1本当り、60 m12のトリク
ロロエタンのみを塗布したも のを、所定の場所に植栽した。
(6)植栽方法;2反復のラテン方路法により、各供試
薬剤につき各々5本づつ植栽した。
(7)調査方法;薬剤処理翌日より5日目に野ウサギに
よる供試本の食害程度及び同5日間の 毎日の噛傷回数を肉眼で観察、測定し、下記基準により
、忌避効果指数及び累 積加害回数の各平均値をめ、表1の 結果を得た。
(1)忌避効果指数 5=食害を受けなかったちの 3=食害を受けたが、再食害を受けな ければ回復すると思われるもの O=将来枯死するが或は植え替えが 必要と思われるもの (2)累積加害回数 累積加害回数 (8)試験結果: 表1 Bレノン分 2.6 6.9 比較区Cアス7アルテン分 LL 2.3 6.0試験
例2 (1)試験施設;前記試験例1の場合と同様のものを使
用(2)供試木; (3)供試動物; (4)供試薬剤; (A) エキストラクト60%乳剤(後記製剤例2の製
剤品) サウジアラビア原油の常圧蒸留の重質油を減圧蒸留次し
1で溶剤抽出することによって製造されたエキストラク
ト(富士興産社製)であり、このものは芳香族炭化水素
を83.3%含有する。
CB) アスファルト60%乳剤(後記製剤例2に準す
る製剤品) 前記試験例1で使用されたストレートアスファルトであ
り、このものは芳香族炭化水素を45%含有し、軟化点
47°Cである。
(5)処理方法;前記供試薬剤(A)及びCB’lを水
で2倍に希釈した各薬液に、前記供試苗 木を浸漬し、風乾させた後、所定の場 所に植栽した。対象区として、無処理 の供試本を所定の場所に植栽した。
(6)植栽方法; 3反復のラテン方路法により、各供
試薬剤及び無処理につき、各々3本づつ 植栽した。
(7)調査方法;前記試験例1の場合と同様に、忌避効
果指数の平均値をめ、表2の結果を 得た。
(8) 試験結果; 表2 試験例3 (1)試験施設;前記試験例1の場合と同様のものを使
用(2)供試木; (3)供試動物; (4)供試薬剤;前記試験例2〔A〕で使用されたエキ
ストラクト60%乳剤 (5)処理方法;前記供試薬剤を水で2倍又は5倍に希
釈した各薬液に、前記試験例2に準じ て供試苗木を浸漬処理し、植栽した。
(6)植栽方法;4反復のラテン方路法により、各供試
薬剤及び無処理につき、各々4本づつ 植栽した。
(7)調査方法;前記試験例1の場合と同様に、忌避効
果指数の平均値をめ、表3の結果を 得た。
(8)試験結果; 表3 木兄明区2倍希釈液 3.7 試験例4 前記試験例2〔A〕で使用されたエキストラクト60%
乳剤を水で2倍、5倍及び10倍に希釈した各薬液を、
全自動噴霧器で、ヒノキ1本当り60IIQとなるよう
にヒノキ植栽木に散布した。各試験区共に、ヒノキ苗木
は25本宛供試して3反復で実施した。春季〜要季の薬
液処理5ケ月後に、生育状態を調査した結果、各薬液処
理苗は無処理苗と同様な生育状態であって、薬害の発生
は認められなかった。
尚、本試験については、無処理区で約10%のヒノキ苗
が夏枯れしたが、薬液処理区では、夏枯れは認められな
かった。
次に本発明忌避剤の製剤例を記載する。
製剤例1 (1)エキストラクト(前記試験例2で使用したもの)
42重量部 (2)ストレートアスファルト(前記試験例1で使用し
たもの) 18 〃 (3) ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル0
.8 〃 (4) リグニンアミン 0.6 〃 (5)牛脂シアミン 0.04// (6)塩酸 0.46// (7)水 38.1// (1)〜(7)の各成分を均一に混合して、乳剤を得た
製剤例2 (1)エキストラクト(前記試験例2で使用したもの)
60重量部 (2) ポリオキシエチレン7ニルフエニルエーテル1
.6 〃 (3)水 38.4’// (1)〜(3)の各成分を均一に混合して、乳剤を得た
特許出顔へ 束亜道路工業株式会社 石原産業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 原油の常圧蒸留の重質油より製造される油分を有効成分
    として含有する野生動物忌避剤において、当該油分とし
    て芳香族炭化水素を60重景%以上含有するものを使用
    することを特徴とする野生動物忌避剤。
JP15117483A 1983-08-19 1983-08-19 野生動物忌避剤 Granted JPS6042316A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15117483A JPS6042316A (ja) 1983-08-19 1983-08-19 野生動物忌避剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15117483A JPS6042316A (ja) 1983-08-19 1983-08-19 野生動物忌避剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6042316A true JPS6042316A (ja) 1985-03-06
JPH0518803B2 JPH0518803B2 (ja) 1993-03-15

Family

ID=15512921

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15117483A Granted JPS6042316A (ja) 1983-08-19 1983-08-19 野生動物忌避剤

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS554302A (en) * 1978-05-13 1980-01-12 Makoto Miyazaki Method of attracting injurious insect with petroleum heavy oil

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS554302A (en) * 1978-05-13 1980-01-12 Makoto Miyazaki Method of attracting injurious insect with petroleum heavy oil

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JPH0518803B2 (ja) 1993-03-15

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