JPS6041542B2 - 鋳込回転子 - Google Patents

鋳込回転子

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JPS6041542B2
JPS6041542B2 JP9133976A JP9133976A JPS6041542B2 JP S6041542 B2 JPS6041542 B2 JP S6041542B2 JP 9133976 A JP9133976 A JP 9133976A JP 9133976 A JP9133976 A JP 9133976A JP S6041542 B2 JPS6041542 B2 JP S6041542B2
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JP
Japan
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rotor
secondary conductor
reinforcing rod
reinforcing
cast
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JP9133976A
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善欽 渡辺
伸二 山田
靖次 酒井
繁雄 小澤
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は二次導体を補強した誘導電動機の銭込回転子に
関する。
従来アルミニウム銭込回転子において、高トルク電動機
を製作する時二次導体に高抵抗アルミニウム(18%I
ACS)を鋳込むと目的の特性を得る場合がある。
しかしながら単純に高抵抗アルミニウムの使用だけでは
特性を得ることができず、二次導体の形状の変更を要す
る場合がある。その一例として、二次導体を形成する回
転子鉄心のスロット幅が小で且つスロット深さが大きい
スロットに、高抵抗アルミニウムを鋳込むとスロット内
に二次導体が形成されると共に、回転子鉄心の両端には
短絡環が形成される。この回転子鉄心から鏡三込金型(
以下金型という)を取り外す時、回転子鉄心端面部の二
次導体と短絡環の付け根部で亀裂が発生し、二次導体と
短絡環が切断される現象が発生する。この原因は高抵抗
アルミニウムの伸びが約5%と通常使用している導電用
アルミニウムの伸び約35%に比べて小さいこと。また
スロット幅が小でスロット断面積が小さいこと。更に上
記要因と通常のアルミニウム銭込時にも発生する次の諸
現象とが作用して起るものと考えられる。【1} 高抵
抗アルミニウムの鏡込凝固後、回転子鉄心の両端で二次
導体が短絡環により引張られ二次導体には引張応力がか
かる。■ 端絡環の周壁及び回転子の冷却用羽根の周壁
と金型との接触部分で発生する摩擦力が、金型引き外す
時に二次導体の短絡環との付け根部で二次導体に引張応
力として働く。
(3} 板吏偏差のある回転子鉄板を規定枚数積層した
ものに高低抗アルミニウムを銭込凝固後、金型の締付圧
力をゆるめる段階で二次導体には積層鉄心からのスプリ
ング・バックと呼ばれる引張力が働く。
これらの要因で二次導体に高抵抗アルミニウムを鋳込ん
だ回転子を製作することは困難であった。
本発明は上記のような欠点を改良したもので、回転子鉄
心の二次導体と短絡環を形成するために高抵抗アルミニ
ウムを鋳込んだ時、補強榛が形成されるような銭込回転
子を提供することを目的とする。
以下本発明の一実施例を第1図乃至第4図を参照して説
明する。
第3図に示すように回転子鉄板11は外周辺に複数個の
半閉形スロット14を穿談し、この半閉形スロット14
の底部より中心部へ距離を隔てて補強榛形成孔10aを
複数個円周方向に穿設し、中心部には藤孔が穿設されて
いる。この補強榛形成孔10aの断面積は半閉形スロッ
ト14のそれより大〈、又数は少ない。尚第4図に示す
両者の距離hは後述の理由により広くする。そして回転
子鉄板11を規定枚数穣層して回転子鉄心2を形成し芯
金3に麻挿する。この芯金3を下側金型4の上に載せ回
転子鉄心2の外周と間隙8ができるように中間金型リン
グ5を挿入する。続いて中間金型リング5のガイド6に
上側金型7を按め込む。次に回転子鉄心2を内蔵した金
型を図示しないダイカスト・マシンに設置して伸び(%
)の小さい高抵抗鏡込導電用材料である高抵抗アルミニ
ウムを鋳込む。するとこの高抵抗アルミニウムは上側金
型7の湯口から主に補強榛形成孔10aを通って下側金
型4に流れ、下側金型4の内部を充満し半閉形スロット
14と間隙8を逆流して上側金型7に向い上側金型7か
らの流れと合流する。そして二次導体9aと両側の短絡
環13a及び13bと複数枚の羽根12及び積層方向に
貫通する補強棒10を形成して鏡込回転子1を製作する
。尚本発明に使用する回転子鉄板11の半閉形スロット
14と補強綾形成孔10aとの距離hは、補強榛10か
ら発生するトルクが要求されるモ−夕のトルク特性に影
響を与えないように設定する。
即ち補強榛10へ電動機の運転時に電流が流れた時、こ
の電流によって発生する磁束が飽和しないだけ離す。そ
の理由を説明するに際し本発明の対象となる高トルク電
動機に要求される要件を述べる。一般に高トルク電動機
はェレベータやコンベア等に使用され、1次電圧制御方
式により可変速運転されるものである。このような電動
機に要求される速度・トルク特性は、一般に起動後放物
線形状で右下りに低下し、5乃至10%と大きなすべり
で定格負荷と交差するようなものである。このような形
状の速度・トルク特性を得るためには2次抵抗を大きく
する必要があり、その為に高抵抗アルミニウム材を鋳込
んで2次導体を形成して使用したり或いは2次導体の断
面積を4・さくする必要が生ずる。これに対し2重かご
形ロ−夕を使用した電動機の速度・トルク特性は、衆知
のように起動後半円弧状に徐々に低下し30乃至60%
のすべりで底をつき、上昇後10乃至20%のすべりで
最大トルクとなり2乃至3%のすべりで定格運転に入る
このために本発明で対象としている高トルク電動機の速
度・トルク特性を、2重かご形電動機の速度・トルク特
性では機能を満足しないことが判る。以上のことから本
実施例の距離hを離す理由を、補強棒から発生するトル
クの下記計算式から説明する。ここでP:極数、V,:
電源電圧、s:すべり、r,:1次巻線の抵抗、r2′
:1次に換算した補強榛抵抗、x,:1次漏れリアクタ
ンス、x2′:1次に換算した補強棒漏れIJァクタン
ス、電動機の運転時に補強棒10へ電流が流れるとき、
距離hが小さい時と大きい時の発生するトルクTは次の
ようになる。
距離hが小さい時 電流によって発生する磁束は距離hが4・さいために飽
和し、漏れリアクタンスセ′が減少する。
するとトルクTは漏れリアクタンスx2′の2乗に反比
例するので、漏れリアクタンスx2′の減少は補強棒に
よってトルクTが発生する。これは補強棒が二重かご形
回転子の下部の二次導体と同様の作用をするので、距離
hが小さい時は二重かご形回転子になる。距離hが大き
い時 電流によって発生する磁束は距離hが大きいために飽和
せず、漏れリアククタンスx2′は増大する。
すると漏れリアクタンスx2′の2乗による増加により
、分母は無限大近くになりトルクTは殆んど発生せず、
補強榛によるトルクは無視でき二重かご形回転子の下部
の二次導体と同様の作用はしない。従って本発明の銭込
回転子は二重かご形回転子とは本質的に異なる。試みに
4極110KWの譲動電動機で第3図に示す回転子鉄板
11を使用した回転子鉄心2で計算する。スロット幅が
5側、スロット深さが1仇舷、補強棒10の直径が10
肌、距離hが5肌の時補強棒10が寄与するトルクは二
次導体9aに対して僅か約4〜5%で、誘導電動機のト
ルク特性には影響しない事が判明している。尚、本発明
の補強棒の断面積は次式で求められる。
s。
=ヱxf ………‘1)S=So−S
bP=Pf+Ps ここで・ 。
=アルミニウムの引張り強さf=安全率 S=補強棒の断面積 Sb=2次導体の断面積 Pf=短絡環及び羽根と金型との接触部分で発生する摩
擦力で金型引外す時2次導体にかかる力 Ps=2次導体にかかるスプリング・バックの力この様
に補強榛形成孔10aを有する回転子鉄板11を使用し
た回転子鉄心2の半閉スロット14内を流れる高抵抗ア
ルミニウムは、回転子鉄心2の両端から内側に流れ合流
するので、半閉形スロット14内での湯溜りや湯境い等
がなく二次導体9aの切れる現象が発生しない。
又補強棒10は短絡環13a及び13bと一体に形成さ
れる。このため金型を鉾込回転子1から取り外す時、前
記従来技術で説明した要因があっても、短絡環13a及
び13bは補強棒1川こよって補強されているので、二
次導体9aと短絡環13a及び13bが切断する様な現
象は発生しない。次に本発明の他の実施例として回転子
鉄板に全閉形スロットを使用した場合を第5図乃至第9
図を参照して説明する。
第8図に示すように回転子鉄板15は外周辺に複数個の
全閉形スロット18を穿設し、この全閉形スロット18
の底部より放射状中心方向へ距離を隔てて補強樟形成孔
10aを複数個円周方向に穿設し、中心部には軸孔が穿
設されている。
又第6図に示すように回転子鉄板16には補強綾形成孔
10aのない全閉形スロット18だけが穿設されている
。次に回転子鉄板15を規程積層して回転子鉄心2aを
形成する。尚この回転子鉄心2aの積層中央又は適当な
積層部に1個所補強榛形成孔10aのない回転子鉄板1
6が挟持されている。この回転子鉄心2aを金型内に収
納しダィカスト・マシンに設置して高抵抗アルミニウム
を鋳込む。高抵抗アルミニウムは全閉形スロット18を
通って二次導体9bと両側短絡環13a及び13bと羽
根12及び積層方向向を分断する補強棒10b及び10
cを形成して第7図に示すような鏡込回転子laを製作
する。このようにスロット断面積が小の全閉形スロット
18に高抵抗アルミニウムを鋳込む場合、補強榛10が
積層方向に貫通した構造では高抵抗アルミニウムの流れ
が補強榛形成孔10aを主体にして流れ、全閉形スロッ
ト18には流れ驚く不廻りや湯境し、等の現象により二
次導体9bが断絶することがあった。しかし補強榛形成
孔10aのない回転子鉄板16を1個所挟持することに
より、高抵抗アルミニウムが全閉形スロット18の方か
ら流れ不廻りや湯境し、等の現象が皆無となった。又金
型分解時の二次導体9bと短絡環13a及び13bとの
切断防止は前記実施例と同様である。更に補強棒10b
及び10cを積層方向で分断することにより、補強榛1
0b及び10cに流れる電流が遮断されて補強棒10b
及び10cによるトルクは発生しない効果がある。又、
他の実施例として導電材料としての高抵抗アルミニウム
を省資源的に使用するため、回転子鉄心2aに配設した
補強榛形成孔10aのない回転子鉄板16を2個所適当
な間隔をあげて挟持して空間20を形成する。
この構造で高抵抗アルミニウムを鋳込むと空間20‘こ
は高抵抗アルミニウムが入らないので材料的には省資源
となり、補強棒10b及び10cが積層方向で分断され
る。そして二次導体9bと短絡環13b及び13cとの
切断防止、鏡込性、電動機のトルク特性等は上記実施例
の説明内容と同様である。尚上記説明では回転子鉄心の
スロットに全閉形を使用した鏡込回転子構造について述
べたが、スロットに半閉形を使用しても同機の効果があ
る。又、鏡込材料を高抵抗アルミニウムを使用した場合
について説明したが通常のアルミニウム材料或いは他の
鏡込材料でも同様の効果がある。以上説明したように本
発明によれば、断面積が小さい複数個のス。
ットを有する回転子鉄板に補強棒形成孔を穿設して規程
積層した回転子鉄心に、二次導体を形成するために伸び
(%)の小さい導電用材料である高抵抗アルミニウムを
鋳込んだ時、前記補強穣形成孔に鋳込まれた高抵抗アル
ミニウムで補強樺を形成するようにした。この結果通常
のアルミニウム鏡込時にも発牛する諸現象に加えて高抵
抗アルミニウムとスロット断面積が小さいことを粗合せ
た銭込条件でも、補強棒で二次導体と短絡環を補強する
ので、鏡込金型分解作業時に発生していた二次導体と短
絡環との切断を防止することができる。又新設する補強
棒により発生するトルクは皆無或いは無視することが出
来る等伸び(%)の小さい導電用銭込材料を断面積の小
さし、ス。ットに鋳込んで、かご形銭込回転子を製作す
ることができるようになった効果は大きい。図面の簡単
な説明第1図は本発明の一実施例による鏡込状態を示す
断面概略図、第2図はその鏡込回転子の縦断面図、第3
図は本発明の一実施例を示す回転子鉄板の正面図、第4
図は第3図の姿部拡大図、第5図、第7図は他の実施例
における錆込回転子の縦断面図、第6図、第8図は他の
実施例を示す回転子鉄板の正面図、第9図は第8図の要
部拡大図である。
1・・・・・・錆込回転子、2,2a,2b・・・・・
・回転子鉄心、9a,9b・・・・・・二次導体、10
,10b,10c・・・・・・補強榛、11,15,1
6・・・・・・回転子鉄板、13a,13b・・・・・
・短絡環、14・・・…半開形スロット、18・・・・
・・全閉形スロット、20・・・・・・空間、h・・・
・・・距離。
第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数個のスロツトを有する回転子鉄板を積層して形
    成する回転子鉄心と、この回転子鉄心のスロツトに導電
    用鋳込材料を鋳込んで二次導体を形成すると共に両端に
    短絡環を形成する鋳込回転子において、前記二次導体と
    不対で本数が少なく且つ断面積は大きい補強棒を導電用
    鋳込材料の鋳込により二次導体と別個に距離を隔てて形
    成させ短絡環と連接し、この補強棒に流れる電流により
    発生する磁束が前記距離で飽和しない位置に補強棒を配
    設してなる鋳込回転子。 2 複数個のスロツトを有する回転子鉄板を積層して形
    成する回転子鉄心と、この回転子鉄心のスロツトに導電
    用鋳込材料を鋳込んで二次導体を形成すると共に両端に
    短絡環を形成する鋳込回転子において、二次導体の断面
    積より大きい補強棒を導電用鋳込材料の鋳込により二次
    導体と別個に距離を隔てて形成させ短絡環と連接し、こ
    の補強棒を回転子鉄板と同数のスロツト数を有し補強棒
    形成孔のない鉄板の挾持により分断し補強棒に流れる電
    流を遮断してなる鋳込回転子。
JP9133976A 1976-08-02 1976-08-02 鋳込回転子 Expired JPS6041542B2 (ja)

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JP9133976A JPS6041542B2 (ja) 1976-08-02 1976-08-02 鋳込回転子

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JP9133976A JPS6041542B2 (ja) 1976-08-02 1976-08-02 鋳込回転子

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Publication Number Publication Date
JPS5317908A JPS5317908A (en) 1978-02-18
JPS6041542B2 true JPS6041542B2 (ja) 1985-09-17

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ID=14023655

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JP9133976A Expired JPS6041542B2 (ja) 1976-08-02 1976-08-02 鋳込回転子

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63174544U (ja) * 1986-11-11 1988-11-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63174544U (ja) * 1986-11-11 1988-11-11

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Publication number Publication date
JPS5317908A (en) 1978-02-18

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