JPS6041442B2 - 回転式可変抵抗器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、摺動回転に回転ムラを生じない構造の回転式
可変抵抗器に関するものである。

馬蹄形の抵抗素子を取付基板に取付けた構造の回転式可
変抵抗器で、３６０度もしくそれ以上の回転（エンドレ
ス）のものは、その抵抗素子を３６０度の間を切れ目な
く構成することが望ましいが、この場合摺敷子を３６０
度回転させるため、必らず情勤子を集竃する接触子を取
付基板と抵抗素子の間に取付ける必要がある。

そのため抵抗素子を完全円形に構成すると、局部的にこ
の接触子の分だけ浮き上がるところができ、抵抗素子が
割れたり、あるし、は摺動回転に回転ムラを生じる等の
特性的欠陥と、専用の抵抗素子金型を必要とし汎用性に
欠ける等、多々の不都合がある。本発明はこのような不
都合なく、エンドレス回転の回転式可変抵抗器を供給し
ようとするものである。

以下、本発明の一実施例について図面とともに説明する
。

まず、取付基板１に抵抗素子２が外部端子３，４によっ
て取付け固着されている。上記抵抗素子２は馬蹄形で、
終端部５，６を有している。この抵抗素子２の終端部５
，６の間隔内に接触子７を挟んで外部端子８が取付けら
れている。そして、上記外部端子８はその延長部９が摺
動子１１の摺動軌跡１０を越えてその先端が抵抗素子２
の内蚤側とほぼ一致する位直に達するように一体に設け
られ、その延長部９の表面を摺動子１１が摺動するよう
に構成されている。上記摺動子１１は接触子７に橋絡（
図示せず）してその先端１２が溝動軌跡１０上を抵抗素
子２および外部端子８の延長部９に接触して３６０度に
亘り摺動する。この時、外部端子８の延長部９の摺動子
側表面は抵抗素子２の表面と同一高さになっており、摺
敷時の回転ムラを防止するようになっている。この場合
、ほぼ同一高さとしても実用上は問題ない。また、上記
外部端子８の延長部９は導電性材料のため抵抗素子２の
終端部５，６と接触すると好ましくないため、その終端
部５，６とある絶縁間隔をおいて形成されている。ここ
で、その絶縁間隔が摺動子１１の先端１２における接触
面の幅より大きければ、摺動子１１は抵抗素子２の終端
部５，６と外部端子８の延長部９との両者で形成された
溝に落ち込んでしまい、クリックのような感触をもつこ
ととなって余り好ましくないが、その絶縁間隔が摺動子
１１の先端１２の接触面以下の幅であれば、摺動子１１
が溝に落ち込まず滑らかにその境界を越えることができ
、良好な回転感触を維持できる。以上のように本発明は
構成されているものであり、非常に簡単な構造でもつて
摺動回転に回転ムラを生じなく、かつ汎用の抵抗素子金
型を用いることができる等の特長を有する回転式可変抵
抗器を提供することができ、その実用性は大なるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る回転式可変抵抗器の実施例を示す
摺動子を除いた状態の上面図、第２図は同第１図のイー
イ線より見た断面図である。 １・・・取付基板、２…抵抗素子、３，４，８…外部端
子、５，６…終端部、３・・・延長部、１０・・・摺動
軌跡、１１・・・沼勤子。 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 取付基板に馬蹄形の抵抗素子を取付け、該抵抗素子
   上を摺動子が３６０度以上回転する構造の回転式可変抵
   抗器において、上記抵抗素子の終端間隔内における上記
   摺動子の摺動軌跡上に上記摺動子に橋絡させる接触を固
   定する外部端子の延長部を上記抵抗素子とほぼ同一平面
   になるよう設けてなる回転式可変抵抗器。 ２ 抵抗素子の終端間隔内に、該抵抗素子の終端との間
   隔が摺動子の接触面以下の幅となるような絶縁距離を設
   けて接触子を固定する外部端子の延長部を配置してなる
   特許請求の範囲第１項記載の回転式可変抵抗器。