JPS6041260Y2 - ゴルフクラブ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はゴルフクラブに関するもので、シャフトに対し
てモデル握り型を備えたグリップを設けて成るゴルフク
ラブを提供することを目的とする。

ゴルフ競技に用いられるクラブのシャフトには一般に根
元方向が僅かに大径に成る円柱状のグリップが取り付け
られており、正確に目的位置に打球する為にはその握り
方が特に問題となり、初心者にとってこれを習得するこ
とが難問の一つである。

本考案は上記問題に鑑み、この握り方を簡単に習得する
ことのできるゴルフクラブを提供すると共に、初心者の
段階からゴルフ競技を一定の水準に引き上げる為、ゴル
フクラブのグリップにモデル握り型を形成すると共に該
モデル握り型とクラブヘッドの方向が調節可能に成るゴ
ルフクラブを構成せんとするものである。

今、本考案ゴルフクラブの一実施例を図面に従って説明
するに、第１図はウッドクラブの斜視図、第２図は同グ
リップ部の分解斜視図である。

１は金属又はグラスファイバー等の合成樹脂から成るシ
ャフトであり、該シャフト１の先端に所定のライを持っ
てヘッド２が形成され、該−ヘッド２の一面にフェイス
４と称する打球面を構成する。

一方シャフト１の元端にはグリップ軸５が突設されると
共に、該シャフト１とグリップ軸５の段差部には力対方
向に多数のスラスト溝７を形成したテーパ嵌合部６を構
成する。

グリップ部材８の軸孔９の一端には上記テーパ嵌合部６
と対応する嵌合凹部１０が形成され、該軸孔９を上記グ
リップ軸５に外挿すると共に、グリップ部材８端に形成
した凹段部１１から固定ネジ１２をグリップ軸５端に螺
合締結すると、嵌合凹部１０に形成した力対状のスラス
ト溝１３が嵌合部６のスラスト溝７と嵌合し、回動力向
のずれを阻止するように戊る。

また１４は指標１５と基準位置マーク１６から成るフェ
イス方向表示指標である。

上記グリップ部材８の表面には種々の基本グリップに合
わせた握り型の凹凸１７が形成され、使用者はその握り
型の凹凸１７に指を合わせて握ることにより基本的な握
り方ができるように戒る。

上記構成に成るゴルフクラブは好みの基本グリップの握
り型の凹凸１７を有するグリップ部材８をシャフト１の
元端に取り付け、また使用者の打球癖等に依り、クラブ
ヘッド２とグリップ部材８の相対方向を調節可能に構威
したもので、上記実施例の場合グリップ部材８を固定ネ
ジ１２の螺合に依って交換取付し、該グリップ部材８の
締結時に嵌合部６と嵌合凹部１０のスラスト溝７，１３
を選択嵌合して相対方向を固定するように構威したもの
である為、調整及び交換が簡単にできるはかりでなく、
締結後は嵌合部６と嵌合凹部１０のテーバ面に依って両
部材が確実に固定され、ガタつくことがない。

以上、ウッドクラブについて実施例を説明したが、本考
案はアイアンクラブ、パター及びサンド・ウェッジ等に
ついても同様の構造を持たせることができ、それぞれ各
クラブに適合した握り型の凹凸を設けることができる。

即ち、本考案に依ればゴルフ競技用の各種クラブに対し
て好ましい握り型の凹凸を持ったグリップをクラブヘッ
ドの方向と調節自在に設けることにより、初心者におけ
るクラブの握り方の習得を簡単にすると同時に、競技に
速やかに参加することができるように成るものであり、
また打球の飛び方向に一定の癖を有する競技者の打球方
向を変えることが容易にできる等の特徴を有し、本考案
実施後の実用的効果は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案ゴルフクラブの一実施例を示すもので、第
１図は全体の斜視図、第２図は要部分解斜視図、第３図
は要部断面図である。 １・・・・・・シャフト、２・・・・・・ｌ＼ラッド５
・・・・・・グリップ部、６・・・・・・嵌合部、７，
１３・・・・・・スラスト溝、８・・・・・・グリップ
部材、９・・・・・・軸孔、１０・・・・・・嵌合凹部
、１１・・・・・・凹段部、１２・・・・・・固定ネジ
、１４・・・・・・フェイス方向表示指標、１７・・・
・・・握り型の凹凸。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ゴルフクラブのシャフト元端に設けたグリップ部に基本
   握り型の凹凸を形成するゴルフクラブに於いて、上記グ
   リップ部がシャフトに対して交換可能に威る緊締機構を
   介して取り付けられ、且つシャフト端に枢設したクラブ
   ヘッドと相対角度を可変調節できる上記緊締機構と協働
   するフェイス方向調節機構を備えて成ることを特徴とす
   るゴルフクラブ。