JPS6040558B2 - パルプの洗浄装置 - Google Patents

パルプの洗浄装置

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Publication number
JPS6040558B2
JPS6040558B2 JP9289781A JP9289781A JPS6040558B2 JP S6040558 B2 JPS6040558 B2 JP S6040558B2 JP 9289781 A JP9289781 A JP 9289781A JP 9289781 A JP9289781 A JP 9289781A JP S6040558 B2 JPS6040558 B2 JP S6040558B2
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JP
Japan
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pulp
drum
liquid
peripheral wall
pocket
Prior art date
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Expired
Application number
JP9289781A
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English (en)
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JPS57210094A (en
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良道 沖
邦夫 宮川
英次郎 宮田
精久 上田
恵司 小柳
英樹 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、パルプの洗浄装置、さらに詳しくは高濃度
パルプの多段洗浄装置に関するものである。
一般に、この種の洗浄装置においては、回転ドラムの内
側より作用する負圧に基づく吸引力によりパルプ原料液
の炉週、脱水および洗浄を行なっている。
従来のパルプ洗浄装置においては、通液性周壁を有する
回転ドラムの全周面に、希釈したパルプ原料液を供給し
て均一な厚みのパルプマットを形成し、ドラムの上部に
おいて散水管より散布した洗浄水によりパルプマットを
洗浄処理しているが、パルプ原料液を希釈してこれを均
一混合するために大型の混合装置を必要とし、また混合
作業に手間がかかるという面倒があった。しかも希釈水
量および炉液の循環量が非常に多くなり、能率的でない
し、大量の希釈水を使用するため洗浄装置が大型化し、
設備費が高くつくとともに、エネルギーの消費が大きく
、運転コストも高くつくという欠点があった。この発明
は、上記の従来技術の欠点を除去するためになされたも
ので、パルプ原料液を希釈することなく高濃度のまま使
用することがき、しかもパルプを多段状に充分に洗浄す
ることができる装置を提供することを目的としている。
この発明を、以下図面に示す実施例に基づいて説明する
図面において、1は横型の回転ドラムで、これは通液孔
を有する周壁2を備えている。
4はドラム1の回転軸、5は周壁2の内側に配置された
円錐形の内胴で、これと周壁2との間には所定間隔をあ
げてかつ放射状に隔壁6が設けられており、周壁2の内
側に8つの通路7が形成されている。
8は周壁2の外面においてこれらの通路7同志の中間に
位置するようにドラム1の長さ方向に設けられた横断面
V形仕切壁、9は相互に隣り合う仕切壁8同志の中間に
形成せられたパルプ収容ポケットで、これらはドラムー
内部の各通路7に対応するようにドラムーの外面に合計
8つ形成されている。
そして各ポケット9の底部の通液孔3を有する周壁2に
は金網14が被せられている。1川ま回転ドラム1の外
側に仕切壁8と接触しない所定の間隔をおいて配置せら
れた略円筒形の固定ケーシング、11はこのケーシング
10の下端に設けられたパルプ原料液導入口で、この導
入口11より高濃度のパルプ原料液が密閉加圧状態で回
転ドラム1のポケット9の1つの導入せられることによ
り、ポケット9内にブロック状のパルプ12が形成せら
れる。
13はこのパルプ原料液導入ロー1に続いて固定ケーシ
ングー川こ設けられた5つの洗浄液導入口で、これらは
第1段の導入ロー3aから第5段の導入口13eに至る
まで所定間隔おきに配置され、回転ドラム1のブロック
状パルプ12を収容したポケット9がこれらの洗浄液導
入ロー3a〜13eに順にのぞませられることにより、
ポケット9のパルプ12が多段状に洗浄される。
15は洗浄液導入ロー3eにつついて固定ケーシング1
0に設けられたパルプ排出口、16は回転ドラムーの一
端部に設けられた空気吹付け装置で、これはパルプ排出
ロー5に至ったパルプ収容ポケット9内の内側の通路7
に圧搾空気を供給して、このポケット9内のブロック状
パルプ12を空気の吹付けにより排出口15内に落下せ
しめるものである。
17は回転ドラムーの一端に取り付けられた摺動パルプ
、18はこれに接続された吸引管(レグパィプ)で、こ
れの他端はシールタンク19に接続されている。
つぎに、上記洗浄装置の作用を説明する。
脱気された約1.5%以上の高濃度のパルプ原料液はそ
のままで回転ドラム1下側の原料液導入口11よりドラ
ムーの最下位のポケット9に導入される。
このとひパルプ原料液は密閉加圧状態でドラム1のポケ
ット9に導入され、またドラム1の内側からの負圧に基
づく吸引力が作用するため、パルプ原料液から液分が除
去せられ、短時間でポケツト9内にブロック状パルプ1
2が形成される。ついでドラム1の回転によりこのブロ
ック状パルプ12を収めたポケット9が5つの洗浄液導
入口13a〜13eに順次にのぞませられ、これらの導
入口13からの所定濃度の洗浄液によりパルプ12が多
段状に洗浄される。各洗浄段においては、洗浄液がパル
プ12を横断する方向に供給され、パルプ12中の液分
と洗浄液とが置換せられて、パルプ12が洗浄される。
置換した液は各ポケット9底部の金網14および周壁2
の通液孔3を通ってドラム1内部の通路7に集められ、
ざらに摺動パルプ17より吸引管18を通ってシールタ
ンク19に集められる。最終段の洗浄が終了したパルプ
12を収めたポケット9が排出ロー5に至ると、空気吹
付け装置16から圧搾空気がドラム1内側の通路7を経
てこのポケット9内のパルプ12に吹き付けられ、これ
によってパルプ12は吹き飛ばされて排出口15内に落
下する。この圧搾空気によってポケット9底部の通液孔
3および金網14が掃除されることになり、目詰りが防
止される。パルプ12が除かれて空になったポケット9
はドラム1の回転により再びパルプ原料液導入ロー1の
方に移動せしめられ、上記の作用が繰り返される。なお
、上記実施例においては、ブロック状パルプ12の洗浄
が5段階で行なわれているが、これは少なくとも2段階
で行なわれればよい。
したがって回転ドラムー外面のパルプ収容ポケット9は
少なくとも4つ設けられていて、ドラムーの回転に従っ
てこれらのポケット9のうちの1つがパルプ原料液導入
ロー1に、少なくとも2つが洗浄液導入口13に、残り
1つがパルプ排出ロー5にそれぞれのぞませられるよう
になされておればよい。また上記実施例では洗浄装置は
横型であるが、これは勿論堅形でであってもよい。また
回転ドラムーの各ポケット9の内部をさらに負圧するた
めに、真空ポンプを使用して一層洗浄効果を高めること
も可能である。この発明によるパルプの洗浄装置は、上
述のように、通液性周壁2を有する回転ドラム1の内側
に少なくとも4つの通路7がドラム1の長さ方向に並列
状に設けられ、通液性周壁2の外面にこれらの通路7同
志の中間に位置する仕切壁8がドラム1の長さ方向に設
けられて、通液性周壁2の外側に各通路7に対応するパ
ルプ収容ポケット9が形成され、回転ドラムーの外側近
くに、ドラム1の回転に従ってこれらのポケット9が順
にのぞませられる高濃度パルプ原料導入口11と、少な
くとも2つの洗浄液導入ロー3と、パルプ排出口15と
が配置せられているもので、パルプ原料液を希釈するこ
となく高濃度のままで使用することができ、しかもパル
プを多段状に充分に洗浄することができる。
そしてこのようにパルプ原料液を高濃度のまま使用する
ことができるので、洗浄液の循環量を著しく減少させる
ことができ、このため設備をコンパクト化することがで
きて、設備費が安くつくとともに、エネルギーの消費が
少ないので、運転コストも安くつく。さらにパルプは回
転ドラムーの外面においてポケット9内にブロック状に
保持されるので、洗浄中に脱落するようなことがなく、
非常に効率よくパルプの洗浄を行なくことができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示すもので、第1図は棺卵略
横断面図、第2図は第1図0ーロ線に沿う概略縦断面図
である。 1…回転ドラム「 2・・・通液性周壁、4・・・回転
軸、6・・・隔壁、7・・・通路、8・・・仕切壁、9
・・・パルプ収容ポケット、11・・・パルプ原料液導
入口、12・・・パルプ、13,13a〜13e・・・
洗浄液導入口、14・・・金網、15…パルプ排出口。 第1図第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 通液性周壁2を有する回転ドラム1の内側に少なく
    とも4つの通路7がドラム1の長さ方向に並列状に設け
    られ、通液性周壁2の外面にこれらの通路7同志の中間
    に位置する仕切壁8がドラム1の長さ方向に設けられて
    、通液性周壁2の外面にこれらの通路7同志の中間に位
    置する仕切壁8がドラム1の長さ方向に設けられて、通
    液性周壁2の外側に各通路7に対応するパルプ収容ポケ
    ツト9が形成され、、回転ドラム1の外側近くに、ドラ
    ム1の回転に従つてこれらのポケツト9が順にのぞませ
    られる高濃度パルプ原料液導入口11と、少なくとも2
    つの洗浄液導入口13と、パルプ排出口15とが配置せ
    られているパルプ洗浄装置。
JP9289781A 1981-06-15 1981-06-15 パルプの洗浄装置 Expired JPS6040558B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9289781A JPS6040558B2 (ja) 1981-06-15 1981-06-15 パルプの洗浄装置

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JP9289781A JPS6040558B2 (ja) 1981-06-15 1981-06-15 パルプの洗浄装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57210094A JPS57210094A (en) 1982-12-23
JPS6040558B2 true JPS6040558B2 (ja) 1985-09-11

Family

ID=14067249

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JP9289781A Expired JPS6040558B2 (ja) 1981-06-15 1981-06-15 パルプの洗浄装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI67891C (fi) * 1983-02-17 1985-06-10 Larox Ag Foerfarande foer behandling av den fraon en cellulosas kokningsprocess erhaollna cellulosan
FI71961C (fi) * 1985-10-31 1987-03-09 Enso Gutzeit Oy Anordning foer tvaettning av cellulosa.
SE534149C2 (sv) * 2009-08-25 2011-05-10 Metso Paper Inc Arrangemang, metod och kolvanordning för tvättning av cellulosamassa vid en massatransportrotor

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JPS57210094A (en) 1982-12-23

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