JPS6039890Y2 - 実験用水の簡易電解装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は水の簡易電解装置に関するもので、生徒等の実
験用に使用されるものである。

従来この種の実験用水の電解装置は、容器の中に水酸化
ナトリウムまたは希硫酸等の溶液が電気を良くするため
に使用されるが、各電極に試験管を被着して発生した酸
素ガス及び水素ガスを溜め、引き上げる時に内部に残存
している水酸化ナトリウムまたは希硫酸等の液体を排除
しながらガスの流失を避けるのに直接指先で押えるため
、溶液が手に触れ汚れたりして大変気持ちの悪いもので
あった。

本考案は溶液にいっさい手を触れること無くシリンダー
内の液体を速やかに排除し、気体の確認めための点火が
行える装置をその目的として開発したものである。

本考案の構成を上述の目的に従いその一実施例に就いて
説明するに、透明容器１の中に１千ヨ。

１−ヨの電極２．３をゴムまたはプラスチック等の台座
４，４′を貫通して設け、底部５に各４”Ｊ？”Ｊの端
子６，７を突設して電源につなぎ、ピストン８，８′を
上部より挿入するよ−）にした透明なシリンダー９，９
′の下端を開口９Ａ、 ９Ａ’して目盛り１０．１０’
を設け、前記電極を設けたゴムまたはプラスチック等の
台座４゜４′に着脱自在に嵌合するようにした実験用水
の簡易電解装置の構成である。

本考案は上述の如く構成したもので、プラスチック等か
らなる透明容器１内に１＋ヨｒ、の各電極２，３をゴム
またはプラスチック等の台座４．４′を貫通して設け、
水酸化ナトリウム希硫酸等の溶液１１を充填腰底部５の
外方に各々１＋、、ｌ、ｒ′−１の端子６，７を突設し
て直流電源につなぎ、該電極に被せるように透明なシリ
ンター９．９′を下端の開口９Ａ、 ９Ａ’でゴムま
たはプラスチック等の台座４，４′に嵌合して直立させ
ると、電解によって１千ヨ側に酸素ガスがｒ−Ｊ側に水
素ガスが溜り、シリンダー内の液体をピストン８，８′
を押圧することによって排除すると、目盛り１０．１０
’によって気体の容積が判り、そのまま抜き上げて点火
した線香等を挿入すると、′＋ヨ電極では小さな音を発
してよく燃え酸素の存在が確認されＪ−電極３ではマツ
チ等で点火すると梢大きな音がして水素の存在が確認さ
れる。

以上の如く希硫酸または水酸化ナトリウムの溶液に直接
指先を触れ汚すこと無く、ポンプによって吸い上げ、排
水を簡単に行うことが出来、酸素、水素の確認を簡単に
行えると同時に、その量も計測出来る極めて実用的な実
験用水の簡易電解装置の考案である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図は一部を
断面とした正面図、第２図は本考案の構成を示す斜視図
である。 １・・・・・・透明容器、２・・・・・・１＋１電極、
３・・・・・・ｒ−Ｊ電極、４・・・・・・台座、５・
・・・・・底部、６・・・・・・１＋１端子、７・・・
・・・ｒ−Ｊ端子、８・・・・・・ピストン、９・・・
・・・シリンダー ９Ａ・・・・・・シリンダー開口部
、１０・・・・・・目盛、１１・・・・・・溶液。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 透明容器１の中に１＋ヨ、ｒ−ヨの電極２，３をゴムま
   たはプラスチック等の台座４，４′を貫通して設け、底
   部５に各々”十、 ’−ヨの端子６゜７を突設して電源
   につなぎ、ピストン８，８′を上部より挿入するように
   した透明なシリンダー９．９′の下端を開口９Ａ、９Ａ
   ’して目盛り１０．１０’を設け、前記電極を設けたゴ
   ムまたはプラスチック等の台座４，４′に着脱自在に嵌
   合するようした実験用水の簡易電極装置。