JPS6039703B2 - 中和したイオン性ポリマー組成物の製法 - Google Patents

中和したイオン性ポリマー組成物の製法

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JPS6039703B2
JPS6039703B2 JP51055189A JP5518976A JPS6039703B2 JP S6039703 B2 JPS6039703 B2 JP S6039703B2 JP 51055189 A JP51055189 A JP 51055189A JP 5518976 A JP5518976 A JP 5518976A JP S6039703 B2 JPS6039703 B2 JP S6039703B2
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ionic polymer
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ionic
polymer
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/44Preparation of metal salts or ammonium salts

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  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は例えば200oo程度の高温で加工でき、加工
温度以下の、室温から10000またはそれ以上の温度
で適当な物理的性質を持つ事を特徴とする加工性のイオ
ン性ポリマー組成物の製造法に関する。
この方法においてェラストマー状または可塑性の主鏡及
び側鎖酸基を含むイオン性ポリマーを二成分からなる第
1中和剤と結合させる。上述の中和剤の1つの成分は金
属またはアンモニウム塩として側鎖酸基と結合するもの
である。中和剤のもう1つの成分は側鎖酸基から水素イ
オンを引きぬき上述のィオノマーの適切な可塑剤となる
ものである。優先可塑剤は金属またはアンモニウム塩の
イオン会合を破壊し、イオンポリマーを、非架橋結合性
の物質とするように作用する。この状態の組成物は、オ
イル、充填剤などと配合することができる。また、この
状態のイオン性組成物の欠点は、引張強さ及び、すぐれ
た加工性、例えば高温での低い粘性などの物理的性質に
欠ける事である。この中和した組成物を、次に第2中和
剤に接触させ、上述の優先可塑剤を塩などの高融点の物
質に実質的に転化させる。第2中和段階での組成物は、
室温および100午○以上までの温度においてすぐれた
物理的性質を有するばかりでなく、200℃以上におい
て適当な加工性を有するなど望ましい性質をもつ事を特
徴とする。イオン性ポリマーはカルボン酸基、ホスホン
酸基、スルホン酸基などの側鎖酸基を0.2〜25モル
%有するイオン性ェラストマーが望ましい。側鎖酸基と
しては、スルホン酸基が好ましい。第1中和剤としては
、周期律表の第IA、ロA、OB、mA、およびWA族
から選んだ金属の脂肪酸塩、または脂肪酸のアンモニウ
ム塩から選んだものが好ましい。
上述のアンモニウム成分は、一般式R4Nで表わされ、
Rは、水素及び低級アルキルたとえばメチル、エチルな
どからなる群から選んだものである。Rは日が好ましい
。第2中和剤は、第一1A、OAおよびOB族の元素と
炭素数1〜4個の低級有機酸との誘導体およびこれらの
水酸化物から選んだものであるのが好ましい。第1中和
剤は酸1当量当り0.5当量乃至5当量の割合、さらに
好ましくは酸1当量当り1当量乃至酸1当量当り3当量
の割合でイオン性ポリマーと結合させる。上述の第2中
和剤はイオンポリマーと酸1当量当り0.25当量乃至
酸1当量当り3当量の割合で結合させるのが好ましく、
酸1当量当り0.75当量乃至酸1当量当り3当量の割
合で結合させるのがさらに好ましい。米国特許第364
2728号はスルホネート基が中和剤の腸イオンである
対イオンと結合することができるスルホン化ポリマー組
成物に関する。
この特許において、中和剤として、ステアリン酸の混合
塩を使用することが望ましい旨が示唆されているが、特
定の組成のみならず特定の組成により得られる結果につ
いても記載がない。また、この特許は、ポリオレフィン
を含む種々の他のポリマーと、上記組成物との混合を示
唆しているが、上記特許に記載のポリマーとポIJオレ
フィンとのブレンドの記載において、ポリオレフィンが
ブレンドの主要成分である旨が示されている。エクソン
・リサーチ・アンド・エンジニアリング・カンパニーの
名義で1973王5月7日に発行された英国特許第1斑
0054号‘こおいて、優先可塑剤と結合したィオノマ
ーを含む加工性ィオノマーが記載されている。
これらの物質は1段階または2段階の中和方法によって
調製される。しかしながら、2段中和の場合、中和工程
は、本発明とまつたく異なる方法で行なわれている。す
なわち、例えば酸性のィオノマー前駆物質を水酸化ナト
リウムなどの強塩基と結合させて、処理しがたいポリマ
ーを生成する。この物質を次に脂肪酸の第OAまたはO
B族の金属塩である優先可塑剤と結合させる。組成物を
このような方法で作った場合、第1中和段階の後、簡単
にブレンドできなくなる。さらに、最終生成物は室温お
よび高温におけるすぐれた物理的性質及び本明細書に開
示する組成物の加工性を同時に有することはない。本発
明は室温および高温の両方で良好な物理的性質を有する
とともに、良好な加工性を有する、ィオノマー組成物を
製造する方法に関する。
この方法において、カルボン酸、ホスホン酸、スルホン
酸などの側鎖酸基を有するェラストマー状又は可塑性の
主鎖からなるポリマーを順次、【1’二成分の第1中和
剤(第一成分は側鎖酸基と金属塩またはアンモニウム塩
として結合する金属またはアンモニウム陽イオンを含み
、第二成分は、側鎖酸基の水素イオンと結合して金属ま
たはアンモニウム塩のイオン会合を破壊するように作用
する優先可塑剤を形成する)、【2)前記優先可塑剤を
、不活性状態、すなわち優先可塑剤よりも実質的に高い
融点を有する塩に転化させる第2中和剤と接触させる。
これにより室温および高温で良好な物理的性質を有する
とともに、優先可塑剤の塩の融点付近又はそれ以上の温
度で優れた加工性を有する組成物が得られる。イオン性
ポリマーは酸性の側鎖酸基を0.2〜25モル%含有す
る。
イオン性ポリマーは0.5〜10モル%の酸基を含有す
るのが好ましい。イオン性ポリマーは、ブチルゴム、ポ
リブタジエン、エチレンポリプロピレンターボリマーな
どのエラストマ−状主鎖を有するのが好ましい。一般的
に米国特許第3642782号に教示されている酸形の
組成物は、本発明の方法に使用するのに好ましいイオン
性ポリマーである。本発明に有用なイオン性プラスチッ
クは、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレンな
どの主鎖をもつものから選ぶ事ができる。
イオン性プラスチックとして、ポリスチレンスルホン酸
ポリマーが好ましい。第1中和剤として、炭素数10〜
30好まし〈は14〜滋の脂肪酸の、第IA、OA、O
B、mA族またはアンモニウムの塩からなる群から選ぶ
ことができる。
例えばラウリン酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシ
ウム、ラウリン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、ラウIJン
酸バリウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸アル
ミニウム、ステアリン酸アンモニウム、ラウリン酸テト
ラメチルアンモニウムなどがある。この物質は、酸形の
イオン性ポリマーに対して酸1当量当り0.5〜5当量
の濃度で用い、1〜3当量の濃度が適当である。酸形の
イオン性ポリマーの中和を含むこの混合はそのまま、ま
たは溶液にして行なう事ができるが、ポリマーを溶媒中
に溶解させるのが好ましい。得られた組成物が次の混合
操作をするための十分な熱的安定性をもつように、十分
な数の駿基を中和する事が重要である。中和しなければ
ならない酸基の数は使用する中和剤の種類および、ポリ
マー中の酸基の濃度および配合中に物質が受ける温度条
件に依存する。たとえば比較的低い温度(〜5000)
での油展は、およそ50%の酸基の中和で行なう事がで
きるが、150qoから17yoの溶融操作を含むプラ
スチック混合には、ほとんど完全な中和が要求される。
中和剤に含まれる陽イオンの原子価は、中和度を決定す
るために重要である。たとえばステアリン酸ナトリウム
などの一価の腸イオンからなる中和剤は、ポリマーの酸
基との反応が完結したとき、唯一の中和種しかつくらな
い。それで1当量の酸基に対し、1当量の中和剤を使用
すれば、酸基1モルに対して、1モルの中和剤を使用す
ることになる。酸基1当量に対して二価の1当量の中和
剤を使用する場合酸基1モルに対して二価のステアリン
酸金属塩1/2モルを使用することに相当する。ステア
リン酸マグネシウムなどの二価の賜イオンからなる中和
剤は、反応が完結すると、ポリマー中の酸基に対して2
種類の中和種をつくることができる。たとえばポIJマ
ー中のスルホン酸基に対して、中和剤としてステアリン
酸マグネシウムを加えた場合、スルホネートーマグネシ
ウムーカルボキシレート中和結合とともにスルホネート
ーマグネシウムースルホネート中和結合が形成される。
後者が形成された場合、中和は完了する。ポリマー系に
おいては、酸基の部位の立体障害により両方の種類があ
る程度存在するので中和剤の当量により中和度を決定す
ることはできない。しかしながら当業者であれば20ぴ
0における熱安定性などの特性の測定により正確な中和
度が得られているかどうか決定する事ができる。ポリマ
ー中の酸基を中和して金属またはアンモニウム塩を形成
し、形成した金属塩またはアンモニウム塩にさらに優先
可塑剤を提供するような中和剤を選ぶことが重要である
この種の物質の優先可塑化は上述の英国特許第1斑00
5y号‘こ記載されている。上記特許の教示は、本方法
のこの段階に適用する事ができる。酸形のイオン性ポリ
マーの中和の間、上記特許に記載の優先可塑剤に転化さ
せる事ができ、さらに塩状態のポリマーに結合する事が
できる金属イオンを含む物質であればどんなものでも本
方法の範囲に含まれる。さらに例えば優先可塑剤、及び
「永久」優先可塑剤(すなわち150℃以下の温度での
揮発などの物理的方法により除去することができないも
の)に転化しない中和剤を含む二成分混合物も、この第
1中和段階で使用する事ができる。たとえば、水酸化マ
グネシウムとステアリン酸を混合して第1段階の中和を
行う事ができる。
この場合、優先可塑剤として作用する水が生成するが、
後の段階で揮発する。しかし第1中和段階が完了した後
、少くとも50%の側鎖酸基が中和した、すなわち金属
又はアンモニウム対イオン及びイオン性ポリマーのイオ
ン会合を破壊してポリマーが非架橋結合性物質として挙
動することができるようになるのに有効な量の中和され
た基用の優先可塑剤と結合したィオノマー組成物が得ら
れる。この状態で、ポリマーは充填剤、オイル、非イオ
ン性プラスチックなど、他のポリマーと容易に混合させ
る事ができる。200qoまでの適当な加工温度でポリ
マーを流動的にするのに十分な量の優先可塑剤を配合し
たイオン性ポIJマーは、加工性イオン性ポリマー組成
物を呼ぶ事ができる。
本発明の方法は、貧弱乃至普通の物理的性質を有してい
ると当業者に知られているこの種の加工性イオン性ポリ
マー混合物を十分な程度の加工性を維持しながら、改良
された物理的性質を示す組成物に転化する事を意図する
ものである。本発明の特に好ましい具体例においては、
イオン性ポリマー組成物を、この時点で結晶性ポリオレ
フィンと混合する。
結晶性ポリオレフィンの混合量はブレンドの全重量に対
して比較的少量、たとえば、イオン性ポリマーに対する
結晶性ポリオレフインの重量比が0.5〜1、好ましく
は0.2〜0.80となる量とする。ポリオレフインは
、X線解析法を用いた測定により、少くとも25%、好
ましくは少くとも40%の結晶度を有することを特徴と
する。結晶性ポリオレフィンはQ−オレフィンの重合に
より得る事ができる。たとえばC2〜C8のQ−オレフ
インが結晶形で得られる事は当業者間では公知である。
最も好ましい結晶性ポリオレフインは、ポリエチレン及
びポリプロピレンである。これらの物質は、分子量少く
とも2000、好ましくは、少くとも10000 さら
に好ましくは少くとも20000である事を特徴とする
。ボリオレフィンは例えば酢酸ビニル、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、メチルメタクリレート、エチル
メタクリレートなどの他のモノマ−を少量含む事ができ
る。結晶性ポリオレフィンは9の重量%以上のQ−オレ
フィン単位を含むものが好ましい。本発明の組成物を調
製するために高密度および低密度のポリエチレンを使用
することができる。たとえば0.90〜0.97夕/c
cの密度を有するポリエチレンが一般的に含まれる。中
密度から高密度のポリプロピレンもまた本発明の範囲内
に含まれる。この物質の密度は0.88〜0.925夕
/ccである。ポリエチレンとポリプロピレンは、上記
の組成において適当な結晶度が得られる限り、コポリマ
ーに結合させても良い。かくして、ポリエチレンまたは
、ポリプロピレンが結晶状態で存在するブロックポリマ
ーが有効である。結晶性ポリオレフィンの代りに又はそ
れとブレンドして使用することができる他の少し劣った
物質としてt−1,4ーポリブタジェンがある。
上に述べたように好ましいイオン性ポリマーは、ポリブ
チルまたはエチレンープロピレンタ−ポリマーを主鎖に
もつスルホン酸である。エチレンープロピレンターポリ
マーの例としてエチレンープロピレンと、非共役ジェン
との重合生成物がある。前記ジェンは、分子量少くとも
400を有し、たとえば1,6−へキサジエン、エチリ
デンノルボルネンなどを含む。この物質は、エチレンを
45〜90%、プロピレンを10〜55%、夕一モノマ
−を22〜10%含む。エチレン及び非共役ジヱンまた
はプロピレンおよび非共役ジェン(たとえば2〜1の重
量%のェチリデンノルボルネン)を含有するポリマーの
スルホン酸誘導体を本発明の方法にイオン性ポリマ−と
して使用することができる。一般的に上述の物質は、上
記米国特許第3642728号に記載してある方法を用
い、スルホン化により製造する。これらの物質はかなり
不安定であるので単離する前に中和しなければならない
。上記の第1中段階の後に、この物質に、炭化水素溶媒
を除去するためのスチームストリツピング、及び高温揮
発押出機中での脱水または乾燥のような従来のェラスト
マ−仕上操作を施すことができる。第1中和段階の処理
を受けた生成物は、たとえば125qoから200qo
の高温で極めて低い粘性を有するが、室温で優れた生強
度を有することを特徴とする。この物質は、10び○ま
たはそれ以上の高温での引張強さなどの物理的性質に欠
けている。この時点での組成物はまた水に過敏であり、
これらの物質から成形品を製造する場合、プルームまた
は表面浸出に対する抵抗力に欠点がある。そこで本発明
の方法は、上記物質に中和剤を接触させもって優先可塑
剤を15000以下の温度でイオン会合を破壊する事が
できない物質に転化させる第2中和段階を有する。
例えば、優先可塑剤を150oo以上の融点を持つ塩に
転化させる。第2中和剤は、第IA、OA、OB族の金
属の水酸化物と低級アルコキシドおよびアルカン酸塩か
らなる群から選んだものが好ましい。これらの物質は優
先可塑剤(上記のように脂肪酸が望ましいが)を対応す
る塩に変化させる。水酸化物または低級アルカン酸塩ま
たはアルコラート(例えばC,〜C6のアルカン酸また
はアルコラート)のような第2中和剤の陰イオンは第2
中和段階の間にそれぞれ水、対応するアルカン酸又はア
ルコールに転化し、組成物から揮発により除去すること
ができる。これらの物質は残留していると、イオン会合
を破壊し、本発明の方法の望ましい結果が得られなくな
る。第2中和段階は溶液中で行なうことができるし、塊
状で行なう事もできる。
いずれにせよ、操作の順序は以下の通りでなければなら
ない。まず、酸形のポリマーを第1中和剤と混合し優先
可塑剤を発生させる。得られた系に所望に応じ配合剤(
プラスチック、無機充填剤、オイルェクステンダー、カ
ーボンブラックなど)を混合する。最後に第2中和剤を
投入する。好ましい配合方法はゴム及びプラスチック工
業に用いられている通常のバッチ式または連続式混合装
直を使用する方法である。バンバリーミキサ−のような
バッチ式ミキサーにより、第1中和剤を含んだイオン性
ポリマーを配合剤と混合し、次いで第2中和剤を加える
。第2中和剤の配合は化学反応であり、その程度は時間
、温度及び切断力に依存する。反応量を調節して部分的
な中和を行うのが有利である。これは、時間、温度及び
混合操作の切断条件を調節することにより行うことがで
きる経済的な理由により、第2中和剤は水酸化物が適当
である。
第2中和剤は第OA族の水酸化物、特にMg(OH)2
が好ましい。
第2中和段階は、優先可塑剤よりも高い融点を有し、高
温においてのみ作用する優先可塑剤の塩を形成するよう
に選ぶ。
その塩は優先可塑剤よりも少くとも1oo0、好ましく
は少くとも5000高い融点を有する。融点がそれぞれ
11000および130ooのラゥリン酸アンモニウム
およびステアリン酸亜鉛などの脂肪酸の低融点アンモニ
ウム及び金属塩は15000以下の温度で効果的な優先
可塑剤として使用できる。
これら低融点の優先可塑剤を配合した後、例えばMg(
OH)2などの第ロA族の水酸化物または低級アルカン
酸塩と混合することにより高融点の塩に転化させる事が
できる。第2中和段階の後に残留する塩を運ぶ事により
、任意の温度または上記の塩の融点より高い温度で加工
性を有するイオン性ポリマー組成物を製造することがで
きる。第2中和剤は、酸基1当量に対し0.25当量〜
10当量、好ましくは0.25〜5当量の割合で中和さ
れたイオン性ポリマーに混合する。
第1中和剤がアンモニウム誘導体の場合、一般的にイオ
ン性ポリマーの酸基に結合しているアンモニウムイオン
を金属イオンと置換するために、比較的多量の第2中和
剤を使用する事が望ましい。
金属イオン、特に二価腸イオンは、比較的強く会合した
イオン集団を形成し、強く架橋結合したポリマーを与え
る。最低25%の優先可塑剤が高融点の塩に転化するこ
とが重要である。
この塩は上述のように配合に利用するより低い温度では
優先可塑剤ではない。すなわち室温から100℃又はそ
れより僅かに高い温度範囲では、優先可塑剤の塩はイオ
ン会合を破壊するのに効果的ではない。第2中和段階を
終えた物質は150℃までの温度で架橋性物質としてふ
るまう。そこでこれらの2回中和された物質の物理的性
質は、この温度範囲内で顕著である。しかしながら、第
2中和段階の後でも、その物質が200oCかそれ以上
の温度で加工性を有する事が望ましい。そこで、優先可
塑剤の塩はこれらの2回中和された物質を2次加工する
ために必要な温度の500以下から50o以上の温度範
囲で、イオン会合を破壊するようなものを選ぶのが好ま
しい。これらの2回中和された物質は高温ですぐれた加
工性を示すとともに100q0までの温度ですぐれた物
理的性質を保持する。これらの物質はあたかも、低い温
度で第2中和剤のみが作用しており「また200oo以
上の高温では、第1中和剤のみが作用しているように挙
動する。すなわち、上述のイオン性ポリマーを第2中和
剤のみで中和したとすると、室温から100qoまでの
温度ではすぐれた物質的性質が得られるが、加工性の上
で難点がある。イオン性ポリマーを第1中和剤のみで中
和した場合、すぐれた加工性は得られるが、例えば10
0q0に昇温した時の物理的性質が劣る。本発明の方法
で製造した2回中和した物質は両方の性質をもち、従っ
て加工性および物理的性質の最良のバランスを有するポ
リマーが二次加工されることになる。本方法で製造した
2回中和した物質は、また次のような予期せね利点、す
なわち改良された感水性およびブルームまたは表面浸出
に対する抵抗力を有する。
以下に述べるものは、本発明の具体例であり、上述の2
回中和したイオン性ポリマーの利点を示すものである。
例1スルホン化エチレンープロピレンーェチリデンノル
ポルネンターポリマー(スルホン化EPT)と結晶性ポ
リエチレンとのブレンドの物理的性質、レオロジー及び
感水性について、Mg(OH)2を加えた効果を示す。
3当量の酢酸亜鉛及び3当量のステアリン酸で中和した
スルホン化EPTに、ブラベンダ一押出機ミキシングヘ
ッドを用い150q○で35%の高密度ポリエチレン(
HDPE)を配合した。
第一の例(A)は、Mg(OH)2を加えなかった。第
二の例(B)は1当量(ステアリン酸の当量に基づいて
)のMg(OH)2をミキシングヘツドに加えた。第三
の例は、2等量のMg(OH)2を加えた。それぞれの
配合物は、5〜6分の混合の後、ミキシングヘツドから
取り出し、150qoで3.5分間3インチの磁気ミル
上で圧延した。レオレジーは圧延板を用い200qoで
測定した。
微4・パッド(20ミル)をプレスし「予熟成形用型内
で3分間子熱し、4分間20トンでプレスし、20トン
の圧力下で冷却することにより作成した。2300およ
び100qoでの応力−歪関係と、蒸留水中の50q○
での感水性を測定した。
しオロジーインストロン、キヤピラリー、レオメーター
0.050インチ×1.0インチのダイ、200q○表
1に示すように数断応力は、Mg(OH)2を加えるに
従って増加する。
溶融破壊はMg(OH)2かない場合の1469(秒)
‐1からMg(OH)2がある場合の147(秒)‐1
まで低下する。表1 表2 引張強度 PSI 表2は、プラスチック配合のスルホン化ポリマーの応力
−歪特性に対するMg(OH)2の添加効果を示す。
引張強さは室温においても100℃においても、Mg(
OH)2を加える事によって増加している。Mg(OH
)2の効果は、温度を上げた時、特に明らかである。さ
らに、表1のレオロジ−のデータ−により明らかなよう
に加工性は、押出しまたは圧縮成形のような操作に適し
ている。それぞれの試料の微小パッドをふた付きジャー
の蒸留水中に入れ、5ぴ0に保った。
パッドを水からとりあげ表面の水を除去し、パッドの重
量をすばやく測定する事により重量の定期的測定を行な
った。表3に示すように、Mg(OH)2を含有しない
試料は、14※時間後31.7%の水を取込み、またM
g(OH)2を加えたパッドは約7〜8%の水を取込ん
だ。表3 例1から3まで、スルホン化エチレンプロピレンターポ
リマ一は米国特許第3642728号に記載されている
方法に従って、エチレン52%、ブロピレン43%、お
よびエチリデンノルボルネン5%からなるポリマー(ム
ーニー粘度〜20)をスルホン化して得たものである。
結合したスルホン酸の量はポリマー100夕当り30ミ
リ当量である。中和剤及び/又は優先可塑剤の量はスル
ホネート(スルホン酸)基1当量に対し、1当量である
。例2 スルホン化EPTIOO部、ステアリン酸亜鉛3かhr
(ポリマー10碇軸こ対する部)、カーボンフラック1
50phr及びオイル100phrの組成を有する配合
したイオン性ポリマー組成物(以下試料Kと呼ぶ)の物
理的性質、レオロジー及び感水性に対するMg(OH)
2の添加効果を示す。
加熱されていないミル上の50夕の試料K3個にそれぞ
れ1.1phr、2.かhr及び3.3phrのMg(
OH)2を加えた(試料D、E、Fとする)。
試験パッドは175qo、5分間加圧して調製した。
しオロジーインストロン・キヤピラリー・レオメーター
0.050インチ×1.0インチのダイ、20000表
4に示すように、試料B(2.かhrのMg(OH)2
を含有)はKと比較してやや高い奥断応力を示すが溶融
破壊点は変化していない。
感水性 蒸留水中5000 50午0の水中における水分吸収率を日数に対して測定
した。
約14日後のMg(OH)2を加えた試料の平均水取込
み率は、試料Kの7.5%に比較して、4.9%であっ
た。表4 以下の表5に示すように、対照(K)にMg(OH)2
を加えることにより、室温でのモジュラスすなわち所定
の伸びにおける引張強さは増加し、延伸率は低下する。
10ぴ○での引張強さは、Kに2.2phrのMg(O
H)2を加えることにより、194psiから473p
siに増加する。表5 以上のごとく、例2は本発明による方法は物理的特性お
よび加工性を良好な組合せで有するイオン性ポリマー組
成物を与える事を示している。
例3本例は、優先可塑剤が配合後高融点の塩に転化した
本発明による方法によって調製した組成物(C)を、同
じ配合成分を含有するが各成分が本発明の方法に必要な
順序で配合されていず、優先可塑剤が配合段階の後高融
点の塩に転化していない組成物(AおよびB)と比較す
るものである。
組成物A配合されたスルホーEPT組成物32.5夕、
HDPE17.5夕、およびステアリン酸8.1夕を、
ブラベンダー混合ヘッド中で5瓜pm、160ooで1
3分間混合した。
この配合物をラバーミルに入れ、160℃でミリングを
行いながら1分間で酢酸亜鉛を2.6夕加えた。酢酸亜
鉛を全部加えた後、全配合物をさらに160℃で3.5
分間混練した。この実験に用いたスルホーEPT組成物
は30ミリ当量の酸基を有し、配合する以前に3当量の
水酸化マグネシウムにより中和したものである。酢酸亜
鉛とステアリン酸の量は、優先可塑剤であるステァリン
酸亜鉛を3当量生成するのに十分である。組成物Bは、
上述のスルホ−EPT32.5夕と17.5夕のHDP
Eおよび4.16夕(3当量)の酢酸亜鉛をミル中にお
いて16び○で15分間混合する事にぐり調製したもの
である。
組成物Cは、30ミリ当量の酸基を持つスルホーEPT
組成物32.5のこ各々3当量の酢酸亜鉛及びステアリ
ン酸、及びHDPE(17.5グラム)を混合すること
により調製した。
その後1.98夕(3当量)の水酸化マグネシウムを配
合物に加えた。全配合物を混合ヘッドで、8分間、16
000、5仇pmの条件でブレンドした。この混合物を
次に16ぴ0で3.5分間混練した。試料は、上記の組
成物から上述の方法と同機な方法で調製した。これらの
試料を5000に保った過剰の蒸留水中に置いた。20
m時間後試料B及びCは4.5重量%の水の取込み率を
示した。
試料Aは同じ時間浸潰した所、18%の水の取込率を示
した。ステアリン酸を技後に混合物に加えた試料Aは、
過剰のステアリン酸を含有し、それが酢酸亜鉛を加えた
後も残留していることが明らかとなる。従って、優先可
塑剤は感水性試験を行なう温度で組成物中に残留し、イ
オン結合を破壊し、水を吸収することになる。一方試料
Bは、同様に優先可塑剤であるが、ステアリン酸より高
融点であるステアIJン酸亜鉛が添加されているので、
感水性を測定する温度ではイオン結合を破壊しない。こ
の組成物の水吸収率ははるかに少し、。試料Cは、本発
明の方法によって調製した代表的な組成物であるが、も
ちろん配合後ステアリン酸マグネシウムを含んでいる。
この塩は、ステアリン酸や酢酸亜鉛よりもかなり高い融
点をもっているので、5ぴ0においては、低い感水性を
示す。感水性試験を10000で行う場合、この範囲の
温度では酢酸亜鉛優先可塑剤は、ポリマーのイオン会合
を破壊し試料Bの感水性を増すように作用するので、試
料BとCの相違は明らかとなる。これら3つの試料の室
温応力−歪特性の試験を行なった。
結果は以下の表6に示す。全ての試料について、室温で
の応力−歪特性はほとんど同じである。本発明の方法に
より調整した代表的な組成物である試料Cは、この温度
では非常に高い応力−歪特性を示す。また組成物中に約
100qoの温度では優先可塑剤として作用するステア
リン酸及びステアリン酸亜鉛が残留している試料AとB
は低い応力−歪特性を示す。これは高度に架橋されてな
い系、すなわち中和された薮基のイオン会合が、約10
0qoの温度でステアリン酸亜鉛及びステアリン酸によ
り破壊される系の特徴である。以下の表7を参照せよ。
3種類の試料に室温で圧縮永久歪の試験を行なった。
この実験は上述と同様な方法で行なった。本発明の方法
によって調製した試料Cは、室温で良い圧縮永久歪特性
を示す。表8を参照。圧縮永久歪実験を70午○で〈り
返した。試料Cはふたたび良い圧縮永久歪特性を示した
。表9を参照。メルトレオロジーを3つの試料について
、上述のように測定した。この結果は表10に示した。
Cは高い粘度を示すが、試料AおよびBと同様に公知の
方法により加工するには十分である。表6 室温における応力−歪特性は3つの系で類似する表7対
照は明らかに、100℃において高いモソュラス及び引
張強もt…三;有する表8対照は室温で低い圧縮永久歪
を有する 表9 対照は70び〔おいて5〜7予低いス沙歪を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 側鎖酸基としてスルホン酸基を有するポリマーを、
    順次、(i) 2成分を有し、第一成分が側鎖酸基と結
    合して金属塩または、アンモニウム塩を生成する金属ま
    たは、アンモニウムイオンを含有し、第2成分が前記側
    鎖酸基中に存在する水素イオンと結合して金属塩または
    アンモニウム塩基のイオン会合を破壊するように作用す
    る優先可塑剤を形成する、炭素数10〜30の脂肪酸の
    第IA、IIA、IIB、IIIA、IVA族の金属またはアンモ
    ニウムの誘導体である第1中和剤、及び(ii) 前記優
    先可塑剤を、優先可塑剤よりも高い融点を有する塩に転
    化する、第IA、IIAおよびIIB族の金属の水酸化物、
    低級アルコキシド及び低級アルカン酸塩からなる群から
    選ばれる第2中和剤と接触させる工程を含み、かつ工程
    (i)にて第1中和剤を酸1当量に対して、0.5〜5
    の当量の範囲でイオン性ポリマーに混合することを特徴
    とする中和したイオン性ポリマー組成物の製法。 2 前記ポリマーが0.2〜0.5モルパーセントの側
    鎖酸基を含有することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の方法。 3 前記イオン性ポリマーがエラストマーの主鎖を有す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方法
    。 4 前記エラストマーの主鎖がブチルゴム、ポリブタジ
    エンおよびエチレン−プロピレンターポリマーからなる
    群から選ばれたものであることを特徴とする特許請求の
    範囲第3項に記載の方法。 5 前記イオン性ポリマーが可塑性の主鎖を有すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方法。 6 前記可塑性の主鎖がポリスチレン、ポリエチレンお
    よびポリプロピレンからなる群から選んだものであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第5項に記載の方法。 7 前記第2中和剤が水酸化物であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の方法。 8 前記第2中和剤が水酸化マグネシウムであることを
    特徴とする特許請求の範囲第7項に記載の方法。 9 段階(2)の中和剤を前記イオン性ポリマーに酸1
    当量に対して、0.25〜3当量の割合で混合すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方法。 10 前記イオン性ポリマーがスルホン化ポリスチレン
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    方法。 11 前記イオン性ポリマーがスルホン化エチレン−プ
    ロピレンターポリマーであることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載の方法。
JP51055189A 1975-05-21 1976-05-14 中和したイオン性ポリマー組成物の製法 Expired JPS6039703B2 (ja)

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