JPS6038844Y2 - 温風暖房器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は温風を前面に吹出す式の温風暖房器に関する。

本願出願人は先にこの種暖房器において、内部に熱源と
、前面に温風吹出口とを有する暖房器本体の該前面に、
超音波、赤外線その他の信号の発信部と、その側方にこ
れと協動する受信部とを設け、該受信部の出力側にこれ
に応動する表示部材と、該熱源の作動を停止する制御部
材との少なくとも一方を備え、かくて人が該吹出口に接
近したときこれが該受信部に信号変化として検出されて
該表示部材或は該制御部材或はその両者が作動して安全
性を増大する式のものは提案されたが、か）るものでは
人が単に該吹出口の近くを通過するのみによってもこれ
が検出されて作動し勝ちであり、これは好ましくない。

本考案はか）る不都合のない暖房器を得ることをその目
的としたもので、内部に熱源１と、前面に温風吹出口２
とを有する暖房器本体３の該前面に、超音波、赤外線そ
の他の信号の発信部４と、その側方にこれと協動する受
信部５とを設け、該受信部５の出力側に、これに応動す
るブザその他の表示部材６と該熱源１の作動を停止する
安全弁その他の制御部材７との少くとも一方を備える式
のものにおいて、該受信部５の出力側に遅延回路８を介
入させることを特徴とする。

発信部４と受信部５とは例えば第１図のように共に前向
きとして反射を検出する型式とし、或は第２図示のよう
に互に対向させて遮断を検出する型式とする等任意であ
り、更に図示のものでは該表示部材６と該制御部材７と
を並設してこれらを該受信部５の出力側に比較回路９を
介して接続するようにした。

尚この場合該発信部４は例えばスピーカから成り、増幅
器４ａを介して発信器４ｂに連ると共に、該受信部５は
例えばマイクロホンから戊り、これを増幅器５ａを介し
て該比較回路９に接続する。

以上は先に提案したものと特に異らないが、本考案によ
れば該出力側に遅延回路８を介入させるもので、その具
体的な１例は第４図に示される。

この場合該遅延回路８は抵抗８ａとコンデンサ８ｂとか
ら成る時定数回路に構成されて比較回路９を構成するコ
ンパレータ９ａの負側の端子に連るものとし、その入力
側には受信部５の信号変化によれば開くスイッチ５ｃを
備えると共に、その出力側には制御部材７として電磁作
動の安全弁７ａを備え、かくて該スイッチ５ｃの比較的
短時間の開路によれば該コンパレータ９ａは出力を継続
腰従って数置７ａは開弁に存するが、該スイッチ５ｃの
引続く開路によれば該コンパレータ９ａは出力を失って
数置７ａは閉じるようにした。

図中１０は作動電源を示す。

このように本考案によるときは受信部５の出力側に遅延
回路８を介入させるもので、受信部５が人の接近を検出
した場合においてもそれが比較的短時間のときはその出
力側に作動がなく、かくして不用意な作動を無くして使
用上の不都合を解消する効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案暖房器の１例の側面図、第２図は他の１例
の平面図、第３図はその作動回路の線図、第４図はその
具体的な回路の１例の線図である。 １・・・・・・熱源、２・・・・・・温風吹出口、３・
・・・・・暖房器本体、４・・・・・・発信部、５・・
・・・・受信部、６・・・・・・表示部材、７・・・・
・・制御部材、訃・・・・・遅延回路。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内部に熱源１と、前面に温風吹出口２とを有する暖房器
   本体３の該前面に、超音波、赤外線その他の信号の発信
   部４と、その側方にこれと協動する受信部５とを設け、
   該受信部５の出力側に、これに応動するブザその他の表
   示部材６と該熱源１の作動を停止する安全弁その他の制
   御部材７との少くとも一方を備える式のものにおいて、
   該受信部５の出力側に遅延回路８を介入させることを特
   徴とする温風暖房器。