JPS6037444A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

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JPS6037444A
JPS6037444A JP58143723A JP14372383A JPS6037444A JP S6037444 A JPS6037444 A JP S6037444A JP 58143723 A JP58143723 A JP 58143723A JP 14372383 A JP14372383 A JP 14372383A JP S6037444 A JPS6037444 A JP S6037444A
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servo
hydraulic
brake
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Yasuhiko Fujita
康彦 藤田
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/3003Band brake actuating mechanisms

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 関シ7、バンドブレーキを用いた摩擦要素による変速シ
ョックの低減を企図したものである。
従来から用いられている車両用の自動変速機にあっては
、第1図に概略構造を示すように、トルクコンバータl
1複数の摩擦要素を選択的に作動することにより異なる
変速段を得られるよう構成された遊星歯車変速機構2、
これらを制御する油圧制御装置から構成されている。
この遊星歯車変速機構2としては、例えば第1図に示す
ラビニョ式遊星歯車装置がらり、図示しないエンジンに
より駆動されるクランク軸3とトルクコンバータ1を介
して連結された入力軸4はクラッチ5およびクラッチ6
に連結され、このクラッチ5の出力側が中間軸7を介し
てリヤサンギヤ8に連結されている。また、クラッチ6
の出力側は中間軸7に外嵌されたスリーブシャフト9を
介してフロントサンギヤ10に連結されると共にサーボ
装置を具えたバンドブレーキで構成されたブレーキl1
に連結さnている。さらに、このラビニョ式遊星歯車装
置2は、回転可能に配設されたプラネタリキャリヤ12
上に回転可能に支持されたロングビニオンギヤ13、シ
ョートビニオンギヤl4、リングギヤ15から成ってお
り、ロングビニオンギヤ13がフロントサンギヤlO、
ショートビニオンギヤl4、リングギヤ15と噛み合い
、リヤサンギヤ8はショートビニオンギヤ14と噛み合
わされ、リングギヤl5が出力軸16に連結されている
。また、プラネタリキャリアl2はランウェイクラッチ
17を介して変速機ケーシング18に連結されると共に
ブレーキ19に連結されており、さらに入力軸4上には
この入力軸4の回転を停止させるためのブレーキ20が
設けである。そして、これらクラッチおよびブレーキの
作動の組み合わせによって第1衣に示すような前進3段
後進1段の変速段を達成することができる。尚、同表中
○印はクラッチまたはブレーキの保合を示す。
第 1 表 同表から明らかなように第2速運成時にはブレーキ1l
が係合される一方、第3速運成時にはこのブレーキl1
が解放されるのであるが、このブレーキ1lで制動され
るスリーブシャフト9と連結されたブレーキドラム2l
は第3速から第2速への変速時には一方向の回転から減
速されて全く逆方向に回転することとなる。このため例
えば第3速状態から第2速にキックダウン、すなわちア
クセルを踏みつつ高速段から低速段に変速操作する場合
に、バンドブレーキの特性としてバンドブレーキの巻き
掛は方向とブレーキドラムの回転方向とにより自縛作用
が生じたり、生じなかったシするためブレーキ11の保
合タイミングが難しい。
つまり、完全同期以前にブレーキ11が係合されると変
速ショックが大きく、逆に完全同期以後にブレーキ11
が係合されるとエンジンのオーバーランを招いてしまう
そこで、第2図に示すように、ブレーキバンド11とブ
レーキドラム21の回転方向との関係により生ずる自縛
作用と反自縛作用とでブレーキバンド11に加わる反力
が大きく異なることを利用し完全同期状態をとの反力で
検出しブレーキのサーボ装置を制御するものが提案され
ている( USP3251245 >。
この装置はブレーキドラム21を制動するバンドブレー
キ11が低速段移行時のブレーキ係合時に自縛作用を生
ずるようアンカ部22とサーボ部23とが配設される。
すなわち、第3運状態で反時計方向にブレーキドラム2
1が回転し第2運の完全同期状態以後時計方向に回転す
る図示例の場合には、ブレーキドラム21に上からブレ
ーキバンド11を巻き掛けたときにブレーキバンド11
の左下端をアンカ部22とする一方、右下端にサーボ部
23を設ける。このアンカ部22けシリンダ24内にア
ンカロッド25が摺動自在とされると共にばね26によ
り前方に突き出すよう付勢されている。このばね26の
ばね力はアンカロッド25に働く反自縛作用の反力より
大きく設定され自縛作用による反力より小さく設定しで
ある。また、シリンダ24にはアンカロッド25の摺動
にともない互いを開閉する排油孔27と給油孔28とが
形成されている。
一方、サーボ部23はサーボシリンダ29内にサーボピ
ストン30が装着されたものであり、これらアンカ部2
2とサーボ部23との間に油圧制御用のレギュレータ弁
31が介装しである。
このレギュレータ弁31は3個のランドを具えたスプー
ル32とこれを右方に付勢するスプリング33とで構成
され、一定圧力の作動油(ライン圧P/)が2つのラン
ド間に供給されると共にスプリング33と対向するスプ
ール32の右端面に供給されてサーボ部23の係合側油
圧室34に送られ、さらにサーボ部230手前で分岐さ
れオリフィス35を介してアンカ部22の給油孔28に
連通すると共にスプリング33と協働してスプール32
に作用するようになっている。
したがって、例えば第3速逼成状態から第2速への変速
指令が出されると、他の摩擦要素の作動によりブレーキ
ドラム21の反時計方向の回転速度がしだいに低下する
と共にレギュレータ弁31にライン圧PJが供給される
。この状態ではブレーキバンド11には反自縛作用が生
ずるためアンカロッド25は前方に押され排油孔27が
開いた状態となってオリアイス35下流の油圧はほぼ0
となっている。このためサーボ部23の係合側油圧室3
4に供給される油圧はスプリング33とスプール32に
作用する油圧とのバランスにより調圧された低いもので
、サーボピストン30は初期係合状態の位置まで前進さ
れる、 そして、ブレーキドラム210回転速度が低下し、Oを
経て逆転(時計方向)すると、この瞬間、ブレーキバン
ド11に自縛作用が生じ大きな反力がアンカロッド25
にかかる。このためアンカロッド25がばね26に抗し
て押され排油孔27を閉じることとなりオリフィス35
下流も上流と同一の圧力となると共にサーボ部23の係
合側油圧室34へもライン圧PIが供給され完全同期状
態でブレーキを係合し第2運が達成される。
こうして、ブレーキドラム210回転方向の変化をブレ
ーキバンド11に作用する反力の変化から検出して、こ
れによりレギュレータ弁31のスプール32を移動して
サーボピストン30を作動することで変速ショックやエ
ンジンのオーバーランのない変速を達成できる。
ところが、この従来装置ではサーボピストン30への作
動油の供給制御をスズリング33とスプール3202つ
のランド間および右端面に作用する油圧とのバランスで
行なっておシ、供給油圧(ライン圧PJ )はレギュレ
ータ弁31内を通ってサーボ部23の係合側油圧室34
に供給されるためこの係合側油圧室34の大きさに見合
った大流量型のものを使用する必要があり、大きさも大
きく構造も複雑となる。このため自動変速機の油圧制御
装置の小型化の障害となると共にサーボ部への供給圧力
や流量の影響が調圧値に出しにくいという欠点がある。
本発明はかかる従来の欠点を解消し、構造が簡単で変速
ショックやエンジンのオーバーランが生じ彦い自動変速
機の油圧制御装置の提供を目的とし、その構成は、ある
低速段を達成するブレーキドラムに巻き掛けられるブレ
ーキバンドの一端をアンカ部に他端をサーボ部にそれぞ
れ連結すると共にこれらアンカ部とサーボ部とを低速段
移行時のブレーキ係合時に自縛作用が4生ずるよう配設
し、とのアンカ部にブレーキバンドに作用する反力によ
り開閉される排油孔を形成し、高速段達成時に前記サー
ボ部の保合側および解放側の油圧室にそれぞれ油圧を作
用させる一方、低速段移行時に解放側油圧室の油圧を排
出すると共に保合側油圧室の油圧を一定の低圧に調圧保
持し前記ブレーキドラムの反転により前記排油孔を閉鎖
させて係合側油圧室の油圧を−F昇させて低速段を達成
する自動変速機の油圧制御装置において、前記一定の低
圧に調圧保持するためリリーフ弁を前記アンカ部と前記
保合側油圧室との間に設けると共に油圧供給源との間に
オリフィスを介装し、前記排油孔の閉鎖によりリリーフ
機能を停止させ前記保合側油圧室への供給圧を上昇する
よう構成したことを特徴とする。
また、本発明の他の目的は変速タイミングに合わせて確
実かつ迅速に変速ができる自動変速機の油圧制御装置の
提供にあシ、その構成は、ある低速段を達成するブレー
キドラムに巻き掛けられるブレーキバンドの一端をアン
カ部に他端をサーボ部にそれぞれ連結すると共にこれら
アンカ部とサーボ部とを低速段移行時のブレーキ係合時
に自縛作用が生ずるよう配設し、とのアンカ部にブレー
キバンドに作用する反力によシ開閉される排油孔を形成
し、高速段達成時に前記サーボ部の保合側および解放側
の油圧室にそれぞれ油圧を作用させる一方、低速段移行
時に解放側油圧室の油圧を排出すると共に保合側油圧室
と前記アンカ部との間に保合側油圧室の油圧を一定の低
圧に―玉保持し前記ブレーキドラムの反転により前記排
油孔を閉鎖させて保合側油圧室への油圧を上昇させて低
速段を達成する自動変速機の油圧制御装置において、前
記一定の低圧に調圧保持するためリリーフ弁を前記アン
カ部と前記保合側油圧室との間に設けると共に油圧供給
源との間にオリアイスを介装し、このリリーフ弁によ如
制御される保合側油圧室への供給圧を解放側の油圧より
常に高く保持するようとのすIJ−フ弁と前記解放側油
圧室とを連通し、前記排油孔の閉鎖によりIJ リーフ
機能を停止させ前記保合側油圧室への供給圧を上昇する
よう構成1−たことを特徴とする。
J−ソ下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に曲間す
る。
第3図は本発明の自動変速機の油圧制御装置の一実施例
にかかる概略構成図である。
制動さ扛るブレーキドラム40は高速段では反時計方向
に回転すると共に低速段への変速時には停止位置を経て
時計方向に回転するように外っており、とのブレーキド
ラム40に巻き掛けられるブレーキバンド41は変速時
の停止位置を経たのち自縛作用が生ずるよう左下端部が
アンカ部42とされる一方、右下端部がサーボ部43と
なっている。そして、アンカ部42はアンカロッド44
がシリンダ45内に摺動自在に装着され、ばね46によ
って前方に突き出すよう付勢されている。このばね46
のばね力はブレーキバンド41の反自縛作用により、生
ずる反力より大きく自縛作用により、生ずる反力よシ小
さい値としである。また、シリンダ45には、アンカロ
ッド44の摺動によシ互いが開閉される排油孔47と給
油孔48とが形成しである。
一方、サーボ部43はサーボシリンダ49内にサーボピ
ストン50が装着されたものであり、これらアンカ部4
2とサーボ部43との間にリリーフ形の調圧弁51が介
装しである。
このリリーフ弁51は径の異なる2つのランドを具えた
スプール52とこのスプール52を第3図の右方に付勢
するスプリング53とで構成され、パルプボデーの右端
には排油路が連通し、2つのランドの中間に位置して油
圧供給源(例えばライン圧Pz)とオリフィス54を介
して連通する供給油路55が設けられ、このオリフィス
54下流がサーボピストン50の係合側油圧室56と油
路57で連通している。さらに、スプール52に作用す
るスプリング53の付勢力と2つのランドの面積差によ
る油圧力とのバランスで開閉される位置にアンカ部42
の給油孔48と連通する油路58が設けである。
かように構成することによって、例えば第3速が達成さ
れブレーキドラム40が反時計方向に回転している状態
から第2速への変速指令が発せられると、他の摩擦要素
の作動とともにブレーキドラム40の回転速度がしだい
に低下してくる。これと同時にリリーフ弁51の供給油
路55にオリフィス54を介してライン圧P/が供給さ
れるが、このライン圧P/は2つのランドの面積差によ
る油圧力とスプリング53の付勢力とのバランスにより
スプール52が左方に移動され調圧されて低圧となった
油が油路58を介してアンカ部42に供給されると共に
油路57を介してサーボ部43の係合側油圧室56に供
給される。また、この状態ではアンカ部42ではブレー
キバンド41に反自縛作用による小さな反力が生じるだ
けであり、アンカロッド44がばね46によって前方に
突き出されているため給油孔48と排油孔47とが連通
状態となり油路58の油はすべて排出される。したがっ
て、リリーフ弁51を介してサーボピストン50の係合
側油圧室56にはスプール52の面積差による油圧力と
スプリング53の付勢力とのパラ15− ンスによる低圧の油が供給され初期係合位置に向ってサ
ーボピストン50が移動される。
この状態からブレーキドラム4oの回転速度が低下して
停止状態を経て反転(時計方向への回転)した瞬間、ブ
レーキバンド41には自縛作用が生じアンカ部42には
これに見合った大きな反力が働く、このためアンカロッ
ド44がばね46に抗して押1−戻されて排油孔47を
閉じることとなり、油路58内の油圧がライン圧Ptl
で上昇し油路57からサーボピストン5゜の係合側油圧
室56にもライン圧PIが供給され直ちにブレーキを保
合状態とする。
こうしてブレーキドラム40の回転方向、すなわち完全
同期状態をブレーキバンド41に作用する反力によって
検出し、これにょシブレーキのサーボピストン50を作
動するので、完全同期状態となった瞬間ブレーキを保合
で1!、変速ショックやエンジンのオーバーランが生ず
ることなくスムーズに第3速から第2速に変速できる。
また、本装置でれ調圧弁51としてすIJ−16− フ弁を用いサーボピストン50への作動油の供給はこの
調圧弁51内を通過させずアンカ部42から排出するこ
とで膨圧するので従来のような大In’、 ii M!
!のレギュレータ弁とする必要がなく小型とすることか
できる。すなわち、従来の大流ii型の調圧弁ではパル
プポデー側で少なくとも9璧累が必要であったが、本装
置の調圧弁51では7?素で済み小型中軽量にでき、設
置スペースもわずかで良い。
次に、第4図に示す本発明の他の実施例について説明す
る。
本発明装置においては、調圧弁51としてリリーフ弁を
用いることで小型・軽tにできることは子連の通りであ
る。そこで、この調圧弁51を自動賢速機の油圧制御装
置が組み込まれるパルプケーシング59内に設置するこ
となくバンドブレーキのサーボ部43のサーボピストン
5゜に卯納設置するようにしたものである。すなわち、
サーボピストン50の摺動方向と直角にスツール装循穴
60を形成してここにスプール52を装着すると共に油
路57もこのサーボピストン50に形成しである。また
、調圧弁51とアンカB42の給油孔48とを連通する
油路58はバルブケーシング59の側面に溝を形成しこ
れを蓋板でおおうことで形成されておシ、他の構成は上
記第3図の実施例と同一構成であるので同一番号を配し
て説明は省略する。
かように構成することで従来の自動変速機の構造や油圧
制御装置の構造を大きく変更することなくサーボピスト
ン50等をわずかに変更すルタケで変速ショックやエン
ジンのオーバーランを防止してスムーズな変速ができる
以−Fの2つの実施例で示した不発明の第1の装置での
サーボ部の油圧P、出力軸トルクTとドラム回転速度N
、ビストンストロークSのそれぞれの変化は第5図(a
) (b) (cλに示すようになる。
すなわち、第3速から第2速へのキックダウン時に変速
指令が発せられるとサーボピストン50の解放側油圧室
の圧力Poがライン圧Pzの高圧状態から次第に低下す
ると共に保合側油圧室の圧力pIが上述のIJ IJ−
)弁510作用により低圧とされて供給され、サーボピ
ストン50のストロークSにともなう油圧低下ののちリ
リーフ弁51のスフ 1Jング53の強さに相当する圧
力Psになる。一方、出力軸トルクTは解放側油圧室の
圧力P。の低下にともなって低下しブレーキドラム40
0回転速度Nけ第3速回転方向から停止状態を経て逆転
するが、保合側油圧室への供給圧P1がリリーフ弁51
によシ低王に保持され初期係合状態と々す、アンカ部4
2での反転検出後直ちにライン圧PIに昇圧され第2速
が達成される。
このような装置にあって、低圧に調圧された保合側油F
IE家への供給油l・が少ないと初期係合状態゛までに
必要な油量(すなわち油圧とこれが供給される時間)が
確保できず、アンカ部42での反転後、直ちにライン圧
としてもブレーキドラム40の制動が間に合わずオーバ
ーランすることがある。
これはキックダウンのためアクセルを踏み込んだ状態と
することからブレーキドラムの制動が遅すると、例えば
第1図の遊星歯車変速装置では第1速状態となりオーバ
ーランとなる。すなわち、とnらは、解放側油圧室の圧
力Poの下降は時間的勾配を持ち且つ保合側油圧室の圧
力PXも低いことからサーボピストン50の移動遅れに
起因する。
そこで、第6図に示す本発明Φ第2の装置のように、ブ
レーキのアンカ部42とサーボ部43との間に介装され
たIJ リーフ弁型の調圧弁51のスプリング53が介
装されたスプール52の左端側に油圧室を形成し、これ
とサーボe43のサーボシリンダ49の解放側油圧室6
1とを油路62で連通し、リリーフ弁51のスクール5
2にスプリング53の付勢力とともにサーボピストン5
0の解放側油圧室の圧力Poが作用するようにしである
。尚、他の構成は上記各実施例と同一であるので同一部
分に同一番号を記し説明は省略する。
かように構成することによシ、サーボ部の油圧P、出力
軸トルクTとドラムの回転速度N。
ビストンストロークSのそれぞれの変化は第7図(a)
 (b) (c)に示すようになる。すなわち、第3速
達成状態から第2速への変速指令が発せられると、サー
ボピストン50の解放側油圧室61の圧力Poがライン
圧P、の高圧状態から次第に低1すると共に係合側油圧
室56の圧力PIがリリーフ弁51の作用によシ低圧と
されて供給されるが、リリーフ弁51のスプリング53
の伺勢力とともにこの解放側の圧力Poがスクール52
を右方に押す。この結果、保合側の圧力pIは解放側の
圧力P。にスプリング53の付勢力による圧力上昇分が
加った値となって次第に低下し、サーボピストン50を
すみやかに初期係合状態までストロークさせたのちリリ
ーフ弁51のスプリング53の強さに相当した圧力とな
る。一方、出力軸トルクTは前述の実施例についての第
5図(bJと同様に解放側の圧力poの低下にともなっ
て低下し、ドラムの回転速度N#′i第3速の回転方向
から停止状態を経て逆転するが、この反転をアンカ部4
2で検出してアンカロッド44で排油孔47を閉じるた
めすIJ−7弁51でのリリーフ作用が停止されて保合
側の圧力piがライン圧まで上昇されブレーキバンド4
1が締め付けられて係合が行なわれる。
この保合のときには既にサーボピストン50を初期保合
位fまでストロークさせるのに光分な油量(油圧とこれ
の保持時間)が供給されるので、この油圧上昇により直
ちにブレーキが係合されオーバーランを生じさせること
なく第2速が運成さ4る。
特に、ターボ過給機を具えたエンジンではターボ過給機
の作動状態によりエンジンの吹き上シ早さが異なるが、
完全同期状態を検出して直ちにブレーキを係合するので
全運転域で良好なシフトフィーリングが得られる。
尚、本発明装置でも第4図に示した実施例のヨウに、リ
リーフ弁51をサーボピストン50に形成したスプール
装着I坑60内にスプール52を装着するようにしても
良く、従来構造を太きく変更する必要なく本発明装置を
構成できる。
尚、第4図中の62が追加すべき油路である。
以上、実施例とともに具体的に説明したように本発明に
よれは、バンドブレーキの廿−ボ部とアンカ部との曲に
リリーフ弁型の調圧弁を介装し、ドラムの回転方向の変
化にともなうアンカ部の反力から完全同期状態を検出し
てリリーフ機能を停止させてブレーキを係合するように
したので、変速ショックやエンジンのオーバーランを招
くことなくスムーズな変速ができる7、また、構造も簡
単で調圧弁を小型・軽量化できる。さらに、サーボ部の
解放側油圧室と調圧弁との間にスプリングと協働させる
油路を設けることで一層ブレーキの保合がすみやかにで
きシフトフィーリングが向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動変速機の概略構成図、第2図は従来の自動
変速機の油圧制御装置の概略構成図、第3図および第4
図はそれぞれ本発明の第1の自動変速機の油圧制御装置
の一実施例にかかる23− 概略構成図および断面図、第5図(a) (b) ((
りは第3図および第4図に示す本発明の各部の時間的変
化を示す説明図、第6因は本発明の第2の自動変速機の
油圧制御装置の一実施例にかかる概略構成図、第7図(
at (b) (a)は第6図に示す実施例各部の時間
的変化の説明図である。 図 面 中、 40はブレーキドラム、 41はブレーキバンド、 42けアンカ部、 43はサーボ部、 44けアンカロッド、 47は排油孔、 50はサーボピストン、 51Fi調圧弁、 52はスプール、 53はスプリング、 54はオリアイス、 57.58は油路、 62は油路である。 25− 24− 第1図 第2図 121 329 、(;)/ 422 0 7 番 2B25 35 26 、+ 34 //// +9−ヲノ−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (116る低速段を達成するブレーキドラムに巻き掛け
    られるブレーキバンドの一端をアンカ部に他端をサーボ
    部にそれぞれ連結すると共にこれらアンカ部とサーボ部
    とを低速段移行時のブレーキ係合時に自縛作用が生ずる
    よう配設し、このアンカ部にブレーキバンドに作用する
    反力により開閉される排油孔を形成し、高速段達成時に
    前記サーボ部の保合側および解放側の油圧室にそれぞれ
    油圧を作用させる一方、低速段移行時に解放側油圧室の
    油圧を排出すると共に保合側油圧室の油圧を一定の低圧
    に調圧保持し前記プレーヤドラムの反転により前記排油
    孔を閉鎖させて保合側油圧室への油圧を上昇させて低速
    段を達成する自動変速機の油圧制御装置において、前記
    一定の低圧に調圧保持するためす17−7弁を前記アン
    カ部と前記保合側油圧室との間に設けると共に油圧供給
    源との間にオリフィスを介装]7、前記アンカ部の排油
    孔の閉鎖によす’) IJ−フ機能を停止させ前記保合
    側油圧室への供給圧を上昇するよう構成したことを特徴
    とする自動変速機の油圧制御装置。 (21Atl Meリリーフ弁を前記サーボ部のサーボ
    ピストン内に装置(7たことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の自動変速機の油圧制御装置。 (3) ある低速段を達成するブレーキドラムに巻き掛
    けられるブレーキバンドの一端をアンカ部に他端をサー
    ボ部にそれぞれ連結すると共にこれらアンカ部とサーボ
    部とを低速段移行時のブレーキ係合時に自縛作用が生ず
    るよう配設し、このアンカ部にブレーキバンドに作用す
    る反力により開閉される排油孔を形成し、高速段達成時
    に前記サーボ部の保合側および解放側の油圧室にそむぞ
    れ油圧を作用させる一方、低速段移行時に解放側油圧室
    の油圧を排出すると共に保合側油圧室と前記アンカ部と
    の間に保合側油圧室の油圧を一定の低圧に調圧保持し前
    記ブレーキドラムの反転によυ繭記排油孔を閉鎖させて
    保合側油圧室への油圧を上昇させて低速段を達成する自
    動変速機の油圧制御装置において、前記一定の低圧に調
    圧保持するためリリーフ弁を前記アンカ部と前記保合側
    油圧室との間に設けると共に油圧供給源との間にオリフ
    ィスを介装し、このリリーフ弁により制御される保合側
    油圧室への供給圧を解放側の油圧より常に高く保持する
    ようとのす17−フ弁と前記解放側油圧室とを連通し、
    前記排油孔の閉鎖によりリリーフ機能を停止させ紬記保
    合側油圧室への供給圧を上昇するよう構成したことを特
    徴とする自動変速機の油圧制御装置。 (4) 前記リリーフ弁をl!iT配サーボすのサーボ
    ピストン内に設置したことを特徴とする特許請求の範囲
    第3項記載の自動変速機の油圧制御装置。
JP58143723A 1983-08-08 1983-08-08 自動変速機の油圧制御装置 Granted JPS6037444A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0169944U (ja) * 1987-10-30 1989-05-10
JPH0419465A (ja) * 1990-05-15 1992-01-23 Nissan Motor Co Ltd バンドブレーキ用油圧調整装置

Citations (1)

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US3251245A (en) * 1956-11-20 1966-05-17 Daimler Benz Ag Control arrangement for forcelocking devices

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