JPS603736B2 - 温度ヒユ−ズ用感温剤の製造方法 - Google Patents

温度ヒユ−ズ用感温剤の製造方法

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Publication number
JPS603736B2
JPS603736B2 JP16046879A JP16046879A JPS603736B2 JP S603736 B2 JPS603736 B2 JP S603736B2 JP 16046879 A JP16046879 A JP 16046879A JP 16046879 A JP16046879 A JP 16046879A JP S603736 B2 JPS603736 B2 JP S603736B2
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JP
Japan
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temperature
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sensitive
agent
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JP16046879A
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JPS5684836A (en
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悦雄 細川
哲夫 星野
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特定温度で溶融する感温剤を用いた温度ヒュ
ーズに関する。
電気機器の安全性の観点から温度過昇防止装置が用いら
れている。
温度過昇防止装置にはバイメタルを用いた可復帰型のも
のと、可溶合金を用いた無復帰型のものとがあるが最近
では特定温度で溶融する絶縁性の化学物質よりなる感温
剤を用いた無復帰型の温度ヒューズが広く使用されるよ
うになってきている。
図はこのような温度ヒューズの一例を示すもので、良導
電性でかつ良熱伝導性の金属例えば銅等よりなる円筒状
のケース1の一端に第1のリード線2がかしめ固定され
ている。
3は、特定温度で溶融する絶縁性の化学物質よりなる感
温剤で、動作温度に合致する融点を有する化学物質の粉
末を円柱状にプレス成型して形成されている。
4,5は後述する圧縮ばね6,11の弾発力を感温剤3
および後述する可動接点7に対して平均化して与えるた
めの、圧力分散用の押板である。
6は押板、4,5間へ圧縮状態で介在された閉路用の圧
縮ばねである。
7は押板5の外側に配設された可動接点で、良導電性で
かつ適度の弾力性も有する金属、例えば銀を主体とする
合金により、周縁に複数の舌片を有する円形に形成され
ており、前記舌片は折り曲げられて金属ケース1の内壁
面に弾性的に接触せしめられている。
8は金属ケース1の関口端部を閉止するセラミック等よ
りなる絶縁プラグで、その中心孔を第2のリード線9が
貫通しており、このリード線9の内方端に固定接点10
が設けられている。
11は前記可動接点7と絶縁プラグ8との間に圧縮状態
で介在されている閉路用の弱圧縮ばねである。
12は絶縁プラグ8の外表面に被着されたェポキシ樹脂
等よりなる絶縁封止材である。
上記構成において、常温時は感温剤3が固体であり、強
圧縮ばね6はその弾性力が感温剤3で阻止されるため弱
圧縮ばね11の弾性力に抗して可動接点7を固定接点1
川こ強〈押圧接触せしめる。この結果、リード線2−金
属ケース1−可動接点7一固定接点10−リード線9の
経路で、リード線2とりード線9との間が導適状態に保
持される。このような状態で異常温度上昇により、周囲
温度が感温剤3の融点を越えると感温剤3が溶融し、こ
れに応じて強圧縮ばね6は感溢剤3による弾性力の阻止
作用を解除されて図において左方に伸長し、可動接点7
に対する押圧力が無くなる。
このため、弱圧縮ぱね11の弾性力が強圧縮ばね6の弾
液力に打ちかって弱圧縮ばね11が伸長し、可動接点7
を図の左方に移動させて上記の電気的結合を解除させる
。以上のように構成される温度ヒューズにおいて、感温
剤3の原料には、■融点が一定で、しかもシャープに現
われること、■圧縮成型により容易に円柱状に成型でき
ること、■通常の使用状態において安定しており変質し
にくいこと、■純品が容易に入手できること等の特質が
要求される。
一方、これらの感温剤は、溶融温度の識別を容易にし、
かつ溶融温度の異なる感温剤の混入を防ぐため、溶融温
度毎に異なる色相に着色される。感温剤の着色方法とし
ては、感温剤の主剤へ無機顔料を混入させて製錠機によ
り製錠したりあるいは感温剤の主剤を染料で着色させて
製錠機により製錬したりする方法が行なわれているが、
このような方法では感温剤の主剤の全体を着色する関係
上顔料や染料を多量に使用する必要があり、このため着
色により感温剤の融点が変動するうえに、特に無機顔料
の場合には感温剤の融点では溶融しないため異物として
作用し、可動接点の動きを不安定にするという欠点があ
った。本発明はかかる従釆の欠点を解消すべくなされた
もので、感温剤の主剤の一部又は添加剤を有機染料によ
り着色し、次いで得られた着色物と感温剤の主剤とを混
合し、製錠機により製錠することにより、融点の変動の
少ない着色された温度ヒューズ用感温剤を製造しようと
するものである。
本発明に使用される感温剤の主剤としては、Pーヒドロ
キシ安息香酸プロピルや無水コハク酸のような一定融点
をもつ有機化合物が使用される。本発明に使用される添
加剤としては、例えば、メタケィ酸アルミン酸マグネシ
ウム(N203・Mg0・$i02・XH20)〔富士
化学社製、商品名ノィシリンuFL2〕、ケイ酸アルミ
ニウム、無水リン酸カルシウム、シリカ微粉末のような
流動性付与剤やステアリン酸マグネシウムのような機型
剤がある。これらの添加剤は通常6%以下となる量主剤
に添加して使用される。
主剤又は添加剤の着色は、公知の各種の染料を、主剤又
は添加剤の100の重量部あたり5〜5の重量部添加し
、必要に応じて主剤又は添加剤の融点以下の温度で加溢
しつつ、混合するか又は混合物を一且溶融して均一な融
液とし、次いでこれを放袷固化して粉砕することにより
行なわれる。
このようにして得られた着色粉末は、次いで主剤粉末と
99:1〜90:10(重量、比)程度の比率で混合さ
れ、製錠機により小円柱形状のべレツトに成形される。
なお、着色粉末と主剤の平均粒径は、5〜100メッシ
ュの範囲にあることが望ましい。このようして本発明に
より得られた感温剤は、主剤の一部又は添加剤を着色し
て用いるから、主剤の全部を着色する場合と比較して着
色の手数を格段に軽減することができ、使用する染料の
絶対量を少なくすることができるので、得られる感温剤
の融点に及ぼす影響も少なくすることができる。
また、製錠された感温剤中では、着色された粉末が未着
色粉末中に混在することになるが、染料や顔料の粒子と
比較すれば、着色粉末は相当大きい粒子となっているの
で、同量の染料や顔料を使用した場合について比較する
と、染料や顔料を単に主剤に混合した場合よりも明度、
彩度および均一度のいずれにおいても優れたものとなる
さらに有機染料は感温剤に完全に溶解するので、作動時
に可動接点の動きを不安定にすることはない。次に実施
例について説明する。
実施例 〔着色物の製造〕 着色物A、/ィシリンuF−10の重量部とイエロー染
料(保土谷化学社製、スピロン染料)1の重量部とを常
温で充分に混合し、ノィシリン岬−を着色させた。
着色物B、ノィシリンuFLIOの重量部としッド染料
(保土谷化学社製、スピロン染料)1の重量部とを常温
で充分に混合し、ノィシリン岬L2を着色させた。
着色物C、ノィシリンuFLIOの重量部とフル−染料
(保±谷化学社製、スピロン染料)血量量部とを常温で
充分に混合し、ノィシリン岬L2を着色させた。
着色物D、ノィシリンuFLIOの重量部とブラツク染
料(保土谷化学社製、スピロン染料)1の重量部とを常
温で充分に混合し、ノィシリン岬−を着色させた。
着色物E、Pーヒドロキシ安息香酸プロピル100重量
部としッド染料(保土谷化学社製、スピロン染料)1重
量部とを加熱溶解し、急冷固化して粉砕し、20〜20
0メッシュのものを節分けした。
実施例 1〜7 次表の粉末混合物を打錠機により打錠し、鮮明に着色さ
れた小円柱状の感温剤を得た。
※20〜100メッシュ(表中の数字は重量部実施例
8平均粒径10〜100メッシュのPーヒドロキシ安息
香酸プロピル100重量部に着色物Eを20重量部、ノ
ィシリンuFLを3重量部およびステアリン酸マグネシ
ウムを2重量部を加えて充分に混合し、常法により打錠
機で打錠し、鮮明な赤色に着色された小円柱状の感温剤
を得た。
以上の各実施例により得られた感温剤は、無着色のPー
ヒドロキシ安息香酸プロピルを用いた感温剤の作動温度
97±2℃と殆んど同じであり、着色による作動温度の
変動は事実上認められなかった。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の対象となる温度ヒューズを示す縦断面図
である。 1・・…・金属ケース、3…・・・感温剤、6,11・
・・・・・圧縮ばね、7・・・・・・可動接点。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 溶融温度に対応する特定の色彩に着色された感温剤
    と、前記感温剤に対して押圧力を作用せしめるばねと、
    前記感温剤の溶融により開又は閉となる電気接点とを密
    閉ケース内に備えてなる温度ヒユーズの前記感温剤を製
    造するにあたり、感温剤の主剤の一部又は添加剤を有機
    染料により着色し、次いで得られた着色物と感温剤の主
    剤とを混合し、製錠機により製錠することを特徴とする
    温度ヒユーズ用感温剤の製造方法。 2 添加剤は、流動性付与剤である特許請求の範囲第1
    項記載の温度ヒユーズ用感温剤の製造方法。
JP16046879A 1979-12-11 1979-12-11 温度ヒユ−ズ用感温剤の製造方法 Expired JPS603736B2 (ja)

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JPS5684836A JPS5684836A (en) 1981-07-10
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6464941A (en) * 1987-09-05 1989-03-10 Hagiwara Kogyo Kk Paper feed device
CN102109062A (zh) * 2011-01-21 2011-06-29 邓永林 热力膨胀阀的膜盒感温系统

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JPS6464941A (en) * 1987-09-05 1989-03-10 Hagiwara Kogyo Kk Paper feed device
CN102109062A (zh) * 2011-01-21 2011-06-29 邓永林 热力膨胀阀的膜盒感温系统

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