JPS6037256Y2 - 研磨機における刃物防錆装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は刃物の防錆処理作業に関するものである。

研磨機を使用する場合、必ず刃先の焼けを防ぐため、水
を使用している。

そのため、研磨後、そのまま放置すると、刃物が錆びて
しまう欠点があった。

また従来、刃物に油を塗布する際、手や布等で油を引き
延ばし全面に付けていたため、手等を切傷することがあ
り、はなはだ危険な作業となっていた。

本考案の目的は上記した従来技術の欠点をなくし、刃物
の長期保存を可能とすることである。

本考案は防錆油を浸漬した材質に刃物を接触させ、刃物
に防錆油が強制的に塗布されることを工夫したものであ
る。

本考案の一実施例となる第１図、第２図について説明す
ると研磨機本体のペデスタル１にはホルダ２がボルト４
により固定されている。

ホルダ２にはダスター６が固着されており、ダスター６
には防錆油が浸漬されている。

上記構成において、刃物研磨後、刃物１０をダスター６
に接触させながら第２図の矢印ａのごとく刃物通過部１
１を通すと刃物に強制的に防錆油を塗布することができ
る。

本考案の変形例、応用例を第３図以下について説明する
と、研磨機のペデスタル１にはホルダ２がボルト４によ
り固定されている。

ホルダ２には第５図のごとく長穴８が開いている。

ホルダ２の空間部９にはダスター６を固着したカバー３
が長手方向に移動可能なように枢着されている。

前記ホルダ２にはチョウボルト５が取り付いており、カ
バー３を固定できるようになっている。

カバー３は第６図のごとく穴が開いている。

前記構成において、研磨後の刃物１０を第４図のごとく
ダスター６に接触させて、通し、ダスター６に浸漬され
た防錆油が塗布されるようになっている。

また防錆油が切れた場合にはホルダ２の長穴８を介して
、注油できるようになっている。

従って刃物の長期保存が可能となる。

またカバー３はカートリッヂ式となっており、ダスター
６が汚れた場合には、チョウボルト５をゆるめ、カバー
３を取り外し、別のカバーを取り付けて、チョウボルト
５を締めれば、同様に使用できるようになっている。

さらに注油作業を確実に行うため第７図のごとくオイル
カップ７をホルダ２に取り付けても同様の効果が得られ
る。

本考案によれば、確実に刃物に防錆油を塗布することが
可能であり、錆発生が防げる。

また刃物の防錆作業で手等を切傷することがなく安全に
かつ確実に作業を遂行することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案になる刃物防錆装置の正面図、第２図は
第１図のＡ矢視図、第３図は変形実施例の正面図、第４
図は第３図の拡大正面図、第５図は第４図のＢ矢視図、
第６図はカバーの平面図、第７図は第二の変形実施例を
示す正面図である。 図においては１はペデスタル、２はホルダ、３はカバー
、４はボルト、５はチョウボルト、６はダスター、７は
オイルカップ、８は長大、９は空間部、１０は刃物、１
１は刃物通過部である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 研磨機において、刃物を挾持することが可能な形状を持
   つ防錆油浸漬可能な部材を固着した保持体を取り付けた
   ことを特徴とする研磨機における刃物防錆装置。