JPS6036503Y2 - ワイパ−装置 - Google Patents
ワイパ−装置Info
- Publication number
- JPS6036503Y2 JPS6036503Y2 JP2869881U JP2869881U JPS6036503Y2 JP S6036503 Y2 JPS6036503 Y2 JP S6036503Y2 JP 2869881 U JP2869881 U JP 2869881U JP 2869881 U JP2869881 U JP 2869881U JP S6036503 Y2 JPS6036503 Y2 JP S6036503Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- wiper
- wiper blade
- wind pressure
- side edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は除霜機能と高速走行時の除水動作の安定化機能
とを兼備した自動車その他の乗物用ワイパー装置に関す
る。
とを兼備した自動車その他の乗物用ワイパー装置に関す
る。
周知のように、自動車、鉄道車両或いは船舶等の前面の
風防ガラスの表面には、雨天走行時の視界確保のため、
ガラス表面を払拭するワイパー装置が設けられている。
風防ガラスの表面には、雨天走行時の視界確保のため、
ガラス表面を払拭するワイパー装置が設けられている。
ところが、従来のワイパー装置の多くは除水機能のみを
主眼として設けられ、冬期にガラス表面に霜や雪などが
凍り着いた場合は一般にそれらの除去が困難であった。
主眼として設けられ、冬期にガラス表面に霜や雪などが
凍り着いた場合は一般にそれらの除去が困難であった。
また一方、従来では自動車等の高速走行時に振動等によ
ってワイパー装置のワイパーブレードがガラス表面から
浮上り、除水作用が確実に行なえなくなる場合があった
。
ってワイパー装置のワイパーブレードがガラス表面から
浮上り、除水作用が確実に行なえなくなる場合があった
。
本考案はこのような事情に着目してなされたもので、比
較的簡単な構成によって、ガラス表面に凍り着いた霜や
雪などを除去する(代表的に除霜と称する)ことができ
ると共に、その除霜機能を発揮する部位を利用して高速
走行時における除水機能の安定化も図れるワイパー装置
を提供することを目的とする。
較的簡単な構成によって、ガラス表面に凍り着いた霜や
雪などを除去する(代表的に除霜と称する)ことができ
ると共に、その除霜機能を発揮する部位を利用して高速
走行時における除水機能の安定化も図れるワイパー装置
を提供することを目的とする。
このような目的を遠戚するため本考案はワイパーブレー
ドの互に反対側の縁部に除氷部材と除霜用のスクレーパ
とを配し、これらを必要に応じて交換使用できるように
すると共に、除水作用時は除霜用スクレーパが風圧を受
けてワイパーブレードをガラス表面に圧接するようにし
たものである。
ドの互に反対側の縁部に除氷部材と除霜用のスクレーパ
とを配し、これらを必要に応じて交換使用できるように
すると共に、除水作用時は除霜用スクレーパが風圧を受
けてワイパーブレードをガラス表面に圧接するようにし
たものである。
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
乗物、例えば自動車の前面の風防ガラス1の表面に沿っ
て円形の軌跡Aで動作するワイパーアーム2を設けてい
る。
て円形の軌跡Aで動作するワイパーアーム2を設けてい
る。
即ち、このワイパーアーム2は車体フロント1A外部に
突出した往復回動部材3にガラス1と平行な連結軸4を
介して一体動作可能に、かつ必要時、ガラス1の前方略
直角方向Bに連結軸4を介して立上り可能にその一端を
連結したものである。
突出した往復回動部材3にガラス1と平行な連結軸4を
介して一体動作可能に、かつ必要時、ガラス1の前方略
直角方向Bに連結軸4を介して立上り可能にその一端を
連結したものである。
なお、このワイパーアーム2は所定のスプリング5によ
って常時ガラス1の表面に接する方向(Bと逆方向)に
弾性を付与されている。
って常時ガラス1の表面に接する方向(Bと逆方向)に
弾性を付与されている。
このワイパーアーム2の他端、つまり回動先端にワイパ
ーブレード6をガラス1の表面を所定範囲に亘って払拭
し得る如く取付け、かつそのワイパーブレード6はガラ
ス1の表面と対向する一側縁及びこれと反対側の他側縁
を互に配置交換可能としている。
ーブレード6をガラス1の表面を所定範囲に亘って払拭
し得る如く取付け、かつそのワイパーブレード6はガラ
ス1の表面と対向する一側縁及びこれと反対側の他側縁
を互に配置交換可能としている。
即ち、ワイパーブレード6は棒状で一側縁に例えばゴム
製の柔軟な除水部材7を設けると共に、他側縁に除水部
材よりも硬質な除霜用のスクレーパ8を立上り状態で設
けたものである。
製の柔軟な除水部材7を設けると共に、他側縁に除水部
材よりも硬質な除霜用のスクレーパ8を立上り状態で設
けたものである。
そして、このワイパーブレード6の長手力向略中間部で
、かつ除水部材7と除霜用スクレーパ8との間の部位を
、ワイパーアーム2の回動先端にガラス1と略平行な支
軸9を介して枢支し、これによってワイパーブレード6
を各側縁側に反対可能としている。
、かつ除水部材7と除霜用スクレーパ8との間の部位を
、ワイパーアーム2の回動先端にガラス1と略平行な支
軸9を介して枢支し、これによってワイパーブレード6
を各側縁側に反対可能としている。
このような支持構成によって例えば除水部材7をガラス
側に向けた状態にして往復回動部材3を介してワイパー
アーム2を往復回動させた場合に、ワイパーブレード6
が支軸9による略中央部分の支持により長子方向両端部
分への各分力をバランスさせ、略一定方向に保持されつ
つ回動動作して、ガラス表面を払拭し得るようにしてい
る。
側に向けた状態にして往復回動部材3を介してワイパー
アーム2を往復回動させた場合に、ワイパーブレード6
が支軸9による略中央部分の支持により長子方向両端部
分への各分力をバランスさせ、略一定方向に保持されつ
つ回動動作して、ガラス表面を払拭し得るようにしてい
る。
また、ワイパーアーム2を適宜の停止位置で往復回動部
材3への連結軸4を介してガラス1の前方略直角方向B
に回動起立させた状態にし、ワイパーブレード6をワイ
パーアーム2への支軸9を介して略180度回転させる
ことにより、このワイパーブレード6の一側縁の除水部
材7と他側縁の除霜用スクレーパ8とを互にガラス1表
面に対して配置交換できるようにしている。
材3への連結軸4を介してガラス1の前方略直角方向B
に回動起立させた状態にし、ワイパーブレード6をワイ
パーアーム2への支軸9を介して略180度回転させる
ことにより、このワイパーブレード6の一側縁の除水部
材7と他側縁の除霜用スクレーパ8とを互にガラス1表
面に対して配置交換できるようにしている。
なお、除水部材7は一側縁が尖った帯形状のものであり
、また、除霜用のスクレーパ8は断面略3ケ月状の湾曲
帯状でその凹面部分8Aが除水部材7に対して反対方向
に略45度の傾斜で配置するようにしたもので、該凹面
部分8Aが走行時に風圧を受けて該風圧を前記除水部材
7のガラス1表面への押圧力に変換伝達する風圧受面と
して構成されている。
、また、除霜用のスクレーパ8は断面略3ケ月状の湾曲
帯状でその凹面部分8Aが除水部材7に対して反対方向
に略45度の傾斜で配置するようにしたもので、該凹面
部分8Aが走行時に風圧を受けて該風圧を前記除水部材
7のガラス1表面への押圧力に変換伝達する風圧受面と
して構成されている。
このような構成によると、雨天走行時等においては、例
えば第2図に示すように、除水部材7をガラス1の表面
に向けた配置にして除水動作が行なえる。
えば第2図に示すように、除水部材7をガラス1の表面
に向けた配置にして除水動作が行なえる。
この場合、除霜用スクレーパ8は凹面部分8Aがガラス
1の前方に表出しているので、走行中はこのスクレーパ
8が風圧を受けてワイパーブレード6がガラス1側に押
付けられる状態になる。
1の前方に表出しているので、走行中はこのスクレーパ
8が風圧を受けてワイパーブレード6がガラス1側に押
付けられる状態になる。
従って、高速走行時はワイパーブレード6がスクレーパ
8によって大きい風圧でガラス1の表面に強く押付けら
れ、浮上りを防止される状態となって、除水部材7によ
るガラス1の表面からの除氷動作が安定して行なえる。
8によって大きい風圧でガラス1の表面に強く押付けら
れ、浮上りを防止される状態となって、除水部材7によ
るガラス1の表面からの除氷動作が安定して行なえる。
この結果、ワイパーブレード6をガラス1側に押圧する
ためのスプリング5等も過度に強大にする必要もなくな
り、低速速行時の円滑な払拭作用と高速走行時の安定な
払拭作用の両方が確実に、かつ簡単な装置で実現できる
ようになる。
ためのスプリング5等も過度に強大にする必要もなくな
り、低速速行時の円滑な払拭作用と高速走行時の安定な
払拭作用の両方が確実に、かつ簡単な装置で実現できる
ようになる。
また、冬期にガラス1の表面に霜や雪などが凍り着いた
場合は、ワイパーアーム2を前述した如く一旦ガラス1
の前面直角方向に立上らせてワイパーブレード6を反転
させて向きを換え、その後再びワイパーアーム2をガラ
ス1に沿う配置に戻して往復回動させればよい。
場合は、ワイパーアーム2を前述した如く一旦ガラス1
の前面直角方向に立上らせてワイパーブレード6を反転
させて向きを換え、その後再びワイパーアーム2をガラ
ス1に沿う配置に戻して往復回動させればよい。
そうすれば、例えば第3図に示すように、除霜用スクレ
ーパ8が、ガラス1の表面に所定の立上り角度で先端エ
ツジ部分8Bを当接するようになり、例えば凹面部8A
側への移動時に、ガラス1の表面からの霜や雪などの掻
き取り、即ち除霜作用が行なえるようになる。
ーパ8が、ガラス1の表面に所定の立上り角度で先端エ
ツジ部分8Bを当接するようになり、例えば凹面部8A
側への移動時に、ガラス1の表面からの霜や雪などの掻
き取り、即ち除霜作用が行なえるようになる。
従って、ワイヤーブレード8の位置交換によって除水作
用と除霜作用とを必要に応じて行なえると共に、その除
霜用のスクレーパ8を利用して自動車等の高速走行時の
除水作用の安定化が図れるようになる。
用と除霜作用とを必要に応じて行なえると共に、その除
霜用のスクレーパ8を利用して自動車等の高速走行時の
除水作用の安定化が図れるようになる。
なお、前記実施例では、ワイパーブレード6をワイパー
アーム2に支軸9によって枢支したが、これはワイパー
ブレード6の配置交換を回動操作によってワンタッチ式
に行なえるようにしたものであって、必ずしもこのよう
な構成に限定されるものでないことは勿論である。
アーム2に支軸9によって枢支したが、これはワイパー
ブレード6の配置交換を回動操作によってワンタッチ式
に行なえるようにしたものであって、必ずしもこのよう
な構成に限定されるものでないことは勿論である。
例えばワイパーブレード6をワイパーアーム2に締付具
等による着脱配置交換可能な構成にするなど、種々の態
様で実施できるものである。
等による着脱配置交換可能な構成にするなど、種々の態
様で実施できるものである。
また、前記実施例では除霜用スクレーパ8を湾曲帯状と
したが、これはワイパーブレード6の反除水部材側縁部
に除水状態下で風圧を受は易い形状の一実施例として設
けたものであり、従ってこれに限らず風圧によりワイパ
ーブレード6をガラス1の表面に押付は得る形状であれ
ば、例えば平板帯状その他のものでも種々適用できるも
のである。
したが、これはワイパーブレード6の反除水部材側縁部
に除水状態下で風圧を受は易い形状の一実施例として設
けたものであり、従ってこれに限らず風圧によりワイパ
ーブレード6をガラス1の表面に押付は得る形状であれ
ば、例えば平板帯状その他のものでも種々適用できるも
のである。
以上のように、本考案によれば、ワイパーブレードの互
の反対側の縁部に除氷部材と除霜用のスクレーパとを配
し、これらを必要に応じて交換使用できるようにすると
共に、除氷作用時は除霜用スクレーパが風圧を受けてワ
イパーブレードをガラス表面に圧接するようにしたので
、比較的簡単な構成によって、ガラス表面からの除霜機
能が発揮できると共に、その除霜用の部位を利用して高
速走行時における除水機能の安定化も図れるようになり
、効率よい構成で多機能が発揮できるものである。
の反対側の縁部に除氷部材と除霜用のスクレーパとを配
し、これらを必要に応じて交換使用できるようにすると
共に、除氷作用時は除霜用スクレーパが風圧を受けてワ
イパーブレードをガラス表面に圧接するようにしたので
、比較的簡単な構成によって、ガラス表面からの除霜機
能が発揮できると共に、その除霜用の部位を利用して高
速走行時における除水機能の安定化も図れるようになり
、効率よい構成で多機能が発揮できるものである。
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は一部断面
にして示す全体斜視図、第2図は一部断面にして示す除
水動作時の要部側面図、第3図は一部断面にして示す除
霜動作時の要部側面図である。 1・・・・・・ガラス、2・・・・・・ワイパーアーム
、6・・・・・・ワイパーブレード、7・・・・・・除
氷部材、8・・・・・・除霜用スクレーパ。
にして示す全体斜視図、第2図は一部断面にして示す除
水動作時の要部側面図、第3図は一部断面にして示す除
霜動作時の要部側面図である。 1・・・・・・ガラス、2・・・・・・ワイパーアーム
、6・・・・・・ワイパーブレード、7・・・・・・除
氷部材、8・・・・・・除霜用スクレーパ。
Claims (1)
- 乗物常面の風防ガラスの表面に沿って所定の軌跡で動作
するワイパーアームと、このワイパーアームに前記ガラ
スの表面を所定範囲に亘って払拭し得る如く取付けられ
、前記ガラスの表面と対向する一側縁及びこれと反対側
の他側縁を互に配置交換可能としたワイパーブレードと
、このワイパーブレードの一側縁に設けられた柔軟な除
氷部材と、前記ワイパーブレードの他側縁に前記除氷部
材よりも硬質な素材により形成されていると共に、前記
除氷部材が前記ガラ亥−表面に当接している状態では風
圧を受けて該風圧を前記除氷部材のガラス表面への押圧
力に変換伝達する風圧受面を有する除霜用のスクレーパ
とを具備してなることを特徴とするワイパー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2869881U JPS6036503Y2 (ja) | 1981-03-02 | 1981-03-02 | ワイパ−装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2869881U JPS6036503Y2 (ja) | 1981-03-02 | 1981-03-02 | ワイパ−装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57142658U JPS57142658U (ja) | 1982-09-07 |
JPS6036503Y2 true JPS6036503Y2 (ja) | 1985-10-30 |
Family
ID=29826330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2869881U Expired JPS6036503Y2 (ja) | 1981-03-02 | 1981-03-02 | ワイパ−装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6036503Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-03-02 JP JP2869881U patent/JPS6036503Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57142658U (ja) | 1982-09-07 |
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