JPS6035387Y2 - ペツト用トイレ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、たとえば家屋内で飼われるような小太や猫
等の愛玩動物（ペット）の排出物処理場所として使用さ
れるペット用トイレに関し、その目的とするところはペ
ットのトイレとして用いられるケースに着脱自在のスコ
ップを装着し、ペットの排出物を適宜ケース外部に取出
せるようにしたペット用トイレを提供するものである。

そして、この考案によれば、ケースのコーナ部をスコッ
プ背面形状と対応する弯曲状に形成し、この弯曲状コー
ナ部にスコップを着脱自在に装着しであるため、必要に
応じてケースよりスコップを取出して排出物に対する処
理を行うことができる。

このため、現状のように排出物の取出し専用具をいちい
ち捜し出すような手間が省け、迅速に対処することがで
きる。

またケースを移動しても常にスコップが装着されである
ため、紛失するようなおそれもなく、またスコップをこ
のようにケースの身近に設置しておけば、排出物の取出
しのみならずケース内に装填されている砂等をならした
り、盛り上げたりケース内に対する処理操作が便利に行
なえるばかりか、ペットの排出物専用としてのスコップ
の管理も容易であり、ペット用トイレとしての機能を確
実に高め得ることができる。

しかも、上述のスコップ収納部は別部材により別途形成
することなく、コーナ部を有効利用して形成することが
でき、かつ、スコップ収納部とスコップとの形状が一致
し、スコップの収納が良好となり、違和感もなくなる。

そのうえ、スコップを上述の収納部に収納した際、スコ
ップが何等じゃまにならず、スコップの着脱も容易であ
る効果がある。

このような特徴を有するこの考案の一実施例を以下図面
に基づいて詳述する。

第１図はペット用トイレの外観図を示し、皿状の下部枠
体１と、これと一体に嵌合固定される上部枠体２と、上
部枠体２の一隅部に着脱自在に装着されるスコップ３と
から構成される。

上述の上部枠体２は、側面周囲が内外壁４，５によって
下部に向けてて開口する局面空間６が形成され、その一
側面には外壁５を一部開閉して内部の周面空間部６内に
通じる仕付は薬収納部１７が形成されている。

これは、上面に複数の通気孔７．７が定間隔に穿設され
て外壁の一部として設けられた蓋体１８を上部枠体１の
一側面に開閉自在に装着されるとともに、内部は蓋体１
８と対応する底面に係止面１３が形成され、仕付は薬１
９を出し入れ自在に設けている。

また上部枠体２の底面には一体成形または嵌込式にした
網体８が設けられ、さらに上部枠体２の一隅部上面には
スコップ３を抜き差しして出し入れ自在のスコップ収納
部１２が設けられている。

つまり上述の一隅部であるコーナ部をスコップ３背面形
状と対応する弯曲状に形成し、この弯曲状コーナ部に上
述のスコップ収納部１２を形成している。

上述のスコップ収納部１２は、第２図および第３図に示
すように、四角形状に設けられた上部枠体２の一隅部上
面を、スコップ２を抜き差しし得る大きさに開口して設
け、その内部は上部枠体２の内周面に通じてスコップ３
は収納される。

この際、スコップ３の開口面は、上部枠体１に形成され
た上部内周縁の砂飛散防止鍔１６を縦貫して開口してい
る。

そして、このスコップ収納部１２は上部枠体２の円弧状
に湾曲した隅部に位置するため、スコップ３の曲面に適
した収納状態となる。

このように構成されたペット用トイレは、網体８の上面
に砂１５を入れるとともに、仕付は薬収納部１７に仕付
は薬１９を入れた状態で部屋内に置いて使用し、これに
よりペットは仕付は薬の香臭に基づいて自然にそのペッ
ト用トイレ内での排出の習慣が仕付けられる。

これとともにスコップ３はペットの排出時など必要に応
じてスコップ３をスコップ収納部１２より抜き差しして
使用する。

なお、このスコップ３は枠体の隅部に装着しであるため
、ペットが排出する際に邪魔になることはない。

第４図はこの考案の他の実施例を示し、同様に皿状の下
部枠体１と、これと一体に嵌合固定される上部枠体２と
、上部枠体２の一隅部に着脱自在に装着されるスコップ
３とから構成される。

そして、上部枠体２は、側面周囲が内外壁４゜５によっ
て下部に向けて間口する局面空間部６が形成され、上面
周囲には複数の通気孔７，７・・・・・・が適当間隔お
きに設けられている。

また上部枠体２の底面には一体形成または嵌込式にした
網体８が設けられるとともに、この網体８の下面には複
数個の突起９が垂設され、これら突起９によって網体８
とその下方の下部枠体１の底面１０との両面間に底面空
間部１１が形成され、この底面空間部１１に適宜芳香材
や消臭材を装填してペットの排出物に対する悪臭の発散
を抑制するよう、あるいはトイレ内で排便させるための
仕付は薬を装填できるようにしている。

さらに、上部枠体２の一隅部上面にはスコップ３を抜き
差しして出し入れ自在のスコップ収納部１２を形成して
いる。

すなわち、スコップ収納部１２は、第５図および第６図
に示すように、四角形状に設けられた上部枠体２の一隅
部上面つまりコーナ部をスコップ３背面形状と対応する
弯曲状に形成し、この弯曲状コーナ部をスコップ３を抜
き差しし得る大きさに開口して設け、その内部は内外壁
４，５によってスコップ３を収納し得る周面空間部６が
形成されるとともに、この周面空間部６は上部枠体２の
円弧状に湾曲した隅部に位置するため、スコップ３の曲
面に適した収納状態となる。

そして、底部は開口面と対応する下部枠体１の位置に断
面Ｕ形状の係止面１３を形成し、スコップ差込み時のス
コップ３の先端を係止する。

１４は上部枠体の一側部に形成したペットの出入用凹部
であり、また１６は上部枠体の上部内周縁に突出形成さ
れた砂飛散防止鍔である。

このように構成されたペット用トイレは、網体８の上面
に砂１５を入れ、また網体下方の底面空間部１１に芳香
材または消臭材を装填した状態で部屋内に置いて使用し
、ペットの排出時など必要に応じてスコップ３をスコッ
プ収納部１２より抜き差しして使用する。

しかも、上述のスコップ収納部１２は別部材により別途
形成することなく、コーナ部を有効利用して形成するこ
とができ、かつスコップ収納部１２とスコップ３との形
状が一致するので、スコップ３の収納が良好となり、違
和感もなくなる。

そのうえ、スコップ３を上述の収納部１２に収納した際
、スコップ３が何等じゃまにならず、スコップ３の着脱
も容易である。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例を示し、第１図はペット用ト
イレを一部破断して示す斜視図。 第２図はその縦断面図。 第３図はその平面図。第４図はこの考案の他の実施例に
おけるペット用トイレを一部破断して示す斜視図。 第５図はその縦断面図。 第６図はその平面図である。１・・・・・・下部枠体、 ２・・・・・・上部枠体、 ３・・・・・・スコ ツブ、 ４・・・・・・内壁、 ５・・・・・・外壁、 ６・・・・・・周面空間 部、 １２・・・・・・スコップ収納部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ペットの排出物処理場所として使用されるペット用トイ
   レであって、 ケースのコーナ部をスコップ背面形状と対応する弯曲状
   に形成し、 この弯曲状コーナ部にスコップを着脱自在に装着し得る
   スコップ収納部を形成したことを特徴とするペット用ト
   イレ。