JPS6035310Y2

JPS6035310Y2 - 入力回路

Info

Publication number: JPS6035310Y2
Application number: JP1621580U
Authority: JP
Inventors: 理一阿部; 精二辻角
Original assignee: 株式会社小松製作所
Priority date: 1980-02-12
Filing date: 1980-02-12
Publication date: 1985-10-21
Also published as: JPS56119341U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は、リレーまたはリミットスイッチからの情報
を制御系に入力するための入力回路に関する。

従来の入力回路は、第１図に示すように複数のフォトカ
プラ２ａｔ２ｂｔ・・・、積分回路３ａ、３ｂ、・・・
、シュミット回路４ａ、４ｂ、・・・、から構成され、
スイッチ１ａ、１ｂ、・・・の接点情報をそれぞれ出力
端子５ａ、５ｂ、・・・から取り出すようになっている
。

上記入力回路において入力信号線ａ、ｂ・・・として
かなり長いものを使用し、かつ何本も束にした場合はス
イッチがオフしているにもかかわらずクロストーク等の
ノイズによってフォトカプラ２ａｔ２ｂ・・・の発光ダ
イオードが誤って点灯して誤入力信号が生じてしまうこ
とがあった。

そこで上記従来の入力回路では積分回路３ａｔ３ｂ＊・
・・の時定数を大きくすることによって誤入力信号を除
去するようにしていた。

しかし、積分回路３ａｔ３ｂｅ・・・の時定数を大きく
すると応答性が悪くなるという別の問題が生じた。

この考案は、上記従来回路の欠点に鑑みてなされたもの
で、フォトカプラの発光ダイオードの点灯条件に適当な
スレッショルドを設けることによって電気ノイズによる
前記発光ダイオードの誤点灯を防止した入力回路を提供
するものである。

以下、この考案を添付図面を参照して詳細に説明する。

第２図は、この考案に係る一実施例を示すものである。

スイッチ２０ａ、２０ｂ、・・・は入力信号を
発生するためのリレー接点またはリミットスイッチであ
る。

スイッチ２０ａ＝２０ｂｙ・・・の可動接点側は共通端
子−ＣＯＭに接続され、固定接点側はライン２１ａ、２
１ｂ、・・・、抵抗２２ａ、２２ｂ、・・・を介して
フォトカプラ２３ａｔ２３ｂｔ・・・発光ダイオードＩ
Ｄのカソードにそれぞれ接続される。

フォトカプラ２３ａ、２３ｂ、・・・の発光ダイオード
ＩＤのアノードはそれぞれダイオード２４ａ、２４ｂ、
・・・を介してトランシタ２５のエミッタに接続され、
トランジスタ２５０ベースはツェナーダイオード２６を
介して共通端子ＣＯＭに接続されコレクタには電源子Ｖ
ｓが接続されている。

また、電源子Ｖｓは抵抗２７ａ、２７ｂ、・・・をそれ
ぞれ介してライン２１ａ、２１ｂ、・・・に接続される
。

また、フォトカプラ２３ａｔ２３ｂｔ・・・のフォトト
ランジスタＦＴのエミッタはそれぞれ積分回路２８ａ、
２８ｂ、・・・、シュミット回路２９ａ、２９ｂ、・
−・を介して出力端子３０ａ、３０ｂ、・・・に接続さ
れる。

この構成においてトランジスタ２５のベース電位はツェ
ナーダイオードによって共通端子ＣＯＭに対して電圧Ｖ
ｚ（Ｖｚ（Ｖｓ）だけ高くなっている。

いまスイッチ２０ａ、２０ｂが全てオフであると
すると、ライン２１ａ、２１ｂ・・・には電源電圧子Ｖ
ｓが生じ、これによりトランジスタ２５のエミッタ電位
はほぼ＋ＶＳとなっている。

したがってトランジスタ２５はオフし、全てのフォトカ
プラ２３ａｔ２３ｂの発光ダイオードＩＤは消灯し、出
力端子３０ａ、３０ｂ・・・に出力信号は生じない。

スイッチ２０ａのみがオンとなると、ライン２１ａの電
位は共通端子レベルにおちる。

これにより、トランジスタ２５はオンとなり、電源＋Ｖ
ｓより抵抗３１、トランジスタ２５、ダイオード２４ａ
、フォトカプラ２３ａの発光ダイオードの１抵抗２２ａ
およびスイッチ２０ａを介して共通端子ＣＯＭに電流が
流れる。

したがって、フォトカプラ２３ａの発光ダイオードのは
点灯し、この点灯によりフォトカプラ２３ａのフォトト
ランジスタＦＴはオンとなり、積分回路２８ａ１シュミ
ット回路２９ａを介して出力端子３０ａに出力信号を生
じさせる。

なお、ここで他のスイッチ２０ｂ、・・・に対応するダ
イオード２４ｂ。

・・・のカソードの電位は、アノードの電位より高いた
め、ダイオード２４ｂ、・・・は全でカットオフとなり
フォトカプラ２３ｂ、・・・の発光ダイオードのには電
流が流れない。

同様に、スイッチ２０ｂのみがオンとなると、ライン２
１ｂの電位は共通端子レベルにおち、トランジスタ２５
はオンとなり、電源子Ｖｓより抵抗３１、トランジスタ
２５、ダイオード２４ｂ１フオトカプラ２３ｂの発光ダ
イオードＩＤ、抵抗２２ｂおよびスイッチ２０ｂを介し
て共通端子ＣＯＭに電流が流れる。

したがって、フォトカプラ２３ｂの発光ダイオードＩＤ
は点灯し、この点灯によりフォトカプラ２３ｂのフォト
トランジスタＦＴはオンとなり、積分回路２８ｂ１シュ
ミット回路２９ｂを介して出力端子３０ｂに出力信号を
生じさせる。

なお、ツェナーダイオード２６は降伏電圧’Ｖｚが、例
えば電源電圧子Ｖｓのほぼ２分の１のものを用いる。

このような入力回路において、例えばスイッチ２０ａが
オフしているのにもかかわらず他のスイッチのオンオフ
動作等によってライン２１ａに負のパルスがのった場合
を考える。

スイッチ２０ａがオフしているとライン２１ａの電位は
ほぼ電源電位子Ｖｓになっており、トランジスタ２５の
ベース電位はツェナーダイオード２６によって電圧Ｖｚ
だけ共通端子レベルから上げられている。

したがって、ライン２１ａにのる負のパルスが絶対値で
電圧ＩＶｓ−Ｖｚ１以内のものであればトランシタ２５
はオンせず、これによってフォトカプラ２３ｃの発光ダ
イオードＩＤは誤点灯することはない。

以上説明したように、この考案によればノイズ等による
発光ダイオードの誤点灯を確実に防止することができ、
また後段の積分回路の時定数は大きくする必要がなくな
るので応答性の向上をはかることもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の入力回路の回路図、第２図はこの考案に
係る入力回路の回路図である。１ａｔ１ｂｔ２ｏａｔ２０ｂ−−
−−−−スイッチ、２ａｔ２ｂｔ２３ａｔ
２３ｂ−−−−−−フォトカプラ、３ａｔ３
ｂｔ２８ａｔ２８ｂ−−−−−−積分回路、４
ａ。４ｂ＝２９ａ＊２９ｂ・・・・・・シュミット回
路、５ａ９５ｂ。３０ａ。３０ｂ・・・・・・出力端子、２５・・・・・・トランジスタ、２６・・・・・・ツェナーダイオード。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）各スイッチの入力信号を該各スイッチ毎に設けた
フォトカプラを介して取り出すようにした入力回路にお
いて、トランシタ回路のコレクタ側を前記フォトカプラ
を駆動するための第１の端子に接続し、前記トランシタ
回路のエミッタ側に前記フォトカプラの各発光ダイオー
ドの一方の接続端を並列に接続し、前記各発光ダイオー
ドの他方の接続端をそれぞれ前記スイッチを介してフォ
トカプラを駆動するための第２の端子に接続し、前記ト
ランシタ回路のベースを第１の電位にバイアスし、前記
各発光ダイオードの他方の接続端を、その接続端が接続
される前記スイッチがオフのときのみ前記トランシタ回
路に対して不導通側に作用する前記第１の電位と所定値
だけ異なる第２の電位にバイアスしたことを特徴とする
入力回路。
（２）前記第１の電位は前記第１の端子と第２の端
子間に配設されたシェナーダイオードによって与えられ
る実用新案登録請求の範囲第（１）項記載の入力回路。
（３）前記第２の電位は前記第１の端子と前記各発
光ダイオードの他方の接続端とが抵抗を介して接続され
ることにより与えられる実用新案登録請求の範囲第（１
）項記載の入力回路。