JPS60351Y2 - 防舷材の減摩装置 - Google Patents
防舷材の減摩装置Info
- Publication number
- JPS60351Y2 JPS60351Y2 JP1981149625U JP14962581U JPS60351Y2 JP S60351 Y2 JPS60351 Y2 JP S60351Y2 JP 1981149625 U JP1981149625 U JP 1981149625U JP 14962581 U JP14962581 U JP 14962581U JP S60351 Y2 JPS60351 Y2 JP S60351Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- hull
- water
- fenders
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/30—Adapting or protecting infrastructure or their operation in transportation, e.g. on roads, waterways or railways
Landscapes
- Nozzles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は防舷装置の改良、殊に船舶との接触面に受衝板
を備える型式の防舷装置において、該受衝板との接触に
よる船体の塗料剥離や防舷材自体の損傷を防止するため
の減摩装置に関するものである。
を備える型式の防舷装置において、該受衝板との接触に
よる船体の塗料剥離や防舷材自体の損傷を防止するため
の減摩装置に関するものである。
今日、各港、弯や造船所の岸壁面にはV型、π型、11
型等と呼称されるコl、製防舷材が数多く使用され、接
岸時の衝撃による船体の岸壁の損傷を予防している。
型等と呼称されるコl、製防舷材が数多く使用され、接
岸時の衝撃による船体の岸壁の損傷を予防している。
これらのの防舷材の先端部には、船体との接触正(単位
面積当りの)を小さくする目的て、′受衝板ヨと呼はれ
る、前面にポリエチレン、ポリアミド、テトラフルオロ
エチレン等のプラスチック・パッド又はコム弾性体のパ
ッドが取り付けられた保護用部材が取り付けられ、接岸
時の応力の分散を図ると共に、船体に対しても摩擦によ
る損俊74防ぐなどの考慮が払われている。
面積当りの)を小さくする目的て、′受衝板ヨと呼はれ
る、前面にポリエチレン、ポリアミド、テトラフルオロ
エチレン等のプラスチック・パッド又はコム弾性体のパ
ッドが取り付けられた保護用部材が取り付けられ、接岸
時の応力の分散を図ると共に、船体に対しても摩擦によ
る損俊74防ぐなどの考慮が払われている。
しかしこのようにしても、殊に蟻装のため長期間ドック
内に停泊する船舶の船体部は、工事完了まての間常に波
浪により揺動し、常に前記防舷材の受衝板表面と摺擦す
るため、船体部に存在する錆、ゴミ、貝殻などの付着物
や溶接線などにより、受衝板表面は強い擦過作用を受け
て摩耗損傷を起し、他方船体部も表面の塗装が剥離され
る。
内に停泊する船舶の船体部は、工事完了まての間常に波
浪により揺動し、常に前記防舷材の受衝板表面と摺擦す
るため、船体部に存在する錆、ゴミ、貝殻などの付着物
や溶接線などにより、受衝板表面は強い擦過作用を受け
て摩耗損傷を起し、他方船体部も表面の塗装が剥離され
る。
そこて、従来は第4図に示すように受衝板の上部に多数
の小孔を附した鉄管を取り付け、この鉄管に清水、海水
等のホースを取り付けて船体に向は常時放水する手段が
採られていたが、放水された水の大部分は受衝板の周縁
に沿って無駄に流下してしまい、船体と受衝板表面との
間に充分な水膜を形成させることはてきなかった。
の小孔を附した鉄管を取り付け、この鉄管に清水、海水
等のホースを取り付けて船体に向は常時放水する手段が
採られていたが、放水された水の大部分は受衝板の周縁
に沿って無駄に流下してしまい、船体と受衝板表面との
間に充分な水膜を形成させることはてきなかった。
本考案は水を利用して船体と受衝板表面との間の減摩作
用を行なうという課題に対し、改良された解決を与えよ
うとするものである。
用を行なうという課題に対し、改良された解決を与えよ
うとするものである。
本考案は、以上の目的を遠戚するため、受衝板表面に付
設されるパッドを硬質コム弾性体により構成すると共に
、該パッドに小孔を穿ち、かっ該小孔に高圧水用ホース
のノズルを臨ませたことを骨子とする。
設されるパッドを硬質コム弾性体により構成すると共に
、該パッドに小孔を穿ち、かっ該小孔に高圧水用ホース
のノズルを臨ませたことを骨子とする。
パッドは、天然ゴム又はスチレン・ブタジェン共重合コ
ノ5、ポリブタジェンゴム・エチレン・プロヒレン共重
合もしくは三元典型ゴム、ウレタンゴムその他の適当な
合皮ゴムによりっくられるが、加硫成形後におけるJI
S硬度が80以上(ショアーA)、好ましくは85以上
であるような硬質ゴム弾性体により構成される。
ノ5、ポリブタジェンゴム・エチレン・プロヒレン共重
合もしくは三元典型ゴム、ウレタンゴムその他の適当な
合皮ゴムによりっくられるが、加硫成形後におけるJI
S硬度が80以上(ショアーA)、好ましくは85以上
であるような硬質ゴム弾性体により構成される。
このような硬質ゴム弾性体て構成されたパッドは、従来
のプラスチックバツドと比べれば遥かに柔軟で、依然ゴ
ム弾性を具えているため、船体表面から突出する付着物
に対応して自由に変形しうる。
のプラスチックバツドと比べれば遥かに柔軟で、依然ゴ
ム弾性を具えているため、船体表面から突出する付着物
に対応して自由に変形しうる。
したがって、プラスチックパッドより小さい面圧で船体
の突起物と接触し、応力集中に因く破損を防護しうる。
の突起物と接触し、応力集中に因く破損を防護しうる。
しかもコム弾性体は元来大きな摩擦抵抗を有する反面、
後に詳述する如く、その表面に水膜が形成された場合、
該抵抗性が極度に低下する特性を持つ。
後に詳述する如く、その表面に水膜が形成された場合、
該抵抗性が極度に低下する特性を持つ。
したがって、船体の突起物から受ける擦過作用による引
裂き亀裂損傷を防護することができ、又船体塗料の剥離
損傷を防止できる。
裂き亀裂損傷を防護することができ、又船体塗料の剥離
損傷を防止できる。
因みに、ゴム弾性体の摩擦係数は、ゴムの種類や配合等
によって異なるが、乾燥時の摩擦係数が約0.5のもの
においては、湿潤時の該係数は約0.1〜0.05まで
低下する。
によって異なるが、乾燥時の摩擦係数が約0.5のもの
においては、湿潤時の該係数は約0.1〜0.05まで
低下する。
上の硬質コムパッドは、受衝板の大きさに応じて単板形
態又は複数枚の単位板の形に底形され、又該パッドに穿
たれる小孔は、パッドの大きさに応じて1枚につき1個
宛又は複数個宛設けられる。
態又は複数枚の単位板の形に底形され、又該パッドに穿
たれる小孔は、パッドの大きさに応じて1枚につき1個
宛又は複数個宛設けられる。
高圧水用ホースのノズルは、パッドの小孔内において該
パッド面に対し略垂直の方向に開口部その開口面には加
圧水を円錐形状に吹き出させるのに適当な形状が与えら
れる。
パッド面に対し略垂直の方向に開口部その開口面には加
圧水を円錐形状に吹き出させるのに適当な形状が与えら
れる。
このノズルがら噴出させる水圧は、受衝板面の受ける接
触圧が普通2ka/cffl程度であることから、通常
10kg/c7I!程度であれは船体との間に水膜を形
成させるのに充分である。
触圧が普通2ka/cffl程度であることから、通常
10kg/c7I!程度であれは船体との間に水膜を形
成させるのに充分である。
かつ、ノズルは、水膜の形成をなるべく平均化するため
、前記パッド面に平均的に分布しているのが良い。
、前記パッド面に平均的に分布しているのが良い。
さらに、水がパッドの全面、ひいては受衝板の全面に亘
って均等に分散流下するように、小孔の周縁から、例え
は放射状に延びる溝をパッド面に設けるのがよい。
って均等に分散流下するように、小孔の周縁から、例え
は放射状に延びる溝をパッド面に設けるのがよい。
受衝板に取付けられたノズルと連通する放水用配管と、
岸壁側に取付けられた給水源と連通する送水用配管との
間は、可撓性のホースて連結される。
岸壁側に取付けられた給水源と連通する送水用配管との
間は、可撓性のホースて連結される。
以下本考案をπ型防舷装置に適用した実施例につき説明
するが、もちろんこれは単なる例示であって、他の型式
の防舷装置、例えば■型防舷材その他の防舷材に受衝板
を取付けた型式の防舷装置に対しても汎く適用できるも
のであることは当然である。
するが、もちろんこれは単なる例示であって、他の型式
の防舷装置、例えば■型防舷材その他の防舷材に受衝板
を取付けた型式の防舷装置に対しても汎く適用できるも
のであることは当然である。
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2図は第1
図のA−A線に沿う矢視断面図である。
図のA−A線に沿う矢視断面図である。
受衝板2は、岸壁8の面に夫々固定された一対のユニッ
ト型防舷材1,1の前部に固定されると共に、該板2の
前面に多数の単位硬質ゴムパッド3.3・・・が取付け
られている。
ト型防舷材1,1の前部に固定されると共に、該板2の
前面に多数の単位硬質ゴムパッド3.3・・・が取付け
られている。
各単位パッドはスチレン・ブタジェン共重合ゴムと天然
ゴムのブレンド物により作られ、そのJIS硬度は85
である。
ゴムのブレンド物により作られ、そのJIS硬度は85
である。
また、各パッドは中央部に透孔5,5・・・を備え、該
透孔内に放水用ノズル4の開口部4aが臨む。
透孔内に放水用ノズル4の開口部4aが臨む。
ノズル4の後端は放水用配管6の支障6a、6a・・・
に連なり、さらに該管6の後端は可撓性ゴムホース7に
連結される。
に連なり、さらに該管6の後端は可撓性ゴムホース7に
連結される。
以上のノズル4に対し、ホース7より配管6を経て送水
し、接岸して来る船舶の船体に対して放水すると、水は
船体を濡らす一方、その反撥水が霧滴状となってパッド
3,3・・・面を濡らす。
し、接岸して来る船舶の船体に対して放水すると、水は
船体を濡らす一方、その反撥水が霧滴状となってパッド
3,3・・・面を濡らす。
船体がさらに接近し、やがて受衝板2に接触するに至っ
たとき、船体のリベット・ヘッドや貝殻等の付着物より
なる突起物はパッド3内に喰い込み、船体のより広い部
分でパッドと接触することにより、該パッドの破損を防
止すると共に、パッド面は水で濡らされているので、上
の状態で船体が揺動しても、船体突起物とパッド間の摩
擦抵抗は極めて小さく、該突起物による引裂き損傷から
パッドを保護する。
たとき、船体のリベット・ヘッドや貝殻等の付着物より
なる突起物はパッド3内に喰い込み、船体のより広い部
分でパッドと接触することにより、該パッドの破損を防
止すると共に、パッド面は水で濡らされているので、上
の状態で船体が揺動しても、船体突起物とパッド間の摩
擦抵抗は極めて小さく、該突起物による引裂き損傷から
パッドを保護する。
このような作用効果は、長期間ドッグ内に停泊している
船舶の船体と防舷装置の受衝板、殊に硬質ゴムパッドと
の間でも同様である。
船舶の船体と防舷装置の受衝板、殊に硬質ゴムパッドと
の間でも同様である。
しかも、本例装置によれば、受衝板のパッド面に平均し
て多数設けられたノズル4から放水されるので、全パッ
ド面が均等に水で濡らされ、放水操作の目的を完全に遠
戚せしめる。
て多数設けられたノズル4から放水されるので、全パッ
ド面が均等に水で濡らされ、放水操作の目的を完全に遠
戚せしめる。
第3図は本考案の他の実施例を示す平面図で、各パッド
3は、中央部に穿たれた透孔5を中心にして放射状に延
びる溝9,9・・・がその表面に刻まれている点を除い
て、第1図の実施例のものと同様である。
3は、中央部に穿たれた透孔5を中心にして放射状に延
びる溝9,9・・・がその表面に刻まれている点を除い
て、第1図の実施例のものと同様である。
前記溝9はパッド面を均等に濡らすのに役立つ。
以上の通り、本考案は簡単な構成であるにも拘らず、船
の接舷時や長期停泊時に発生する強い摩擦及び擦過作用
から船体及び受衝板パッドの双方を保護しうるので、岸
壁施設として極めて実用価値の高いものである。
の接舷時や長期停泊時に発生する強い摩擦及び擦過作用
から船体及び受衝板パッドの双方を保護しうるので、岸
壁施設として極めて実用価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2図は第1
図A−A線に沿う矢視断面図、第3図は他の実施例を示
す平面図、第4図は従来装置の側面図である。 −L:防舷装置、1:防舷材、2:受衝板、3:硬質ゴ
ムパッド、4:ノズル、4aノズルの開口部、5:3の
透孔、6:放水用配管、7:可撓性ホース、8:岸壁、
9:溝。
図A−A線に沿う矢視断面図、第3図は他の実施例を示
す平面図、第4図は従来装置の側面図である。 −L:防舷装置、1:防舷材、2:受衝板、3:硬質ゴ
ムパッド、4:ノズル、4aノズルの開口部、5:3の
透孔、6:放水用配管、7:可撓性ホース、8:岸壁、
9:溝。
Claims (1)
- 受衝板の表面にJIS硬度80以上の硬質ゴムパッドを
設けると共に、該パッドに小孔を穿ち、該小孔に高圧水
用ホースのノズルを臨ませたことを特徴とする防舷材の
減摩装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981149625U JPS60351Y2 (ja) | 1981-10-07 | 1981-10-07 | 防舷材の減摩装置 |
| PCT/JP1982/000259 WO1983001264A1 (fr) | 1981-10-07 | 1982-07-08 | Dispositif amortisseur |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981149625U JPS60351Y2 (ja) | 1981-10-07 | 1981-10-07 | 防舷材の減摩装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5854429U JPS5854429U (ja) | 1983-04-13 |
| JPS60351Y2 true JPS60351Y2 (ja) | 1985-01-08 |
Family
ID=29942390
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1981149625U Expired JPS60351Y2 (ja) | 1981-10-07 | 1981-10-07 | 防舷材の減摩装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60351Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4692583B2 (ja) * | 2008-06-16 | 2011-06-01 | 横浜ゴム株式会社 | 空気式防舷材 |
-
1981
- 1981-10-07 JP JP1981149625U patent/JPS60351Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5854429U (ja) | 1983-04-13 |
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