JPS6034299Y2 - 野球用バットのグリップテ−プ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は野球用バットにおいて把握時の感触を良くし
、素振り、打撃時の滑りを防止するためグリップ部に巻
回するグリップテープに関するものである。

近年木製バットに代わってアルミ合金製などの金属性バ
ットが普及している。

この金属バットは木製バットに比べその材質上硬、く把
握時の感触が硬くまた打撃時素振時手がすべってバット
が飛び出し危険性が高いものとなる。

このためグリップ部には合皮樹脂製或いはゴム製などパ
イプ体にて被覆し上述の欠点を改善するようになしてい
る。

さらには細い皮革製、合成樹脂のテープを用回或いはそ
れ以上巻収したものが市販されている。

この細いテープを何回もバットのグリップに規則正しく
巻きつけることは素人ではむつかしくこのためバット製
造業者が製造工程で行なっているが使用時大きな摩擦力
等が加わって摩耗した場合素人では再巻取することはで
きなかった。

さらにテープが細いためグリップを把握し、打撃などの
大きな摺動摩擦がかかるとテープは剥れることもしばし
ばあった。

そこで本考案者は素人でも金属、木製両バットに簡単に
巻きつけられ、打撃時でもテープが剥れないようにした
グリップテープを提供せんとしてなしたものである。

次に本案野球用バットのグリップテープについて詳細に
説明する。

金属性あるいは木製など所望のバット１のグリップ部２
の皮革性のグリップテープ３を巻収し、このテープ裏面
に接着した両面接着テープ４にて確固に接着固定する。

グリップテープ３は天然皮革など把握感触がよく汗をあ
る程度吸収し、滑ることなくしっかりと握りしめられる
ような材質のもので形成され、その全長はグリップ部を
少くとも３回から数回までで巻回できる広幅の細帯状と
し、その両端３Ａ。

３Ｂをグリップの鍔や巻き終りがしつくり行えるよう三
角形に切断形成され、またテープのほぼ全体にわたり滑
り止め用の小孔３Ｃを多数穿孔する。

小孔３Ｃは千鳥状、整列状、不規則状に穿孔することが
できる。

グリップテープのの裏面にはその全体に両面接着テープ
４が接着固定されグリップテープ３のバットグリップ部
への巻回固定をしつくり行えるようになすもので、この
両面接着テープ４には使用前に他物に接着しないように
剥離紙５が耐着される。

剥離紙５は両面接着テープ４に対し一枚のものより二枚
をその一端縁を突き合わせるようにし、剥離を簡易に行
えるようにするのが好しい。

またこの剥離紙５上にはビニールテープ６を接着スルが
、これはグリップテープを剥離紙を剥いでバットのグリ
ップに巻回接着した後グリップテープの巻き始めと巻き
終りの両端を押えよく強く固着せしめるように巻取する
ものであり、これは適当な長さのものを剥離紙に二本平
行にして接着しておくこともできるが、一本の長いもの
を接着しておき使用時中央部で切断し二本として使用す
ることもできるものである。

本案は上述の如きバットのグリップ部に３〜５回で巻回
できるような広幅状テープで、その裏面に接着テープ及
び押え用のビニールテープを具備しているため、素人で
も望みによってかんたんに正確に巻回接着することがで
き、またグリップテープが広幅なため打撃時などの強い
摺動摩擦がグリップ部に生じてもグリップテープは剥れ
ることがなく実用上優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はバットのグリップに本案グリップテープを巻回
する状態の説明図、第２図は正面図、第３図は裏面図、
第４図は側面図、第５図は説明図である。 １・・・・・・バット、２・・・・・・グリップ部、３
・・・・・・グリップテープ、３Ａ、３Ｂ・・・・・・
グリップテープの両端、３Ｃ・・・・・・グリップテー
プの小孔、４・・・・・・両面接着テープ、５・・・・
・・剥離紙、６・・・・・・ビニールテープ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 野球用バットのグリップ部を３乃至５回にて巻回できる
   広幅なる皮革性のグリップテープをその全面に滑り止め
   となる小孔を多数穿孔し、表面には剥離紙付の両面接着
   テープを接着し、さらにこの剥離紙に巻回するグリップ
   テープの巻き始めと巻き終りの両端縁を押える接着テー
   プを貼着せしめた野球用バットのグリップテープ。