JPS6032323Y2 - 混圧タ−ビン - Google Patents
混圧タ−ビンInfo
- Publication number
- JPS6032323Y2 JPS6032323Y2 JP17070276U JP17070276U JPS6032323Y2 JP S6032323 Y2 JPS6032323 Y2 JP S6032323Y2 JP 17070276 U JP17070276 U JP 17070276U JP 17070276 U JP17070276 U JP 17070276U JP S6032323 Y2 JPS6032323 Y2 JP S6032323Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure steam
- low
- pressure
- mixed
- inner casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は低圧蒸気流入部を改良した混圧タービンに関す
る。
る。
混圧タービンにおいては高圧蒸気と低圧蒸気とが混合す
る領域において、これらの蒸気の温度が互いに大きく異
なることがある。
る領域において、これらの蒸気の温度が互いに大きく異
なることがある。
例えば、混圧タービンに対する２種類以上の蒸気の供給
が前置の抽気タービンよりなされる場合、抽気タービン
より抽出され混圧タービンの高低圧蒸気混合部に至る蒸
気の温度は、抽気タービン及び混圧タービンの両者の負
荷変動に応じ変化するため、混圧タービンの高低圧蒸気
混合部における高圧蒸気及び低圧蒸気間の温度差を常に
ほぼ等しく保つような設計は不可能であり、結果として
当該混合部において高低圧蒸気間に大きな温度差が存在
するのである。
が前置の抽気タービンよりなされる場合、抽気タービン
より抽出され混圧タービンの高低圧蒸気混合部に至る蒸
気の温度は、抽気タービン及び混圧タービンの両者の負
荷変動に応じ変化するため、混圧タービンの高低圧蒸気
混合部における高圧蒸気及び低圧蒸気間の温度差を常に
ほぼ等しく保つような設計は不可能であり、結果として
当該混合部において高低圧蒸気間に大きな温度差が存在
するのである。
混圧タービンの低圧蒸気流入部のこれまでの代表的な構
成は第１Ａ及び第１Ｂ図に示す如きものである。
成は第１Ａ及び第１Ｂ図に示す如きものである。
即ち高圧蒸気流入部１より供給された高圧蒸気は高圧部
会段落２，３を通った後約半周にわたって設けられたノ
ズル４を介して低圧部に送られ、一方低圧蒸気流入部５
より供給された低圧蒸気は残りの半周にわたって設けら
れたノズル６を介し低圧部会段落７，８に供給される構
成である。
会段落２，３を通った後約半周にわたって設けられたノ
ズル４を介して低圧部に送られ、一方低圧蒸気流入部５
より供給された低圧蒸気は残りの半周にわたって設けら
れたノズル６を介し低圧部会段落７，８に供給される構
成である。
このような構成において高低圧蒸気間に上述の如き大き
な温度差があると、熱陛脹差によりケーシングが変形し
熱応力の発生等の不都合が生じる。
な温度差があると、熱陛脹差によりケーシングが変形し
熱応力の発生等の不都合が生じる。
本考案は低圧蒸気流入部において外側ケーシングと内側
ケーシングとの間に環状室を形威し、低圧蒸気は該環状
室に供給されてから全周にわたり均一に内側ケーシング
内に噴出して内側ケーシング内を流れる高圧蒸気と混合
するように構成することにより、両蒸気間の温度差が大
であっても上述の如き不都合を生じないようにしたもの
である。
ケーシングとの間に環状室を形威し、低圧蒸気は該環状
室に供給されてから全周にわたり均一に内側ケーシング
内に噴出して内側ケーシング内を流れる高圧蒸気と混合
するように構成することにより、両蒸気間の温度差が大
であっても上述の如き不都合を生じないようにしたもの
である。
本考案の１つの実施例は第２Ａ図及び第２Ｂ図に示され
ている。
ている。
ここで１１は回転子、１２は外側ケーシング、１３は内
側ケーシングである。
側ケーシングである。
１４は高圧蒸気流入部を示し、この部分において供給路
１４ａから供給される高圧蒸気は内側ケーシングの存在
する位置においては全て回転子と内側ケーシングとの間
を通り高圧部会段落１７に作用するように構成されてい
る。
１４ａから供給される高圧蒸気は内側ケーシングの存在
する位置においては全て回転子と内側ケーシングとの間
を通り高圧部会段落１７に作用するように構成されてい
る。
本考案においては、低圧蒸気流入部１５において外側ケ
ーシング１２と内側ケーシング１３との間に環状室１６
が形成され、該環状室は第２Ｂ図に示されるように全周
にわたって連通状態とされる。
ーシング１２と内側ケーシング１３との間に環状室１６
が形成され、該環状室は第２Ｂ図に示されるように全周
にわたって連通状態とされる。
また低圧蒸気の供給路１５ａは環状室１６に低圧蒸気を
供給する配置とされる。
供給する配置とされる。
内側ケーシング１３にはその全周にわたって均一に低圧
蒸気を内側ケーシング内に送り込みそこで高圧部の最終
段落を通ってきた高圧蒸気と混合させるため開口が設け
られる。
蒸気を内側ケーシング内に送り込みそこで高圧部の最終
段落を通ってきた高圧蒸気と混合させるため開口が設け
られる。
この開口は図示の実施例では全周にわたり設けられた環
状スロット１Ｂとして示しであるが、周方向に均一に分
布させたボートの形態としてもよい、尚、この開口の寸
法が大きい場合は低圧蒸気供給路１５ａに隣接した開口
の部分を通って内側ケーシング内に供給される低圧蒸気
が他の部分よりも大となって低圧蒸気の供給が不均一と
なるため、開口の寸法は環状室の寸法に対し適切な大き
さのものとし、低圧蒸気が全周にわたり均一に内側ケー
シング内に供給されるようにすることが重要である。
状スロット１Ｂとして示しであるが、周方向に均一に分
布させたボートの形態としてもよい、尚、この開口の寸
法が大きい場合は低圧蒸気供給路１５ａに隣接した開口
の部分を通って内側ケーシング内に供給される低圧蒸気
が他の部分よりも大となって低圧蒸気の供給が不均一と
なるため、開口の寸法は環状室の寸法に対し適切な大き
さのものとし、低圧蒸気が全周にわたり均一に内側ケー
シング内に供給されるようにすることが重要である。
また開口の形態としてはディフューザ状形態のように圧
力損失の少ないものとすることが望ましい。
力損失の少ないものとすることが望ましい。
開口１８に連通した内側ケーシング内の空気即ち低圧蒸
気流入部における内側ケーシング内の空間において混合
した高圧蒸気と低圧蒸気とは以後低圧部各段落１９に作
用する。
気流入部における内側ケーシング内の空間において混合
した高圧蒸気と低圧蒸気とは以後低圧部各段落１９に作
用する。
上述の如き構成のため、本考案においては低圧蒸気流入
部の位置における内側ケーシング内の空間において高低
正画蒸気は周方向に均一に分布されるため両蒸気間の温
度差が大であっても熱応力の発生等の不都合は生じない
。
部の位置における内側ケーシング内の空間において高低
正画蒸気は周方向に均一に分布されるため両蒸気間の温
度差が大であっても熱応力の発生等の不都合は生じない
。
さらに従来技術におけるように、高圧及び低圧の蒸気の
低圧段への供給が周方向に関し均一でない場合、動翼は
１回転する間に変動する力を受けることになるが、本考
案によれば全周にわたり低圧段への蒸気の供給が均一で
あるため動翼がこのような変動力を受けないという付加
的な効果も生じるのである。
低圧段への供給が周方向に関し均一でない場合、動翼は
１回転する間に変動する力を受けることになるが、本考
案によれば全周にわたり低圧段への蒸気の供給が均一で
あるため動翼がこのような変動力を受けないという付加
的な効果も生じるのである。
第１Ａ図は一般的な低圧蒸気流入部の構成を有した混圧
タービンの縦断面図、第１Ｂ図は第１Ａ図のＩ−Ｉ線に
沿った断面図、第２Ａ図は本考案の１つの実施例である
混圧タービンの縦断面図、第２Ｂ図は第２Ａ図の■−■
線に沿った断面図である。 １１・・・・・・回転子、１２・・・・・・外側ケーシ
ング、１３・・・・・・内側ケーシング、１４・・・・
・・高圧蒸気流入部、１５・・・・・・低圧蒸気流入部
、１６・・・・・・環状室、１８・・・・・・開口の一
例であるスロット。
タービンの縦断面図、第１Ｂ図は第１Ａ図のＩ−Ｉ線に
沿った断面図、第２Ａ図は本考案の１つの実施例である
混圧タービンの縦断面図、第２Ｂ図は第２Ａ図の■−■
線に沿った断面図である。 １１・・・・・・回転子、１２・・・・・・外側ケーシ
ング、１３・・・・・・内側ケーシング、１４・・・・
・・高圧蒸気流入部、１５・・・・・・低圧蒸気流入部
、１６・・・・・・環状室、１８・・・・・・開口の一
例であるスロット。
Claims (1)
- 高圧蒸気及び低圧蒸気がそれぞれ高圧蒸気流入部及び低
圧蒸気流入部から供給されて回転子に作用する混圧ター
ビンにおいて、前記低圧蒸気流入部における、内側ケー
シングと外側ケーシングとの間に環状室を形威し、該環
状室の内周面全域から低圧蒸気を内側ケーシング内に供
給する如く威したことを特徴とする混圧タービン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17070276U JPS6032323Y2 (ja) | 1976-12-20 | 1976-12-20 | 混圧タ−ビン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17070276U JPS6032323Y2 (ja) | 1976-12-20 | 1976-12-20 | 混圧タ−ビン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5387302U JPS5387302U (ja) | 1978-07-18 |
| JPS6032323Y2 true JPS6032323Y2 (ja) | 1985-09-27 |
Family
ID=28778243
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17070276U Expired JPS6032323Y2 (ja) | 1976-12-20 | 1976-12-20 | 混圧タ−ビン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6032323Y2 (ja) |
-
1976
- 1976-12-20 JP JP17070276U patent/JPS6032323Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5387302U (ja) | 1978-07-18 |
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