JPS6032233Y2 - 水洗式便器 - Google Patents
水洗式便器Info
- Publication number
- JPS6032233Y2 JPS6032233Y2 JP10035980U JP10035980U JPS6032233Y2 JP S6032233 Y2 JPS6032233 Y2 JP S6032233Y2 JP 10035980 U JP10035980 U JP 10035980U JP 10035980 U JP10035980 U JP 10035980U JP S6032233 Y2 JPS6032233 Y2 JP S6032233Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- toilet
- water supply
- drainage channel
- rim
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は水洗式便器、詳しくはトラップ排水路入口に設
けた噴水から排水路内に勢いよく氷を噴き出させて強制
的にサイホン作用を起させる形式の所謂サイホンジェッ
ト式やサイホン式等の水洗式便器に関する。
けた噴水から排水路内に勢いよく氷を噴き出させて強制
的にサイホン作用を起させる形式の所謂サイホンジェッ
ト式やサイホン式等の水洗式便器に関する。
〈従来の技術〉
従来、この種の水洗式便器はトラップ排水路のサイホン
作用により、ボール部の水を汚物等と共に一気に排出す
るので、排出後は封水面がトラップ通水路入口の上縁よ
り下側まで下がり、水封を果たさなくなる欠点がある。
作用により、ボール部の水を汚物等と共に一気に排出す
るので、排出後は封水面がトラップ通水路入口の上縁よ
り下側まで下がり、水封を果たさなくなる欠点がある。
そのため、洗浄用タンク使用の際はボールタップ等のタ
ンク内給水金具に補給水供給構を設けている。
ンク内給水金具に補給水供給構を設けている。
しかし乍ら、このような装置では給水圧等による補給水
量の変動を考慮して必要以上の補給水量が供給されるよ
うになっており、水量の、無駄を生じていた。
量の変動を考慮して必要以上の補給水量が供給されるよ
うになっており、水量の、無駄を生じていた。
〈考案が解決しようとする問題点〉
本考案が解決しようとする問題点は、タンク内給水金具
に補給水供給機構のような複雑な機構を備えなくても、
排水時サイホンが切れた後に補充用の水をボール内に供
給できるようにすることである。
に補給水供給機構のような複雑な機構を備えなくても、
排水時サイホンが切れた後に補充用の水をボール内に供
給できるようにすることである。
〈問題点を解決するための手段〉
上記問題点を解決するために本考案が講する技術的手段
は、トラップ排水路入口に設けた噴水孔から排水路に水
を噴出してサイホン作用を起させることにより汚物を排
出する水洗式便器において、便器本体後部上面に開設し
た洗浄水給水口と連通せしめて便器本体上縁部に設けた
リム通水路の底面に射水孔を適宜間隔毎に多数開設する
と共に、該底面の一部を上方に隆起せしめて他の部分と
は段差を有する種部を形成したものである。
は、トラップ排水路入口に設けた噴水孔から排水路に水
を噴出してサイホン作用を起させることにより汚物を排
出する水洗式便器において、便器本体後部上面に開設し
た洗浄水給水口と連通せしめて便器本体上縁部に設けた
リム通水路の底面に射水孔を適宜間隔毎に多数開設する
と共に、該底面の一部を上方に隆起せしめて他の部分と
は段差を有する種部を形成したものである。
〈作 用〉
本考案は給水の１後期においてリム通水路に流れる水が
減少し始めると種部の射水孔からの給水がなくなり他の
部分の射水孔からのみ給水されるようにすることにより
、その分だけ給水時間を長くしてサイホンが切れた後も
給水を続けるものである。
減少し始めると種部の射水孔からの給水がなくなり他の
部分の射水孔からのみ給水されるようにすることにより
、その分だけ給水時間を長くしてサイホンが切れた後も
給水を続けるものである。
〈実施例〉
以下、図示実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。
図中Ａは便器本体で、隔壁１を介して相互に隣接するよ
うに区画形成されたボール部２、給水室３及びトラップ
排水路４を有し、上記トラップ排水路４はボール部２の
後壁下部に開設した入口５と便器本体Ａの後部底面に開
設した出口６とを大略Ｓ字状に屈曲して連絡するように
形成されている。
うに区画形成されたボール部２、給水室３及びトラップ
排水路４を有し、上記トラップ排水路４はボール部２の
後壁下部に開設した入口５と便器本体Ａの後部底面に開
設した出口６とを大略Ｓ字状に屈曲して連絡するように
形成されている。
ボール部２には上端周縁部に該周縁部に沿ってリム通水
路７がボール部２内方に突出するように環状に形成され
ており、該リム通水路７は後部において連絡孔８を介し
て給水室３に連絡している。
路７がボール部２内方に突出するように環状に形成され
ており、該リム通水路７は後部において連絡孔８を介し
て給水室３に連絡している。
また、リム通水路７は底面に射水孔９を適宜間隔毎に開
設すると共に、その底面の一部を段状に上方に隆起せし
めて該部に他の部分とは段差を有する境部１０を形成す
る。
設すると共に、その底面の一部を段状に上方に隆起せし
めて該部に他の部分とは段差を有する境部１０を形成す
る。
尚、射水孔９は上記境部１０に開穿されるものをミ他の
部分に開穿されるものの約２倍の口径に形成する。
部分に開穿されるものの約２倍の口径に形成する。
給水室３は便器本体Ａの後部に形成されており、上面に
洗浄水給水口１１を有すると共に底部にはトラップ排水
路４の入口５部分から排水路４内に臨む噴水孔１２を有
する。
洗浄水給水口１１を有すると共に底部にはトラップ排水
路４の入口５部分から排水路４内に臨む噴水孔１２を有
する。
〈考案の効果〉
本考案は上記の構成であるから、以下の利点を有する。
■ 洗浄水給水口より硫大した水の一部はリム通水路に
流れ、射水孔からボール部内に給水されるが、上記リム
通水路にはその一部に他とは段差を有する境部が形成さ
れているので、給水の後期においてリム通水路に流れる
水が減少し始めると境部の射水孔からのボール部内への
給水はなくなり他の部分の射水孔からのみ給水されるよ
うになるをもって、その分だけ給水時間は長くなり、サ
イホンが切れた後もリム通水路よりの給水が続くことに
なり、この給水により、サイホン作用のためトラップ排
水路の入口近くまで下った溜水面を上昇回復させて確実
な水封を果たすことが出来る。
流れ、射水孔からボール部内に給水されるが、上記リム
通水路にはその一部に他とは段差を有する境部が形成さ
れているので、給水の後期においてリム通水路に流れる
水が減少し始めると境部の射水孔からのボール部内への
給水はなくなり他の部分の射水孔からのみ給水されるよ
うになるをもって、その分だけ給水時間は長くなり、サ
イホンが切れた後もリム通水路よりの給水が続くことに
なり、この給水により、サイホン作用のためトラップ排
水路の入口近くまで下った溜水面を上昇回復させて確実
な水封を果たすことが出来る。
従って、タンク内給水金具に複雑な補給水供給機構を備
えることが不要となるばかりでなく、補給水量を水圧に
かかわらず常に一定となるので、必要以上の補給水量を
供給することがない。
えることが不要となるばかりでなく、補給水量を水圧に
かかわらず常に一定となるので、必要以上の補給水量を
供給することがない。
■ 給水の初期においてはリム通水路の境部は、他の部
分が全てに水が流れ渉たるまで水没せずに残るので、リ
ム通水路内の空気はこの境部の射水孔から排出され、給
水時は従来品のようにリム通水路上部に空気を巻き込む
ようなこてがなく、従ってリム通水路内は満水状態とな
るため一定量の補給水が確保出来るばかりでなく、射水
孔からボール部内に流れる洗浄水に空気を巻き込むこと
がなく洗浄台が従来品より低くなるものである。
分が全てに水が流れ渉たるまで水没せずに残るので、リ
ム通水路内の空気はこの境部の射水孔から排出され、給
水時は従来品のようにリム通水路上部に空気を巻き込む
ようなこてがなく、従ってリム通水路内は満水状態とな
るため一定量の補給水が確保出来るばかりでなく、射水
孔からボール部内に流れる洗浄水に空気を巻き込むこと
がなく洗浄台が従来品より低くなるものである。
第１図は本考案水洗式便器の縦断面図で要部を切欠して
示す。 第２図は平面図、第３図は第２図のｘ−Ｘ線断面図、第
４図は第２図のＹ−Ｙ線断面図である。 図中、Ａ・・・・・・便器本体、４・・・・・・トラッ
プ排水路、５・・・・・・入口、７・・・・・・リム通
水路、９・・・・・・射水口、１０・・・・・・境部、
１１・・・・・・洗浄水給水口、１２・・・・・・噴水
孔。
示す。 第２図は平面図、第３図は第２図のｘ−Ｘ線断面図、第
４図は第２図のＹ−Ｙ線断面図である。 図中、Ａ・・・・・・便器本体、４・・・・・・トラッ
プ排水路、５・・・・・・入口、７・・・・・・リム通
水路、９・・・・・・射水口、１０・・・・・・境部、
１１・・・・・・洗浄水給水口、１２・・・・・・噴水
孔。
Claims (1)
- トラップ排水路入口に設けた噴水孔から排水路に水を噴
出してサイホン作用を起させることにより汚物を排出す
る水洗式便器において、便器本体後部上面に開設した洗
浄水給水口と連通せしめて便器本体上縁部に設けたリム
通水路の底面に射水孔を適宜間隔毎に多数開設すると共
に、該底面の一部を上方に隆起せしめて他の部分とは段
差を有する種部を形成してなる水洗式便器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10035980U JPS6032233Y2 (ja) | 1980-07-15 | 1980-07-15 | 水洗式便器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10035980U JPS6032233Y2 (ja) | 1980-07-15 | 1980-07-15 | 水洗式便器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5722579U JPS5722579U (ja) | 1982-02-05 |
| JPS6032233Y2 true JPS6032233Y2 (ja) | 1985-09-26 |
Family
ID=29461934
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10035980U Expired JPS6032233Y2 (ja) | 1980-07-15 | 1980-07-15 | 水洗式便器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6032233Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0735891Y2 (ja) * | 1989-07-31 | 1995-08-16 | 株式会社イナックス | 水洗便器 |
-
1980
- 1980-07-15 JP JP10035980U patent/JPS6032233Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5722579U (ja) | 1982-02-05 |
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