JPS6031708Y2 - 線付き髄内栓用のセメント充填具 - Google Patents

線付き髄内栓用のセメント充填具

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JPS6031708Y2
JPS6031708Y2 JP18752382U JP18752382U JPS6031708Y2 JP S6031708 Y2 JPS6031708 Y2 JP S6031708Y2 JP 18752382 U JP18752382 U JP 18752382U JP 18752382 U JP18752382 U JP 18752382U JP S6031708 Y2 JPS6031708 Y2 JP S6031708Y2
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JP
Japan
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cement
plug
pressure plate
wire
intramedullary
Prior art date
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Expired
Application number
JP18752382U
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English (en)
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JPS5993420U (ja
Inventor
信吉 姫野
Original Assignee
有限会社友信開発
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、栓本体に線状体を延設させた線付き髄内栓と
組合せて使用するセメント充填具に関する。
人工股関節や人工膝関節の置換手術では、まず、置換す
べき関節部分を切除し、次に髄空を掘削したのち、この
髄空内部の所要深さに髄内栓を入れ、この状態で髄空白
にポリメチルメタアクリレートセメント (PMMAセ
メント)を充填し、このセメントが固結しないうちに人
工関節部品のステム部を挿入して、このセメントにより
人工関節部品を固定支持させるのが一般的な施術方法で
ある。
このように人工関節の置換手術では、人工関節部品をセ
メントによって固定支持させるため、このセメントの充
填状態の如何によって施術の結果が大きく左右されるこ
とになる。
そこで本考案者において、栓全体に線状体を延設させ、
この線状体で栓本体を吊持させることにより、栓本体を
上からの加圧力に対する受は体としながらセメントの加
圧充填が行なえるようにした線付き髄内栓を既に提案し
ているが、本考案では、セメントの充填が髄空の奥部ま
で十分に行なえるようにしながら、しかもその充填作業
が簡便に行なえるようにしたセメント充填具を提供しよ
うとするものである。
即ち、この目的を遠戚するために、本考案の線付き髄内
栓用のセメント充填具は、栓本体に線状体を延設させた
線付き髄内栓と組合せて使用するセメント充填具であっ
て、柄部の下端に加圧板を設けるとともに、同加圧板に
線状体を通すガイド穴を形成し、このガイド穴に線状体
を通した状態で、加圧板を線状体に沿って摺動させるよ
うに構成することとした。
以下、本考案の実施例を図面に示して説明する。
第1図は本考案の一実施例である線付き髄内栓Aの正面
図で、図において1は栓本体、2は線状体である。
上記栓本体1は、下側を若干小径にしたポリエチレン素
材によるテーパ体に形成され、また線状体2は、ステン
レスワイヤを用いて、その下端を栓本体1の下面に取付
けた留め金具3に接続した状態で、栓本体1の上面中央
から所要長さく約50cm)延設されている。
次に、第2図は本考案の一実施例であるセメント充填具
Bの斜視図で、この充填具Bは、上端につまみ部4を設
けた病体5の下側に円板状の加圧板6を一体的に設け、
かつ上記線状体2を通すガイド穴7を加圧板6の中央部
に形成させた構造となっている。
尚、本実施例では、上記ガイド穴7は加圧板6の加圧面
6aとなる下面から柄部5の内部を通ってつまみ部4の
上面までストレートに貫通させた構造となっている。
又、この充填具Bはステンレス製である。
次に、第3図は上記充填具の使用状態を示す断面図であ
り、また第4図は人工股関節構造の断面図である。
第3図において、8は上部の関節部分を切除した大腿骨
、9はその髄空、10は固定支持材たるセメント、11
は支持フレーム、12はカシメ金具である。
また、第4図において、13は寛骨、14は臼蓋ソケッ
ト、15は人工大腿骨部品で、球頭部15a1カルカー
係止突起部15c1ステム部15dとから形威されてい
る。
従って、上記実施例の線付き髄内栓Aおよび充填具Bを
用いて大腿骨8の髄空9内にセメント10を充填させる
には、まず、充填具Bのガイド穴7内に下から線状体2
に通し、その先端を支持フレーム11の上端部にカシメ
具12によって留め付ける。
尚、線状体2の長さは、栓本体1の挿入深さに応じて設
定させることになる。
そして上述のようにして線状体2を支持フレーム11に
留め付けたのち、次に、この支持フレーム11の基端部
を大腿骨8の上端開口縁部に引掛け、この状態で、栓本
体1を髄空9内に挿入し、次いでその上からセメント1
0を詰め込むとともに、このセメント10を加圧具Bに
よって押圧しながら順次下側から加圧充填していくもの
である。
即ち、このセメント10の充填作業においては、充填具
Bのつまみ部4を持って、全体的に上下動させるもので
あるが、この場合、柄部の先端に加圧板6を設けている
ことから、髄空9の奥部においてもセメント10を十分
に加圧充填することができるし、しかもその加圧板6を
線状体2をガイドとして上下に摺動させることができる
ので、適正にその加圧力をセメントに作用することがで
きるのである。
そして、上述のようにして髄空9内にセメント10を充
填したのち、線状体2の余った部分を切除し、次にセメ
ント10が固結しないうちに、人工大腿骨部品15のス
テム部15dをセメント10内に挿入させるものであり
、この場合、セメント10が加圧状態で充填されている
ことから、このセメント10による人工大腿骨部品15
の固定支持が長期に亘り堅牢強固に行なえるのである。
以上、本考案の一実施例について説明したが、本考案の
具体的な構成は上記実施例に限定されるものではない。
例えば、充填具の柄部については第5図に示すように複
数本の細棒5′を加圧板6の上面から立設させるように
したものでもよく、要はこの柄部5は髄空9の奥部に加
圧板6を届かせるとともに、加圧力を加圧板6に伝達さ
せるだけの剛性を有するものであればよく、その形状、
構造に制限はなく、また材質についても合成樹脂等を使
用できるし、また、つまみ部4を必ずしも設ける必要も
ない。
また、この柄部5を伸縮自在に形成することもできるし
、柄部5の外径と加圧板6の外径を同一径にして、加圧
具全体をストレート状の棒状体に形成することもできる
し、また柄部5に可撓性を持たせて髄空の奥行き方向の
形状に対応して柄部を屈曲させるようにしてもよい。
また、加圧板6については、実施例で示した単体の円板
構造に限らず、第6図に示すように、金属による円板6
aの外周に弾力性を有する合成樹脂製のリング6bを取
付けたり、或いは第7図に示すように、金属による円板
6aの外周に可撓性のチューブ6cを設け、このチュー
ブ6c内に空気や液体を充填させるなどして、加圧板の
外周を可撓性部材で形成させることにより、この外周の
可撓性部材を変形させながら髄空内周の不整形状に対応
させて、隙間なく加圧力を作用させることもできる。
また、この加圧板について、その外径の異なるものを多
数用意しておき、これらをそれぞれ病体に着脱自在に取
付けるように構成すれば、髄空の内径に応じて加圧板を
選択使用することができる。
また、ガイド穴7は加圧板6に設けられておれば足り、
必ずしも柄部5の内部を貫通させる必要はなく、また、
第5図に示すように、加圧板6の外周からガイド穴7に
かけて、ガイド穴7の内径よりも若干狭幅にした切欠溝
7aを形威し、この切欠溝7aを利用して線状体2をガ
イド穴7に通すようにしてもよい。
更には、柄部5の上端部分に軸圧計を取付けて、加圧力
をこの軸圧計で表示させるようにすれば、適正な加圧力
を正確に加えることができるし、全体的に均一かつむら
のない加圧充填を行なうことができる。
尚、本考案の充填具Bは線付き髄内栓Aと組合せて使用
するものであるが、この線付き髄内柱Aにつにては、栓
本体1に線状体2を延設させたものであれば、その具体
的構成に何らの制限はない。
以上説明したように、本考案によれば、柄部を設けてい
るので髄空の奥でも十分にセメントを加圧しながら充填
することができるし、しかも加圧板を線状体に沿って上
下動させる構造としたので、その加圧力を適正に作用さ
せることができるし、その上下動作をスムーズにさせて
加圧充填作業を簡便に行なうことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である線付き髄内柱の正面図
、第2図は同セメント充填具の斜視図、第3図は使用状
態の断面図、第4図は人工股関節構造の断面図、第5図
はセメント充填具の他例を示す斜視図、第6図および第
7図はそれぞれ加圧板の他例を示す底面図である。 A・・・・・・線付き髄内柱、B・・・・・・セメント
充填具、1・・・・・・栓本体、2・・・・・・線状体
、5・・・・・・柄部、6・・・・・・加圧板、7・・
・・・・ガイド穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 栓本体に線状体を延設させた線付き髄内栓と組合せて使
    用するセメント充填具であって、柄部の下端に加圧板を
    設けるとともに、同加圧板に線状体を通すガイド穴を形
    成し、このガイド穴に線状体を通した状態で、加圧板を
    線状体に沿って摺動させるようにしたことを特徴とする
    線付き髄内栓用のセメント充填具。
JP18752382U 1982-12-10 1982-12-10 線付き髄内栓用のセメント充填具 Expired JPS6031708Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18752382U JPS6031708Y2 (ja) 1982-12-10 1982-12-10 線付き髄内栓用のセメント充填具

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18752382U JPS6031708Y2 (ja) 1982-12-10 1982-12-10 線付き髄内栓用のセメント充填具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5993420U JPS5993420U (ja) 1984-06-25
JPS6031708Y2 true JPS6031708Y2 (ja) 1985-09-21

Family

ID=30404765

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JP18752382U Expired JPS6031708Y2 (ja) 1982-12-10 1982-12-10 線付き髄内栓用のセメント充填具

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JPS5993420U (ja) 1984-06-25

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