JPS603037Y2 - 潜水用呼吸調整器の2段減圧部装置 - Google Patents

潜水用呼吸調整器の2段減圧部装置

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JPS603037Y2
JPS603037Y2 JP1978045052U JP4505278U JPS603037Y2 JP S603037 Y2 JPS603037 Y2 JP S603037Y2 JP 1978045052 U JP1978045052 U JP 1978045052U JP 4505278 U JP4505278 U JP 4505278U JP S603037 Y2 JPS603037 Y2 JP S603037Y2
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JP
Japan
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valve
demand
air
spring
pressure
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Application number
JP1978045052U
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English (en)
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JPS54147998U (ja
Inventor
寿吉 武田
Original Assignee
株式会社ダイブウエイズ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、潜水時に使用される単管式呼吸調整器(以下
レギュレーターと略称す)の2段減圧部装置に関するも
のである。
現在使用されている潜水用呼吸調整器は、法により、2
段式以上の減圧方式が義務付けられていて、おれには単
管式と複管式とがあるが、使い易さ、及び経済性等から
、現在では単管式が多く用いられている。
即ち、従来のレギュレーターの2段減圧部装置は第1図
乃至第2図に示す。
このデマンド式2段減圧部はボンベ(図示せず)又は船
上(図示せず)から送られて来る中圧空気は中圧ホース
Aを通り、弁Bと、デマンド弁Cの弁座りとにより開閉
作用が行なわれる。
(第1図は弁開時を示す)今、潜水者(以下ダイパーと
称す)が吸気を行うと、低圧室ケースK及びダイヤフラ
ムFで仕切られた低圧室G内の低圧空気(水深圧と同圧
力)は、呼吸気孔Hを通り、ダイパーが口にくわえたマ
ウスピース(図示せず)を介してダイパーに供給される
その結果、低圧室G内の気圧は、負圧となり、ダイヤフ
ラムFは低圧室G方向に引きよせられるためデマンドレ
バーJは矢方向に動作する。
この結果、デマンドレバーJが1テコヨの作用をなし、
デマンド弁CはスプリングEの弾力に抗して、図面で左
方向に動作し、弁Bを開くために、中圧ホースA内の中
圧空気は、減圧、膨張しながらハウジングMとデマンド
弁Cとのスキ間N及び空気導孔りを通り、さらに低圧室
G内及び呼吸気孔Hを経て、ダイパーに供給される。
ダイパーの呼気は、同じく呼吸気孔Hを経て、低圧室G
に設けた排気弁(図示せず)より排気される。
この様に、デマンド弁形式は吸気の時だけ弁が開き、空
気が送られるので、無駄な消費を防ぐのには非常に有効
であるが、その反面、吸気時以外には、送気されている
中圧空気(潜水深度圧力より4〜川気圧高く調整された
ボンベ又は船上からの圧力空気)より高い圧力で弁Bを
閉じておく必要がある。
即ち、吸気時には、その弁Bを閉じている力よりもさら
に強い力で弁Bを開ける必要がある。
又吸気の間中も同様で非常に重い吸気となる欠点があっ
た。
本考案はかかることから鑑みてなされたもので、デマン
ド方式の長所を生かし、しかもダイパーの呼吸に負担の
かからない軽い呼吸が出来るように構成した2段減圧部
装置を提供するものである。
即ち本考案は、ダイパーが吸気を行い、ひとたび弁Bを
開くと、それ以後は弁Bを経た中圧空気の膨張エネルギ
ーを利用して弁Bを開口方向に動作せしめて疲労を少な
くすることが出来るようにしたものである。
以下に本考案を第3図乃至第4図に示す実施例によって
詳細に説明する。
1は中圧ホースで、その一端は、船上又はボンベ(共に
図示せず)の空気供給源に接続され、その他端が案内管
2にネジにより接続されている。
この案内管2には弁3が形成され、この弁3に対応して
弁座4が位置されている。
(第3図は弁が開いた状態を示す)この弁座4はデマン
ド弁5の先端に固定されている。
案内管2内には、摺動自在に嵌合されているフランジ6
があり、合成樹脂で形成されている。
更にその6の内径には、摺動自在にデマンド弁5が嵌合
されており、デマンド弁5は、案内管2と直接接触する
ことなく摺動保持されている。
7は圧力調整ねじであり、この7の内側にはスリバチ状
の凹みが形成されている。
この凹に対応して、点接触をなして円錐頂点を持ったス
プリング軸受8があり、更にこの8とデマンド弁5との
間にはこのデマンド弁5を弁3方向に押圧するためのス
プリング9が位置されている。
10は1端がデマンド弁5の中途部に設けた切欠部11
と同じく案内管2に設けた切欠部に同時に保合されてい
るデマンドレバーであり、その他端はダイヤフラム13
と自在に接している。
12はケー″X、16によって案内管2の外周囲に気密
状態で形成されている低圧室で、この低圧室12と低圧
室外とはダイヤフラム13によって仕切られている。
14は案内管2にあけられている空気導孔であるが、こ
の空気導孔14と同軸位置に呼吸孔15がケース16に
あけられており、この呼吸孔はマウスピース(図示せず
)に接続されている。
又、前記ダイヤフラム13はねじ環17によって着脱自
在に締着されている。
以上が本実施例の構造であるが、次にその作用について
述べると、ダイパーが吸気を行わないときは、スプリン
グ9の作用で、弁座4は弁3を閉じているため、中圧ホ
ース1で送られて来た中圧空気は弁3で流通が阻止され
ている。
そこで、ダイパーが吸気をすると、低圧室12内が水深
圧に対して負圧となるために、ダイヤフラム13が作動
し、デマンドレバー10が矢方向に動作するために他端
が1テコヨの作用をなし、デマンド弁5は図面に於て左
方向に摺動するために、弁3が開口し、中圧空気は案内
管2とデマンド弁5とによる円筒形の間隙部18に流れ
込み、はげしい膨張、減圧を行う。
この減圧空気は加圧されていた圧力から減圧されたため
、非常に大きなスピードとエネルギーを持ちながら案内
管2とデマンド弁5との間隙部18に沿って流れ、フラ
ンジ6にしよう突し、その結果、デマンド弁5を更に図
により左方向に押しながら、しかるのち空気導孔14を
通り、更に最短きよりにある呼吸孔15を通過してダイ
パーに供給されるものである。
即ち、本考案によれば、吸気で弁3を開口させればそれ
以後は、減圧膨張した空気のエネルギーが弁3を開口さ
せる動作を増加させるため、ダイパーは軽く吸気を行え
ばよく、疲労が少い。
又、もう一つの効果として、空気導孔4から出た空気は
、最短きよりにある呼吸孔15に最も効果的に流れるた
め、低圧室12内で乱流を起すことなく、層流のまま呼
吸孔15に流れる。
この時、低圧室12にはベルヌーイの定理により、ベン
チュリー効果が生じて、更に負圧を生じ、ダイヤフラム
13を押し下げるため、デマンドレバー10を押し下げ
、ひいては、弁3を開くことになる。
これらの相乗作用により、ダイパーの吸気は更に軽く疲
労は少くなる。
その他のダイパーの疲労を軽くする手段として、デマン
ド弁5を押圧しているスプリング9の押圧力を調整する
ことによって、潜水深度圧力の変化、タンク又は船上か
らの中圧の変化、或はダイパーの疲労度に合せて吸気力
の度合を適当に調整することができるが、このとき、調
整ネジ7と、スプリング軸受8との接触圧力を軽減する
とともに、偏心を防ぎ自動調芯作用をなす円錐形状の凹
凸の組合せとしたため、デマンド弁5には、よじれはか
からない。
このことは、デマンド弁5の切欠部11とデマンドレバ
ー10とに無駄な摩擦力を生じないこととなり、ダイパ
ーが更に軽くて細密な吸気をすることが出来、空気の無
駄な消費が防げることとなる。
更に追記するならば、安全性と経済性以外にも次のよう
な利点がある。
前述の詳細な説明文中に、′偏芯を防ぎ自動調芯作用を
なす・・・・・・ヨと述べたように、スプリング9は調
整ネジ7の中芯部に常に位置することになる。
その結果、スプリング9は調整ネジ7の内面や送気弁案
内管2の内面に接触することなく、かつ、十分なスキマ
を持つことが出来る。
その結果スプリング9のサビの発生を防ぐことが出来、
メンテナンスにも十分な効果をあげることが出来る。
この事を詳細にのべるならば、次の理由による。
スプリング9はその要求される特性上、ステンレス鋼が
使用されるが、ステンレスと云えども塩化物を含む海水
中ではサビが発生する。
その原因はステンレスが他の物と接触したり、汚れ(ス
ケール)がせまいスキマに付着するその部分にサビを発
生する。
これを防ぐには他の物と接触させず、かつ、十分なスキ
マを取り、スケールの付着を防ぐとともに水洗後も、た
だちに乾燥出来る構造とすることである。
本考案は、自動調芯作用のため、スプリング9が片側に
よって接触したり、スケールが付着をするのを防ぐには
効果的な考案である。
もう一つの本考案の特長として、デマンド弁5は、その
要求される条件として金属製となるが、本考案は、デマ
ンド弁5の周囲に合成樹脂製のフランジ6を摺動自在に
設け、かつ、案内管2とも摺動自在とし、デマンド弁5
と金属製の案内管2との直接の接触をさけたことにある
このことを詳細に説明すると、一般に気体が減圧、膨張
を行うとき、その周囲から熱をうばうことは承知の事柄
である。
近々、耐寒潜水服の発達により、氷結下の水中に潜水可
能となったが、レギュレーターは直接0℃に近い水に直
接接触することとなる。
多くの実例及び実験では4℃以下の水中では、レギュレ
ーターの2段減圧部は約m分で周囲の氷と、前述の空気
の気化により、デマンド弁の案内部が氷結を起すことが
知られている。
本考案は、デマンド弁が金属どうしで接触することがな
く、最も低温となる弁部3,4と、デマンドレバー10
が作動する切欠部11との距離が非常に大きく取れる上
に、かつ、その間に、合成樹脂製のフラツグ6が介在す
るため、膨張した空気が直接にデマンドレバー10の切
矢作動部にふれることもないので、デマンド弁5が氷結
することがない。
又、6は合成樹脂のため、案内管2との摩擦が更に軽減
される効果を生じている。
又、金属間で生ずる電蝕によるサビの発生もなく、サビ
による1カジリヨを起すことがなく安全性が増大した。
次にダイヤフラム13はねじ環17によって締着されて
いるので特殊な工具を必要とせず、きわめて容易にダイ
ヤプラムの交換や、オーバーホールが出来、工具等のな
い海岸や、船上では非常に有易な構造である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の潜水用呼吸調整器の2段減圧部装置を示
した断面図、第2図は第1図A−A線における断面図、
第3図は本考案よりなる潜水用呼吸調整器の2段減圧部
装置の実施例を示した断面図、第4図は第3図A−A線
における断面図である。 1・・・・・・中圧ホース、2・・・・・・案内管、3
・・・・・・弁、4・・・・・・弁座、5・・・・・・
デマンド弁、6・・・・・・フランジ、7・・・・・・
圧力調整ねじ、訃・・・・・円錐軸受、9・・・・・・
スフリング、10・・・・・・デマンドレバー、11・
・・・・・切欠部、12・・・・・・低圧室、13・・
・・・・ダイヤフラム、14・・・・・・空気導孔、1
5・・・・・・呼吸孔、16・・・・・・ケース、17
・・・・・・ねじ環、18・・・・・・間隙部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダイヤフラムにより内外が仕切られている低圧室内にデ
    マンド弁を有する呼吸調整器の2段減圧部装置において
    、この低圧室を貫通する管形状にして且つ大きな内径を
    持った送気弁案内管2を設け、この案内管内の軸方向に
    摺動自在で、しかも、案内管内に噴射供給された空気圧
    を受ける大きな受圧面積をもつフランジ6を嵌合したデ
    マンド弁5を挿入し、このデマンド弁を弁方向に押圧す
    るスプリング9は、前記ランノの後側に設定し、該スプ
    リング9は円錐頂部を持ったスプリング軸受8と、これ
    を点接触で対応するスリバチ状凹みを形成した押圧力を
    調整する圧力調整ねじ7との間に嵌装したことを特徴と
    する潜水用呼吸調整器の2段減圧部装置。
JP1978045052U 1978-04-06 1978-04-06 潜水用呼吸調整器の2段減圧部装置 Expired JPS603037Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS54147998U JPS54147998U (ja) 1979-10-15
JPS603037Y2 true JPS603037Y2 (ja) 1985-01-28

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