JPS6030060Y2 - タイプライタ−の誤印字訂正機構 - Google Patents

タイプライタ−の誤印字訂正機構

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JPS6030060Y2
JPS6030060Y2 JP11415577U JP11415577U JPS6030060Y2 JP S6030060 Y2 JPS6030060 Y2 JP S6030060Y2 JP 11415577 U JP11415577 U JP 11415577U JP 11415577 U JP11415577 U JP 11415577U JP S6030060 Y2 JPS6030060 Y2 JP S6030060Y2
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JP11415577U
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共祥 渡辺
秀雄 朝倉
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ブラザー工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は誤印字したときに文字キーとは別個の訂正キー
を押下げ操作し、続いて誤印字された文字と同じ活字の
文字キーを押下げ操作してその活字を消字リボン帯を介
して印字用紙上に打ち当てることにより誤印字を消字し
、次いで正しい文字キーを押下げ操作することをもって
誤印字訂正を行なうようにしたタイプライタ−の誤印字
訂正機構に関するもので、その目的は誤印字消去のため
の動作を安定して確実に行ない得るタイプライタ−の誤
印字訂正機構を提供しようとするものである。
以下、本考案を一実施例により図面を参照して説明する
が、本考案は誤印字訂正機構に関するものであり、文字
キーより作動されて印字動作を行なう活字を有する印字
機構は通常のものでよいのでその図示を省略している。
さて、第1図及び第2図において、1は訂正キー2を有
する訂正キーレバー、枢軸受孔3を中心に上下回動可能
にされ常時は戻しばね4により不作用位置に上昇されて
いる。
5は同じくバックスペースキー6を有するキーレバーで
、これはバックスペースキー6の押下げ時に枢軸受孔7
を中心に図示しない戻しばねに抗して回動し得るように
なっているが、訂正キー2の押下げ時にも、その訂正キ
ーレバー1に固着された押下片1aにより押下され上下
力に回動され、その何れにおいても下方回動時は周知の
バックスペース機構によってプラテン8を載置したキャ
リッジ100を所謂バックスペースさせるようになって
いる。
9は略し字状をなしたインターポーザで、常時はばね1
0により矢印11′方向に移動付勢されていると共に、
その屈曲部12がベルクランク13の一方端側に軸14
により回動自在に連結され、そして、そのベルクランク
13はその枢軸受孔15にて図示しない機枠に回動自在
に連結されている。
この構成において、訂正キー2を押下げると、インター
ポーザ−9はその押圧受部16に戻しばね4を介して訂
正キーレバー1から押圧力を受けることにより軸14を
中心に矢印17方向に回動されるので、該インターポー
ザ9の下面に形成した蹴受部18が常時矢印19方向に
回動している爪付駆動軸20に係合して反矢印11方向
に急激に後退移動され、これによりベルクランク13が
矢印21方向に回動される関係になっている。
22はユニバーサルバーで、その両端に延設した腕部2
3(一方のみ図示)に有する枢軸受孔24を介して機枠
に回動自在に連結され、前記訂正キー2とは別個に設け
られている文字キー(図示せず)の押下げ操作により上
記同様のインターポーザが後退移動されたとき該インタ
ーポーザにより押圧された枢軸受孔24を中心に矢印2
5方向に回動されるようになっている。
一方、26は途中が段付ねじ27により支持板28に回
動自在に連結されたリボンバイブレータで、これの一端
側に形成したリボン保持部29にはりボン31が摺動移
動可能に保持され、該リボン30の上下に二分する上方
区域は黒色インクが含浸されて印字リボン帯31とされ
、下方区域は白色の顔料等が塗布されて消字リボン帯3
2とされている。
また、前記リボンバイブレータ26はその他端側に当接
突起33が下方に指向して形成されていると共に、常時
は支持板28との間に設けられたばね34により段付ね
じ27を中心に反矢印35方向に回動付勢されている。
上記リボンバイブレータ26はリボン30の印字リボン
帯31及び消字リボン帯32をプラテン8上に支持した
印字用紙上の印字点まで選択的に上昇させるためのもの
で、該リボンバイブレータ26の揺動量を変更するため
のカラーチェンジ機構36を有する。
このカラーチェンジ機構36において、特に手動切換え
を可能□にするために操作板37が前後方向移動可能に
機枠に配置されている。
そして、この操作板37は切換摘み38を手動により矢
印39方向に回動することにより矢印40方向に移動さ
れるようになっており、そしてその移動量は上記切換摘
み38を取着した回動板41の多数の係合段部(2の一
個と係合板ばね43との係合位置の選択により三段階に
設定し得る。
ようになっている。
尚、41aは回動板41の枢軸受孔である。44は中央
部を段付ねじ45により機枠に回動自在に連結したカラ
ーチェンジ板で、これの一端側には案内ピン46が植設
されていると共に、この案内ピン46によって該カラー
チェンジ板44の一端に長尺状のストツノ七部材47の
一端が回動自在に連結され、そして前記操作板37の他
端側に近い途中領域には上記案内ピン46が挿通される
案内長溝48が形成されている。
・更に前記案内ピン46と操作板31の他端との間に引
張りばね49が張設され、これにより、常時は案内ピン
46が案内長溝48の第2図中左側位置に保持される。
前記ストッパ部材47の他端にはストッパ板部50が折
曲により形成され、このストッパ板部50の先端部に前
記当接突起33と当接し得る緩衝材51が取着されてい
る。
一方、前記カラーチェンジ板44の他端側には第1図及
び第2図から理解されるように折曲げによって起立片部
52及びこれより延長された押圧片部53が一体に形成
されていると共に、その起立片部52には透孔54が形
成されている。
尚、カラーチェンジ板44の回動に伴うストッパ部材4
7の直線移動は機枠に突設したピン55とストッパ部材
47に形成した長溝56との間で案内されながら行なわ
れるようになっている。
57は機枠に枢軸受孔58を介して回動自在に連結され
た揺動部材即ち揺動板で、所定部にピン59が植設され
、このピン59ハ前記ユニバーサルパー22における腕
部23の先端側に形成されたへ字状のカム溝60内に位
置され、モして該揺動板57の前記ピン59と隣接する
部位にはリンク61の一端が枢着されていると共に、こ
のリンク61の途中部分は前記カラーチェンジ板44に
形成した透孔54に予め挿通されている。
62はバイブレータ駆動部材で、第1図、第2図及び第
6図から理解されるように、途中で略コ字状に折曲され
た板材製であって第一乃至第三の延出板部63,64.
65を一体に有し、そして第一の延出板部63にはT字
溝66が形成され、第二の延出板部64の延出基部に形
成した枢軸受孔67は機枠に突設された支持軸68に回
動自在に連結されている。
尚、第三の延出板部65に関してはこの考案の要旨には
直接関係しないので説明を省略する。
さて、前記T字溝66内において、リボンバイブレータ
26を不作用状態にするための中間溝66aを介して互
に対向する一方の位置を印字リボン位置66bとし、他
方の位置を消字リボン位置66cとしており、これら同
位置の何れかに前記リンク61の他端が位置切換えのた
めの摺動可能に係合されている。
また、バイブレータ駆動部材62はこれと機枠との間に
張設された引張りばね69により常時矢印70方向に回
動付勢されているが、該バイブレータ駆動部材62に折
起しにより形成したストッパー片71 (第6図も参照
)が機枠に設けた図示しない位置規制突起に当接される
ことにより矢印70方向への最大回動量が規制されてい
る。
これまでの構成において、文字キーの押下げ操作に基づ
いて前記ユニバーサルパー22が矢印25方向に回動す
ると、その腕部23のカム溝60全体が矢印72方向に
移動するので、揺動板57はそのピン59がカム溝60
内で相対的に移動されるために枢軸受孔58を中心に矢
印73方向に回動され、この回動変位がリンク61を介
してバイブレータ駆動部材62に伝達され、従ってこの
パイブレーク駆動部材62は引張りばね69のばね力に
抗して反矢印70方向に往回動される。
このようにしてバイブレータ駆動部材62は文字キーの
押下げ操作の段度、ユニバーサルパー22が矢印25方
向に回動されることをもって反矢印70方向に回動され
、そして上記押下げ操作の解除により引張りばね69の
作用で矢印70方向に復帰回動されることを繰り返すも
のである。
74はバイブレータ−駆動リンクで、一端が前記パイブ
レーク駆動部材62の第二の延出板部64の途中に連結
され、他端は前記リボンバイブレータ26の前記当接突
起33を有する側に連結され、以ってバイブレータ駆動
部材62の揺動運動がバイブレータ駆動リンク74を介
してリボンバイブレータ26に伝達させ、これを段付ね
じ27を中心に回動運動させることによりリボン30を
上下運動させるようになっている。
75は第1図、第2図及び第6図に示す如く、略コ字状
に折曲された板材より成る作動レバーで、延出板部76
とこれに対して略直角方向に指向する延出板部77とを
一体に有し、その延出板部76に形成した枢軸受孔78
により前記支持軸68に回動自在に支持されると共に、
常には引張りばね?7aにより矢印70方向の休止位置
に回動付勢され、適宜のストップ手段により第2図に示
す位置に保持されている。
前記作動レバー75の延出板部76の略中間にはピン7
9が植設され、このピン79と前記ベルクランク13の
先端に設けたピン80との間にリンク81が連結されて
いる。
また作動レバー75における延出板部77の先端は押圧
部82となっており、これは前記カラーチェンジ板44
の押圧受片部53の回動軌跡内に位置するようにされて
いる。
83は、第1図、第2図及び第6図により理解されるよ
うに、板材を略コ字形に折曲して形成した掛止レバーで
、互に略直角な関係にある腕部84及び85を一体に有
すると共に枢軸受孔86により機枠に回動自在に連結さ
れて常には引張りばね87により矢印88方向に回動付
勢されている。
これまでの構成において、訂正キー2の押下げに伴いイ
ンターポーザ−9が押し下げられて爪付駆動軸20によ
り反矢印11方向に急速移動されると、前述のようにベ
ルクランク13が矢印21方向に回動され、この回動変
位によってリンク81が矢印89方向に引かれるから作
動レバー75が支持軸68を中心に反矢印70方向に回
動される。
そして作動レバー75のこの方向の回動に伴い延出板部
77に形成した押圧部82がカラーチェンジ板44の押
圧受片部53を押すのでカラーチェンジ板44は矢印9
0方向に回動され、従ってカラーチェンジ板44の透孔
54に挿通されているリンク61の下端がバイブレータ
駆動部材62のT字溝66内の印字リボン位置66bか
ら消字リボン位置66cに移動される。
また、カラーチェンジ板44の上記のような矢印0方向
への回動により、これと一体の案内ピン46が引張りば
ね49を引き伸ばしながら操作板37の案内長溝48内
を第2図中左右に移動するため、その案内ピン46に連
結されたストッパ部材47も矢印91方向で示す右方に
移動され、そのストッパ板部50がリボンバイブレータ
26に設けた当接突起33の回動軌跡外に退避され、そ
の当接突起33がストッパ板部50には当接し得ない状
態となる□。
さて、前記作動レバー75の延出板部76の先端には衝
止片92が折曲げにより形成され、これは常には引張り
ばね87のばね力により掛止レバー83の腕部84の途
中下面に摺動可能に圧接され、そして腕部84の先端に
は掛止部93が形成されており、作動レバー71が上記
のように反矢印70方向に回動されると、衝止部92が
腕部84を摺動して最終的には掛止部93に掛止される
関係になっている。
この掛止状態は掛止レバ―83が引張りばね87により
常時矢印88方向に回動付勢されることにより前記引張
ばね77aのばね力に抗して自動的に保持されるように
なっている。
斯ような掛止保持を解除する解除部材として、前記掛止
レバー83の腕部85め先端には第6図に示す如く略し
字状に折曲、された解除用板ばね94がリベット止め手
段により固定されている。
一方、バイブレータ駆動部材62の第二の延出板部64
.の先端には前記解除用板ばね94に係脱し得る係合片
部95が延出されている。
そし、て、第3図に示すように、衝止片92が掛止部9
3に掛止保持されている状態で、バイブレータ駆動部材
62が反矢印70方向の回動である往動時には、係合片
部95が解除用板ばね94を第6図矢印96方向に撓ま
せつつこれの外面に摺動して通過し切り、そしてその通
過し切った位置から係合片部95が反対方向に回動(バ
イブレータ駆動部材62の復動時)しときに、解除用板
ばね94の鉤部分内に第6図中央矢印97方向から侵入
してこれに係合し、そうして掛止レバー83を反矢印8
8方向に回動させ、以って掛止部93と衝止部92の掛
合保持を解除し、作動レバー75を引張りばね?7aの
ばね力により矢印7・0方向である休止位置に復帰回動
させるようになっている。
第7図に詳細に示す98はスペース機構で、これはキャ
リッジレール99に対して移動するキャリッジ100を
介してプラテン8を送り動作させるためのもので次のよ
うに構成されている。
即ち、第7図において、101は多数の爪部102を形
成したラチェットホイール、103は保持爪104を有
する保持爪レバーで、機枠に突設された支持軸105に
回動自在に連結され、この保持爪し、′/<−103は
ま九、□放射状に延びる三本の腕部1064,107,
108を一体に有するが、この内、腕部107,108
は本考案の要旨には直接関係しない。
10.9は送り爪110を形成した送り爪レバーで、こ
れには二本の腕部111.・112を一体に有すると、
共に回動支点が支持軸105に回動自在に支持され、そ
の一方の腕部・111の先端部にはねじにより係止突起
113が設けられ心・他方の腕部112の先端には折曲
により起立片・114が設けられている。
115は保持爪104及び送り爪110を互に接近させ
る方向に回動付勢するように保持爪レバー103と送り
爪レバ=、t)OSとの間に張設された引張りばねで、
これの上記回動付勢力によって保持爪レバー103と一
体の腕部106が送り爪レバー109と一体の係止突起
113に当接し、以って常態では保持爪レバー103と
送り爪レバー109とが一体の状態で支持軸105を中
心に回動できるようになづている。
116は支持軸105に回動自在に支持された略■字状
のスペース作動体で、その二方の腕部117の先端と前
記送り爪レバー109に二体の起立片1.14どの間に
引張りばね118を張設することによ゛リスベース作動
体116の他方の腕部119を起立片114に当接させ
、モして該腕部119の先端に折曲によって押圧受部1
20を設けている。
121は軸122に回動自在に支持され文字キーの押下
に連動する揺動部材で、文字キーが押下げ操作されたと
きに矢印123方向に往回動されてスペース作動体11
6の押圧受部120を押圧し、押下げ操作が解除された
ときに反矢印123方向に復回動するよう、になってい
る。
124は例えばキャリッジレール99に固着された軸1
25に支持されたベルクランクで、このベルクランク1
24の一方の腕と前記作動レバー75における延出板部
76の略中間に設けたピン126との間にリンク127
が連結されている。
再び第7図において、128は略く字状をなして軸12
9に回動自在に支持された錠止レバーで、その一方の腕
部130の先端に当接受部131が形成され、そして他
方の腕部132に突設されたピン133と前記ベルクラ
ンク124の他方の腕部に設けられたピン134との間
にリンク135が連結されている。
以上のようなスペース機構98において、錠止レバー1
28は機枠どの間に掛けられたばね128aによって常
態では第7図中二点鎖線で示す如く反時計方向に回動付
勢されてその当接受部131が送り爪レバー109の係
止突起113の回動軌跡外に位置しており、文字キーの
押下げ操作によって揺動部材121が矢印123方向に
回動されると、これによってスペース作動体116が反
時計方向に回動され、これと引張りばね118により一
体の関係にある送り爪レバー109もスペース作動体1
16と一体に回動し、更に保持爪レバー103も引張り
ばね115により送り爪レバー109と一体の関係にあ
るから、結局はスペース作動体116、送り爪レバー1
09及び保持爪レバー103が反時計方向に一体に往回
動する。
この往回動において、送り爪110がラチェットホイー
ル101の爪部102の回動軌跡内に入るとともに保持
爪104がラチェットホイール101の爪部102から
外れるので、ラチェットホイール101は図示しないば
ね動力の付勢により矢印136方向に所定角度回動し、
その後、他の爪部102が送り爪110に係合した位置
で回動停止し、そして次に揺動部材121が文字キー押
下げ操作の解除に伴い反矢印123方向に回動すると、
送り爪レバー109゜保持爪レバー103及びスペース
作動体116の三者が時計方向に復回動し、これにより
保持爪10はが爪部102に係合し、この位置でラチェ
ットホイール101の回動が停止される。
このような保持爪レバー103.送り爪レバー109及
びスペース作動体116の三者一体の一往復回動に伴う
ラチェットホイール101の一ピツチ回動のたびに、即
ち印字動作のたびに印字機構と印字用紙を支持している
プラテン8との間に相対的な一文字分の送り動作がなさ
れるものである。
これに対して、上記のようなスペース動作は錠止レバー
128を引張りばね128aのばね力に抗して第7図中
実線で示す位置に回動保持させてその当接受部131を
送り爪レバー109の係止突起113に当接させ得る状
態にすることによって禁止できる。
錠止レバー128の斯ような回動位置保持状態において
、揺動部材121が文字キーの押下げ操作により矢印1
23方向に回動された場合、送り爪レバー109はその
係止突起113が錠止レバー128の当接受部131に
当接して反時計方向には回動できない状態にあるから、
押圧受部120が揺動部材121から押圧力を受けたと
き、スペース作動体116は引張りばね118を引き伸
ばしながら反時計方向に回動するのみであり、保持爪レ
バー103及び送り爪レバー109は回動せず、ラチェ
ットホイール101は回動停止状態のままとなるから、
この場合はスペース動作は行なわれない。
次に上記構成による誤文字キーの訂正作動につき説明す
る。
先ず文字キーによる通常の印字動作を行なうために、手
動により切換摘み38を反矢印39方向に回動設定する
と、この操作によって操作板37が反矢印40方向に移
動され、常には引張りばね49により該操作板37と一
体的に運動し得るようにされたストッパ部材47も反矢
印91方向に移動されるから、緩衝材51を有する部分
のストッパ板部50がリボンバイブレータ26の特にそ
の当接突起33の上下運動軌跡内に移動される。
この操作に関連するストッパ部材47の反矢印91方向
の移動に連動してカラーチェンジ板44も反矢印90方
向に回動されるので、リンク61の下端がバイブレータ
駆動部材62におけるT字溝66内の消字リボン位置6
6cから印字リボン位置66bに移動される。
このような状態のもとての文字キーの押下げ操作による
印字動作が行なわれると、その印字動作のたびにユニバ
ーサルパー22が矢印25方向に回動され、これに伴い
揺動板57が矢印73方向に回動されるから、バイブレ
ータ駆動部材62は支持軸68を支点に且つ印字リボン
位置66bを力点に反矢印70方向に回動され、そして
この回動変位がバイブレータ駆動リンク74を介してリ
ボンバイブレータ26に伝達されこれを矢印35方向に
回動させる。
このときリボンバイブレーク26の運動量はバイブレー
タ駆動部材62の支持軸68と印字リボン位置66bと
の距離に相応する関係にあって、リボンバイブレータ2
6のリボン保持部29に保持されているリボン30の印
字リボン帯31が印字用紙上の印字点まで上昇し、その
位置で当接突起33がストッパ板部50の緩衝材51に
当接係合して停止され、その停止位置でタイプバーの活
字が印字リボン帯31を介して印字用紙上に打ち当る。
このような文字キーによる印字動作のたびに前述したよ
うにスペース機構98により印字用紙を支持したプラテ
ン8が一文字分に送られる。
さて、一つの文字キーの押下げ操作によって誤印字され
た場合はこれを次のようにして訂正できる。
即ち、誤印字したときは、これに続いて先ず訂正キー2
を押下げ操作する。
この押下げ操作によりバックスペースキー6のキーレバ
ー5が押下されてプラテン8が一文字分バツクスペース
されて印字用紙の誤印字された部分が印字位置に戻され
る一方、訂正キー2の押下げによりインターポーザ9が
爪付駆動軸20によつt第3図に示す如く反矢印11方
向に後退されるが、インターポーザ9の屈曲部12がユ
ニバーサルパー22を押圧するまでには到らずにベルク
ランク13を矢印21方向に回動させる。
するとこのベルクランク13の回動変位をリンク811
を介して受けた作動レバー75は支持軸68を中心に引
張りばね77aのばね力に抗して休止位置から作動位置
に向けて反矢印70方向に回動してその押圧部82によ
りカラーチェンジ板44をその押圧受片部53を押圧し
て矢印90方向に回動させるから、リンク61の下端は
T字溝66内の印字゛リボン位置66bから第3図に示
す如く消字リボン位置66cに移動される一方、作動レ
バー75はその衝止片92が掛止レバー83の掛止部9
3に掛止されることによって第3図に示すような作動位
置に保持される。
このような状態に到る過程でのカラーチェンジ板44の
矢印90方向の回動によってストッパ部材47が矢印9
1方向に移動されるため、そのストッパ板部50の緩衝
材51部分がリボンバイブレータ26の当接突起33の
運動軌跡外へ退避され、以って当接突起33はストッパ
板部50の緩衝材51に当接係合することなく更に下方
へ移動できるようになって消字リボン帯32が印字点ま
で上昇できるようになる。
一方、訂正キー2の押下げ操作に伴う作動レバー75の
前述のような反矢印70方向への回動により、リンク1
27が矢印137方向に引かれ、これに伴い他のリンク
135も矢印138方向に引かれるから、錠止レバー1
28は第7図中実線で示す位置に回動され、その位置、
即ちスペース動作禁止位置に保持される。
この保持は作動レバー75が掛止レバー83によって作
動位置に保持されることに基づくものである。
このようにして、訂正キー2を押下げ操作すると、スト
ッパ板部50、リンク61及び作動レバー75が第3図
の状態に保持されると共に錠止レバー128が第7図実
線位置に保持され、これらの保持状態は訂正キー2の押
下げが解除されても維持される。
上記のような訂正キー2に対する操作め完了後に、誤印
字された文字と同じ活字でそめ誤印字を消字するために
その同一の文字キーを押下げ操作する。
すると、ユニバーサルパー22が第4図に示す如く矢印
25方向回動し、これにより揺動板57が通常の印字動
作に関して述べたと同様°め作用で矢印73方向に回動
されるのでミバイブレータ駆動部材62がリンク61を
介゛して回動変位を受けて支持軸68を中心に反矢印7
6方向に往回動される。
こめとき、バイブレータ駆動部材62は支持軸68を支
点に、また印字リボン位置66bよりも支点までの距離
の短い′消字すボン位置66cが力点として回動するの
で、リング61の下端が印字リボン位置g6bに位置し
ているときよりも回動量が大きく、従ってこの゛回動変
位をバイブレータ駆動リンク74を介し“て受けたリボ
ンバイブレータ26の運動量もそれだけ拡大され、しか
もその運動量の拡大が前記ストッパ板部50によっては
制限されないだめ、リボン30の消字リボン帯32が印
字点まで上昇する。
そしてこの直後に誤印字された文字上にこれと同一の活
字が消字リボン帯32を介して打ち当るので印字用紙と
同−色採による印字もって誤印字が消去される。
第4図はこのような作動中において、誤印字した文字と
同一の文字キー(図示せず)が押下げられることにより
ユニバーサルパー22が矢印25方向に回動されて、消
字リボン帯32が印字点まで上昇し、且つ消字された瞬
間までの状態を示している。
一方上記消字のための文字キーの押下げに伴うバイブレ
ータ駆動部材62の反矢印70方向の往回動時には前述
したように、その係合片部95が掛止レバー83に設け
た解除用板ばね94を単にこれを撓ませながらこれを第
4図矢印139方向に通過するだけであるから、作動レ
バー75はその衝止片92と掛止レバー83の掛止部9
3との掛止が解放されることがないことにより依然とし
て依然として作動位置に保持されている。
従って錠止レバー128も第7図中実線位置に保持され
たままでその当接受部131が送り爪レバー109と一
体の係止突起113と当接する位置にあるから、上記の
ような消字のための文字キーの押下げ操作によって揺動
部材121が矢印123方向に回動してもスペース機構
98はスペース動作を行なわず、従って印字用紙の消字
された部分は印字位置に残されたままとなる。
さて、上記のようにした消字のために一旦押下げられた
文字キーがその押下げから解放されると、ユニバーサル
パー22は第4図の位置から反矢印25方向に復帰回動
され、これに伴い揺動板57が第4図の位置から反矢印
73方向に回動されるので、バイブレータ駆動部材62
は引張りばね69のばね力により第4図の位置から矢印
70方向に復回動する。
この復回動過程で、前述したようにバイブレータ駆動部
材62の係止片部95が解除用板ばね94の折曲部分に
係合してその掛止°レバー83を第4図の位置から反矢
印88方向に回動させるので、衝止片92と掛止部93
との掛止が解放され(この解放直後の状態を第5図に示
す)、作動レバー75は引張りばね77aのばね力によ
り休止位置へ即ち矢印70方向に急速に回動復帰される
これに伴い作動レバー75の押圧部82によるカラーチ
ェンジ板44の矢印90方向への回動保持作用も失われ
るので、引張りばね49により、リンク61及びストッ
パ部材47は第2図に示す如き通常の印字作用可能状態
に戻される。
勿論、錠止レバー128も引張りばね128aによって
第7図中二点鎖線で示す位置に戻されるのでスペース機
構98はスペース動作可能状態になる。
以上のような消字後に、正しい文字の活字を有する文字
キーを操作すれば印字用紙の消字された位置に正しい印
字がなされる。
尚、上記構成において、掛止レバー83の解除用板ばね
94と、バイブレータ駆動部材62の係合片部95とは
相対的な関係を有するものであるから、解除用板ばね9
4をバイブレータ駆動部材62側に設け、係合片部95
部分を掛止レバー83側に形成するようにしてもよい。
本考案は以上述べた実施例からすでに明らかなようにそ
の作用効果は以下のとおにである。
即ち誤印字されたとき、文字キーとは別個に有する訂正
キーを押下げ操作し、続いて誤印字された文字と同じ活
字の文字キーを押下げ操作してその活字を消字リボン帯
を介して印字用紙上に打ち当てることにより誤印字を消
去し、次いで正しい文字キーを押下げ操作することをも
って誤印字の訂正を行なうようにしたものであり、その
場合、本考案においては訂正キーの押下げにより作動レ
バーを休止位置から作動位置に揺動させることによりス
ペース機構の作用を不能状態にし、且つ消字リボン帯が
印字点に上昇し得る状態になし、その結果として誤印字
消去のための文字キーの押下げ時にはキャリッジの送り
動作を禁止すと共に消字リボン帯を印字点まで上昇させ
るものであり、このようなキャリッジの送り動作の禁止
状態及び消字リボン帯の印字点までの上昇可能状態を、
作動レバーを掛止レバーとの掛止により作動位置に保持
することによって維持し、そしてその保持を印字動作の
たびにリボンバイブレータを駆動するための駆動部材に
よって解除して通常の印字動作可能状態にするものであ
るが、特に作動位置に保持されている作動レバーの保持
の解除は、誤印字消去のための文字キーの押下げに基づ
く駆動部材の往動時には行なわせず、復動時に行なわせ
る構成としている点に特徴を有し、この結果、プラテン
の送り動作禁止状態及び消字リボン帯の印字作用可能状
態が消字のための文字キーが押下げられてその文字キー
に対応する活字がプラテン上の印字点を印打し終るまで
維持され、文字キーの押下げ途上で上記状態維持が失わ
れてしまうと云ったことがないので、誤印字消去のため
の動作が安定して確実に行なわれると共に、消字のため
の文字キーの操作を訂正キーに対する押下げを解除した
ままで行ない得るので訂正操作が極めて簡単であると云
う実用上優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例に関するもので、第1図は誤印
字訂正機構を示す斜視図、第2図乃至第4図は夫々異な
る作用状態で示す誤印字訂正機構主要部の側面図、第5
図はリボンバイブレークの駆動部分及びその駆動量切換
え部分を示す側面図、第6図は第2図中矢印A方向に見
た部分的背面図、第7図はスペース機構の底面図である
。 図面中、1は訂正キーレバー、2は訂正キー、6はバッ
クスペースキー、20は爪付駆動軸、22はユニバーサ
ルバー、26はリボンバイブレータ、30はリボン、3
1は印字リボン帯、32は消字リボン帯1.3・3は当
接突起、36はカラーチェンジ機構、37は操作板、4
4はカラーチェンジ板、57は揺動板、62はバイブレ
ータ駆動部材、6.6はT字溝、75は作動レバー、8
3は掛止レバ〒、92は衝止片、93は掛止部、94は
解除用板ばね(解除部材)、98はスペース機構、10
1.はラチェットホイール、103は保持爪レバー、1
09は送り爪レバー、110は送り爪、113は係止突
起、115は引張りばね、116はスペース作動体、1
18は引張りばね、128は錠止レバー、131は当接
受部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 文字キーにより作動されて印字動作を行なう活字を
    有する印字機構と、前記文字キーとは別個の訂正キー2
    と、印字リボン帯31と消字リボン帯32とを有するリ
    ボン30と、一往復動されるたびに前記各リボン帯31
    .32を印字用紙上の印字点まで上昇させるリボンバイ
    ブレータ26と、文字キーの押下操作のたびに揺動され
    る揺動部材57と、この揺動部材51にリンク61を介
    して連結されリボンバイブレータ26を一往復動させる
    駆動部材62と、その駆動部材62のリボンバイブレー
    ク26に対スる駆動量を変更し前記リボン帯31.32
    のどちらを印字点に対応させるかを切換えるために前記
    リンク61と駆動部材62との間の連結位置を切換える
    カラーチェンジ機構36と、印字動作のたびに前記印字
    機構と前記印字用紙を支持するプラテン8との間に相対
    的な一文字分の送り動作をするスペース機構98とを有
    するタイプライタ−において、前記訂正キー2の押下げ
    連動して休止位置から作動位置に揺動されるように支持
    されその作動位置への揺動により前記スペース機構98
    の作用を不能にすると共に前記カラーチェンジ機構36
    を前記消字リボン帯32が印字点に上昇し得る状態に切
    換える作動レバー75と、その作動レバー75を休止位
    置に付勢するばね??aと、前記作動レバー75が休止
    位置から作動位置に移動されたときその作動レバー75
    を前記ばね77aの付勢力に抗して作動位置に掛止する
    ための掛止部93を有する掛止レバー83と、その掛止
    レバー83と前記駆動部材62とのいずれか一方に設け
    られ前記駆動部材62の前記文字キーの押下げによる往
    動に続く復動時に作動レバー75と掛止レバー83との
    間の掛止を解除する解除部材94とを設けたことを特徴
    とするタイプライタ−の誤印字訂正機構。 2 前記解除部材は略し字状に折曲された板ばね94に
    より形成してこれを前記掛止レバー83に設けてなり、
    且つ前記駆動部材62はその往復時には前記板ばね94
    を折曲方向に撓ませてこれを通過し復動時に前記板ばね
    94の折曲部分に係合して掛止レバー83を作動レバー
    75から解放させるようにしたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の誤印字訂正機構。 ・
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JPS5441306U JPS5441306U (ja) 1979-03-19
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