JPS6029833Y2 - ヘッドホ−ンジャック接続装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案はモノラル信号出力を有する各種音響機器のヘッド
ホーンジャック接続装置に係り、簡単な構成でモノラル
、ステレオいずれのヘッドホーンでも使用し得る優れた
ヘッドホーンジャック接続装置を提供することを目的と
するものである。

一般にモノラル信号出力を有する音響機器において、ヘ
ッドホーンジャックを設ける場合には、ヘッドホーンジ
ャックとしてモノラル用のヘッドホーンジャックを使用
するのが普通である。

しかしながら、この場合、モノラル用のヘッドホーンを
使用したときには問題ないが、誤ってステレオ用のヘッ
ドホーンを使用した場合には左右いずれか一方のヘッド
ホーンからしか音声が現われずきわめて不都合であると
いう問題がある。

本案は以上のような従来の欠点を除去するものであり、
簡単な構成でモノラル、ステレオいずれのヘッドホーン
を使用した場合でも不自然さを感じないように構成した
ものである。

以下、本案のヘッドホーンジャック接続装置について一
実施例の図面とともに説明する。

図において、１はモノラル信号源としての出力増幅器、
２はステレオ用のヘッドホーンジャックである。

そしてモノラル信号源の出力端である出力増幅回路１の
一方の出力端ａ□は上記ジャック２の一方の信号ライン
用接片褐に接続され、モノラル信号源のアース端である
出力増幅器１の他方の出力端ｂ１は上記ジャック２の他
方の信号ライン用接片ｂ２に接続されている。

そして上記ジャック２の共通接片Ｃ２はそのまま空いた
状態にされている。

上記実施例によれば、ステレオ用のヘッドホーンジャッ
ク２を使用し、その信号ライン用の接片ａ２．ｂ２にそ
れぞれモノラル信号出力端子ａ１．ｂ□を接続するよう
に構成しているため、モノラル用のヘッドホーン３を使
用した場合には第２図に示すようにモノラグ用プラグ４
の各接点ａ３．ｂ３がそれぞれステレオ用ヘッドホーン
ジャック２の各信号ライン用接片”２９ ｂ２に接触す
るため、これらの接片ａ２．ｂ２．接点ａ３？ ｂ３を
通してモノラル信号をモノラル用ヘッドホーン３に正常
に伝えることができる。

そして、ステレオ用のヘッドホーン５を使用した場合に
は第３図に示すようにステレオ用プラグ６の各接点ａ４
９ ｂ４９ Ｃ４がそれぞれステレオ用ヘッドホーンジ
ャック２の各信号ライン用接片ａ２＊ ｂ２及び共通接
片Ｃ２に接触するが、共通接片Ｃ２は空いた状態になっ
ているため接片ａ２．ｂ２、接点ａ４．ｂ４を介してモ
ノラル信号が左右いずれのヘッドホーンにも伝達される
ことになり、両方のヘッドホーンよりそれぞれモノラル
音が発せられることになる。

そして、この場合にはそれぞれ左右のヘッドホーンにお
いてそれぞれ位相が逆になり、長時間の使用に際しても
疲れが出ないという利点を有する。

以上、実施例より明らかなように、本案によればモノラ
ル、ステレオいずれのヘッドホーンにも適用でき、これ
らを間違って使用することもなく実用上きわめて有利な
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案のヘッドホーンジャック接続装置における
一実施例の電気的結線図、第２図、第３図は同装置の使
用説明図である。 １・・・・・・出力増幅器、２・曲・ステレオ用ヘッド
ホーンジャック、３・・曲モノラル用ヘッドホーン、４
・・・・・・モノラル用ヘッドホーンプラグ、５・・・
・・・ステレオ用ヘッドホーン、６・曲・ステレオ用ヘ
ッドホーンプラグ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ステレオ用のヘッドホーンジャックを使用し、モノラル
   信号源の出力端を上記ジャックの左右いずれか一方の信
   号ライン用接片に接続し、上記モノラル信号源のアース
   端を上記ジャックの左右いずれか他方の信号ライン用接
   片に接続して成るヘッドホーンジャック接続装置。