JPS6029767Y2 - 照明器具用セ−ド - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、照明器具用セードに関するものである。

従来、この種のセードには種々のものが存するが、模様
を印刷したものにあってはランプ光をやわらげるために
印刷面と逆の面をサンドブラスト処理している。

このようなものは板材の材質ぎガラス板であるため重量
が大きく、破損し易く、また、サンドブラスト処理では
１ｒＩｒＩＩｔ以下の線などの微少な部分のマスキング
は不可能であり、デザインも限られ、かつ、模様も不詳
間になる。

また、サンドブラスト処理は砂の噴煙が生じるために設
備費が大であると云う欠点もある。

さらに、アクリル樹脂の透明板にビーズを接着し、この
ビーズにより模様を形成するようにしたものも存するが
、外観的にはガラス板をサンドブラストしたのと変りが
ないものである。

また、梨地処理をした合成樹脂成形品とも同様な外観し
か呈しないものである。

この考案は、このような点に鑑みてなされたもので、ラ
ンプ光を散乱させつつ模様を詳明に浮き上がらせて幻想
的なデザイン効果を出すことができる照明器具用セード
を得ることを目的とする。

この考案は、透光性のある板材に模様を印刷し、これに
ビーズを接着するようにしたので、模様自体は浮き上が
って見えその周辺はランプ光を乱反射させた幻想的なデ
ザイン効果を容易に得ることができるように構成したも
のである。

この考案の一実施例を図面に基いて説明する。

まず、照明器具１は図示しないランプを保持する器具本
体２と前記ランプを囲繞するセード３とよりなる。

前記セード３は木またはプラスチックススよりなる枠４
に和紙５が貼着されているとともにその一部には篩板６
が貼着されている。

この篩板６のベースはたとえばアクリル樹脂よりなる透
明板等の板材７よりなり、この板材７には模様８が印刷
されている。

この模様８自体の図案は種々のものがあるが、その一例
としては紅葉の画が着色によりシルク印刷されている。

このように模様８が印刷された板材７にはガラス玉やプ
ラスチックス粒子等よりなる透光性のあるビーズ９が層
状に接着されている。

このビーズ９の接着時に前記模様８と合皮される波形模
様１０が形成される。

この波形模様１０が形成される。

この波形模様１０はビーズ９を付けない部分として形成
するものであり、細い線状部分よりなる。

このような篩板６を作成する工程としては、つぎのよう
に行なう。

まず、模様８が印刷された板材７を作威し、この板材７
に波形模様１０に一致した抜部１１が形成されたマスク
１２を重ね合わせ、前記抜部１１にゴム層１３を形成す
る。

ついで、マスク１２を取り去り、ゴム層１３を板材７の
表面に残す。

つぎに、全面に接着剤を塗布してゴム層１３の表面まで
を含めて全面にビーズ層１４を形成する。

このようにして接着剤が硬化する前または後にゴム層１
３を剥離すれば、波形模様１０が形成される。

さらに、ビーズ９がその直径の小さいもの（０，３φ以
下）と大きいもの（０，３φ〜ｌφ）とに区分けて場所
を変えて接着したり、重ね合わせて接着したりしてもよ
い。

もちろん、透光性があればよいので、色付きのものとし
てもよい。

しかも、板材７自体は平面的なものに限られるものでは
なく、必要に応じて複雑な形状のものが用いられる。

この考案は、上述のように模様が印刷された板材の面に
ビーズを接着するようにしたので、外部から模様は浮き
上がって見えるとともにランプ光の拡散を行なわせるこ
とができ、これにより従来なかったデザイン効果を有す
るセードを得ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例を示すもので、第１図は照明
器具の正面図、第２図は板材とマスクとを示す斜視図、
第３図は筒板の模様および波形模様の平面図、第４図は
板材の断面図、第５図はマスクを重ね合わせた状態の断
面図、第６図はゴム層を形成した状態の断面図、第７図
はビーズ層を形成した状態の断面図、第８図は筒板の断
面図である。 ７・・・・・・板材、訃・・・・・模様、９・・・・・
・ビーズ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 透光性を有する板材に模様を印刷形威し、前記板材の前
   記模様が印刷された面に透光性のあるビーズを層状に接
   着したことを特徴とする照明器具用セード。