JPS6029732Y2 - カ−ボン電極の検査装置 - Google Patents
カ−ボン電極の検査装置Info
- Publication number
- JPS6029732Y2 JPS6029732Y2 JP1976111409U JP11140976U JPS6029732Y2 JP S6029732 Y2 JPS6029732 Y2 JP S6029732Y2 JP 1976111409 U JP1976111409 U JP 1976111409U JP 11140976 U JP11140976 U JP 11140976U JP S6029732 Y2 JPS6029732 Y2 JP S6029732Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon electrode
- carbon
- inspected
- end surface
- sound wave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は被検査カーボン電極に欠陥があるか否かを調
べる検査装置に関する。
べる検査装置に関する。
カーボン電極はでき上ったものについては、その電気抵
抗及び弾性係数を調べ、これが所定範囲内にあることが
規格付けられている。
抗及び弾性係数を調べ、これが所定範囲内にあることが
規格付けられている。
このカーボン電極を作るには、先づ石炭粉、コークス、
タール、ピッチ、バインダなどによって円柱状にプレス
した所謂グリーンカーボンを作り、これを約300℃で
1次焼威し、その約1000℃で2次焼威し、更に黒鉛
化してできあがるものである。
タール、ピッチ、バインダなどによって円柱状にプレス
した所謂グリーンカーボンを作り、これを約300℃で
1次焼威し、その約1000℃で2次焼威し、更に黒鉛
化してできあがるものである。
これがでかあがるのに4力月もの長い時間を必要とする
。
。
従ってできたものについて欠陥であるということが判る
よりも、成る可く早い状態で不良品が判明することが望
まれる。
よりも、成る可く早い状態で不良品が判明することが望
まれる。
ところが上記グリーンカーボンの状態で弾性係数を測定
した場合においては、それに欠陥があるか否かは全く測
定できず、従来は検査員がハンマーでグリーンカーボン
を叩き、その音を聞いて欠陥の有無を判定していた。
した場合においては、それに欠陥があるか否かは全く測
定できず、従来は検査員がハンマーでグリーンカーボン
を叩き、その音を聞いて欠陥の有無を判定していた。
この検査には非常な熟練を必要とし、しかもその結果の
信頼性は余り高いものではなかった。
信頼性は余り高いものではなかった。
この点よりカーボン電極に対して音波を投射し、カーボ
ン電極が共振した時の音波の周波数を求め、その周波数
が所定の範囲にあるか否かによってカーボン電極の欠陥
の有無を検査することを考えた。
ン電極が共振した時の音波の周波数を求め、その周波数
が所定の範囲にあるか否かによってカーボン電極の欠陥
の有無を検査することを考えた。
この考案はこのような音波により振動を与え、カーボン
電極が共振する周波数を求める検査装置において、正し
い測定を可能とするものを提案するものである。
電極が共振する周波数を求める検査装置において、正し
い測定を可能とするものを提案するものである。
以下この考案によるカーボン電極の検査装置を図面を参
照して説明しよう。
照して説明しよう。
第1図において、被検査カーボン電極11、例えばグリ
ーンカーボンは支持台12及び13上にこれ等間にわた
って支持され、このグリーンカーボン11に対して音波
が与えられる。
ーンカーボンは支持台12及び13上にこれ等間にわた
って支持され、このグリーンカーボン11に対して音波
が与えられる。
即ちグリーンカーボン11の一端面と対向してスピーカ
14が配され、スピーカ14には信号発生器15から正
弦波信号が増幅器16を通じて供給される。
14が配され、スピーカ14には信号発生器15から正
弦波信号が増幅器16を通じて供給される。
スピーカ14よりの音波がグリーンカーボン11の一端
面に投射されるが、その音がグリーンカーボン11に充
分伝達されると共にその音が外部に出て騒音となること
なく、更にグリーンカーボン11上を表面波として伝搬
しないように、スピーカ14とグリーンカーボン11と
の間に例えばウレタンホームのような緩衝材17が介在
される。
面に投射されるが、その音がグリーンカーボン11に充
分伝達されると共にその音が外部に出て騒音となること
なく、更にグリーンカーボン11上を表面波として伝搬
しないように、スピーカ14とグリーンカーボン11と
の間に例えばウレタンホームのような緩衝材17が介在
される。
グリーンカーボン11に対してこのような音波が与えら
れるが、その音波の周波数が信号発生器15の周波数を
調整して変化させられ、これによりグリーンカーボン1
1が共振する周波数を検出する。
れるが、その音波の周波数が信号発生器15の周波数を
調整して変化させられ、これによりグリーンカーボン1
1が共振する周波数を検出する。
この共振周波数を検出するため、グリーンカーボン11
の振動を電気信号として検出素子18にて検出する。
の振動を電気信号として検出素子18にて検出する。
検出素子18はグリーンカーボン11の音波が投射され
る端面と反対の端面に対接される。
る端面と反対の端面に対接される。
グリーンカーボン11の振動による変位は小さいので比
較的大きい出力を得る点から加速度型の検出素子18を
使用する。
較的大きい出力を得る点から加速度型の検出素子18を
使用する。
又グリーンカーボン11を伝搬する音波としては縦波と
する。
する。
グリーンカーボン11のみの共振点が得られ、支持台1
2.13や検出素子18が影響しないように、例えば支
持台12.13とグリーンカーボン11との間にはゴム
のシート19.21を介在させることができ、更に検出
素子18は支持柱22上の適当な数のアーム23に固定
したゴムのような弾性ベルト24にてグリーンカーボン
11の端面に弾性的に圧接する。
2.13や検出素子18が影響しないように、例えば支
持台12.13とグリーンカーボン11との間にはゴム
のシート19.21を介在させることができ、更に検出
素子18は支持柱22上の適当な数のアーム23に固定
したゴムのような弾性ベルト24にてグリーンカーボン
11の端面に弾性的に圧接する。
検出素子18よりの電気信号は増幅器26にて増幅され
、必要に応じて電圧計27に供給され、また上記増幅出
力は共振点を測定するためにシンクロスコープ28、更
に整流器29を通じてXYレコーダ31に供給される。
、必要に応じて電圧計27に供給され、また上記増幅出
力は共振点を測定するためにシンクロスコープ28、更
に整流器29を通じてXYレコーダ31に供給される。
このXYレコーダ31は信号発生器15からのその発生
信号の周波数に対応した信号によってX成分が駆動され
、Y成分は検出素子18の出力によって駆動される。
信号の周波数に対応した信号によってX成分が駆動され
、Y成分は検出素子18の出力によって駆動される。
XYレコーダ31にグリーンカーボン11の共振状態が
記録される。
記録される。
グリーンカーボン11に与えられる音波の周波数を正確
に知るために信号発生器15の出力は周波数測定器32
にて測定される。
に知るために信号発生器15の出力は周波数測定器32
にて測定される。
グリーンカーボン11の共振周波数はXYレコーダ31
の記録波形のピークとなった時、或いはシンクロスコー
プ28のりサージュ波形が共振状態を示すものになった
時の信号発生器15の発生信号周波数から求められる。
の記録波形のピークとなった時、或いはシンクロスコー
プ28のりサージュ波形が共振状態を示すものになった
時の信号発生器15の発生信号周波数から求められる。
グリーンカーボン11に欠陥が存在すると、その共振周
波数は予め計算されたものよりもずれて生じることより
、そのグリーンカーボン11に欠陥があるか否かを検査
することができる。
波数は予め計算されたものよりもずれて生じることより
、そのグリーンカーボン11に欠陥があるか否かを検査
することができる。
この考案の装置においては、上述したようにカーボン電
極11の一端面に対して縦振動を起すように音波を投射
し、それと反対の端面に検出素子18を取付けているが
、この構成によると信頼性の高い検査が行なわれる。
極11の一端面に対して縦振動を起すように音波を投射
し、それと反対の端面に検出素子18を取付けているが
、この構成によると信頼性の高い検査が行なわれる。
即ち被検査カーボン電極11の振動を検出するためには
第2図に示すように、スピーカ側と反対側においてカー
ボン電極11の周面に検出素子18を設けてもよい。
第2図に示すように、スピーカ側と反対側においてカー
ボン電極11の周面に検出素子18を設けてもよい。
しかし、この場合においては検出素子18の出力レベル
が低いものになる。
が低いものになる。
即ちこの第2図に示した検出素子の用い方により、測定
した共振曲線は第3図の曲線C1のようになるが、第1
図に示したこの考案による装置においては共振曲線は曲
線C2のようになり、そのレベルは曲線C1の2倍〜4
倍も大きい。
した共振曲線は第3図の曲線C1のようになるが、第1
図に示したこの考案による装置においては共振曲線は曲
線C2のようになり、そのレベルは曲線C1の2倍〜4
倍も大きい。
この測定共振曲線は第3次の共振周波数に対するもので
ある。
ある。
更にこのように検出素子18の出力レベルが大きいのみ
ならず。
ならず。
同一試料について数回測定したところ、第2図について
はその測定周波数が1OHzのばらつきが生じたが、こ
の考の装置においては2.3Hzのばらつきに納まった
。
はその測定周波数が1OHzのばらつきが生じたが、こ
の考の装置においては2.3Hzのばらつきに納まった
。
従ってこの考案による装置によってカーボン電極の欠陥
検査が正しく行なわれることが理解される。
検査が正しく行なわれることが理解される。
検出素子18は、カーボン電極11に対して弾性的に圧
接することによって、カーボン電極11の共振周波数に
影響を与えることなく、しかも充分な大きさの出力を安
定に得ることができる。
接することによって、カーボン電極11の共振周波数に
影響を与えることなく、しかも充分な大きさの出力を安
定に得ることができる。
検出素子18をあまり強くカーボン電極11に圧接する
と、測定共振周波数に影響し、弱すぎるとカーボン電極
11の変位に応答しなくなり、共振周波数の測定が不可
能になる。
と、測定共振周波数に影響し、弱すぎるとカーボン電極
11の変位に応答しなくなり、共振周波数の測定が不可
能になる。
又この検出素子18としては上述したように加速度計を
使用することにより、被検査カーボン電極11の振動に
よる変位は極く僅かであるが、比較的大きな出力を得る
ことができる。
使用することにより、被検査カーボン電極11の振動に
よる変位は極く僅かであるが、比較的大きな出力を得る
ことができる。
更に緩衝材17を使用しているので充分有効に音波エネ
ルギーをカーボン電極に伝達すると共に、その音が外部
にもれて騒音となることなく、かつ表面波がカーボン電
極11に生じることなく正しい検査が行なわれる。
ルギーをカーボン電極に伝達すると共に、その音が外部
にもれて騒音となることなく、かつ表面波がカーボン電
極11に生じることなく正しい検査が行なわれる。
またカーボン電極11に横振動を与えて共振周波数を求
めることも考えられるが、その場合は支持体12,13
の間隔がカーボン電極11の共振周波数に影響するが、
この考案装置では縦振動を与えるためその影響が小さい
。
めることも考えられるが、その場合は支持体12,13
の間隔がカーボン電極11の共振周波数に影響するが、
この考案装置では縦振動を与えるためその影響が小さい
。
なお音波の周波数を変化させるには信号発生器15の摘
みを手動により調整するのみならず、信号発生器15と
して鋸歯状波電圧を発生する電圧発生器とその出力を周
波数信号に変換する電圧周波数変換器とによって構威し
、周波数が自動的に変化するようにしてもよい。
みを手動により調整するのみならず、信号発生器15と
して鋸歯状波電圧を発生する電圧発生器とその出力を周
波数信号に変換する電圧周波数変換器とによって構威し
、周波数が自動的に変化するようにしてもよい。
共振周波数の測定は、XYレコーダ31に共振曲線を書
かせたり、或いはシンクロスコープ28の波形や電圧計
27の振れによって共振点を求め、その時の周波数測定
器32の測定値から求める。
かせたり、或いはシンクロスコープ28の波形や電圧計
27の振れによって共振点を求め、その時の周波数測定
器32の測定値から求める。
よって求めることもできる。
第1図はこの考案によりカーボン電極の欠陥検査装置の
一例を示すブロック図、第2図はカーボン電極に対する
スピーカと検出素子との関係を示す図、第3図は共振曲
線図である。 11:被検査カーボン電極、12.13:支持台、14
:音波源としてのスピーカ、15:信号発生器、17:
緩衝材、18:検出素子、24:弾性ベルト。
一例を示すブロック図、第2図はカーボン電極に対する
スピーカと検出素子との関係を示す図、第3図は共振曲
線図である。 11:被検査カーボン電極、12.13:支持台、14
:音波源としてのスピーカ、15:信号発生器、17:
緩衝材、18:検出素子、24:弾性ベルト。
Claims (1)
- 被検査カーボン電極を横にした状態でその長手方向の複
数個所で支持する支持台と、音波を放射する音波源と、
その音波源と上記被検査カーボン電極の一端面との間に
介在され、その音波源よりの音波を外部及び上記被検査
カーボンの表面へ伝搬するとなく、内部を縦振動が伝搬
するように上記被検査カーボン電極の一端面に投射する
緩衝材と、上記被検査カーボン電極の他端面の振動を電
気信号として検出する加速度型の検出素子と、その検出
素子を上記カーボン電極の他端面に弾性的に圧接させる
手段と、上記音波源の放射音波周波数を変化させる手段
と、上記検出した電気信号より上記カーボン電極の共振
点を求める手段とを有するカーボン電極の検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976111409U JPS6029732Y2 (ja) | 1976-08-19 | 1976-08-19 | カ−ボン電極の検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976111409U JPS6029732Y2 (ja) | 1976-08-19 | 1976-08-19 | カ−ボン電極の検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5328773U JPS5328773U (ja) | 1978-03-11 |
JPS6029732Y2 true JPS6029732Y2 (ja) | 1985-09-07 |
Family
ID=28721230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976111409U Expired JPS6029732Y2 (ja) | 1976-08-19 | 1976-08-19 | カ−ボン電極の検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6029732Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5120892A (ja) * | 1974-08-12 | 1976-02-19 | Nissan Motor |
-
1976
- 1976-08-19 JP JP1976111409U patent/JPS6029732Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5120892A (ja) * | 1974-08-12 | 1976-02-19 | Nissan Motor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5328773U (ja) | 1978-03-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5425272A (en) | Relative resonant frequency shifts to detect cracks | |
CN103913714A (zh) | 一种局部放电超声波检测仪的校验系统 | |
US6330827B1 (en) | Resonant nonlinear ultrasound spectroscopy | |
US5408880A (en) | Ultrasonic differential measurement | |
US4064735A (en) | Excitation and spectral calibration of acoustic emission systems | |
CN105954698A (zh) | 非接触式超声波法局部放电检测仪的考核校验装置及方法 | |
CN111413198B (zh) | 一种岩石的声发射-电阻率-应力同步测试装置及方法 | |
CN111238702A (zh) | 基于超声测量的螺栓轴向应力测试装置与测试方法 | |
US20240167982A1 (en) | Apparatus and method for testing sensitivity consistency of acoustic emission sensor | |
JPS6029732Y2 (ja) | カ−ボン電極の検査装置 | |
JP6806329B2 (ja) | 検査装置および検査方法 | |
JP2001194346A (ja) | 構成要素の非破壊試験装置及び方法 | |
RU2758272C1 (ru) | Способ поверки устройства измерения контактной разности потенциалов металлических деталей авиационной техники | |
CN1068679C (zh) | 一种地震检波器测试仪检定方法及其装置 | |
CN112557515B (zh) | 声发射传感器试验系统 | |
US6343513B1 (en) | Non-destructive evaluation method and apparatus for measuring acoustic material nonlinearity | |
US3057188A (en) | Ultrasonic mechanical impedance measuring device | |
Jarvis | The accuracy of the electrostatic actuator method of determining the frequency response of condenser microphones | |
JP3246679B2 (ja) | 絶縁体の絶縁特性測定装置 | |
CN107045084B (zh) | 一种切向压电常数d15的测量装置及方法 | |
CN108896260A (zh) | 一种精密点焊部位无损检测装置及方法 | |
JP2004037287A (ja) | 打撃検査装置 | |
JPS5940268B2 (ja) | アコ−スティック・エミッション信号検出感度検査方法及び装置 | |
JPS58174845A (ja) | 絶縁コイルの絶縁診断方法 | |
KR102205277B1 (ko) | 음향 공진 비파괴 검사장치의 검출센서 조립 구조 |